藤原岳 孫太尾根〜大貝戸

UPDATE 2024-03-02


【日 程】 2024/03/02(土)
【参加者】 会員4名
【コース】 孫太尾根登山口〜丸山〜草木〜藤原岳山頂〜藤原山荘〜大貝戸道〜大貝戸登山口
【記 者】 ひろさん


 花は短し歩けよみんな

 藤原岳孫太尾根でセツブンソウが見頃で、福寿草も咲き出したとの情報を受けて、待ってましたと出かけた。 

 下山予定の大貝戸登山口駐車場に車をデポして、予約してあったタクシーで孫太尾根登山口からスタート。

 が、前夜からの寒波で、一夜にして雪山に変身していた。

 諦めずに探すが、お花さんたちは雪の下。

 HPの写真も、春の妖精さんたちの美しい写真で飾る予定だったが、雪道の写真だけで、どうも気合いが入らない。

 でも、私にとっては、たぶん今シーズン最後の雪山。新雪のサクサク感を味わえ、泥んこ天国とはならず、思いのほか歩きやすい登山道だった。

 ランチは、藤原山荘であったかくいただき、下山は安全に大貝戸道を下る。

 目当てのお花さんには会えなかったが、私の企画する山行としては登山らしい登山になったはず。

 思ったようには見えないから妖精さんなんだと、自分で自分を納得させることにした。

 同行いただいた皆さま。お疲れさまでした。

唯一見つけたネコノメソウ
久しぶりの雪山で指先が冷たい
うまく撮れなかったが一瞬日差しが入りキラキラに
藤原岳山頂にて。寒いのでランチは山荘で

辰年だけに雪の竜ケ岳(鈴鹿)・・・目指すも、手前のクラ! ってどこじゃw

UPDATE 2024-01-31


【日 程】 2024/01/27(土)
【参加者】 9名
【コース】 宇賀渓キャンプ場Pー金山尾根ークラ(ー竜ヶ岳山頂)ークラ=遠足尾根ー宇賀渓キャンプ場P
【記 者】 へっぴりゴシ


辰年なので、竜ヶ岳という安直な思考のリーダの例会でした(笑)

久しぶりの大人数でのリーダーで緊張したのか、一睡もできず・・・いやっ、歳のせい?
京都を6時前に出発し、新名神高速の甲南PAで京都市内組と亀岡組が合流し、7時半に宇賀渓キャンプ場駐車場に到着
駐車場の混み具合は7割くらい
先日の雪で、駐車場近くでも雪は積もっていてこれは山頂まで期待できるかも♬
当初は遠足尾根を登りに使って、山頂に到着後に金山尾根を下山に使う反時計周りの周回ルートで考えていました。
しかし前もって師匠からのアドバイスがあり、雪山初心者もいてるので金山尾根を登りに使う方が安全とのことで、時計周りの周回ルートに変更。

林道を歩いて進むと、分岐ではほとんどのパーティーの方は遠足尾根の方へ向かっており、金山尾根方面のトレースは先行者一人の足跡。沢に出ると、沢を渡る丸太はすっかり雪に埋もれていて、パーティ=のためにも川に落ちないように恐る恐る雪を落とし丸太が見えるように整備しながら進む・・・「押すなよ!押すなよ!」と言うベタなボケをかますの忘れてた。
その先も、先行者一人のトレースを辿って金山尾根の取り付きまで進み、登りが始まる手前で皆でアイゼンやチェーンスパイク を各人装着。
予想以上に雪は深く、段差も大きく、自分の歩幅に合わない所を登るのは疲れる。
出来るだけ小さく足をかけられる場所を探して体力温存できるのは、前爪が使えるアイゼン。
途中、振り返ると下界は田畑に積もった雪と伊勢湾がキラキラ光って綺麗✴︎
周りもシュカブラや木に吹き付けた雪も綺麗で最高!

