連盟交流登山in氷ノ山

UPDATE 2024-03-05


【日 程】 2024/03/03(日)
【参加者】 会員4名・他会9名
【コース】 氷ノ山国際スキー場ー東尾根避難小屋ー山頂ピストン
【記 者】 norokame


当初予定の若桜スキー場が雪不足で早々に閉鎖、兵庫県側の国際スキー場からのコースに変更になったとたん冬型気候になり、あちこちで雪の便り。その上、雪崩事故も多発。心配しながらとりあえずスキー場へと向かう。

うちの会から4名、他会から8名の参加でリフトを2本乗り継ぎ東尾根取り付き点にて準備。見上げると、真っ青な空に真っ白な山が手招きしている。歩きメンバーはうちの3人だけで他は長い板や短い板、スノボをザックにくくりつけ、つぼ足、スノーシュー、ワカンとさまざまな出で立ちで、いざ出発。

杉木立の急登をあえぎ、東尾根避難小屋に。すでにかなりの登山者が登っているらしく、トレースはしっかりあるが、ワカンが無いと苦労するようだ。ブナの木々に付いた樹氷に歓声を上げているうちはまだ余裕があったが、一つ二つとこぶを越えるごとに積雪は増えるし尾根は痩せてくるし・・・。冬山一年生のS氏と攣った足を引きづっている私は、とびきりの足長Hi嬢にはついていけな~い(涙)

やっと最後のこぶを登り切ると山頂が指呼の間に。そして辺りの木々はモンスターとなって私達を歓迎している。きれい!きれい!きれい!

転げるように小屋へと飛び込み、行動食をのどに押し込み、いつも以上に短いランチタイムで下山準備。もう空模様が刻々と悪化の兆し。ワカンを外し、つぼ足でスキー組より一足先に下り始める。

少し下がるとさっきの風は嘘のように穏やかになり、モンスターを楽しむ余裕もでる。すぐにスキー組には追い抜かれ、さっき喘いだ急登を緊張しながら下山し、避難小屋でしばし休憩。ここからはチェーンスパイクを装着して急な杉木立の中をスキー場へと無事帰還。

スキー組の中には山頂まで届かなかったメンバーもいたり、滑れてもほんの数分?数秒?だったりで、スキー場でもう一滑りしてたようだ。歩き組の3人は十分すぎるくらい雪山を満喫。振り返ると山はすっかりガスに覆われ、好天の間に下山できてラッキーだった。

 

八ヶ岳 硫黄岳(雪山初心者日帰り山行)

UPDATE 2024-01-24


【日 程】 2024/01/20(土)
【参加者】 会員3名+1名
【コース】 美濃戸…赤岳鉱泉…赤岩ノ頭…硫黄岳(往復)…樅ノ木温泉…京都
【記 者】 kamemaro


 深夜に亀岡を出発して、八ヶ岳に向う。天気予報は、1週間ほど前から雨(雪)雨(雪)雨(雪)雨(雪)であるが、私の予報では、「正午頃まではそんなに降らない 降っても雪」と…思って。

 6時前、美濃戸に着いて空を見上げると満天の星空…しかし、しばらくすると星が見えなくなる。雲か?ガスか??…硫黄岳に登って下りてくるだけの山行なのでどちらでもいいが、雪山初めてのメンバーがいるので展望は大切である。

 12月29日に来たときより雪は多く、登山道にある氷は雪に覆われてほとんど滑らない。鉱泉に着いた頃には、周囲の山をガスが覆い始めたが赤岳も横岳もまだ見えている。

 支度を調え硫黄岳へ向かって登り始める。小さなコブを越えた辺りまでは、向かいの入笠山の山頂近くは見えていたが、降る雪が周囲の山々を隠し始めた。それも赤岩ノ頭に登る頃には全く見えなくなり、「早く写真を撮らなくては!」と、メンバーも焦る。見るみるうちに赤岳や横岳は、ガスを伴った雪で見えなくなった。それでも「周囲が見えただけでも、この間の越百山よりよかった!」と(越百は何も見えなかった)はしゃぐメンバーもいてホッとする。

 赤岩ノ頭からの尾根筋は、北西の風がまともに当たるが寒気が流れ込んでいないからそんなに寒くはない。尾根を忠実に辿るが、視界は50m余りで前方に出てくる岩を目標にただただ歩くだけ。2~30分で山頂に着く距離であるが、つ・か・れ・る! 風の方向とは反対側の斜面に入るとウソのように暖かい 「ホッ!」。

