ミヤマキリシマに会いに〜九重山、由布岳

UPDATE 2023-06-02


【日 程】 2023/05/27(土)~2023/05/28(日)
【参加者】 会員7名
【コース】 1日目 長者原登山口-雨ヶ池-坊がつる-法華院温泉山小屋テント場-立中山-テント場
2日目 法華院温泉山小屋横テント場-雨ヶ池-長者原登山口…<車移動>… 由布岳正面登山口-マタエ(西峰と東峰の分岐)-西峰-東峰-正面登山口

【記 者】 Koume.S


九州の山。そういえばまだ登った事がない。私は、すぐに参加をぽちっと押しました。

金曜日の夜23時亀岡を出発。久しぶりに週末いい天気予報。                     愛媛県三崎港に6時すぎに到着。着いてすぐにY師匠から、ザックの選び方やパッキング方法などのレクチャーを受けました。ザックのパッキングをやり直したり、背負ってみたり。みんな真剣です。

730分フェリー出発。840分大分県佐賀関到着。

車で長者原駐車場まで向かいます。くじゅう登山口を1040分出発。長者原自然研究路の登山コースを歩き、木々の新緑に癒されながら、進みます。歩きながら、京都山岳連盟のフリーペーパーを下山される方に渡します。「京都から来ました。また京都トレイル来て下さい。」と声をかけながら。ソロですれ違った女性にミヤマキリシマの様子を聞くと、(計画していた大船山は、虫の食害でほぼダメだけれど) 立中山は、きれいに咲いているとの事。立中山に行き先変更。ミヤマキリシマに会いに行きましょう。

木道を歩き、雨ヶ池に到着。ミヤマキリシマが何ヶ所かピンクの鮮やかな色を付け、咲いています。登山道から坊がつるの広大な緑が見渡せ、遠くに色とりどりのテントが見えます。

13時前に坊がつるに到着。その南西にある法華院温泉山荘横のテント場に設営。荷物をデポして、立中山を目指して、出発。登り始めは、ムシの影響で、枯れていたものの、頂上付近は、鮮やかなピンクから薄いピンクが広がり、とてもきれいに咲いていました。

下山して、テントの中で、食事をすませ、法華院温泉で、汗を流し、湯の花の浮かんだ白いお湯で、疲れを癒します。

21時頃に就寝。早朝出発のため夜中の2時に起床。お湯を沸かして、朝ごはんの準備。夜中に食べるチキンラーメンは、美味しかった()。テントを撤収し、3時頃に出発。                    ヘッデンをつけて、途中暗闇に光る眼、夜中ずっと鳴き続ける鳥(トラツグミ)も気にしながら、足早に進みます。途中ようやく夜が明け、Y師匠が「早く歩けー。行くぞー」と喝をいれます。

長者原駐車場に530分到着。

由布岳までは、車で、40分ぐらい。途中コンビニで、食料を買い足し、正面登山口に到着。無料駐車場は、既にいっぱい。となりの駐車場に停め、630分頃、正面登山口よりスタート。

由布岳は、双耳の東峰、西峰の2つの岩峰「豊後富士」の愛称の山。

つづら折りの登山道をひたすら登り、緑の周りの山々の景色に癒されながら、進みます。

ようやく中央部のマタエ(鞍部)に到着。鎖のある西峰へは、Y師匠、HSの3人が登ります。献花の前で手を合わせ、緊張しながら、Y師匠の後に続きます。

岩は、持ちやすかったのですが、こんな高い所まで、岩にシャクトリムシがいて、3点支持をしながら、ムシを掴まないかヒヤヒヤ。

まわりは、ガスガスになり、景色は、残念ながら見えません。途中トラバースが1ヶ所あり、特に慎重に登ります。西峰1583メートルの頂上に着き、写真撮影。

足の置き場に気をつけて、鎖を使いながら、来た道を下ります。次は、全員で、東峰に登り、頂上でまた写真撮影。  

それから、急いで下山します。つづら折りの登山道の長いこと。こんなに長かったっけって、いつもの下山あるあるです。

下山後、港までの途中、温泉により、さっぱりと汗を流した後、佐賀関港から愛媛県へ。関鯖やトリ天も食べたかったけど、時間が足りなくて、またの機会に。

帰りのSAで、お腹を満たして、瀬戸大橋経由で、京都、亀岡へ。往復で車1200キロ走行+フェリーの旅。皆さんお疲れ様でした。すごく欲張りな充実した山行になりました。