標高800m付近からさらに急斜面になって、順番に先頭を変わりながらステップを作って前へ進む。
これだけ人数がいると、一番後ろはチョー楽チン♪『はい、先頭頑張ってぇ〜!』
900m付近の展望台から先は、馬酔木の上に積もった雪の踏み抜きで、ワカンに履き替えてもズッポズッポ(•́ε•̀;ก)💦
ここでも時間がかかり、気が付くともう12時、ヤッバ
遠足尾根との分岐までたどり着くと、目の前にはドーンと竜ヶ岳の山頂、足元には羊の群れ(シロヤシオの霧氷)
この景色も観れたし、山頂まで行くと下山が16時を回ってしまうので、山頂は諦め『クラ」まで行って昼食を摂ることに決定。
山頂は次回のお楽しみ・・・

少し風が避けられるシロヤシオの樹林帯の下で、霧氷のお花見をしながらお昼ご飯。こんなお花見もあったのねぇw
昼食後に下山を開始、山頂方面を見るとガスが掛かっていて、『行ってたら何も見えなかったね、良かった良かった」と諦める言い訳を作って、遠足尾根から下山。急坂の下りをワカンで楽しんだり、青空バックに途中で記念撮影を撮ったりして雪山を楽しみながらの下山。登りの金山尾根では最後の方は会話無しだったので、どうなることかと思ったが安心した。

下りは登山者が多い遠足尾根なので、トレースができていて高速道路、ペースも上がり一気に尾根終点の杉林の入り口前まで下り休憩。
展望が効くのはここまでで、ここからはひたすた杉林のなか。14時過ぎなのにもう薄暗~い。
冬山はやはり早めの下山が大事ですね。
長い杉林の九十九折りの山道を、皆ウンザリ顔で下り、ようやく平らな朝にも通った林道へ到着。
ホッと一息入れて、それぞれリラックスしながら駐車場へ到着(15時40分)

安易に決めた竜ヶ岳ですが、雪山らしい山でのデビューにはちょうどいいレベルの山だったのではと自画自賛(笑)
山頂までは行けませんでしたが、いろんな雪の斜面を味わえたと思います。

帰りは、鈴鹿PAにて温かいものを食べてほっこり。
ここ鈴鹿PAのトイレの音姫がレーシングサウンド♪なのは、男子トイレだけだったと言う事実を初めて知り、京都まで無事帰宅。
女子トイレにも是非付けてあげて欲しいです!

雪の華
またいつか、竜ヶ岳
自分の歩幅で雪山を楽しむ
アンシンメトリーなメンバー(笑)
結構シンメトリーな杉林(笑)

御在所岳 ヴィア・フェラータへ。

UPDATE 2023-06-26


【日 程】 2023/06/25(日)
【参加者】 3名
【コース】 御在所岳裏道-ヴィア・フェラータ-富士見岩-御在所ロープウェイで下山

【記 者】 里山


ヴィア・フェラータは、「岩に固定されたワイヤーロープや鉄の足場を使って、クライミング技術がなくても比較的に安全に岩場を登れるように設定されたコース」ですが、コースの「取り付き」に到着して岩壁を見るとワイヤーがない! ハーネスやカラビナ等を使って安全を確保するワイヤー…。
同行のY先輩によると、「クライミング技術を持つ同行者がいないまま、初心者同志がチャレンジすることを避けるために敢えて撤去された」とか。

かくて、ヴィア・フェラータ2度目の私と、初めてのKさんの2名は、Y先輩のロープによる安全確保と指導のもと、ドキドキのチャレンジを始めるのでした。
ヘルメットとハーネスを装着。二人のハーネスを繋げたロープを自身に繋いで、Y先輩が岩を登っていきます。我々にコースを見せながら、難所には道具を使って我々が登りやすいように準備しながら。そして、上まで登ってロープを固定した後、合図をくれます。
さあ、次はKさん、私の順に登ります。登り始めたら自分の力を信じるのみ。安全確保されているので滑落する心配はないけれど、途中で鉄の足場がない所も多く、そうなれば、岩の上で次の足場をどこにするか、手はどこに置くかを自分で決めなくちゃなりません。どうにかよじ登って、ホッとする。次の岩場まで登って、またドキドキ。これを繰り返して高度を上げていきます。

