早春の高島トレイル・三国山
UPDATE 2025-05-02
【日 程】 2025/04/29(火)
【参加者】 会員9名
【コース】 黒河林道Pー480mピーク付近ー明王ノ禿ー三国山ー黒河峠ー林道P
【記 者】 norokame
2年前の6月に登ったコースに、今回は早春の花々を愛でに向かう。
新緑のメタセコイヤ並木を過ぎて、白谷集落から黒河峠への林道途中に駐車する。地図で現在地を確認し林の中へ突入。前回より早い目に尾根に上がることにして、急な斜面を喘ぎ登ると、かすかな踏み跡が見え隠れする(シメシメな気分)
まずは、480m付近のピークまで先頭を交代しながら地図とコース上の踏み跡らしき所を選び、木々をつかみイバラをよけてピークに立つ。北側の展望が少しあるだけの特徴のないピークで、地図読みコースの約3分の1って所かな・・
さて、ここからは次に目指す尾根の斜面を目前にしていったんコルへ下るが、その下る道をどう探すのか、レクチャーを受ける。木々の間から地形を見るが、なかなか難しい!それでもやっぱり基本の、尾根上を下るのが一番歩きやすそうだ。そしてコルへ降り立つ(ホッ!)
ほとんど踏み跡もないような急登を、またまた木々をつかみながらグイグイと登ると、ブナ林の優しい新緑やイワウチワの花々が迎えてくれている✿❀✿
漸く傾斜が緩み、高島トレイルへと飛び出した。遙か上部に明王の禿が見えて、(前回は登れなかったが)今日は手招きをしているみたいだ(*^o^*)
急な階段を上り、寒さに震えそうになりながら、奇岩や展望を楽しんでから三国山へと元の道を戻り、トレイルを進む。季節が逆戻りして、木々は芽吹いたばかり、残雪もあったり、カタクリもまだ堅いつぼみで、湖北の山々はこれから春が訪れ、初夏にかけてたくさんの花々が咲き競うようだ❀✿❀
三国山山頂は貸し切り状態でのんびりしたかったが、寒いので早々に下山。黒河峠まで下ってやっと落ち着いて昼食タイムをとり、林道を充実感に浸りながら小1時間歩いて、今日も無事に山行を終えることが出来た。
小塩山~ポンポン山でカタクリ三昧
UPDATE 2025-04-14
【日 程】 2025/04/08(火)
【参加者】 会員3名
【コース】 大原野神社(8:35)~カタクリ鑑賞(炭の谷・Nの谷・御陵の谷)~小塩山山頂(10:58)~森の案内所(11:55~12:15)~竈ケ谷ルート~ポンポン山山頂(13:40)~カタクリ鑑賞~本山寺(14:55)~原大橋バス停(16:28)
【記 者】 dekopon
雪融けが始まると、早春のお花の開花状況にアンテナを張り巡らす。
天気予報で晴れ予報の暖かい日を見つけ、西山のカタクリに会いに行った。
今回のルートは大原野神社から小塩山3ケ所のカタクリを巡り、足を延ばしてポンポン山のカタクリにも会いに行く。
ポンポン山からの下山は、長岡京か大山崎か高槻の三択で、今回は高槻市原大橋バス停を目指す初ルートで下山する計画。
小塩山のカタクリは10時開園だが、バス運行時間の変更に対応してくださり、9:45に入園させていただいた。
保護地では、西山自然保護ネットワークの方々がカタクリ他、今咲いている花々の名前を教えてくださる。
ひょろっと伸びた「カタクリ1年生」には、それぞれ名札がつけてある。カタクリはずっと一枚葉の状態で成長し、鱗茎が充分に育つと2枚葉をつけて開花する、それまで8年以上もかかるというなんとも愛しい花💗なのだ。
どの保護地もまだ3割程度の開花状況であったが、若い花だけに花びらの色が濃く、暖かい日差しを浴びてしっかりと開いて咲いていた。
このとき仲良く一緒に咲いていたのは白いミヤマカタバミ。ミヤマカタバミが終わるとムラサキケマンの花が一斉に咲くそう。まだまだたくさんの大きく膨らんだ蕾があったので、ムラサキケマンとカタクリの競演を想像してみる💗 また訪れたくなる💗