今回の山行でもたくさんの事を教えていただきました。                     「安全に、楽に、楽しく登るために、必要なこと。末長く登山を続けて行くために。」Y師匠より。

くじゅう登山口からスタート。木道、新緑、青空きれいです。
新緑がきれいな登山道。色々な木々の名前が書かれた看板を見ながら、歩きます。
坊がつるに到着。色とりどりのテント🏕️
ミヤマキリシマに会えましたね♩
立中山の頂上周辺のミヤマキリシマきれいでした。
夜中の3時から、ヘッデンをつけて出発。
由布岳は、牧歌的な風景が広がり、きれいでした。
由布岳 西峰。Y師匠に続いて登ります。

四国霊峰 石鎚山 弥山 (1974m)

UPDATE 2023-05-09


【日 程】 2023/05/03(水)
【参加者】 会員5名+ビジター1名
【コース】 山頂成就駅(ロープウェイ)~中宮成就神社~八丁坂~前社ケ森小屋~夜明かし峠~一の鎖(33m)~二の鎖(65m)~石鎚山(弥山)~分岐~土小屋ルート~土小屋ルート登山口
【記 者】 AKKOKKA


前夜に京都を出発し瀬戸大橋を渡って四国に上陸する
朝5時過ぎにロープウェイ乗り場に到着
標高1300mの山頂成就駅まで一気に上がった
石鎚中宮成就社でお参りして 神門をくぐり 出発!
神門からは約1kmの下りが延々に続く・・・
八丁坂を越えると前社ヶ森小屋までは木の階段の登りが・・・
前社ヶ森小屋で「冷しあめゆ」で活力を補い夜明かし峠へ向かう

ここを過ぎると本日の核心部である鎖場登場となる
石鎚山は試しの鎖(74m) 一の鎖 (33m) 二の鎖 (65m) 三の鎖 (68m)のほぼ垂直な鎖場で有名であり
GWとあって登攀者もいっぱい( ゚Д゚)いた

どうする? どうする? 登るの? 登らないの? いやいや亀女は登るでしょ!
で一の鎖から挑戦! 行けるじゃん 余裕じゃん で一の鎖は制覇
続きまして二の鎖 ん~長いよ 人多いよ どうする? どうする? 行っちゃへ!
で いざ挑戦 ・・・
一の鎖の倍の長さと高度感で怖い(´;ω;`)ウッ… その上大渋滞
「おかあ~ちゃ~ん 助けて~」て叫びたくなるくらいだった
登り切ったときは息もあがり 喉はカラカラだった
はい 三の鎖はご想像通り パスです
乙女な亀女は迂回して頂上へ⛰
頂上はこれまた人人人 忘れてた GW真っ只中だった 目の前の天狗岳も人人人
奥宮をお参りして 下山を開始する

下山は土小屋ルートへ  頼もしい師匠が1時間半もかけて土小屋登山口まで車を回してくれた(師匠に感謝♡)
土小屋ルートは距離は長いが比較的緩やかなルートで歩きやすい
咲き始めのアケボノツツジのピンクに癒されて 無事に下山した
たくさん歩いた身体を温泉♨でほぐして 瀬戸大橋を渡り 帰京した

 

これぞまさに つつじ尾根

UPDATE 2023-04-11


【日 程】 2023/04/09(日)
【参加者】 会員4名
【コース】 JR保津峡駅-つつじ尾根-愛宕山-竜ヶ岳ピストン-つつじ尾根-保津峡駅
【記 者】 いちご大福


これまで何度となく歩いた、愛宕さんへ伸びるつつじ尾根。命名の所以たるコバノミツバツツジに、ようやく出会うことができました。

気持ちのよい青空に、ツツジが生える。ピンクのお花に包まれながらのお山歩きは、たまりません。「わ〜綺麗。わ〜凄い。」連発です。本当に気持ち良い春のつつじ尾根、おすすめします。

