あっ!という間の蛇谷ヶ峰

UPDATE 2025-03-27


【日 程】 2025/03/21(金)
【参加者】 会員4名
【コース】 朽木スキー場-山頂ピストン
【記 者】 norokame


タイトルほどは短くはないけれど、平日山行メンバーでレッツゴー!

誰も登ったことが無いという朽木スキー場からのコース(私は遠い昔、下山したことがあるような・・・?)

今シーズンの営業を終了したスキー場の駐車場に一番乗り!

登山者用のコース標識がしっかりあって、登り口でうろうろすることも無く、残雪を踏みながら、たぶん前日のであろうトレースをたどる。尾根の斜面の急登をジグザグと繰り返して1時間ぐらいで尾根に上がると、前方遙か向こうに山頂が見える。積雪もかなり深くなり、時々深みにはまり、悲鳴とも歓声とも付かぬ大きな声が辺りにこだまする。空は青空、雪はいっぱい、誰もいない自分たちだけ!こんなに楽しい気分って、他にある???

「朽木温泉、天空の森」方面からのコースと合流すると、にわかに雪面が賑やかになり、トレースが乱れてちょっとガッカリ(´・ω・`)

山頂の雪はさすがに溶けかけていて土も見えている。遠くの展望は霞んでいて風も冷たく、長居は無用と下山開始。

スキー場上部を目指して途中から別コースを下りるが、尾根通しの急降下。枯れ葉の上に腐った雪はすべる滑る!お守り代わりにと持参したチェーンスパイクを装着。「もっと早く着けたら良かった!」

サクサクと安心して歩を進めスキー場へと無事帰還。これから登るパーティがびっくり顔してる(゜ω゜)

このコース、全員、気にいりました(^▽^)

 

 

またまた堂満ルンゼ ただただ練習あるのみっす!

UPDATE 2025-02-13


【日 程】 2025/02/11(火)
【参加者】 会員6名
【コース】 イン谷口〜本谷〜支稜〜第1ルンゼ〜イン谷口
【記 者】 へっぴりゴシ


週末に山へ行って、一日だけ間をあけて火曜日(祝)も山・・・「よぉ〜行くわぁ」と自分でも思いながらも、やっぱり雪山は期間限定だし行きたい♡
そんな同じ穴のムジナ達6人で、7時頃に京都を出発。今回は次の山へ行くためのトレーニングで堂満ルンゼへ。

天気予報では昼から高気圧に覆われるので、穏やかなポカポカ陽気の中の山行を期待していたが、京都出発時点で雪がチラホラ。ん〜、きっと数時間後には晴れるだろう。
イン谷口手前では、滋賀県警の方が遭難注意、雪崩注意の声掛けで立っておられてありがたい事です。
バス停から奥の駐車場には前日からの雪が積もっており、皆さん手前の駐車場へ停め、奥へ入っていく車は無し。しかし、ヤンチャなY隊長はそんなのお構い無しで、車のお尻フリフリさせながら奥の駐車場まで(笑)おかげで数百mは歩かなくて済みました。

それぞれ準備を整え出発。相変わらずお昼のパンを車中に忘れて行きそうになる隊長。途中、第一ルンゼ堰堤前付近で、アイゼン・ハーネス・ガチャ類を装着。「アイゼン装着は3分以内じゃ!」って先日の講習会を思い出しながら、意識しながら素早く装着し自己満。その後、青ガレ手前の堰堤まで進む。
堰堤を越えて、本谷のルンゼに入ると思った以上に雪がある。私が山を始めてからこんなにも雪があったのは初めて。ノントレースで膝あたりくらいかな?先頭のKoume隊員は、覚えたてラッセルを駆使してピッケルで雪を落として足で踏み踏みしながら丁寧に進んでいる、と「そんなんしてたら陽が暮れるわ!脚を上げてツボ足で進め!」と後ろからゲキが飛ぶ。ゲキは飛ばすが、深雪での脚の上げ方を優しくレクチャー(笑)

