大峰 大普賢岳〜竜ヶ岳・・・って、竜ヶ岳って全国どんだけぇ〜!?

UPDATE 2024-05-06


【日 程】 2024/04/29(月)
【参加者】 会員4名+会員外1名
【コース】 和佐又〜日本岳〜小普賢岳〜大普賢岳〜明王ヶ岳〜竜ヶ岳 (ピストン)
【記 者】 へっぴりゴシ


2年前の5月、大峰を縦走してみたい!と私の計画に乗ってくれた師匠と山友さん
釈迦ヶ岳〜八経ヶ岳のピストン山行を皮切りにスタートした”日帰りで行く大峯奥駈道制覇”の野望も今回で9回目

師匠からの個人山行の呼びかけで集まった5名で4時頃に京都を脱出し、目を瞑っても運転できそうなくらい、🚗走り慣れた大峰への道
この日は和佐又からのスタート、6:45。
リニューアルした和佐又ヒュッテに駐車させていただきました。(事後精算¥1,000)

大普賢岳までは巨大岩の下のお洞を見たり、梯子や階段のオンパレードでアスレチック気分♡
横は切れ落ちた谷の場所もあり、山頂手前までは少し緊張を持って歩く
この日の見晴らしはガスガッスで、遠くの方にガスの切れ間から近くの行者還や八経ヶ岳、少し行くと稲村ヶ岳やこの間行った山上ヶ岳が確認できた。

大普賢岳の肩から竜ヶ岳までの間は、大峰らしい気持ちの良い山道。
竜ヶ岳って聞くと、何処の竜ヶ岳?ってほど全国いろんな所にありますよね。私が知っているだけでも近畿で4か所、山梨にも1か所。
でも、地蔵岳や天狗岳ほどは多くないか?とブツブツと考えながら歩く。
遠足気分でスキップ♬しながら歩ける場所、天気が良ければスキップしていたかも・・・しないしない
しかし、今回は雨の降り出しを気にして急足で向かう(•́ε•̀;ก)💦
明王ヶ岳で一旦高度を下げ、前回訪れた竜ヶ岳まで1時間。朝も早かったので、皆小腹が空いて行動食を食べていると、ポツポツ☔️振り始めました。昼までは持つと思っていたのに早い降り出しでした。
しかし、まだ霧雨。本降りになる前に下山したい所。11時頃には大普賢岳まで戻り少し大粒になった雨の中を下山。下りの梯子や階段は滑るので皆集中!前向きが良いか、後ろ向きが良いか、臨機応変に対応して安全に下っていきました。下りは登りよりも難易度が上がるとよく師匠が言っていますが、雨が降ると更に難易度UPです。

日本岳を過ぎると、あとは雨の中でも和佐又まではリラックスした山歩き。
13時過ぎに和佐又ヒュッテに到着。行きには沢山のキャンパーさんが居たけど、降りてくると皆撤収。
おかげで空いていた綺麗な和佐又ヒュッテで、のんびりと美味しいコーヒータイム☕️

帰り道は、以前から気になっていた吉野にある「レストラン 里」へ。
田舎の国道沿いにもかかわらず、いつ通りかかっても駐車場に車がいっぱい並んでいるので、その謎を確かめに・・・。店内は昭和なレストランで、芸能人の色紙もたくさん、メニューもめっちゃ豊富。
出てきた定食はどの料理もボリューミィーで、いつも通りお腹いっぱいになって京都まで帰りました。

岩、根っ子、階段、梯子と変化に富んだ大普賢へのコース
ガスの切れ間から山を臨む
大峰らしい山道は癒される
煩悩にまみれた輩の記念撮影(笑)
雨で濡れた斜面はいつも以上に慎重に
前向いたり後ろ向いたり臨機応変に階段と梯子を降りましょう
シャレ乙なリニューアル後の和佐又ヒュッテ♡キャンプでも快適です。
コーヒーブレイク☕️汚い靴で床を汚してスミマセン💦

大峰三大急登 勝負塚山で筋肉Bomb!

UPDATE 2024-04-10


【日 程】 2024/04/06(土)
【参加者】 会員6名
【コース】 上多古川イツボ谷出合〜勝負塚山〜P1448

【記 者】 へっぴりゴシ


久しぶりのレポート!
我が第二の故郷大峰・・・いや、第三?・・・知らんけど!
行ってきました。

京都をAM3:30頃に離れ、お決まりの大和郡山のマクドを経由し、もう目を瞑ってでも運転できそうな169号線を通って、上多古村へ
上多古川とイツボ谷出合の上流に車を停めて6時に登山を開始

