夜叉ヶ池には行きましたよ

UPDATE 2024-07-01


【日 程】 2024/06/29(土)
【参加者】 会員6名+体験1名
【コース】 夜叉ヶ池登山口(福井側)→三周ヶ岳手前ピーク→夜叉ヶ池登山口
【記 者】 スエ子


天気→良き!誰かさん引っ張て来てくれたねぇ!
ありがとう(^^)
植生→ブナ林。ここらの山域ステキ。デカい!
夜叉ヶ池→私らだけ…昼寝したーい!

Y「さぁ。せっかくやからどちら行きますか?」
スエ(へっ?でたー(笑)まあ、今日は師匠おられるから良いかな?)と、ゆう事で半ば強引に三周ヶ岳行けるとこまでになっちゃいました。
少し熊笹漕いで、棒立てて小ピークでパチリ(*^^)v
あ〜ハート池見てへん!
ほな夜叉丸側帰り少し登ろか。

池の周りは多人数になってたので、さっさと下り
師匠おすすめ杉津SAで、好きなの食べて帰りました。
北陸道は鯖江のへしこ、スパムおにぎりも好きですね。
杉津も外せなくなりました。

参加して下さった皆さん夜叉丸、夜叉ヶ岳行けなくてごめんなさい。またいつか。
ありがとうございました。

主稜線を三周ヶ岳へ向かって
夜叉ヶ池

やっぱりいいね! 秋の取立山

UPDATE 2023-10-09


【日 程】 2023/10/08(日)
【参加者】 会員4名
【コース】 取立山登山口~大滝~コツブリ山~取立山~登山口
【記 者】 ひろさん


 5月のGWに水芭蕉を見に行こうと計画していたが、悪天中止にした山行のリベンジ。

 白山ど~んの展望の素敵な山なので、紅葉にはまだ早いだろうが、その分、きっと静かな山歩きが楽しめるはず。

 ということで、前日の10月7日に会の例会と個人山行がダブルで入っているにもかかわらず、この日しか空いてないとあえて企画。

 さすがに連日の参加者はいないだろうとソロで行くことも想定していたが、Y夫妻とF女さんのベテラン3名が参加いただき、まだ入会1年に満たないひよっこの私としては、心強くもちょっぴり緊張の中のスタート。

 人気の山(のはず)で登山口駐車場が混むかもということで、午前4時亀岡出発。

 途中、北鯖江のPAで朝定食を食べて(私はモーニングコーヒー)、しっかり腹ごしらえ。24時間営業の有り難いお店。

 7時半に登山口駐車場に到着すると、なんと一番乗り。こんなことは初めて! 天気が崩れるということで皆さん、敬遠したのだろうか。

 今日は、大滝からコツブリ山経由の周回コース。

 何度もこの山に来ているはずのSY師匠は、大滝を見て、こんな大きな滝があったんや! とはじめて見るかのよう。

 残雪の残る時期と秋とは登山道も別物で、大滝は、登山道から少しだけ道を外れた場所にあるので、これまであえて寄らなかったよう。水量も十分で、滝好きな私としては、寄り道必須のポイント。

 大滝からは、ちょっとだけ岩場の滑りやすい急登でもあるため、私はおっかなびっくりのへっぴり腰。その後、コツブリ山への登山道も粘土質の湿った登山道が続き、滑りやすいことこのうえない。私の一番苦手な道で、SY師匠の前で緊張感もあって(ただ下手なだけ?)時折ズルっと。見かねたSY師匠からは、優しく、「こういう場所では、あえて岩を見つけてそこを踏んで歩くといい。足の前の方に力を入れて」など、歩き方の基本を教えていただく。岩の上に乗るとバランスをとるのが難しく思い、あえて岩を外して足を置くようにしてきたので、こうして歩き方を見て指導いただけることは有り難い。おかげで、へっぴり腰ながらも、下山まで尻餅つかずにすんだ。

