堂満岳アイゼン,ロープワークトレーニング

UPDATE 2024-10-28


【日 程】 2024/10/26(土)
【参加者】 会員3名
【コース】 イン谷口駐車場-第一ルンゼ入口-中央稜-ピストン
【記 者】 Koume.S


今回は、比良の堂満岳にて、アイゼン、ロープワークトレーニングです。

先週は、沢登りをしていたのに次は、雪山に向けてのトレーニング。山は、バラエティにとんでて、1年が経つのもあっという間です。

久々に重い冬用靴とアイゼン、ピッケルを準備して、5時半に亀岡を出発。

イン谷口駐車場に車を停めて、30分ぐらい歩くと北側にあるウエダニの滝が見えます。水流は、少なめ。

第一ルンゼ入口から、すぐにアイゼン装着。師匠より、ピッケルの持ち方やアイゼンの足の置き方のレクチャーを受け、バリエーションルートを歩きます。ザレザレの斜面、ごつごつしたうき石、急登。装備なしには、とても登れないほどの斜面。落石しない様に前の人とも距離を置きながら、慎重に中央稜を目指します。ここ数年で、山の地形がごろっと変わったそう。アイゼントレーニングには、変化にとんだ練習になる斜面。ルートファイティングしながら、急登をひたすら登り、ふと自分のアイゼンを見ると、前側のビンディングが割れている。またよりにもよって、こんな時に。初代に使っていた安価のアイゼンをトレーニングに使おうと持ってきて、経年劣化になってしまいました。師匠に結束バンドで補修していただき、テーピングで、ぐるぐる巻きにとめて、泣く泣く下山することに。

大きな岩の急斜面での懸垂下降を3度繰り返し、緩い斜面まで、下山。ピッケルのつき方、上り下りのターンを何度も繰り返し練習。下山は、アイゼンを外し、出来るだけ岩の上を歩きながら、まっすぐなルートを歩き、滑りやすい斜面は、かかとから体重をかけて下る事も教わりました。 

駐車場横で、ロープワークを教えていただき、終了。

帰りに志賀駅前で、美味しい鍋焼きうどん、おでんをいただき、帰路へ。

道具選びや点検が重要だと改めて痛感しました。

もうすぐ楽しみな雪山シーズン。気を引き締めて練習したいと思います。

ウエダニの滝。水流少なめ。
熱々の鍋焼きうどん。美味しかったです。

リトル比良 縦走

UPDATE 2024-09-05


【日 程】 2024/09/01(日)
【参加者】 4名(会員3名+1名)
【コース】 近江高島駅…登山口…観音跡地…岳山…オウム岩…岩阿沙利山…鵜川越…寒風峠…ヤケ山…涼峠…げんき村登山口…北小松駅
【記 者】 kamemaro


台風10号の影響で予定していた沢は増水して茶色の濁流が流れている(河川防災カメラ)。

さてどこへ行くか?…途中、雨に降られることも考慮して、脚力のトレーニングにリトル比良へ。

北小松駅前に車を駐車し、電車で近江高島駅へ。夏休み最後の日曜日というのに台風の影響か、8両編成の車内はガラガラ「大丈夫かいなぁ?湖西線!」と、ちょっと心配になる。

駅前のコンビニで昼食を購入し、のどかな町中をゆっくり歩き登山口に到着。林道から登山道に入りしばらく進むと、突然立派な石灯籠が建っている。この石灯籠、後でわかったことだが「岳観音」の参拝道に建立されているものらしい。

ウラジロなどのシダに覆われた道を進むが、雨具を着けていないズボンは露でドボドボ!靴の中に水が流れ込まないうちに先頭を交代しながら、どうにか進む。

屋根瓦の散らばる広場には、建物の残骸が残っている。「岳観音堂」の跡らしい…「こんなんあったかなぁ?」何十年か振りかにこの道を歩くが、ほとんど記憶がない。

岳山を越えて「オウム岩」に着いた時は、ここで亡くなった京都の学生さんを探しに来た昔の記憶が戻ってきた。「山の遭難」というものを初めて知った、あまり良い思い出ではない。

蜘蛛の巣だらけのあまり歩かれていない道を、大きな悲鳴に「ドキッ!」としながら歩く(何回も)。先頭を歩くSさんの顔に蜘蛛の巣がベタッと付いたときの悲鳴だ。

岩阿斜利山を過ぎ鵜川越えまで来ると舗装された林道が峠を越えている。道を横切り滝山を過ぎれば寒風峠も近い。

峠の木々も当時より大きくなり、昔の面影はない。ここから左へ下ると関電が琵琶湖の水を原発の夜間剰余電力で上げて、昼間に発電する揚水ダムを計画(大反対で潰れた)した「オトシ」(地名)を通って涼峠に出る近道であるが、少し先の焼山まで進み尾根を下ることにする。