いきなり不明瞭な登山道・・・だって一般登山道ちゃいますもん(;゜(エ)゜) アセアセ
皆で地図や地形を見ながら尾根に向かって取り付きの場所を探す。
それでも薄い踏み跡を辿って荒れ放題の道があり、お互いで押したり引き上げたりの段差を越えて進むと、大峰三大急登が出現💧
とにかく木や岩、石ころなど掴めるものを持ちながら半四つん這いで登って行く
途中、GPSで現在地確認したら全く進んでいない⤵️もう2時間も登っているはずなのに・・・恐るべし三大急登
脚の筋肉ももうパンパン!キツ〜ぃ

それでも前に進み続けるとようやく勝負塚山山頂に到着!・・・眺望無し(°д°|||)ガーーーーーン

休憩の後、勝負塚山から一旦高度を下げたらまた急登、この日は思った以上の高温で、少なくとも私は体調崩れ始める
途中で視界が開けたところで休憩。さっき登っていた勝負塚山が、眼下に有って、「えっ!あんなシンドかったのにあんな低いの( ´•̥ω•̥` )」っと全員びっくり。

それでもヘコタレナイ、大峰愛好の変態メンバー達
無心に前へ進むと、前回目にした今宿跡。懐かしい気分に浸る(´◡`๑)

下山も登り以上に緊張が走り&ながーい道のり
写真はほぼ撮る余裕もなく下山

大峰三大急登、気付けば二座制覇していました。
いっその事、あともう一つの白髭岳へいつか行くしかないですね。

帰りはいつもの台湾料理「汇鑫源(カイシンゲン)」で山盛りの定食メニューを全員ペロリと完食し帰京。
もう、帰ってる時から筋肉痛確定でした!💣

日帰り大峰奥駈道縦走も、後もう少しで熊野まで
お付き合いお願いします。

急登!
ダンサー(段差)!
トラバース・・・からの渡渉
板取り跡
じみぃ〜な山頂
やっぱり眺望がいいとテンション上がる
最後の最後まで急登
もう、身体の一割は台湾料理の細胞ちゃうかな? そんな訳ないか!

十津川村探訪(玉置山・果無集落)

UPDATE 2024-02-25


【日 程】 2024/02/24(土)
【参加者】 会員3名
【コース】 西吉野福寿草群生地~車~谷瀬の吊り橋~車~十津川村バイカオウレン群生地(場所非公開)~車~玉置神社=玉置山~車~昴の郷=果無集落(古道古道小辺路)

【記 者】 ひろさん


 春は妖精 ようよう白く咲き乱れるさまはいとをかし。
 ということで、春の妖精さんたち(スプリングエフェメラル)に会いに十津川村へ行ってきました。
 毎年、この時期になると春の妖精さんたち情報があちこちから舞い込んできて忙しくなる。
 なぜ妖精か? 早春に一気に咲き出して夏から秋にかけて地上部分が消滅してしまうはかなさゆえ(諸説あり)。確かに、どの花も小さく繊細で、地面にはいつくばってじっくり観察しないと、その可憐さは堪能しきれない。見える人にしか本当の姿は見えないところが妖精なのかもしれない。
 などとうんちくを傾け始めると長くなるので報告を。


 まずは、西吉野の福寿草群生地へ。

 津越地区にあり、この場所はネットで出てくるので、ナビ設定可能。

 時期が早かったのか遅かったのか、咲き方は微妙。場所はここなんだとチェックして先に進む。

 次に谷瀬の吊り橋にちょこっと寄り道。しっかりとした橋ではあるが、日本一といわれるだけのことはあって長いし揺れると怖い。吊り橋効果で同行いただいた方との縁がより深まることを期待しつつ先を急ぐ。

 長い長いワインディングロードの続く国道168号線をひた走る。昔よりはずいぶん走りやすくなって、もう「酷道」なんて呼ばせない!という感じに整備されていた。「曲がりくねった道の先に待っているいくつもの小さな光♫」の曲を頭の中でかなでながら本日のメイン、十津川村のバイカオウレン群生地へ。場所は非公開とされているが、個人的に前の週に聞き込みながら下見済みなので、迷わず現地へ直行。
 バイカオウレンといえば、朝ドラ「らんまん」で、万太郎が子どものころに一面に咲き乱れる花に出会う印象的なシーン。この光景に出会いたいという一心で高知に行くぞ!と考えていたところ、十津川村に群生地ありとの情報をいただいての訪問。高知は高知で牧野植物園や朝ドラのバイカオウレン場面のロケ地である金峰神社などは行きたい場所リストに載せたままなので来年には行きたいとは考えているが……。十津川村の群生地は保護のためのロープが張られているので立ち入ることは出来ないが、それでもこれだけの群生は珍しい。個人的に下見と称して前週にも訪れていたが、その時にはまさに見頃で「秘密の花園」感に浸っていた。が、今回は、花の命は短しで多くの花が終わりを迎えていた。私的には、最盛期の花と終わりかけの花のどちらも見られてよかったが、同行の方には、来年は、ぜひ満開の群落の情景を見ていただきたいと思う。