実は、登っている間、3人とも写真を撮ることを忘れていました。初心者2人は高度感に緊張していたし、それ以上に、Y先輩は我々の安全に配慮するために集中していたようです。

岩場登りは、何度も経験して上手になります。「この岩肌を安全に登るために、自分の手足をどう使うか」はとても感覚的な事柄で、「練習してナンボ」の世界です。昨年から金毘羅山で岩場歩きの練習をして来ましたが、もっと練習したいと思いました。そして、訪れたご褒美の絶景‼

富士見岩まで登り切った我々は、ロープウェイ駅にて名物のカレーうどんに舌鼓を打ち、ちょっと贅沢ですが、ロープウェイから普段の登山では見られない景色を堪能しながら、下山したのでした。

 

快晴の鎌ヶ岳

UPDATE 2023-02-13


【日 程】 2023/02/11(土)
【参加者】 会員2名
【コース】 カズラ谷登山口-鎌ヶ岳-鎌尾根-宮越山-水沢峠-宮妻峡 周回コース
【記 者】 Koume.S


12月末の寒波の暴風と吹雪の中、入道ヶ岳から鎌ヶ岳周回コースをあえなく途中下山した事もあり、今日は、鎌ヶ岳へリベンジです。

朝から快晴。宮妻峡駐車場に車をとめ、カズラ谷登山口を850分スタート。

昨日の雨や気温が高かった事もあり、雪が残っているか心配していると、標高670m辺りから、登山道に雪が現れました。木々の隙間から、東に伊勢湾がキラキラと輝いて見えます。

しばらく急登が続き、切れ落ちた場所も出始めたのでアイゼンをつけて進みます。

雲母峰との分岐のある稜線に出て、北側に三角に尖った鎌ヶ岳の岩壁が見えます。尖った三角の山容の山って、やはり惹かれます。
岳峠からピッケルを使いながら、急登を登り、コルに出て、西に向って岩場を登ると、鎌ヶ岳頂上に着きました。
360度広がるパノラマ。北には御在所岳、雨乞岳、御池岳が見えます。東に伊勢湾、遠くにうっすら御嶽山、乗鞍岳まで見える最高の景色。南には前回飛ばされそうな暴風だった入道ヶ岳が見えます。しばらく写真を撮って、景色を楽しみました。

岳峠に戻り、鎌尾根を歩きます。何度もピークがあり、長い痩せ尾根が続きます。踏み抜きに注意し、足を滑らさない様に慎重に歩きます。雪が溶けた砂地のザレ場もあり、バリエーションにとんだ鎌尾根。登ったり下ったり予想以上に長く感じました。

西端尾根分岐を下った風の当たらない場所で、鎌ヶ岳と伊勢湾を眺めながら、ゆったり山ごはんを満喫。

不思議なキノコ岩斜面が見え、風化した花崗岩の砂で滑りやすく、気を付けながら宮越山を目指します。しかし案内板には、宮越山が一向に出てこない。水沢岳は別名「宮越山」とようやく気が付いたのが、山頂。(地図にも宮越山と書かれていました)

山頂から水沢峠までは、かなりの激下り。鎌ヶ岳からこの水沢峠まで以外にも長かったぁ〜。
水沢峠から前回も通った谷筋を東側へ下ります。前回見た大きな氷瀑は、どうなっているのかと見上げると、この気温のせいで、氷瀑は、溶けて、チョロチョロと水が流れ、下の方に申し訳ない程度に氷柱が残っていました。少し残念。気を取り直して、ガレ場の浮き石に気をつけながら、黙々と下
ります。長い林道を歩き、宮妻峡駐車場に16時半到着。