 しかし、今日の取立山は、ほんと静か。コツブリ山の山頂手前で一人追い抜かれたほかは誰とも出会わず、前日までの冷え込みでうっすら初冠雪した白山の大展望を貸し切り状態で見られるぜいたく。秋もやっぱり福井の山は最高だった。北アルプスももちろん最高だが、福井の山は、それとは違う、なんともいえない温かさを感じる。往復に8時間くらいかかるが、行きたくなる山である。

 取立山の山頂では、何人かとすれ違うが、それでもこんなに静かな取立山は初めて。暖かいものが美味しい時期になったので、時間をとっていただいて、バーナー炊いて、マルタイの棒ラーメンに野菜、ベーコンに生卵を割っていれて、あつあつのをいただく。う~ん、やっぱり山で食べるラーメンは最高! 前日は北風が強く、大峰の例会山行に参加されていたSY師匠からは「さぶかった!早く下山して温泉入ることだけ考えてた」と、この日何度も何度も繰り返し聞かされていたが、この日は風もなく、山頂でもゆっくりと少し早いランチタイムを楽しむことができた。

 そんなこんなで、11時20分には下山。まだまだ時間はあるということで、温泉に行こう。どこにする?

 SY師匠がネットで調べて越前海岸の温泉を見つけてくれた。海好きな私はすぐにのっかる。かなり遠回りになるが、越前海岸の温泉にゆったりつかって、その後は、敦賀まで海岸線ドライブ。敦賀のお店で海鮮に舌鼓をうって丸一日、楽しく過ごさせていただいた。

 どうも、私が企画すると、山要素が薄く、ほとんど観光的要素満載になって山岳会らしからぬものになってしまうきらいがあるが、そんな山行にも楽しい笑顔でお付き合いいただける大先輩がいてくれて幸せな気持ちに浸ることができた一日でした。感謝!

 

 

取立大滝。水量多く迫力満点。
前日までの冷え込みで白山初冠雪の大展望。ラッキー!
取立山の山頂にて。風もなくゆったり早めのランチ
秋リンドウがたくさん。日差しがなくみなつぼみのままでしたが、一輪だけ開いてた
大文字草。
ヤマボウシの赤い実。黒っぽく熟したのが美味しいそう
コツブリ山の山頂。初冠雪の白山展望を貸しきりで
帰りに敦賀で海鮮。山行きなのに、なぜか海鮮?

花の大長山(福井県)

UPDATE 2023-07-12


【日 程】 2023/06/24(土)
【参加者】 会員8名
【コース】 大長山・赤兎山登山口ー小原峠ー苅安山ー奥大長谷の頭ー大長山 ピストン
【記 者】 Mt.Boku


小原林道料金所ゲートの名物おじさんによると、道路開通直後と比べれば、この日は赤兎山に訪れた人はまだ少ないらしい。今回のお目当ては初夏の花と白山だったけど、あいにくの曇り空☁️白山ドーンのはずが💦雨降らないだけマシか💧

この時期の天気と花の開花のタイミングは難しい。1週間違うとお目当ての花(ツバメオモト、サンカヨウ)は終わっていたり、会いたいお花たちはツボミだったり。特に今年はどこも2週間ばかり花が早いようで💦それでも駐車場でササユリのお出迎えでいきなりテンションあがったり、振り返れば赤兎山の山容を眺めることも出来たし、この日一番の急登を登りきった山頂直前で一輪のニッコウキスゲを見つけた時は疲れも吹っ飛んだ❤

登山道わきにはナルコユリやユキザサ、結実したサンカヨウやエンレイソウ、ツバメオモトらしき葉っぱと花ガラ、ウスギョウラク、タニウツギ、あまり注目されないナナカマドの花、あと2~3日で咲きそうなつぼみのササユリ、足元にはアカモノ、ゴゼンタチバナ、コイワカガミ、バイカオウレンの葉っぱ、ツマトリソウ、マイヅルソウ、ギンリョウソウ、そして山頂のニッコウキスゲ等々、結構な種類のお花たち、植物観察にはことかかない。