 ちなみに、バイカオウレンの白い花びらのように見える部分はガクで、花は黄色いめしべのような部分だそう。クリスマスローズをはじめキンポウゲ科の植物にはそんな花が多いような。


 次に目指すは、神さまに呼ばれた人しかたどりつけないと言われる玉置神社へ。ここにお参りすると人生が変わるともいわれています。
 神社マニアの私としては、以前から気になっていた神社。なかなか行きにくい場所で、そこまでの道もよくわからず不安がありましたが、無事にたどりつくことができました。そして、まさかの雪景色。玉置山の山頂では、おそらく「雨氷」というのでしょう(知らんけど!)。青空に樹々に氷がはりついてキラキラ輝いて別世界の美しさ。気温が上がり、ぼたぼたしずくがたれる姿も美しい。鉄塔からバラバラとつららのような氷が落下してくるのは怖かったが……。

 人生が変わるかどうかは、これからのお楽しみだが、雨続きの天候の中の見事な晴れ間。どうやら、神さまは呼んでくれたようだ。


 最後に、一応山岳会の山行なので、ドライブだけではあかんやろということで、昴の郷から小辺路の一部を歩いて果無集落へ。民家の前を世界遺産が通る有名な場所。苔むした石の階段はすべりやすく歩きにくいが、最近整備された登山道とは別格の雰囲気を醸し出してくれていた。


 と、十津川村を満喫した一日で、毎年でも花の様子を確かめに行きたい場所の一つになりました。

西吉野の福寿草群生地。咲き方はいまいちだった
十津川村のバイカオウレン群生地。ほぼ終わりかけで咲き残っていた妖精さん
咲き終わるとこんな姿に。ここから種をつけていくんだろう
谷瀬の吊り橋にちょこっと寄り道。とにかく長い!
玉置山でおもいがけず出会った雨氷? つららもキラキラ綺麗
玉置山で。写真ではあまりわからないがとにかく樹々の雨氷が幻想的で美しかった
玉置神社の名物?しいたけうどん。
世界遺産 果無集落

大峯奥駈道第6弾 はじまりは、吉野から!?

UPDATE 2023-12-13


【日 程】 2023/12/10(日)
【参加者】 会員6名
【コース】 吉野841M地点のカクレ平林道ー四寸岩山ー大天井ヶ岳ー五番関ピストン
【記 者】 Koume.S


去年から繋げている大峯奥駈道。今回は、吉野スタートの計画です。

大峯あるあるの夜中の2時亀岡出発。京都で2人ピックアップし、6名で、奈良に向かいます。

吉野に入り、暗闇の林道を車で進んだ先は、青根ヶ峰の南東841M地点のカクレ平。当初計画の吉野金峯山寺付近ではなく、予定の半分ぐらい過ぎた地点(笑)

車から降りて、夜空を見上げると、満天の星空。夜中から出発した特権かな。冬の夜空は、空気がすんで、小さな星まできれいに見えます。

準備をして、5時前にヘッドライトを身に付け、いざ出発。Y師匠を先頭に林道から入り、藪漕ぎしながら、道を彷徨いました。一度林道に戻り、登山口を発見。

今回私は、リーダーなので、先頭を歩かせてもらう事になりました。先頭を歩くのは、難しい。自分のペースではなく、常に後を見ながら、メンバーに合わせて歩く事が大切。

6時頃に四寸岩山頂上に到着。まだ辺りは暗く、尾根道を進みながら少しずつ明るくなり、オレンジ色の朝焼けが美しい。

足摺宿に到着。その後着いた二蔵宿小屋も鍵が閉まっていて、9月末で閉鎖しているとか。(縦走しながら、避難小屋で、泊まりたい方は、要注意です)

大天井ヶ岳手前の100Mは急登。手前でY師匠より地図読みのレクチャーを受けました。山頂で集合写真を撮り、途中開けたところで、山座同程。山上ヶ岳や稲村ヶ岳や大峯の深い山々が見えます。

尾根道を歩きながら、五番関に到着。女人結界門を見ると複雑な気持ち。

早めのお昼ごはんを食べて、ここからピストンで戻ります。巻道を進むと杉林が続き、周りの景色が見えない退屈な道がしばらく続きます。谷筋のトラバース道は何ヶ所も崩れ、出来るだけ山側を歩く様に慎重に進みます。

九十丁石付近で、林道に出ました。林道の道端に一面に生えたススキがお日さまに照らされて、金色に輝きすごくきれい。歩いても歩いても続く林道に飽きて、登山道の稜線に戻るべく、取り付きを地図で探すが見つからず、途中景色を見たり、おしゃべりしながら、ひたすら出発地点目指して歩きます。ようやく車が見えて、ゴール。

