竜ヶ岳 〜富士山を愛でる登山〜個人山行
UPDATE 2021-12-29
【日 程】 2021/12/05(日)
【参加者】 13名
【コース】 キャンプ場-登山口ー見晴台-竜ヶ岳(往復)
【記 者】 T.S
「富士山を愛でる登山」
竜ヶ岳登山に参加したのは13名。
真っ暗闇の早朝に出発し、目指すは静岡・山梨。登山の行程よりも、京都からの移動時間の方が圧倒的に長い山行。それでも見たい日本一の山。
高速道路を走りながら夜明けを迎え、遂に姿を現した富士山に、車内全員が大興奮。いよいよここまで来た。
静岡を越え、山梨に入ってすぐのところにある本栖湖のキャンプ場から登山開始。これから見る景色を思うとワクワクが止まらない。
ところが…なんだか雲行きが怪しい。
思ったよりも雲が多い。予備日も設定してあったが、この日で大丈夫と判断して決行したはずなのに。こんなはずでは…
いやいや、登っていくうちに晴れてくるよ。
そんな淡い期待を胸に登り続ける。なのに、その期待を裏切るように、空はどんどん雲に覆われていく。
見晴台に到着してもまだ見えず。「普通なら、ここからあの方向にこんな風に見えていたはず…」と悲しい想像を膨らませるしかなくなってきた。
山頂までの道中、たまに雲の隙間から一瞬だけ覗く富士山の頂きに一喜一憂。嬉しさもあるが、なんとも悲しい。目指してきた富士山の今日一番の姿は、早朝に高速道路から見たあれだったのか。今日はあれで終わりなのか。
頂上に着いた頃には、天気はさらに悪くなり、完全に雲に覆われる空。その空の色に染められるように、気持ちも少しどんより。
気温も下がってきた為、昼食だけ摂って、早々に下山を開始した。
すると、少しずつ様子が変わり始めた。下山するにつれ、目の前の富士山を覆っていた雲が、少しずつなくなっていったのだ。
そして念願だった富士山の全景が目の前に。
そうそう、これだ!これを見に来たのだ!!
一度は諦めかけていただけに、喜びも倍増の感動。
そして、見晴台まで下りて来た時が、一番綺麗に見えた瞬間となった。
竜ヶ岳から眺める富士山。その美しさ、雄大さ、凛々しさ…一言では表せない感動に包まれる。
どれぐらいの時間、立ち止まって富士山を眺めていただろうか。どれだけ同じような写真を撮り続けただろうか。誰かが止めなければ永遠に続いていたんじゃないかと思うぐらい、時間を忘れてはしゃいでいた。全員の顔に笑顔が溢れていた。
無事に下山した後は、少し寄り道を。キャンプ場から車で少し行ったところに展望スポットがあり、そこからまた改めて富士山を眺める。
本栖湖越しに富士山を見るこのスポットからの景色は、千円札に描かれているあの景色なのだ。
この1日で「凄いなぁ」「綺麗だなぁ」と何度口にしたことだろうか。最高の1日だった。
締めは、道の駅への立ち寄り。静岡県富士宮市の名物「富士宮焼きそば」をみんなで食べ、思い残すことなく帰路に。
早朝に出て夜までの長い1日だったが、充実感に満たされて帰宅。
その余韻は数日続いたのであった。
近江八幡 初雪の長命寺山例会山行
UPDATE 2021-12-26
【日 程】 2021/12/19(日)
【参加者】 9名
【コース】 林道出入口(8:30)ー長命寺ー登山口(9:05)ー長命寺山(9:20)ー空奏テラス・奥島山(10:20)ーP356ー林道分岐(11:35)ー若宮神社(12:25)
【記 者】 dekopon
「下山後のお楽しみはスイーツでしょ!」
が一部の山行で定番となりつつある昨今、「八幡山とラ・コリーナ」が提案されてきた。「さすがにうちも山の会。長命寺山だけでは歩き足りないでしょう。」