 5m余りの雪に覆われた岩場を越えると、すぐに山頂である。風が強くガスで何も見えないので、そそくさと下山にかかる。ホワイトアウトで足下の陰影が見えない。だだっ広く、ゴロゴロした石コロがころがる山頂広場で、躓いたりアイゼンを引っかけて転ばないよう気を遣う。

 ようやく赤岩ノ頭まで戻ると、雪山初めてのメンバーも写真を撮ったり周囲を見渡す余裕が出てきたようだ。

 ここからは、雪が柔らかく滑る心配がないのでアイゼン無し歩行技術も身につけるため、アイゼンを外して樹林帯を下山する。

 悪天候の中を登ってくる人を尻目に、登りの約半分のタイムで美濃戸まで下山する。

 入笠山のパーティーに連絡を取るが、まだ山頂にも登らず、雪の山を楽しんでいる様子が電話の向こうから聞こえてきた。ホットいて、風呂に入ってうまい飯でも食って、先に帰ることにした。

 

 

 

赤岳鉱泉ステイ

UPDATE 2023-04-05


【日 程】 2023/03/25(土)~2023/03/26(日)
【参加者】 会員5名+非会員1名
【コース】 25日 京都ー美濃戸口ー赤岳鉱泉 泊
26日 アイスキャンディ登攀or鉱泉周辺散歩ー美濃戸口ー茅野ー京都
【記 者】 norokame(文)


25日 今年最後のアイスに行きたい組に便乗してクリスマス・イブのリベンジに「2日とも雨」の予報が外れることを期待しながら東へと向かう。京都は黄砂で周囲の山も見えない。美濃戸口では4頭の鹿の歓迎を受け、雪の無い林道を美濃戸へと乗り入れた。駐車場の車の台数からすると今日の鉱泉はガラガラかな?

ここからの林道の雪は踏み固められて氷になっていたり、その上を水が流れていたりと、歩きにくいことこの上ないので、アイゼンを装着し、土の上もジャリジャリと歩く。林道終点の橋を渡ると雪道だ。薄暗くなりそうな頃、夕食で賑わう鉱泉小屋に到着。予想以上の客だ。急にお腹がグゥ~!テーブルの上をチラッと見ると、ステーキだ!(ラッキー**)

26日 夜中の雨は屋根をたたいていたらしいが、今朝は小降りのようだ。

我が家のディナー以上に品数豊富な朝食をゆっくりと頂き、今日の行動を確認し合う。アイスキャンディ組は行動あるのみ!

さて、散歩組はどこにしようか・・・。このままぬくぬくと小屋にいたい気持ちもなくはないが、それじゃあ亀岡山の会の名がすたる!ってんで(ホントはランチのためにお腹をすかさないと・・・)アイゼントレーニングを兼ねて美濃戸中山へと登りに行く。山々はガスって展望もないし、小雨やらみぞれやら降ってるし、さぶっ!・・でも、私達3人、やっぱり雪の上を歩きた~い!

中山乗越まで上がると、なんと、大同心が見えるではないか!一気に気分が盛り上がり、一つ目のピークへあがる。晴れていればここから赤岳や阿弥陀岳が目の前に見えるはず。二つ目のピークへ向かうが、途中からトレースは無くなり、みぞれは雪に変わり、引き返すタイミングとする。

小屋へ戻り、ストーブを囲んでコーヒーやらココアやらレモネードやらでアイス組が終わるのを待ちつつ談笑。あ~のんびり~・・・・

アイスクライミングデビューのSぐちさんのうれしそうな顔ったら・・・それぞれのクライミング目標を終えたアイス組より一足先に下山を始めるが、すぐに追いつかれ、そして追われるように最後の楽しみの「温泉」と「ほうとう鍋」目指して車へと帰着。

お天気には恵まれなかったけど、こんなのんびりも、たまには、た・ま・に・は、いいかなあ~って。

 

 

晴れていれば赤岳、阿弥陀岳が見える。
ステーキ、ポトフが絶品🌟
大同心、小同心。
小雨の中、果敢にチャレンジ! S女史。
ビレイヤーと共に。アイスキャンディの高さ!