早めに下山出来たので、金峯山寺に車で向かいます。蔵王堂でお線香をお供えし、お参りしました。紅葉のピークが終わったのか吉野は、観光客も少なく、思ったよりひっそりしていました。

帰りにいつもの台湾料理に行きたかったけど、開店前の準備中のため前を素通りし、奈良市内のラーメン屋でお腹を満たし、帰路へ。

今日は穏やかな暖かい1日でした。奥駈道初参加のメンバーは、次回も参加したいと満足された様子でした。

去年から地味に繋いできた個人山行での日帰り大峯奥駈道縦走も残すは、行者還岳〜五番関と玉置神社〜熊野大社のみ!
来年奥駈道の続きを是非一緒に行きましょう。

暗闇の中、ヘッドライトを頼りに。星と月がきれい。
二蔵宿小屋横のベンチで、休憩。小屋は、閉鎖中。
大天井ヶ岳に向かいます。この先は、急登。
大峯の深い山々。山座同程。
Y師匠とススキ。いい写真。
林道脇から大峯の山々が一望。
吉野金峯山寺の蔵王堂にお参り。安全登山祈願。

紅葉の稲村ヶ岳

UPDATE 2023-11-07


【日 程】 2023/11/03(金)
【参加者】 12名
【コース】 母公堂登山口ー法力峠ー山上辻ー稲村ヶ岳ー大日山
ピストン
【記 者】 Koume.S


11月3連休の初日、早朝4時出発。

前日から少し緊張気味。今回2度目のリーダー担当です。

先日の大峰例会の時は、冬の様に寒く、風も強かった事もあり、念の為、事前に防寒着とチェーンスパイクを持参してもらう様に連絡しました。

しかし今日は、朝からいいお天気。気温も上がるとの予報。

2台で、京田辺PAに集合。母公堂登山口に向かいます。

メンバーも12名と多い為、2班に分かれ、730分に出発。分岐まで15分。スギの樹林帯の単調な道を進みます。法力峠に着くと西側の斜面の紅葉した木々が陽が当たり、赤、黄、オレンジと最高にきれい。たくさん写真を撮り、少し休憩をして、出発。

部分的に岩場もありますが、歩きやすいなだらかな道が続きます。桟橋をいくつか歩いて、橋の朽ちた板や抜けて広い隙間にも気を付け、何ヶ所か崩れた斜面、渡りにくい所は、特に注意しながら、進みます。木の合間からは、大日山が三角に尖って、見えます。山上辻から稲村小屋に到着。もう一班を待ちながら休憩。

まずは、稲村ヶ岳を先に登ってから、大日山に登ることに。稲村ヶ岳の山頂は、展望台があり、360度のビューポイント。山座同定をY師匠にしていただき、まわりの奈良の山々を確認しました。次は、あの山から稜線を歩き、縦走したいなぁと思いながら。よく大峰は、来ているのですが、何回来てもあきない好きな山々です。

すれ違う登山客に挨拶しながら、道を譲り合います。狭い道なので、すれ違い方も慎重に。

大日山は、道の状況を見るため はじめにY師匠と2人で登りました。ハシゴやロープもたくさんありますが、ぐらついた板や石など、声をかけながら、注意して、全員で慎重に登ります。前に来た時は、ガスで、景色も崖下もあまり見えなかったので、今日は、紅葉の色づいた山々がバッチリ見えて最高。キレットは、崖下をそっと覗くと迫力もの。狭いピークにつき、みんなで写真撮影。下山時にY師匠がロープを付けて、フォローをしてくださいました。

稲村小屋に戻り、お昼ご飯。やはり3連休。先ほどは、なかった10近くテントが張られています。

ピストンで、同じ道を下山。いつも何故か下山は、来た時よりも長く感じます。スギの樹林帯に入ると斜面も陽が当たらないので、まだ15時なのに暗く感じます。やはりこの時期は、早めの行動が大切。登山口に15時半に到着しました。

母公堂につき、温かいコーヒーをいれていただき、休憩。御朱印もいただきました。

帰り道で、いつもの台湾料理屋に寄り、全員ラーメンを食べ、京都、亀岡へ。

帰りの車で、「楽しかった。今日は、来て良かった。」とのお声を聞くと、ほっとひと安心。

今日は、早朝から長い1日ありがとうございました。いいお天気で、紅葉のきれいな大峰に行けて良かったです。

法力峠の紅葉。西側斜面がきれい。
黄色に色づいた紅葉。きれいですね。
ゾウ?マンモス⁈よく写真で見る木
稲村小屋に到着。青空きれいです。
今年は、雨が少なくキノコも少なめ。ヌメリスギタケ
とんがりの大日山。
陽に照らされた紅葉がきれい。
母公堂。お世話になりました。