飛騨の秘境 ソウレ谷を満喫!
UPDATE 2024-10-18
【日 程】 2024/10/14(月)
【参加者】 5名
【コース】 岐阜県高山市 ソウレ谷で沢登り
【記 者】 カリメロ
初心者でも楽しめる沢上谷(ソウレ谷)へ。
ソウレ谷の渓谷は、長いナメ床に、30mほどの落差のある滝が3箇所もあり、飛騨の秘境とも言われている。
駐車場から少し上がったところから本流に入り、登りはじめるが、10月半ばで少し寒く感じるのかと思ったが思いの外、寒くもなく日差しもあり心地よい気温だった。
右岸の薮を漕いで進むと支流の滝があり、さらに奥へ進むと、落差70mもの五郎七郎の滝がみえはじめた。
巻き道に残置ロープがあるものの、初心者にはナメ滝が滑り台のように思えて、滑りそうでヒヤヒヤしながら登った。なんとも言えない造形美のウェーブのナメ滝に見惚れる。
下りも岩のちょっとした凹凸に足を運び、滑らないように慎重に歩いた。
次の滝は、落差30〜40mくらいの岩洞滝。
真下から眺めるだけでなく、崖の上から流れ落ちる滝裏へいけるのも、また面白い。足場が崩れやすいので要注意。
本流に戻り、ナメ床を進むと、蓑谷大滝に。
高さ30mほどのナメ滝。
ダムのような岩壁に、自然の造形美を感じさせる滝。
大きな一枚板の岩を落ちる滝は見事で、迫力満点だった。
蓑谷大滝の左岸から巻道があり、注意深く見わたすと、ピンクテープがあり踏み跡もある。
急な斜面を登りきると、人工的な道があり下降ルートにはロープがはってあるが、古いロープので念の為にロープを出してもらい、1人ずつ慎重に下る。なぜなら、降りたらそこは、ちょうど、蓑谷大滝の落ち口に。
斜面を転げ落ちてしまうと水に流されて蓑谷大滝を真っ逆様に落ちることになる。なので、しっかりとロープをにぎり慎重に下った。
大滝の高まきを越えると、陽の光が差し込みキラキラとしたナメロード。
スライダー遊びにもってこい!次は、ソリ持ってこよう♩
最後に15mほどのナメ滝。
残置ロープを使って登り、ナメ床を進むと橋が見え、終了地点に。
お腹すいたー!とみんなで遅めのランチをし、帰りは林道歩きを1時間。
ススキにリンドウに、秋を感じながら歩く1時間も楽しく、楽しすぎてあっと言う間に1日が終わってしまった。
これからは、夏の楽しみの一つに沢登りを追加して四季折々の山を満喫していきたい。
前鬼ブルーに会いに
UPDATE 2024-09-24
【日 程】 2024/09/21(土)
【参加者】 会員4名
【コース】 前鬼登山口ー黒谷川ー前鬼川ー前鬼小仲坊ー前鬼登山口
【記 者】 Koume.S
最近の週末の微妙なお天気。3連休の天気予報を見ながらどの日に行くのが良いか思案し、21日に決定。
前鬼ブルーという言葉の響きにいつか行きたいと思っていました。しかし沢での事故のニュースなども耳にし、緊張しながらのスタートとなりました。
車止めゲートの下の駐車場のすぐそばの吊り橋手前を下り、入渓。黒谷川を少し下って、前鬼川本流へ。すぐに透明度の高い薄いブルーの水。しばらく歩くと、10m程の2段の滝。滝上から釜を見ながら、青さに感動。
その先に川幅いっぱいの広くて100m程あるなめが続きます。なめを歩くのは、とても気持ちいい、至福の時間です。
大岩の手前では右岸にロープをセットしてもらい、巻き上ります。
その先の左岸の崖から滝の様に湧き出る水が本流へ合流し、その水の冷たいこと。マイナスイオンもたっぷり。
大きな岩がたくさん現れルートを探しつつ、身体がやっと通れるほどのギリギリの岩の隙間からザックを先に通し、身体をネジ込んでよじ登ります。
垢離取場から少し先の大きな釜まで進みました。釜へ真上から陽が差し込むにはまだ少し早い時間、陽が差し込めばもっときれいなブルーが見れるらしい・・・また次回のお楽しみ。