降ったばかりで安定しない新雪と気温上昇での雪崩を警戒してルンゼは進まずに、早々に支稜に取りつく。少し登ったところで、セルフビレイの取り方を指南。いの一番に身の安全を確保しましょう。
1ピッチ目はカラビナバッチマン(?だったかな)での登り。セットの仕方を教わり、確認して登攀開始。トップでY隊長が登り、その後ロープに沿ってカリメロ隊員、スエ子隊員、タケノコ隊員、Koume隊員、へっぴりゴシと続き登る。人数が多く時間が掛かるため、2ピッチ目からはY隊長とへっぴりゴシがトップでロープを引き上げ後に続く。藪や岩の上を乗り越え細尾根を進むが、雪がなければ崩れやすいガレ場・・・こわいこわい。
3ピッチ目あたりから皆慣れて来て、登ってくるペースも早くなる。途中、ルンゼのトラバースでは腰近くまで雪が積もっていて、雪崩のリスクもあるため素早く対岸の稜線に移る。風当たりによって雪のつき方も異なって薄い雪の場所は登りやすい。対岸の支稜からロープを引き上げながら、ルンゼのところまで登ってきた皆を記念撮影📷。雪崩のリスクもある場所なのに、立ち止まって皆いい笑顔(笑)
4、5ピッチ目でもうお昼を過ぎたため、それ以上先に進むことはやめて、下山開始。
下山はこれまた深く積もった雪の急斜面を滑るように、落ちるように降っていく。途中後ろの方で、キャーとかワァ〜とか声が聞こえるが、ロープを結んでいるので転がっても落ちていく心配はなく、楽しんでいる声を聞いて先を進む。
先頭を進むY隊長の後ろをついて行ったが、ただ尾根芯を進むだけなら自分でもできるが、途中で尾根から外れて最後の懸垂下降点を見つけるルートの選び方にはビックリ。対岸に見えた中央稜との位置関係で場所を定めたのか?それとも動物の勘(笑)?第一ルンゼへ降りるためのポイントに到着し、各人セルフビレイで確保。
デバイスをまだ注文中のタケノコ隊員を吊り下げながら下降させ、その後にY隊長、カリメロ隊員、スエ子隊員、Koume隊員、へっぴりゴシが続く。順番待ちの間、トイレを我慢していっぱいいっぱいのへっぴりゴシだが、ここで放水すると皆の懸垂下降ラインが黄色に染まるため我慢💧皆が手際よく下降してくださったお陰で、セーフ。第一ルンゼ側にも今年は多く雪があり、雪を踏み締めながら堰堤〜イン谷口へ降った。
結局、ポカポカ山行にはならずに終始どんより冷たい風が吹く山行でした。天気図間違ってんの?

帰り、皆の頭の中は比良駅前の鍋焼きうどんだったが、駅まで行くと本日休業⤵︎もう、口がうどんだったのに・・・
車中で今後の計画などワイワイ話しながら京都に帰ったとさっ。

おしまい

支稜の取り付きであたふた。今年の堂満ルンゼは雪が多いです♬
セルフビレイを取って安心♡
ガムシャラによじ登る。ステップを考えましょう。
ルンゼのリスクを他所に、良い笑顔(〃艸〃)
雪&岩の乗り越え。アスレチック。
タイムオーバーで、ここから下降。 ヽ( `д´)ノこら〜、グレイのロープ誰も確保してないやん!
ロープ確保されていないことも知らず、急斜面の深雪を落ちるように降る💧
最後は懸垂下降。楽チーン

堂満岳 アイゼン・ロープワーク

UPDATE 2025-02-03


【日 程】 2025/02/01(土)
【参加者】 会員2名
【コース】 イン谷口 - 堂満岳第2支稜 側面
【記 者】 カリメロ


堂満岳でアイゼン・ロープワークトレーニング。

先週も堂満岳へトレーニングに来ていたが、気温も今日は暖かく雪も少し溶けていた。

雪は先週よりも少しかたく、つぼ足でも疲れることはなかった。

 

Y師匠がセルフビレイを取り、後から続いて登りセルフビレイをとる。

次にロープを通してビレイ機にて準備完了。

エイトノットなどチェックしてもらい、1ピッチめ。

スタスタ登るY師匠を見つめながら、ロープを送る。スタスタすぎてロープ送りが大変だ。

こりゃ明日は筋肉痛だなと思いながら、師匠の登る場所を確認していると師匠からの声が。

あとロープどれくらいや?と。

まったくコールせず必死にロープを送り、ただ登る姿をみていたのである・・・。

 