歩きはじめ 8時50分頃

竜ヶ岳ピストン 往復約2時間

下山16時10分

福井県の文殊山へカタクリに会いに

UPDATE 2023-03-28


【日 程】 2023/03/27(月)
【参加者】 会員4名
【コース】 二上登山口~小文殊~大文殊(山頂)~奥の院~橋立山~往路ピストン~二上登山口
【記 者】 ひろさん


 お花の好きな人この指とまれ! で、とまっていただいた4人で、福井県の文殊山へカタクリに会いに行ってきました。
 文殊山は、福井市にある越前五山の一つで標高365メートル。文殊菩薩のまつられる信仰の山で、日本百名山の著者である深田久弥氏が生まれ育った地元でよく登られた山であり、頂上のお堂には同氏が中学時代に仲間と書いた落書きが残されているそう。春のカタクリをはじめとする花や秋の紅葉が美しく、いつ訪れても地元愛を感じる「ザ・里山」といった感じの素敵なお山です。
 今年は、春が駆け足でやってきて、あっという間に過ぎ去っていきそうな勢い。花好きにとっては忙しく、わくわくする季節であり、ちょっと早いかなと思いつつ、まちきれずの山行です。
 二上登山口駐車場に車を停めてスタート。前日までの雨で登山道はぐちゃぐちゃ。特に奥の院から橋立山への道では足を置くとスケート靴のように滑り出す。こんな所でこけたくないと慎重に歩いていたが、慎重すぎたか、不覚にも尻餅。念のため車に積んできた替えのズボンが役立つことに。
 本日メインのカタクリさんは、登りではほとんどつぼみでしたが、下山時には開いていてくれた。お日様の力ってすごい。
 ただ、春の妖精さんたちはみな恥ずかしがり屋さん。うつむいていてこっちを向いてくれない。地面が乾いていれば地面にはいつくばって写真を撮るところだが、今回は泥々でそうもいかない。それでも何とか美しい姿を写そうと夢中になる私たち。そんな姿を冷静に見つめていたF女さんがぽつりと一言「カタクリをこうしてキャーキャーいいながら喜んでいるのは京都の人だけ」。確かに、今日は平日で、ほとんどが地元の毎日のお散歩姿の方たちばかりで日常の何気ない様子でした。
 当初、文殊山の後、下市山にも行く予定でしたが、頂上の大文殊で出会った地元の方から「下市山、な~んもないよ」の一言で、文殊山を下りた後は、美味しいもの食べてゆっくりしようということで全員一致。
 ネットで調べた帰り道の鯖江市にあるケーキ屋さんに寄り道して帰りました。ちょっとお高めで上品なケーキでしたが、無農薬のハーブティーやコーヒーなどの飲み物と見た目も美しいケーキで、平日にとびっきり贅沢な時間をいただきました。
 山って、人それぞれいろんな楽しみ方がある。がっつり歩くのもよし、今回みたいに花を目当てにゆっくり歩くのもよし、チャレンジャーで高みを目指すのもよし。山岳会は、さままざまな思いと個性をもった方たちが集まって、個人個人では味わえない出会いと経験を重ねられる良さがあると思います。今回は、はじめてM原さんにお会い出来て嬉しく、まだ一度もお会いできてない会員の方ともご一緒できることを願っております。

歩きはじめて最初に出会ったショウジョバカマ。瑞々しい
青空に向かってズームイン
朝靄がかかる登山道。素敵な雰囲気。
春の妖精のカタクリ。写真に撮るのは難しい
カタクリの群生地。
クロモジ?
カタクリとイカリソウの競演
下山後、鯖江市のケーキ屋さん。見た目麗しく優雅な気分に

あこがれの尾瀬

UPDATE 2022-07-17


【日 程】 2022/07/09(土)~2022/07/10(日)
【参加者】 会員6名
【コース】 戸倉=大清水=一ノ瀬ー三平峠ー大江湿原ー沼尻湿原ー見晴十字路ーヨッピ吊り橋ー竜宮小屋(泊)ー山の鼻ー至仏山ー鳩待峠=戸倉
【記 者】 norokame


♪夏がく~れば思い出す♬ 遥かな尾瀬へ行ってきました!