引き返す途中、なだらかな滝のスライダーで滑ってドボン。岸まで泳いでは、遊びました。
垢離取場まで戻り昼休憩。澄んだ水を撮影したり、Kさんにお湯を沸かしていただき、ティタイム。
右岸にある取り付きの登山道から前鬼小仲坊まで約40分。その後林道を30分ほど歩いて、駐車場へ。
帰りは、上北山温泉薬師湯へ立ち寄り汗を流して、念願の「馬酔木」で焼肉ランチ(おやつ?)をいただき、大満足。焼肉の匂いをたくさん付けて帰ったので、次は、焼肉→温泉の順がいいかなぁ(笑)
また行きたくなるきれいな前鬼川でした。
沢登り、毘沙門谷へ。
UPDATE 2024-08-28
【日 程】 2024/08/25(日)
【参加者】 会員3名
【コース】 清滝川支流 毘沙門谷
【記 者】 Koume.S
週末の天気がかなり不安定で、北部や鈴鹿方面も検討。天気予報がどこも難しく、最終的に近場京都の清滝川の支流にある毘沙門谷に変更。
駐車場から15分ぐらい歩き、毘沙門橋を渡った先に沢のとりつきがある。雷がゴロゴロなり始め、沢は、朝なのにヘッデンがいるかの様に薄暗い。意外と沢は、増水もなくほっとする。
入渓最初の滝を早速師匠にロープを確保してもらい、タイブロックを付けて登る。その後も15メートルほどの滝が現れ、滝の横のきつい斜面にロープを確保してもらって巻き、その後懸垂下降。
先頭を歩きルートファイティングの練習。苦手な虫、蜘蛛の巣に声を上げながら(これだけは、なかなか慣れない)渡りやすいルートを探しながら、足裏全体で滑らない様に足の置き方に注意しながら進む。岩壁に足の置き場を探しながらへつる。とうとう深い場所で、胸ぐらいまでどぼんと浸かった。一度浸かると怖さも薄れる。ふたかきほど泳ぎ、岩に取り付く。慣れると冷たくて気持ちいい。
最後の大きな20メートルほどの滝で、師匠にリードしていただき、登り始める。途中一旦上がって、滝の真下に向かって歩いて行くと、ロープが引っかかり先に進めず、ザーザー頭から水をかぶったままだし、かなり焦ってしまった。ロープにセットしたタイブロックを、中間支点のカラビナの上側に付け変える事をせずに進んでしまった。後ろのOさんから、戻って付け変える様に指示があり、我に返ってやり直す。今日の反省点。
その滝から50メートルほど進み、終了。そこから、倒木だらけの道を歩き、下山。雨も止み、青空が見えた。
沢登りは、いつも子供の頃の川遊びを思い出す。大人になっても楽しめるスリル満点の探検みたいだといつも思う。
帰りに堀川通りのギャラリーに『山とフォークロア 異界の縁を歩く』展示を見に行く。何度も歩いている京都トレイルもまた違う視点から見ると、興味深くて、とても不思議な気持ちになった。
今シーズン初の沢登り、元越谷
UPDATE 2024-06-18
【日 程】 2024/06/16(日)
【参加者】 会員3名、会員外1名
【コース】 元越谷
【記 者】 Koume.S
週末の雨予報で行き先変更。今回は、鈴鹿の元越谷に向かいました。行ってみると師匠の読み通り、増水なし。透き通った水。ほっと一安心です。
今シーズンはじめての沢登り。Oさんは、沢登りデビューです。それぞれ久々の沢靴、沢ゲイターを装着。いざ出発。林道を30分ほど歩き、沢に入ります。水から上がったところで、すぐに大きめのヒルに遭遇。やっぱりいますねー。
まず師匠から岩にのせる足の置き方、ポイント、足裏全体をのせる、水から上がった岩場ばかり歩かない様、沢を歩く方法など指導してもらいました。
2つ目の堰堤の横は、ザレザレの急登を登りつめるとその先に沢幅の広いゴルジュが現れます。