貸し切りの山頂付近ではニッコウキスゲが咲いていてじっくりお花見をした後は、ガスのかかったあたりに白山を想像しながらランチ。アップダウンを繰り返してきた道を戻るけれど、やはり下りは楽である。あっという間に小原峠に戻ってしまった。ほとんどの人は赤兎山へ向かったようで、小原峠より上で出会った人は少なく、駐車場に戻ったころには車はほとんどなくなっていた。超人気の赤兎山と小原峠までは同じルートなので、人の少なさにちょっと拍子抜け。気合を入れて持って登った京都府山岳連盟の広報誌もあまり配れず、ゲートのおじさんに託して帰路に就いた。

見ごろを逃した花たちも、つぼみだったり、結実して若い実をつけたり,朝ドラの万太郎じゃないけどひとつの植物のいろんな時期を見るのもまた楽しい山行だった。

時計回りに、ササユリ、ニッコウキスゲ、マイヅルソウ、ゴゼンタチバナ
時計回りに、ギンリョウソウ、ツマトリソウ、ナルコユリ、エンレイソウ
あの急登を登れば山頂
この急登を登ればあと少しで山頂
山頂直前で出迎えてくれたニッコウキスゲ
山頂を少し過ぎたところにニッコウキスゲの群生、つぼみがいっぱい 白山は見えなかった

お花と湖とジブリを楽しめた三十三間山

UPDATE 2023-06-14


【日 程】 2023/06/10(土)
【参加者】 会員10名+体験1名
【コース】 倉見登山口~三十三間山~轆轤山~黒龍大明神~倉見登山口
【記 者】 たくみ


福井県若狭市と 滋賀県高島市の県境にある三十三間山へ行ってきました。山名には諸説ありますが、京都の三十三間堂の棟木を山中から切り出したことに由来するとも言われています。

倉見登山口には20台ほど置ける無料駐車場にトイレも完備(協力金100円)されています。登山口から林道を抜け、涼しげな沢沿いを歩きます。風神の滝でマイナスイオンを浴びた後は、樹林帯に入り山頂までひたすら登りです。木々の間から指す日差しが心地よいですが、蒸し暑さで汗が止まりません。ホッコリ手書きの看板やかわいいお花に元気をもらい、みんなでワイワイお喋りをしながら稜線へ出ると、一気に展望が開けます。

三方五湖や若狭の町、若狭湾や雄大な山並みを眺めながらの気持ちいい稜線歩き。すばらしい景色にウットリしました。山頂は木々に囲まれていたので、少し降りて見晴らしの良い場所でランチタイムです。日差しもそれほどきつくなく、心地よい風が吹く中、フカフカの芝生の上で少しお昼寝するメンバーも。気持ちよさそうでした。

ランチ後は轆轤山(ろくろ山)へ。大きなアップダウンもなく、眺望も良いので、食後の重たいお腹でもなんとか気持ち良く歩けました(笑)。山頂は開けており360度の素晴らしい展望でしたが、風をまともに受けて何度も帽子が飛ばされそうになりました。こんな環境でも樹木は低い姿勢でしっかり根を張って、健気に花を咲かせていました。遠くから見えた地面の丸い模様はコケの群生で、こちらもよく見ると小さな花を付けており、素敵なアートに見えました。

下山路はジブリ感のある巨岩や御神木(岩)などの見どころもあり、意外と楽しめました。そこを過ぎると、あとは駐車場まで長〜い林道歩きです。ここが地味に疲れました。

登山道には小紫陽花やアブラギリ、エゴノキ、ヤマボウシなど、この時期ならではのお花が見られました。雲が多めでスッキリ快晴とまではいきませんでしたが、梅雨の時期にしては上出来なお天気。

予定より早く下山できたので、帰路途中の道の駅若狭熊川宿で行列に並んでバナナシェイク「サンキューバナナ」を堪能。お土産に焼き鯖寿司も購入し、心もお腹も満たされた一日になりました。