登るときは、師匠の足跡を確認しながら登るが、こっちのほうが楽かもと思い少しズレたところに足を置くとなんと不安定なことか。

それがわかってるからY師匠はこっち側から登ったんだなと。

その迷いのない足跡にY師匠の卓越した山スキルを感じながら、後に続いて登るのも楽しかった。

第2支稜の側面を5ピッチでトレーニングを終了し、下山。

何度もトレーニングしているのに、ロープワークは難しい。

間をあけるとすぐに忘れてしまう。ピッケルアイゼンワーク、ともにしっかりと体で覚えて頭を使えるように。次のレベルを目指して頑張りたい。

 

今日はY師匠を独り占めできたおかげで、濃いトレーニングをしていただいた。

楽しかったーーー!

堂満岳❄️ 第3ルンゼ−第2支稜

UPDATE 2025-02-03


【日 程】 2025/01/26(日)
【参加者】 会員4名
【コース】 イン谷口−堂満岳第3ルンゼ本谷−左ルンゼ−第2支稜−堂満岳山頂稜線上−金糞峠−イン谷口
【記 者】 takenoko


 登山歴の浅い私は、山頂を目指すことが当たり前だと思っていた。1週間前の御在所岳に続いて、今週も山頂には行かない。

 今回の山行は、すたスタ教室のワカン練習組と合同で実施。2台の車に乗り合わせ、道の駅 妹子の郷で合流後、イン谷口駐車場まで。そのことを知らず、当日集合場所で驚いたメンバーも。何名かの会員さんには久しぶりにお会いできた♪

 

 8時過ぎに駐車場を出発し、1時間ほど歩く。渡渉してから、青ガレを登るワカン練習組と分かれ、沢に戻り、雪のない沢を登っていく。9時半頃、第3ルンゼの本谷を前にして、ハーネスとアイゼンを装着。Y師匠にスリングでセルフビレイコードを作っていただく。Sさんのワカンが、ザックにピッタリ取り付けられる。

 再び登り始めると、まもなく、大きな岩が出てくる。先に登られたY師匠が50メートルロープを引き上げて、確保の準備をしてくださる。O先輩からアイゼンの前爪を使うように教えていただくが、自分の順番がくると、焦って足を引っ掛ける所がわからず、上手く使えない。ロープにも助けられ、力づくで何とかよじ登る。

 雪が出てくると、始めのうちは何日か前(?)のトレースがあったが、途中からなくなり、順番にラッセルしながら登っていく。雪が深い。前の方が作ってくださったトレースを私が潰すことも多い。斜度が上がると、ふくらはぎが痛くなり、少し登るだけで小休止が必要になる。

 

 落下すると危ない急斜面では、Y師匠がロープを準備してくださるので、怖さを感じることなく登ることができる。私は今回初めて、確保器でロープを繰り出す。自分が登る番になると、ロープワークのわからない私は何もできず、Sさんに全てお願いする。先に登られたY師匠から登ってくるように何度も指示されるが、まだこちらは準備ができておらず、「待ってください」を繰り返す。私の声が聞こえていたのかわからない。

 Sさんが「堂満岳4回目の今日が、ロープワークもできて1番楽しい♬」とおっしゃった。地図アプリに載っている「登山道」ではない、冬だから登れるルート。

 雪質に合わせて、足の置き方を変えるのが難しい。年末の武奈ヶ岳でも感じていたが、自分の荷物を少しは減らさないといけない💦💦 今日は足を置くとどんどん沈んでいき、空洞にハマることも。雪の中に木の枝があり足をかけることができたが、あの木がなければどうなっていたのか? すぐ横には、落ちると全身がハマってしまうような深い穴があり、身の危険を感じる。

 

 登り続け、11時半頃、第2支稜の琵琶湖が見渡せる所にたどり着く。残り標高150メートル付近で、ワカン練習組と連絡がとれる。山頂に到着され、待ってくださることに。少し登るとアラレのような細かい雪が降ってきて、一瞬で辺りが白くなる。