ワカンで歩く北近江「白倉岳」

UPDATE 2023-03-06


【日 程】 2023/02/23(木)
【参加者】 会員12名
【コース】 長浜市高山キャンプ場ー白倉岳南尾根ー滝谷の頭ー奥山◬1056.5(往復)
【記 者】 kamemaro


雪が多く、ワカンで歩いても膝まで潜る山は???と金糞岳を目指し、夜も明けきらぬいつも定刻に出発するが、高山まで入っても雪は??辺りの山もクログロクログロ!「エエ~ッ?」先日の雨で溶けたらしい「ガクッ(@_@)!」

こんなら金糞でなくてもイイッカ!(金糞はアプローチが長い)と金糞から西側の白倉岳を越えて高山に降りてくる尾根を登ることに決定。

キャンプ場背後の尾根に取り付き、「普通なら雪があるはずなのに!ブツブツ!…」雪のない道を登る。

800m付近で薄っすらと、滝谷の頭(979m)まで来ると一面積雪に覆われてきた。「三角点のある1056m辺りまで行くか?」とワカンを着けて足首辺りまである新雪を踏みしめ、広い斜面を思い思いに登る。

正午頃、目標とした三角点のある峰に到着。ここまで来れば雪は1mくらいはあるが新雪は浅く、ワカンで膝までのラッセルとはいかない。辺りはガスに覆われ、風が吹き雪がちらつく。展望なし!…みんな、これ以上登る気ない…みたい。目標とした三角点まで来たものだし、時間も遅い。とても山頂までは…「ここまでにしよう!!」みんなの顔「ホッ!!」(*^_^*)

早速、思い思いの行動食を取り出し、雪の上に座り込んでモグモグタイム。

午後になっても、晴れてくるはずの天気もあまり良くならない…急な斜面でワカンでの歩き方や、少し専門的な雪積の「層」などについてレクチャーをしながら下山する。

下りるとなると早い、早い! 標高600mくらいまで来るとやっと青空が見え出したが、白倉岳や金糞岳はまだまだ雲の中で、最後まで姿を見せてくれなかった(-_-;)。

追記:北陸道走る車窓からやっと見られた。

 

 

S女史のワカンデビューin八ヶ峰

UPDATE 2023-01-28


【日 程】 2023/01/21(土)
【参加者】 会員6名
【コース】 美山町知見~知井坂~八ヶ峰山頂ピストン
【記 者】 norokame(文)photo(T女史)


山にはそこそこの積雪があり、車道には雪が無いところを狙って、美山町へとレッツゴー!

美山町の茅葺きの里では雪が無い!と悩んでおられるとか・・・。そこが狙い目。

知見奥の駐車場に乗り入れ、出発準備。「ワカン要るウ?」「せっかく持って来たんやし~!」で担いで出発進行!

雪交じりの落ち葉を踏みながら登るにつれて、雪だらけの綺麗な新雪歩行となり、ワカンデビューへの期待が膨らむ。青空も見えてきて一汗かく頃、スキー場跡に到着。いよいよワカン装着。初めてのS女史にそれぞれが口々にティーチングするもんだから・・・?結局同じワカンのT女史がアドバイス。いつぞやの「赤坂の悲劇(A氏曰く)」?「赤坂の喜劇(周り曰く)」?の二の舞にならぬようにしっかりセッティング!

ルンルンと先頭を交代しながら峠を目指すが、途中短いけれどトラバースするところがあり、慎重に通過。雨量観測所を過ぎ、古い石塔を左に見て、しばらくで知井坂峠に着くが、ここは若丹尾根、北からの冷たい風が頬を刺す。しばらくは緩い尾根を進み、急坂を登ると送電線鉄塔のピークに上がり、そこから小さなピークを2~3越えて山頂着。

舞鶴の青葉山は双耳峰でわかるが、他は同定出来ない・・・。暖かいところまで降りて日だまりでランチタイムするも、北からまた黒い雲が押し寄せてきたので早々に下山開始。

トラバースの所を避けるためトレースの無い尾根を行く事にするが、ワカンを外していたので、つぼ足で膝上辺りまで潜りながら進む。朝のルートへと降りるタイミングをそれぞれで模索しながら、斜面にたくさんのトレースをつけてスキー場跡へと戻り、来た道を駐車場へと降りる。

満足感いっぱいの雪の八ヶ峰でした。ワカンデビュー、おめでとう!