森の案内所で短時間の昼食休憩のあと、竈ケ谷ルートでポンポン山に向かう。
10回以上の渡渉。沢のせせらぎの音とウグイスのさえずりのみの静かな谷沿い。足もとはミヤマカタバミロード。日差しを受けて、しっかりと開いてくれているのがうれしい。もう少し遅い時期ならもっと様々なお花に会えるだろうかと思いながらポンポン山のカタクリ保護地に向かう。
今年もどちらのカタクリにも出会えて良かったな💗と優しい気持ちになって高槻方面に下る。
(原大橋バス停は始発。自販機あり。1時間に3本のバスが出る。終点はJR高槻駅。)
春の花を求めて~山門水源の森
UPDATE 2025-03-27
【日 程】 2025/03/26(水)
【参加者】 3名
【コース】 長浜市 山門水源の森 四季の森コース(反時計回り)
【記 者】 里山
数日前は、こちらの南西に位置する蛇谷ヶ峰で雪山ハイキング、そして今日は、春のハイキング。贅沢な山遊びを満喫している一行。
お目当ては、キタヤマオウレン。「山門水源の森」が発信してくれているHPのおかげで、開花のピークに訪れることが出来ました。花の可憐さは、写真で一目瞭然。
選んだ「四季の森コース」は、「四季の森」の南側が急斜面の狭いトラバース道なので油断できませんが、最長コースの「ブナの森コース」なら尾根道to尾根道。最高地点の守護岩を少し登れば「余呉トレイル」の稜線歩きが出来そう。四季のお花の種類も豊富だそうで、いいとこ見つけちゃった気分。(整備されているとはいえ、しっかり山道。軽登山靴が必要です。)
山門湿原のわきから西を見上げれば、山頂にはまだ雪。冬は湿原も雪に閉ざされるのだと思うと、尚、ありがたい春の山遊びです。
鳩吹山(岐阜県可児市)
UPDATE 2025-03-21
【日 程】 2025/03/20(木)
【参加者】 会員6名
【コース】 可児川下流域自然公園P~カタクリ登山口~鳩吹山~天神山~両見山(西山)~P
下山後、カタクリ群生地 滝樹神社(滋賀県甲賀市)
【記 者】 ひろさん
スプリングエフェメラル
「エフェメラル」は、「儚い」とか「短命」とかの意味があるそうで、雪溶け後、春を待ちかねたように一斉に咲き出し、夏には地上から一切の姿を消してしまう早春の花たちのことで、「春の妖精」にたとえられる。
そんな春の妖精さんたちに会いに、岐阜県の鳩吹山にGO!
前日、亀岡では朝からみるみる積雪。
急遽、参加予定者に「この積雪と明日朝の氷点下の冷え込みで凍結の可能性があるから、念のためチェーンアイゼンと防寒着持参」と連絡したが、当日、登山口Pに降りてみると、天気は最高、暖かく「上着いらないね」という陽気に恵まれた。
登山前に、カタクリ群生地を通るも、一輪も開花株を見つけられず。
スプリングエフェメラルの花たちは、お日様の光と温度がないと開かない、なんとも気難しさが愛おしい。
下山後に期待しようということで、鳩吹山へ向かう。
少し急登だが、1時間で山頂へ。313メートルの低山ながら、御嶽山や白山、遠くは槍ヶ岳までの大展望が開ける素敵な山。
登山道も整備されていて、休憩場所もたくさんあって、地元の方たちに大切にされていることがわかる。
天神山、両見山(西山)のピークハントして、あっという間に周回してPに戻る。
お目当てのカタクリ群生地に戻り、目を皿のようにして開花している株を探す。
と、いくつか、開花したカタクリを発見。
カタクリさんは、私に似てはずかしがりやで内気な性格?なので、うつむいてしか咲かない。
なので、みな、寝転がるような姿勢から撮影に夢中。
紫に色づいたつぼみが無数に立ってきていたので、来週には見頃を迎えそう。
花に合わせるのは難しいが、だからこそ、出会えた時の感動は大きい。