新潟からの国道が未開通のため、予定を変更せざるを得なくなり、燧ヶ岳は次回の楽しみとして、尾瀬沼から尾瀬ヶ原を巡り、至仏山に登頂。

9日、一ノ瀬登山口から靴底の土などをぬぐって入山。尾瀬沼のほとりに出ると眼前に燧ヶ岳がど~んとお出迎え。誰かが「あ~、尾瀬にきたんや~」と叫ぶ。ビジターセンターでお勉強をして、大江湿原へと向かう。すでにもう、たくさんの花たちもお目見え✿❀✿

大江湿原ではニッコウキスゲも咲き始めて、緑のシダの中に紫のアヤメ、白いワタスゲ等々、ため息が出るくらい美しい!      
小さな湿原と林の中をたどりながら、沼尻湿原に到着。ランチタイムのあと、尾瀬ヶ原へ向かう。                 燧ヶ岳からの小さな沢と尾根の上り下りを繰り返して、漸く尾瀬ヶ原の見晴十字路に着いたが、尾瀬の中心部になるようで、人の出入りが頻繁にあり、長居は無用と東電小屋方面からヨッピ吊り橋を渡り、遠回りをして今日の宿「竜宮小屋」へ。残念なことに尾瀬ヶ原のニッコウキスゲは鹿の食害で瀕死の状態らしい。それに、かなり乾燥化が進んでいるように見える。メンバーの一人はお一人様テントを楽しむようで、山の鼻テントサイトへと移動。

夕食後、小屋付近を散策して、♬しゃくなげい~ろに黄昏れる~はるかな尾瀬~♫ にしばし癒やされる。

10日、まだ明けやらぬ、静かな尾瀬ヶ原に歩を進める。湿原の小さな池からは霧が立ちのぼり、幻想的な景色に思わず立ち止まる。行く手には至仏山が朝靄のベールを纏って手招きしている。振り返ると東北最高峰の燧ヶ岳が、朝焼けの雲をバックに従えて聳えている。なんて贅沢な時間だろう!

約束の5時半、山の鼻でメンバーと合流。至仏山登頂へと気合いを入れなおす。太陽が高くならないうちに樹林帯を抜けると、尾瀬ヶ原の池塘がキラキラと輝いて、すばらしい景色が見られる、とせかされながら、歩きにくい登山道を頑張る。何とか間に合ったかな?点在する池塘が眼下に広がりその向こうには燧ヶ岳が聳えていて、思わず歓声が上がる。炎天下の中、急斜面に作られた木の階段や、ごろごろの岩道をへとへとになって、多くの登山者で賑わう山頂にたどり着いた。至仏山には尾瀬ヶ原とはまた違った花々が咲いていてワクワク、キョロキョロしながら下山開始。ここは夏は山の鼻コースからの上り一方通行となっており、私達が下山する鳩待峠からはピストンのみ。植生保護のためだ。小至仏山あたりで、峠から登ってくるたくさんの登山者とすれ違う。こちらもなかなか手強いルートのようだ。長い下りにうんざりする頃、やっと鳩待峠に下山。来年こそ、燧ヶ岳に登るぞ!

出会った花たちは、ニッコウキスゲ、ワタスゲ、サワラン、トキラン、あやめ、カキツバタ、ショウキラン、姫シャクナゲ、白山シャクナゲ、モウセンゴケ、コイワカガミ、タテヤマリンドウ、ハクサンチドリ、リュウキンカ、ツルコケモモ・・・至仏山ではホソバウスユキソウ、ミヤマシオガマ、オゼ草、イブキジャコウソウ、チングルマ、ハクサンイチゲ、あずま菊、ハクサン小桜、紅サラサドウダン、ゴゼンタチバナ、ツマトリソウ・・・書き切れないので、是非、見に行ってね~!