ということで距離を延ばし、「長命寺~長命寺山~奥島山~望西峰~八幡山(鶴翼山)をぐるっと周回するコース」が再提案され、9人で歩くこととなった。
前日夜の天気予報では今年度最初の寒気が訪れ降雪もあるというので、チェーンスパイクを持参する。
近江八幡市内に入ると、田畑はすっぽりと雪に包まれ、車窓から眺める比良山系は青空をバックに冠雪が朝日に照らされ、神々しく輝いて見えた。
先ずは、林道出入り口から808段の石段の上にそびえる長命寺を目指し石段を上る。ほんとに808段もあったかなあ。20分ほどで西国31番札所、長命寺に到着。数人の参拝者を見かけるが、皆さん、上の駐車場まで車で上がって来られた方たち。
長命寺からその駐車場までいったん階段を下り、林道に登山口の道標を見つける。そこから先の登山道はちょうどよい加減の積雪。周りの木々の枝にも凍った積雪。 「どこでもドア」を開け、いきなり雪の世界を訪れた気分。
20分も歩くと長命寺山に到着するが、展望がないので先へ進む。道は一本、迷うことはないが、所々にぶら下がるリボンが奥島山まで導いてくれた。
「あっ、比良山系が見える!そうか、ここが「空奏テラス」か。」あいにくの積雪で大岩には登れなかったが、車窓から見えていた比良山系が、ここからは琵琶湖と共に見える。
素晴らしい!「空奏テラス」・・・おススメの絶景ビューポイント!
ここまで来て引き返す人達はいたが、私たちは前進。ストックで小枝の雪を払い落としながら雪道を楽しく歩く。低山なので風もなく、さほど寒さも感じない。楽しみすぎてコースタイムを上回り、若山神社に下りてきたのは12時半。
さてさて、気になるのは、後半の八幡山より、「スイーツ」のこと。
なぜって、全コースを周って下山してからでは遅くなる。登山道は雪が融けてどろどろ道になっているだろう。泥靴ではカフェに入れないね。長命寺山コースの楽しい雪山の思い出はきれいなままで終わっとこう!八幡山は、またにして、カフェに行こう! はい、決定!
話は短時間でまとまり、下山後の目的地に移動。噂通り、カフェは長蛇の列で順番待ちであったが、今日の目的は達成。
それで、「八幡山」はどうするの?
それはさあ、またお楽しみを作って登りに行けばいいやん。ということで。
大峰山系 七曜岳~行者還岳(往復)個人山行
UPDATE 2021-12-21
【日 程】 2021/12/12(日)
【参加者】 2名(会員1名+会員外1名)
【コース】 京都=R309分岐=水太谷の水口谷出合…水簾滝…大峰奧駆道合流…七曜岳…合流点…行者還岳(往復)
【記 者】 kamemaro
今年2回も天候不順で流れてしまった例会。来年春に新たな計画で「行者還岳」へ登るため下見を兼ねて初冬の大峰を訪れる。
R169からすこしR309を行者還トンネルの方へ入ると、右に林道新田線が分かれるのであるが、その部分に柵がありR309に入ることができない。柵に12月10日から4月8日まで冬期通行止めの看板が設置してある。2日前からである・・・。弱った…と思ったが、地図を見ると林道新田線が和佐又から七曜岳に続く登山道が林道の近くを通っている。これなら行ける。林道から登山道に連絡する踏み跡程度の道があるに違いない…と林道を進み水口谷出合の一番奥まったところで車を止める。谷の入り口を見ると予想どおり立派?な踏み跡がある。早速準備をして登り出す。
踏み跡は水口谷にある水簾滝の滝への散策路で、新しい手入れの跡が見られる。難なく和佐又からの登山道に入り、滝上を横切って急な斜面をつづら折れに登る。尾根に出ると幾分傾斜は緩やかになり、大きな岩の間を立派な梯子(古い)で登ると、まもなく大峰奧駆道に合流する。右手に少し登ると七曜岳に着く。行者還へ行くまでに先に登頂を済ませ、合流点から南へ行者還岳を目指す。
