紅葉に酔いしれた天生湿原と籾糠山
UPDATE 2023-10-20
【日 程】 2023/10/15(日)
【参加者】 会員10名
【コース】 天生峠Pー天生湿原ーカラ谷分岐ー籾糠分岐ー籾糠山山頂ー籾糠分岐ー木平分岐ーカツラ門ーカラ谷分岐ー天生湿原ー天生峠P
【記 者】 norokame
「わあ~綺麗!!」叫びに近い歓声がひっそりとした湿原に響き渡り、急に晴ればれしくなったよう。
雨を追いかけて高速道を走っているときは半ばあきらめていたけれど、駐車場に到着した頃には青空が見え、一気にテンションが上がる。湿原の周りの木々が赤や黄色、橙色に色づき、青空に映えてなんと美しいことか!!皆、うっとり・・・。
去りがたい気持ちをぐっとこらえて、山頂に向けて登り始める。ブナやトチノキ、カツラ、ダケカンバ、モミなど大木だらけの尾根をひたすら登り山頂に到着。東方が開けていて好天なら北アルプスが見えるはず。貸し切り状態の狭い山頂でランチタイム。しかし黒い雲が押しよせてきたので雨具を着て下山開始。途中、本降りの雨にもたたられたがカツラ門あたりでは雨も上がり陽ざしも射してきた。
ブナやトチなどの大木に絡まったつるの紅葉がとてもきれいだが、触ってはいけません。「ツタウルシ」でかぶれます。肉厚でおいしそうなキノコ、たくさん生えてますが、月明かりでボォーッと光る「ツキヨタケ」。食べてはいけません!猛毒です! カツラの黄色い枯れ葉は可愛くてハート型でメイプルシロップの甘い香りがするようです。等々、自然観察をしながら秋の森を堪能しました。
登山道は広く刈り払われていて、木の杭で作られた階段がとても歩きやすく整備されていた。この階段がいかに足の負担を軽減していることか、と感じるほどでした。
次に訪れるのは花々が咲く6月。少々降ってもすべらない登山道を確認しましたから、今年の6月のように中止にせず、出かけましょう!
なにはともあれ、名カメラマン達の美しい写真をごらんあれ!
地蔵山・愛宕山・保津峡 地元の山を歩く
UPDATE 2023-10-10
【日 程】 2023/09/24(日)
【参加者】 会員5名+体験1名
【コース】 越畑ー地蔵山ー愛宕山ーつつじ尾根ーJR保津峡
【記 者】 秋の風
先輩方が個人山行で行かれていた地元の山。いつも行きたくて、日程が合わず残念…と思っていたのでうれしくて仕方がない。
まず越畑のバス停を下りたとたん、登山口はどこだ?きちんとバスの中から確認していた方から、こっちだよ、バスの中で見ておくといいよ、とアドバイス。
てけてけと先頭をあるくと「ペース早いよ」の声かけ。無意識に早くなってしまうのにストップをかけていただきつつ、越畑から地蔵山までは400メートルの登り。
ちょっとした粘土質の傾斜に滑ってしまう。着地面をしっかりとつけ、ハンコを押すように。後ろ足をあげるときに蹴りだすと着地面が減るから滑りやすくなる、と歩き方を教わる。
途中若干急な登り、ついついペースが上がり、息ぎれ…。そんな時は、足の回転数、スピードは変えず、歩幅を減らすと体力の消耗が減り、息があがりにくく歩き続けることができる。息が切れそう、となったときも、できる限りペースを落として歩き続け、急登の途中でなく、緩やかになるところまで行って休憩。足首が固くて傾斜に合わないときは、つま先をハの字に開いて。
林の中、ルートをわからない。どっちかな、と止まっていると、「どっちだと思う?」なんとなーく道っぽく感じられる方面に「あっち!」というと、残念、はずれ。スマホ・地図での位置確認。勾配の状況。尾根の上にいるかどうか。どこに向かうのか。足の裏の感触、たくさんの人が歩いている道は固い。視野が狭いと見えなくなっているピンクテープ。いろいろな情報を総動員する。「こっちだよ」と教えていただいてからみると、なるほど、なのだ。
木々の間から見える町がどこなのか。単純に持っている地図上に書かれている嵯峨樒原だと主張する私。いやいや、町の規模、建物の配置、距離感から、電車を降りた八木の町だよ、と。地図上の距離感が、どれくらいに見えるものなのか、これからの山行でも気を付けてみていこう。
地蔵山までの登り道を夏に来たことがない、という先輩。冬の雪の時に来られて、今草・枯れ木があるところ、全体が雪に覆われるとのこと。楽しそう!
見晴らしの良いところでは地図、コンパスの使い方の講習。
いろいろ学びつつ、地蔵山をこえ、愛宕山三角点へ。ここでお弁当!神社参拝ののち、今度は下り。
慎重に。足を滑らせたり、石を落としたりしないように、ここでも足の裏をしっかり使う。
腰を落とし、膝を伸ばし切らない状態で重心を安定させながら下る。いつもしていない姿勢だからきつい・・・。でも、山を歩いてこの筋肉をつけることで、より安定感をもって歩くことができるようになる。
下りは休みを取らず歩き続けてしまうことがあるが、一定の時間で水分補給に努める。
下りはどこを歩けば安全か、楽なのか、考えながら歩くのが楽しい。でも時間が掛かってしまう。先輩方の仙人のようにするすると下っていかれる姿にあこがれる・・・。
無事、車道をでてJR保津峡へ。
亀岡行の電車の本数が少ないので、計画を作るときはそこも注意が必要。
皆さんから本当にいろいろ教えていただきながら、計画上は7時間15分の山行は約6時間30分でゴール。
最後に体験の方が、会員になってくださるという嬉しい申し出もあって、学びの多い、とても楽しい山行になりました。