下って登っての山行【久須夜ヶ岳〜蘇洞門】

UPDATE 2023-04-23


【日 程】 2023/04/23(日)
【参加者】 会員7名
【コース】 エンゼルライン山頂駐車場ー久須夜ヶ岳ー山頂駐車場ー蘇洞門入口ー大門小門ー蘇洞門入口ー山頂駐車場
【記 者】 晴れ女TS


登山といえば、山に登って降りる。それが一般的な登山。でも今回は「降りてから登る」というちょっと珍しい山行を楽しみに行ってきました。

福井県【久須夜ヶ岳(くすやがたけ)】
スタート地点はエンゼルラインというドライブロードの駐車場。山頂駐車場があるので、そこからのスタートです。

事前情報から空いている駐車場だと思っていたのですが、行ってみると予想以上に沢山の車が集まり、駐車場に入るのに行列が。しかもよく見てみると同じ車がズラ〜ッと。着いてみてわかったのですが、ちょうどこの日、この車を愛する人たちの集まりが催されていたのでした。
駐車場を埋め尽くす同じ車種の車。景色のいい展望スポットなのに全然景色を見ている人がいない。みんな車を眺めている。かなりビックリしたのですが、こんな珍しい状況もなかなかないもので。そんなハプニングも楽しみつつのスタートとなりました。

山頂駐車場の標高は600m。そこから目指す久須夜ヶ岳の山頂(一等三角点)は618.69m。行ってみると片道10分もかかっていない。過去最短の山行か?!?!
いやいや、ピークは踏んだのですが、これが今日の目的地ではないのです!ここからが本当の目的地へ。

もう一度駐車場に戻り、そのまま通りすぎて、登山口へ。
目指すは名勝【蘇洞門(そとも)】
北西に向かって、海岸に向かって、ひたすら下って行きます。

蘇洞門までの山道は、美しい新緑を楽しみながら急な斜面を降りたり細い道をトラバースしたりしながら進んで行きます。目的地が近づくにつれ徐々に増していく空の青と海の青の濃さに、思わずテンションも上がって行きます。

いつものようにお喋りを楽しんでいるうちに、気がつけば最初のスタートから約2時間。ついに蘇洞門の「大門・小門」と呼ばれる地に到着しました。

大きな岸壁にまるで門のように空いた穴は「海食崖(かいしょくがい)と言って、波の浸食作用によって出来た洞穴です。自然のパワーと美しさを感じる場所でした。
すぐそばにある「吹雪の滝」もまた素晴らしい。

お昼休憩を取ったり写真を撮ったりしていただけですが、気がついたら1時間ほどそこに滞在していました。これはいつもの山行から考えると異例の長さの休憩時間です。でも後から記録を見て気づくまで、そんなに居たとは感じられないほど、楽しい時間の流れはあっという間でした。

青い海と青い空がすぐ目の前にあって。
運のいいことに、私たちだけのほぼ貸切状態。贅沢すぎる時間でした。

行きがひたすら下る…ということは、帰りはひたすら登り。しんどいと言いつつもさすがは健脚のメンバー、サクサクと登り標準時間よりも早く予定よりも早くでスタート地点に戻ってきました。

蘇洞門への一般的な行き方は、「蘇洞門めぐり」という遊覧船があるので、海側から行くことができます。私たちも、せっかくなのでと下山後(登山後か?!)にこの遊覧船を楽しんでから帰る予定をしていました。
ところが、前日もこの日も海上状況が不安定で、遊覧船は全便欠航。こんなに良いお天気なのに…
非常に残念ではありますが、これが自然の厳しさです。私たちの思い通りにはいかないのが自然というもの。

でも問題ない。
船が出ない?それがどうした!
私たちには、自力で行ける足があるのだ!!

普段から船が出ないこんな日は、時間をかけて歩いた人だけが堪能できるという贅沢。
お天気にも恵まれ、素晴らしい山行になりました。

たまにはこんな珍しい山行もいいもんですね。