寒気の影響で稜線は冷たい風が絶え間なく吹く。12月12日と言うのに雪が全くないので歩きやすいが、何かおかしい。普通なら積雪があっても不思議でない。危険な場所もあるが、行者還岳へ近づくにつれ冬枯れの広い尾根となり、木々の合間から大普賢岳や山上ヶ岳の稜線が稲村ヶ岳に続いている。稲村岳にある三角錐の大日山が目立つが、時折ガスに覆われるようになってきた。
3つ4つピークを越えると、シャクナゲや灌木に覆われた行者還岳に着いた。なんの変化もないただの山頂…遠くから見る尖った行者還岳の姿にに似合うない山頂であった。以前来たときも、こんなだったかなぁ?と少々気落ちしながら往路を戻る。途中、日だまりで昼食を摂り、帰路温泉に入ってノンビリと初冬の山を味わった。
大峰は、山頂よりも奧駆道の雰囲気が素晴らしい。春の生気満ち溢れた新緑や、今回は遅すぎたが鮮やかな紅葉の季節が見応えがある。春が楽しみである!!。
御池岳 鈴北岳例会山行
UPDATE 2021-12-15
【日 程】 2021/12/11(土)
【参加者】 8名
【コース】 鞍掛峠トンネル西口🅿️8:45発ーコグルミ谷入口9:20ー山頂11:25〜11:50ー鈴北岳12:30ー鞍掛峠ー西口🅿️13:40
【記 者】 AkkokkA
鈴鹿山脈最高峰の御池岳へ。
1週間前のネット情報では樹氷が見れたとか…
淡い期待にワクワク、念の為チェーンアイゼンも準備する。
トンネルを抜け、コグルミ谷登山口まで歩く。
ウォーミングアップはバッチリ❗️
晴れ予報は外れ、曇り空。
カタクリ峠(6合目)まで、急登が続く。
鈴北岳分岐からは雪溶け道で靴底が重くなる。
ここのところの気温の上昇で、樹氷も雪もすっかり溶けてた。
9合目、あと一息。登山口から山頂まで2時間くらいで着いた。
頂上でランチタイム🍙
ガスってて展望はなく、寒くて奥の平へは諦めて、鈴北岳へ向かう。
真の池、日本庭園から鈴北岳へ。
苔の緑が鮮やかで可愛いかった。
鈴北岳からの下山でようやく青空が。
名古屋方面や遠くは南アルプスまでうっすら見えた。
予定よりも早くに下山できたので、道の駅に寄り、温かいうどんで冷えた身体を暖めた。
今冬は樹氷見たいなぁと思った。°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
京都一周トレイル・稲荷~蹴上個人山行
UPDATE 2021-12-07
【日 程】 2021/12/05(日)
【参加者】 5名
【コース】 伏見稲荷大社ー清水寺ー東山展望台ー粟田神社ーねじりまんぽー日向大神宮ー七福思案処ー琵琶湖疏水ー御陵駅
【記 者】 norokame
久しぶりにトレイル歩きに出かける。ほとんどが日本人参拝者なんて初めてかも!あの混雑からは桁外れではあるが、結構な人出だ。
四つ辻からは人も少なくなり、足取りも軽く北へ北へと歩を進める。泉涌寺、今熊野、そして剣神社へ。剣神社のトビウオを拝みましょうと、お参りする。絵馬に描かれていました。
清水寺に立ち寄り、東山展望台目指して清水寺を下に見ながらのトラバース道を上がると、トレイルに合流する。東山展望台で市内や大阪のビル群を見ながら昼食。一気に粟田神社へ下山。さて、予定より早いので相談の上、交通の便が良い御陵駅へ向かうことにする。下界を見てからの足取りは少し重いが、日向大神宮へと上がり、気合を入れて七福思案処へと向かう。台風であちこちの木々が倒れ、整理されて、どのコースでも明るくなっていたように思う。疏水までのルートも以前は穏やかな源流の雰囲気だったのが、護岸がえぐれて荒れた谷になっていた。
明治時代にかけられた橋を渡り、南へまっすぐ下ると地下鉄東西線御陵駅はすぐそこだ。