快晴の中、鎌ヶ岳から見る山々と伊勢湾の景色に癒された1日を過ごせました。鈴鹿セブンマウンテン、私は4座目!今シーズンたくさんの雪山に行ける事に感謝です。

カズラ谷ルートの尾根を進みます。
岳峠から北側に見える凛々しい鎌ヶ岳。
今日は、青空が広がり、伊勢湾が光ってきれいです。
鎌ヶ岳頂上。御在所岳、雨乞岳が北側に見えます。
鎌尾根、アップダウンエクササイズ
バリエーションにとんだ鎌尾根は、とにかく長いけど、周りの景色が癒してくれます。
キノコ岩斜面。不思議な岩が並んでいます。キノコに見えますか?
消えた氷瀑…セツナイ(´・ε・̥ˋ๑)

爆風急登氷瀑の入道ヶ岳

UPDATE 2022-12-25


【日 程】 2022/12/24(土)
【参加者】 会員2名
【コース】 宮妻峡登山口-入道ヶ岳-水沢峠-宮妻峡登山口
【記 者】 Koume.S


クリスマス寒波の予報の中、入道ヶ岳、鎌ヶ岳の周回コースを歩こうといざ出発。

宮妻峡駐車場は、ひっそりとして車2台。やっぱり天気が悪いから?クリスマスイブだから?なんてまた人に会わない登山になりそうな予感。

宮妻峡登山口から登る新道コースを830分出発。昨夜降ったのか、斜面には、うっすら雪。登り始めの雪にややテンションが高め。あれだけ先週雪見たのに()登り始めてすぐに雪が降りはじめます。

入道ヶ岳の山頂に10時到着。昨日のヤマップを見ると、雪はうっすら、青空が広がり、鳥居が写る広い頂上は、見晴らし良さそうな穏やかな所だったのに。今日は、恐ろしい爆風で、飛ばされそう。先週の東天狗岳も凄すぎたけど、また今週も爆風登山。『でも標高は、入道ヶ岳の方が低いから寒さは、ましなはず。』なんて、東天狗岳を基準に考えてしまう。

そそくさと頂上を後に北西へ向かう、途中東側の脇道へ曲がると、小ぢんまりと木々に囲まれた場所に椿大神社の奥宮がある。安全登山を祈願して、またスタート。

雪も多くなり、軽アイゼンをつけ、急登と急な下りの連続の水沢峠までの道。雪は、深々と降り、ザックにも積もり、周りの山々の景色も真っ白で、何の眺望も見えないのが残念。

水沢峠分岐に12時着。北側には、宮越山が見え鎌ヶ岳へと続く。この雪での足元悪いのと爆風のお天気の中、予定の鎌ヶ岳への周回コースを進むと、16時を過ぎ、もしや下山は、ヘッデンを付けての登山になる。でも鎌ヶ岳へ行きたい。苦渋の決断。リスクを考え、後ろ髪を引かれながら、水沢峠を東へ下る決断。『悪天候だから仕方ないよね。またリベンジ出来るはず。』と自分にいい聞かせながら、下山。

尺五の谷へ降りると、15m程の大きな氷瀑が目の前に現れる。(実は私、こんな氷瀑見たの初めてでかなりびっくりしたのです)全くこんな滝があるとは、知らず、お宝を探したかの様な感動。あの時無理して鎌ヶ岳に行っていたら、出会えなかったなぁって、プラス思考。ほんとにすごい迫力でした。

雪は深々と降り続き静寂の山の中、鹿の鳴き声だけが響きます。辺りは、ふかふかの誰も踏み跡のない雪の中をラッセルしながら歩きます。

宮妻林道を歩いて、風の避けられる場所でツェルトに入り、お昼ご飯。お腹を満たした後は雪の中、宮妻峡駐車場に14時30分到着。

爆風、急登、氷瀑の入道ヶ岳。2週連続の雪山。色んな意味で、とても満喫しました。

帰りに湯の山温泉希望荘の温泉により、ゆっくり身体の芯まで温まり、京都に帰りました。

登り始めのまだ雪も少ない斜面を進みます。
入道ヶ岳頂上は、爆風、極寒💦
椿大神社の奥宮。
尺五の谷 目の前に現れた氷瀑。
すごい迫力の氷瀑に出会えました。
雪山の入道ヶ岳。また次回は、鎌ヶ岳リベンジ。