狭い山頂で一休みした後、涼峠から以前トレーニングに来た獅子岩と楊梅ノ滝を左に見て、比良げんき村の登山口に下山する。

この間、誰にも出会わなかった。台風の影響もあると思うが近頃、人の行くところにはたくさんの登山客が集まるが、少しマイナーなところは、本当に人が少ない。ある面うれしいが、昔を知るものとしては少し寂しい気がする。

夏の赤坂山

UPDATE 2024-07-08


【日 程】 2024/07/07(日)
【参加者】 12名
【コース】 マキノ高原駐車場 - 赤坂山登山口 – ブナの木平 – 粟柄越 – 赤坂山(824M) ※往復
【記 者】 T.Y


梅雨真っ只中の例会山行。雨天の心配をよそに、当日はほとんど雲もない快晴。暑さが心配される中、12名の会員が参加してくれました。

会のこれまでの山行では、冬の赤坂山は何度かあったものの、夏の赤坂山は初めてという方が多く、同じ山でも雪がないと全然印象が違うようでした。ブナの木平の東屋は冬は屋根の近くまで雪で埋まっているようで、柱の下の方が少し傷んでいることからもその様子が伺えました。

暑い中の登りはきつかったものの、途中で良い風もあり、また、水場で身体を冷やすこともできたので、なんとか体力を維持しながら山頂までたどりつくことができました。山頂は日差しは強かったものの風が心地よく、360度の眺望を楽しむことができました。

迷いやすいポイントはなかったものの、周囲の状況を手がかりに地図で現在地を特定する方法を確認するなど、経験の浅いメンバーにとって学びを得る機会にもなりました。

暑い中参加いただいた会員の皆様、おつかれさまでした!

 

リタイアしたFより ・・・ 登り始めてしばらく、軽度の熱中症を自覚しました。進退を迷う間もなく前を歩いていたY師匠に異変を気づかれ、仲間たちから「下山」を指示されました。全員での下山も選択肢にありましたが、結局、T女史が付き添ってくださることになり、二人で下山。早めの判断が功を奏したのか、元気に仲間の下山をマキノキャンプ場で待てました。みなさま、ご心配をおかけしました。

 

 

山頂での集合写真
山頂へ向かう稜線歩き

沢登り講習会 白滝谷

UPDATE 2023-09-06


【日 程】 2023/09/02(土)
【参加者】 4名
【コース】 坊村支所前🅿️〜牛コバ〜白滝谷〜登山道〜牛コバ〜坊村支所前🅿️
【記 者】 へっぴりゴシ


坊村駐車場に8時半、各京都府山岳連盟のやその他の参加者騒然22名がワイワイガヤガヤ勢揃い。

今回は沢登り初心者向けの講習会ということで、昨年までの交流会とは異なり、
初心者の方へ最終目的地までの到達を目的とせず、細かなところを教えることを目的としたスタイルの
新たな試みの沢登りでした。

集合場所で、沢登りは色んな技術が複合的に必要でリスクの多い山行と言うことを改めて指導頂いたのちに出発
私はサポーターとしてN師匠のもとで3班に参加。3班体制で、各班5名程度のグループ分けでスタート。
白滝谷は初心者向けの小さな滝が続くルートで、私の沢登りデビューの場所。

担当した3班は、ZツクラブとH火の山岳会に所属の方々で、会の話や今年の夏の山行の話など雑談しながら
1時間ほどで入渓点へ到着。違う会どおしが交流しあう場でもあるのでチョ〜新鮮。

N師匠から、岩に足を置くポイントや、岩に乗せる足裏の部分など細かな指導を受けながら上流へと進みます。
進みながらもルートの選び方の指導や地図読みしながら、岩や滝壺などのヘツリ方を、メンバー自ら考えてやってみて、
体の使い方や足を置く岩の見定め方など実感してもらいました。教えるのと共に、教え方も勉強になりました。

3班は熱心な指導により最終折り返し地点の白滝までは行けませんでしたが、「昨年までの交流会とは異なり、
より細かな指導がもらえ、質疑応答が聞けて良かった。」
各山の会でも登山の技術を伝えて行く事が難しくなっているのが課題で、「1回限りでなく続けてステップアップの講習会を設けて欲しい」などの意見が聞けました。

お昼休憩をしていると、白滝まで行った1班2班のメンバーの方々が下山してきて合流。
下山途中に全体の集合記念写真を撮影し、皆無事に駐車場まで下山しました。

沢登りの技術だけでなく、色んな人の話を聞いて沢山の刺激をもらえた講習会でした。
また週末登山がんばろっ!

