福寿草と霧氷にウヒョ〜♡な霊仙山

UPDATE 2022-03-23


【日 程】 2022/03/20(日)
【参加者】 会員6名+友達参加1名
【コース】 8:15落合集落跡〜笹峠〜霊仙最高峰〜12:00霊仙山山頂〜汗ぶき峠〜大洞谷〜14:40落合集落跡
【記 者】 へっぴりゴシ


7時前に車で全員のピックアップ完了し、京都を出発。
途中の多賀SAで今日登る霊仙山を眺める・・・尾根歩き長そう(•́ε•̀;ก)💦

8時頃に落合集落跡に到着。廃村跡って少し寂しい感じ。
8時15分に登山開始。登山口から今畑集落跡までつづら折りの道を進むと所々黄色い福寿草🌼まだ日が当たらずに蕾のままだが可愛らしい。・・・って言いながら私はあまりタンポポと区別がつかない人(笑)

福寿草の話題を皆で話しながら景色のない道を進むといきなり霊仙の山容が目の前に、ドドォーーン!!さっき多賀SAで見た光景の拡大版が姿を現す。
広大なカレンフェルトの山肌が見えて、「こんな所、夏に来たらヒルだらけやん」って心で思いながら、取り付く。岩は雨の侵食で開いた不思議な穴、石灰岩の土はきめ細かくニュルニュルでそりゃよう滑る。浮石もあるので、落石させないよう注意を払えとゲキが飛ぶ。少しの緊張感とアスレチック気分で楽しい♪
無事登り切ると、霧氷のお出迎え♡この時期にまだ霧氷が見えるとはサプライズプレゼントにみんな感激、振り返って南を向けば鈴鹿の御池岳や藤原岳。北を向けば琵琶湖や比良や高島の山々。写真を撮りまくり脚の進みが遅い(笑)
エビの尻尾(霧氷)を少し手に取り味見、パリパリポリポリちょうど良い自然が作り出した食感。これは売れる‼️

その後は霊仙最高峰までの稜線歩き。稜線を挟んで左は霧氷、右は灌木でほぼ木がない光景が不思議。霊仙のいくつものピークやコルの穏やかな山容を堪能しました。
霊仙最高峰まで行くと、今度は伊吹山がドーーーン!右肩からは遠く白山も見えました。ラッキー⭐︎
歩き進むにつれて次々と周りの景色が変わり登山者を飽きさせない山です。

三角点タッチの後は風を凌いで山頂横の岩陰に隠れてお昼ご飯。座った岩が太陽に温められてポッカポカ、ここは天国じゃぁ~。ほっこりしてお昼を食べた後、岩影から出ると強い風に一気に体温奪われて寒い寒いと言いながらギャップ萌。
経塚山へは行かずにショートカットして伊吹山を眺めながら一気に高度を下げる。
途中何度も振り返り、霊仙山頂方面の霧氷を名残惜しく眺め下山。
汗ぶき峠まではまた石灰質のニュルニュルの斜面にズルズル足を滑らせ楽しむ。こんな所で尻餅つきたくないと必死。これまでとはまた違う景色と山道を進みます。
大洞谷では2箇所の渡渉。水量は多めでズボンの裾まで水に浸けてダイコン(脚)を洗いながら気をつけて渡りました。ここではポールの使い方と石の上への足の置き方がポイント!渡る場所のルーファイも本当に難しい・・・けど楽しい。
その後は残雪にズボォォーォっと刺さったダイコン(脚)を抜きつつ14時40分、皆さん無事に下山。

帰る途中、「甲良道の駅」で空いた小腹を膨らませて京都へ。

お花見、カレンフェルト、霧氷、稜線歩き、ダイコン洗いのバラエティーに富んだ楽しい山行でした。

霊仙福寿草
霊仙カレンフェルト
霧氷と伊吹山

早春の妖精 セツブンソウ

UPDATE 2022-03-12


【日 程】 2022/03/10(木)
【参加者】 会員2名 山友2名
【コース】 ・山科駅(7:15)~セツブンソウ自生地・散策(8:50~10:00)~伊吹の里~近江八幡市
・駐車場(12:20)~ロープウェイ西登山口(12:40)~八幡山散策(13:25~14:10)~北之庄登山口(15:00)~駐車場(15:20)

【記 者】 dekopon


「もう、そろそろかな?」と待っていた米原市大久保のセツブンソウ情報をネットで観られるようになった。さっそく花好き仲間に声をかけて計画を練る。

伊吹山の西山麓、大久保集落の臨時駐車場に車を置かせてもらう。今もなお、除雪で積み上げられた雪や屋根から落ちた雪があちこちに残ったまま。今冬の積雪量の多さがわかる。
民家の間の道を抜け自生地にはすぐに到着したが、ここも一面雪景色のままであることにショックを隠せない。

まさか、こんな状態の中、どこに咲いているっていうの?
固まった雪の上をガシガシと進みながら、雪の溶けている杉の木の下を探してみた。

ありました!ありました!