 深い雪が続くので、アイゼンを着けたままワカンを装着。(私の「あゆむくん」はダメでした。) 浮力があり歩きやすくなる。御在所岳に続き、木登りをしているような場所もあり、安定して足を置くことができる木に助けられる。

 最後の急登を登り、12時半頃 堂満岳山頂の稜線上に到着。Y師匠がにっこりされて「修業だったな」と言われ、山頂で待機中のワカン練習組を呼びに行ってくださる。休憩時間がなくお腹もすいていたので、私はゼリー飲料を一気に補給。到着して10分ほど経ち、O先輩が後ろを振り返られ、琵琶湖が見えることに(気づかれていなかったことに)驚かれていた😊(色々とご迷惑をお掛けしました。)

 

 40分程待っていただいたワカン練習組と合流し、金糞峠までの稜線上を移動。途中、下りのピッケルの持ち方が逆だと教えていただく💦 今日登ってきた斜面が見える地点があり、Y師匠は目を輝かせられて、もう次に登るルートを考えられている。

 日の当たる休憩場所を探しながら、ワカン練習組に続いて金糞峠を下る。休憩後も青ガレを下るが、何度か足が引っ掛かりヒヤッとする。渡渉し、駐車場までの長い道を歩く。途中、積雪期搬出訓練をされているグループ、雪遊びに来られた子ども連れの団体がいらっしゃる。登山者も多く、人気があるイン谷口だが、残念ながら今週は雪が少ない。

 

 私は山行中ずっと必死なので、余裕をもって歩けるようになりたいと思う。自分の安全を確保できるように、ロープワークも覚えていかないといけない。「修業」は、まだまだ続く。

ワカン練習組と10名で青ガレまで。
トレースがなくなりラッセル。
危ない急斜面はロープで確保してくださる。
カニ歩きでトラバース。
ハマった穴から脱出後、ひたすら登る。
アイゼンのままワカン装着。
Y師匠と右からまわり、危険な箇所も。
今日のご褒美。雪をかぶった伊吹山・霊仙山も。

すたスタ教室Part②

UPDATE 2025-02-02


【日 程】 2025/01/26(日)
【参加者】 会員6名
【コース】 イン谷口駐車場一金糞峠一南比良峠一堂満岳(ピストン)
【記 者】 atsuko.ya


小雨の亀岡を6時出発。昨日Y師匠は北横岳へ行かれたにもかかわらず 連日の運転に感謝致します。

雪山初心者🔰の私にとっては1週間前と同じ山でのワカントレーニングは、安心感↑で復習気分。今週は気温高めで雪がどんな感じ?でしたが、琵琶湖が見える頃 雨は止み車窓から見える。比良山系は雪が減ってるものの大丈夫そう。琵琶湖を望む朝焼けがとても綺麗で感激。

8時イン谷口駐車場着。1週間前はタイヤがスリップするほどの雪も 今日は全く雪なし。

登るにしたがって雪も徐々に増え 2回目なので、チェーンスパの扱いに少し慣れたとはいえ、顔を上げると 先輩方は既に装着済み。焦る私達新人。

習った歩き方で一歩づつ踏みしめながらすすむ。

ルンゼ行きの4人組とは、青ガレの手前で別れる。(すごいなぁ〜お気をつけて)

金糞峠を過ぎ いよいよワカン装着。「まだ、踏まれていない雪を歩きや〜楽しまないと!!」の、声掛けに夢中でシャクナゲの木の下を歩き回る。この前皆が苦労した雪の壁を見つけて 果敢に再チャレンジ!! 

今日は 雪が崩れずワカン歩きが上達した!?と勘違いしそうになるほど、サクサク歩ける。積雪状態でこんなにも足元が変わるとは驚き。

堂満岳山頂では他にも大勢ルンゼを制覇した皆さんが登ってこられ賑やかに、ランチタイム。

ルンゼ組の皆さんとも合流。

琵琶湖大橋から、伊吹山まで絶景。

下山は、チェーンスパのつま先に力をこめても、何度もズルズル。ツルツルも、大事に至らず。ずーっと長い下山で緊張続きにほっこり。2回に渡り教室を開催して下さり、渡り異なった雪質歩きを体験でき、良い学びに感謝。