ちなみにこの日は、この時期には珍しくヒルの被害ゼロでした♡

初心忘るべからず、白滝谷の沢登り

UPDATE 2023-07-31


【日 程】 2023/07/30(日)
【参加者】 会員3名
【コース】 葛川市民センター🅿️〜牛コバ〜白滝〜夫婦滝〜登山道〜牛コバ〜葛川市民センター🅿️
【記 者】 へっぴりゴシ


この日は6時亀岡発、7時三条京阪駅ピックアップで滋賀県坊村へ白滝山の麓にある白滝谷の沢登りへ出かける。

メンバーはY師匠とN師匠との3人。私へっぴりゴシが岩デビューした時に初めて手ほどきから教わった、私にとっての永遠の師匠達との久々の沢登り山行。初心に返った気分でワクワク♬

8時前に葛川市民センターPをスタート。既に汗だくで早く沢に浸かりたいが、入渓ポイントまでがまた遠い(•́-•̀٥)林道を歩き牛コバを超え、南南東へ進む事約1時間。ようやく入渓ポイントに到着。まずここまでの道のりでのヒル被害チェック!3人とも大丈夫の模様。

ザックをおろし入渓準備していると、Y師匠「あぁ~!昼飯を車に忘れた!」ってコンビニで買った冷麺を車に忘れる。常習犯、前科・・・・数えきれず。
ハーネス&ガチャ類セットし入渓。ヒャぁ~!冷たくて気持ち良い~♡

細々とした段差やヘツリが続き、所々でN師匠からハンドジャムなどの細かなテクをご指導いただきました。地味だけど、初心者には色々な学びができる白滝谷。私の沢デビューも確かこの沢。その当時は滑るわ、躓くわで、青アザだらけで帰った覚えがあります。

その頃から沢の流れや様子も変わっているようで、記憶にあるのはほんの数箇所だけ。そういう意味でも沢登りは難しいんだなぁ~って実感。
途中、大きなスラブの綺麗な滝を眺めたり、ナメの滝を登りながら、落差8mの白滝へ到着。
ここはロープを出して、リードはN師匠。2番手のへっぴりゴシはタイブロックで登ると宣言し、リードのN師匠をビレイした後に自分も登攀開始。開始直前にタイブロックからロープ固定に切り替えて登攀。最後まで登りきったところでN師匠から「何か問題に気づかへん?」と指摘。タイブロックで登ると打ち合わせたのに、登攀直前でロープ固定へ変えた事で、トップに登ったN師匠とのコミュニケーションはそこで崩壊🥵N師匠がとっさの機転でトップビレイにシステムを変えてくれたので問題は回避できたが、沢の音で会話もかき消される沢登りでは意思疎通も無く登攀システムを変えることはタブーの祖業。すごく反省するとともに、指導を受けることで勉強できました。

他にも二人の師匠からビレイループにかけるデバイスの順番なども指導してもらい、今回は初心に返って色々と気づくことができた沢登りでした。

最後の夫婦滝まで到着し、左岸を高巻きしながら一般登山ルートに復帰。
お昼の小腹を簡単に満たして、靴を履き替えて下山開始。少し薄くなりかけの登山道を下山している途中。へっぴりゴシの前に蜂の群れ・・・ん?っと思ったのは束の間、左手の甲に一匹一生懸命お尻を丸めて刺そうとしている蜂。「痛っ!」って思ったと同時に、左のお尻のホッペにも痛み。振り払いながら小走りに退散し蜂に刺された事を2人に伝えると、Y師匠がすぐさまザックからポイズンリムーバーを出し、左手を吸引。続いてお尻の痛みを伝え、躊躇なくズボンを下ろし二人の師匠へお尻を披露。N師匠は私の白いケツに爆笑。Y師匠は一生懸命リムーバーで吸引してくださり、その後は腫れたり、痛みが増すことなく無事に駐車場まで下山。サッと取り出せる場所にポイズンリムーバーを入れていたY師匠のパッキングに感心し、見習おうと思いました。

下山後にもヒルcheck。3人ともヒル被害ゼロ。

帰りは私のわがままで、「朽木温泉てんくう」まで行ってもらい、NY(入浴)タイム。温泉の駐車場では、忘れたお昼ご飯の冷麺を食べるY師匠。既に冷麺は茹で麺(笑)。

お風呂でさっぱりした後に、京都へ帰る。

今回の様な色々と勉強ができるこういった機会はありがたく、また2人の師匠と登りたいへっぴりゴシでした。

後ろ姿だけはアベンジャーズ
細かな段差でこれまでの経験の復習
はーい!白滝にとうちゃこ
右岸を登ります
奥のスラブの滝を撮影するするのに必死
最後の夫婦滝