へつり方を師匠から説明を受け、左右の岩壁のどちらかをよく見極めて、出来るだけ水の深くない足の置き場がありそうな方を選びます。その先何ヶ所かへつりを繰り返しながら、とうとう足を滑らせ、ドボンと水の中へハマってしまいました。焦って少し泳ぎ元の岩に戻って、再チャレンジ。次は、師匠に手や足の置き場所を指導してもらうとスムーズに。岩登りと同じで、よく先を見極めての判断が大切。
そして目の前にどどーんと大きな滝が現れます。滝の横でロープを出し、“へっぴりゴシ”さんにリードしていただき、その後をアッセンダーを付けて登り始めました。後ろから師匠の大声の指導をしてもらい、慎重に登ります。滝の落ち口に立って待っていると気が緩んで落ちてしまうケースもあるらしく、上りきった安全なところで待つ事が大事です。
ルートを確認し、滝から80メートルほど歩いたところから、登山ルートを探します。ザレた斜面を登り、林道に出たところで休憩。おにぎりをほおばっていると、左手にヒルが。いつのまに⁈こわっ。
車を停めた所まで、30分ほど歩き、到着。靴を履き替えようと裾をめくった3人の足には、ヒルが吸い付いていました(帰りの車の中で、私も手の甲を噛まれました)Oさんと私は、今日が初めてのヒルデビューの日となりました。
帰りには、近くの大河原温泉かもしか荘♨️で冷えた体を温め、お昼ごはん(野洲川ダムカレー鹿カツ入りetc…)を食べ、帰路へ。
色々な岩の形状や滝、ゴルジュ、なんと言っても水がきれいで、新緑に癒されます。私は、沢の経験がまだ少ないですが、もっとスムーズに沢登りを楽しめる様に練習したいと思います。
沢登り講習会 白滝谷
UPDATE 2023-09-06
【日 程】 2023/09/02(土)
【参加者】 4名
【コース】 坊村支所前🅿️〜牛コバ〜白滝谷〜登山道〜牛コバ〜坊村支所前🅿️
【記 者】 へっぴりゴシ
坊村駐車場に8時半、各京都府山岳連盟のやその他の参加者騒然22名がワイワイガヤガヤ勢揃い。
今回は沢登り初心者向けの講習会ということで、昨年までの交流会とは異なり、
初心者の方へ最終目的地までの到達を目的とせず、細かなところを教えることを目的としたスタイルの
新たな試みの沢登りでした。
集合場所で、沢登りは色んな技術が複合的に必要でリスクの多い山行と言うことを改めて指導頂いたのちに出発
私はサポーターとしてN師匠のもとで3班に参加。3班体制で、各班5名程度のグループ分けでスタート。
白滝谷は初心者向けの小さな滝が続くルートで、私の沢登りデビューの場所。
担当した3班は、ZツクラブとH火の山岳会に所属の方々で、会の話や今年の夏の山行の話など雑談しながら
1時間ほどで入渓点へ到着。違う会どおしが交流しあう場でもあるのでチョ〜新鮮。
N師匠から、岩に足を置くポイントや、岩に乗せる足裏の部分など細かな指導を受けながら上流へと進みます。
進みながらもルートの選び方の指導や地図読みしながら、岩や滝壺などのヘツリ方を、メンバー自ら考えてやってみて、
体の使い方や足を置く岩の見定め方など実感してもらいました。教えるのと共に、教え方も勉強になりました。
3班は熱心な指導により最終折り返し地点の白滝までは行けませんでしたが、「昨年までの交流会とは異なり、
より細かな指導がもらえ、質疑応答が聞けて良かった。」
各山の会でも登山の技術を伝えて行く事が難しくなっているのが課題で、「1回限りでなく続けてステップアップの講習会を設けて欲しい」などの意見が聞けました。
お昼休憩をしていると、白滝まで行った1班2班のメンバーの方々が下山してきて合流。
下山途中に全体の集合記念写真を撮影し、皆無事に駐車場まで下山しました。
沢登りの技術だけでなく、色んな人の話を聞いて沢山の刺激をもらえた講習会でした。
また週末登山がんばろっ!
ちなみにこの日は、この時期には珍しくヒルの被害ゼロでした♡