私の計画は、むしろ下山後がメインだったりする。
今回も、以前からチェックしてあった各務原市のカフェに寄ったり、信楽にある滝樹神社のユキワリイチゲの群生地にわざわざ立ち寄ったり。お付き合いいただいた皆様に感謝。
花の百名山 白山
UPDATE 2024-08-12
【日 程】 2024/08/03(土)~2024/08/04(日)
【参加者】 会員3名、会員外1名
【コース】 1日目 別当出合ー砂防新道ー甚之助避難小屋ー南竜ヶ馬場(テント泊)
2日目 南竜ヶ馬場ーアルプス展望ルートー室堂ー御前峰ー室堂ー砂防新道ー別当出合
【記 者】 S.N
百名山、そして花の百名山でもある白山。
私が数年前に登った時は、9月に入ってからだった。花の時期は過ぎていた。さらに台風が近づいており、天気は下り坂、御前峰からの景色も真っ白で何も見えない。少し悲しい白山の記憶…。
今回、花の時期も今!天気も晴れ予報、この好条件を逃すまい!と、白山テント泊に参加。
1日目、一ノ瀬に駐車、別当出合まではバスに乗る。11時前に別当出合出発。今日の予定は、砂防新道~甚之助避難小屋~南竜ヶ馬場でテント泊。
甚之助避難小屋までは樹林帯。しかし、無風状態で暑い~!花もないやん!とブツブツ(-_-;)甚之助避難小屋を過ぎた辺りからぽつぽつとお花出現!南竜までの道はまさにフラワーロード。ハクサンフウロ、シモツケソウ、イブキトラノオ、そしてニッコウキスゲの群生。おかげでなかなか前に進めない。しかし、ガスが上がってきて雲行きも怪しい。テントの場所確保も必要。しびれを切らした師匠が一足先にテント場に到着。あとの3人が着いたのは15時半ごろ。すでにたくさんのテントが張られていた中、うまい具合に場所を確保してくださった師匠Y氏が手招き。ありがたや、ありがたや…。南竜ヶ馬場テント場は、トイレ、水場があり、食事用の水は担ぐことなく登れたので、体も非常に楽だった。夕食は早ゆでパスタとスープ。ゆったりまったり美味しくいただいた。結局雨には降られることなく、夕やけ雲がとてもきれいに空を飾っていた。20時には寝てしまったので、満天の星空だったかどうかは…
2日目、夜中の2時起床。熱中症予防にと、紅茶、コーヒー、お茶、みそ汁と、多めの水分摂取。お腹はチャポチャポ(^^;)でもそのおかげで体温も上がり、早朝でも体が動いてくれ、下山するまで熱中症になることはなかった。
今日の予定は、南竜~アルプス展望ルート~室堂~御前峰~室堂~砂防新道を下山。
室堂までの3ルートのうち、一番東側の展望ルートで5時の日の出に合わせて南竜ヶ馬場を3時半出発。頭上には満天の星空。星を眺めながら歩くのも楽しい。4時40分アルプス展望台着。すでに数名がスタンバイ状態で、その少し先にもある絶景ポイントまで登った頃がちょうど5時前。雲海の彼方から太陽が昇る。絵に描いたような景色にしばし無言で見入る。ご来光の余韻に浸りつつ、ハイマツの中をくぐり抜ける。クロユリ、ハクサンフウロ、コバイケイソウ。目の前に御前峰、後ろを振り返れば別山がドドーン!飽きることのない景色の中、6時過ぎ室堂到着。荷物をデポして御前峰までの往復。頂上からは360度のパノラマビュー!遠く北アルプスの山々も見える。ああ、幸せ❤…いつまでも眺めていたい景色だが、暑さがマシなうちに下山しようと9時室堂出発。下山途中、黄色のオタカラコウが山肌を覆いつくしていたのは見ごたえがあった。日曜日とあって、登山道はしばしば渋滞発生。それでも12時半、全員無事別当出合に到着。
2日間、お天気に恵まれ、お花畑も楽しめたのは一番の収穫。また、登山道はとても整備されおり、歩きよかった。加えて、今回、水場が多かったので、次の水場までの水分さえザックに入れておけばよく、荷物が割と軽く、体への負担も少なくて済んだことも体験できた。