陽が差し雪の溶けた落ち葉の間から、とっても小さなセツブンソウが顔を出している。
春の暖かい日差しを浴びると、うつむき加減だったお顔を徐々にあげ、微笑んでいるように見える。可憐なお花の前では、おばさん達もメルヘンチックな少女の心になる。
スマホを落ち葉の上に置き、ピントをあわせ、同じような写真を何枚も撮り続け、自己満足の世界にハマる。「時間」とは、知らん間に過ぎていくもの。

セツブンソウと伊吹山に別れを告げ、近江八幡まで戻る。
草屋根をシンボルとした大型施設の駐車場に車を置き、徒歩で鶴翼山(八幡山)へ移動する。標高271.8mと低山ではあるが、展望は良い。
残念ながら遠くの山並みは霞んではいたが、東方面には鈴鹿の霊仙山・御池岳が、琵琶湖の対岸には比良の蓬莱山・打見山の姿が白く見えた。
何よりも、昨年12月に歩いた長命寺山~奥島山~の山並みが目の前に見え、今冬初雪の山道を歩いたことを懐かしく思った。

陽だまりでゆっくり昼食をとり、ゆっくり山を眺め、北之庄城跡手前の分岐から神社へ下山。

草屋根をシンボルとした大型施設のカフェで計画の仕上げをして帰路についた。

西山に春を告げるフクジュソウ

UPDATE 2022-03-04


【日 程】 2022/03/03(木)
【参加者】 会員2名、山友1名
【コース】 森の案内所(9:45)~フクジュソウ保護区(10:43~10:53)~ポンポン山山頂(11:35~12:05)~森の案内所(13:05)
【記 者】 dekopon


フクジュソウ自生地は、大原野森林公園保護区域の中にある。
今日のスタートは森の案内所。最短で自生地に辿り着きたい人は、たいてい竃ケ谷ルートを上がっていく。楽に行きたい私たちももちろん! 何度かの渡渉を繰り返し、休憩なしで1時間程度ゆっくり登れば自生地に到着。

係員の方がおられ、「保護区域立入届書」に記名をして中に入る。
平日で人は少なかったけれど、一方通行の観察道は、写真を撮る人たちで順番待ちができている。フクジュソウは満開で見頃。 
「撮って、撮って。」といわんばかりに陽を浴びて、可愛く輝いている。
今年もこの場所でフクジュソウに出逢い、元気をもらった。私にとって、年中行事の1つにする大切な場所なのだ。

その後は、西尾根を山頂に向かう。山頂の方向からは、いそいそとフクジュソウに逢いに来るシニア集団が下ってくる。
これはチャンス!とばかりに、3人はフリーペーパーの配布活動。どの人も快く受け取ってくださる。山頂でランチをしているグループもいくつかあり、持参した30部はすぐになくなった。

さすが、ポンポン山。フクジュソウを待ちわびている地元人がとても多い。

「ぐるっと西山大会」のチラシを中に挟み込んで持って行けば良かった・・・。
1ヶ月後、カタクリの小塩山には必ず!

山頂に30分もいると冷えてきたので、西尾根ルートで下山する。

◆その翌日、意外な展開が!
森の案内所でフリーペーパーを受け取ったという男性から、
「2022年度登山学校基本コース」に参加したいという申し込みが届きました。

奈良県 三峰山

UPDATE 2021-09-30


【日 程】 2021/08/29(日)
【参加者】 5名
【記 者】 S.N


天候に恵まれ、早朝より三重方面へ。現地に近づくにつれ山深い景色になり、どれもこれも登ってみたくなるような山々。山行計画の参考にと思わず山の名前をチェック。
9時すぎ現地到着。ゆりわれ登山口より9時38分登山開始。きれいに整備された道で歩きやすい。八丁平までの道はほぼ木陰で、涼しい風も吹き抜け非常に快適、足取りも軽い。
 八丁平手前辺りから本日お目当ての「ホソバヤマハハコ」の群生が表れ始める。名前の通り葉が細く、白く小さな花が可愛い。八丁平はなだらかな広場で、遠くの山並みや眼下の街並みも鮮明に見える。そこから5分ほど登ると山頂到着。11時28分。
 40分ほどの休憩後下山開始。三畝峠を通り、新道峠方面へ。同じような景色の中を、同じ調子で続くつづら折りの道に多少退屈を感じつつも、無事14時17分下山。帰り道、三峰山一帯に走っている「中央構造線」の断層が良く分かる月出露頭に立ち寄る。中央構造線は九州から関東まで1000㎞も続く大断層で、およそ1億年前、日本列島がアジア大陸の一部だった時代にできた断層らしい。この断層を見るのに歩いた道は、この日一番の急坂だった・・・かもしれない。
 三峰山までは結構時間もかかったが、足場の良い登山道を気持ちよく歩き、ホソバヤマハハコの群生にも心癒された山行だった。