いつかは槍ヶ岳!③~最終日 双六小屋から新穂高温泉へ~
UPDATE 2023-08-13
【日 程】 2023/08/06(日)
【参加者】 会員6名
【コース】 双六小屋ー弓折乗越ー鏡平山荘ーわさび平小屋ー新穂高温泉バス停
【記 者】 晴れ女TS
【槍ヶ岳】2泊3日の山行もいよいよ最終日。
最終日の3日目も素晴らしい快晴でした。
早朝に起床し、小屋泊組もテントに集合してみんなで朝ごはん。テントを片付け、出発準備にとトイレに向かった時にちょうど日が昇り始めました。全く何も狙ったわけではなく、たまたまトイレに向かったら、目の前で太陽が昇り、素晴らしい朝の景色との出会い。
最高すぎるタイミングに、もうこの最終日も楽しくなる予感しかありません。
最終日は、ひたすら下ります。
段々と遠ざかる槍ヶ岳を名残惜しく見ながらも、また景色を堪能しながら歩きました。
鏡平の池に映る槍ヶ岳も美しかったです。お天気が最高だと、適当に撮っても写真が映えますね。
最終日は一番短いとはいえ、早朝から6時間ほど、13km近く歩きました。
長い道中、師匠や先輩方から山のこと、植物のこと、装備のこと…などなど色々教わりながら歩きます。こういう時間がとっても貴重で有難い。体力的にただ歩くということが問題なく出来たとしても、知識だったり経験だったり、まだまだだなぁと痛感します。自分と向き合い、自分の課題に気付かされます。そして、もっともっと色んな山へ登ってみたいなという思いになります。
次はどこに挑戦しようかな。
早朝から歩き続け、この日のゴール地点である新穂高温泉のバス停に到着したのは11時過ぎ。予定よりも速く下山ができたので、余裕を持ってバスに乗り込み、スタート地点の平湯まで戻ることが出来ました。
平湯温泉もゆっくり楽しみ、溜まりに溜まった3日分の汗や色々を洗い落とし、しっかりと胃袋も満たしてから帰路へ。全員で運転を交代しながら、無事に京都に戻りました。
ワイワイと賑やかに過ごし、楽しく過ぎた3日間でした。
お天気にも恵まれ、最高の3日間でした。
天空のお花畑、五色ヶ原へ
UPDATE 2023-08-10
【日 程】 2023/07/29(土)~2023/07/30(日)
【参加者】 会員5名
【コース】 1日目:室堂→浄土山→龍王岳→鬼岳→獅子岳→ザラ峠→五色ヶ原山荘(泊)
2日目:往路 →一ノ越経由→室堂
【記 者】 Mt.Boku
室堂(2450m)から雄山へ向かう人は多いが、浄土山(2831m)を越えて五色ヶ原へ足を延ばす人は少ない。行きたかった憧れの場所だが、ピークを目指す山歩きではないし、浄土から龍、鬼、獅子と厳つい名前が連なるアップダウンを繰り返すルート。浄土山の展望所でこれから歩く稜線と五色ヶ原を眺めるが、まだその厳しさは実感できないでいた😅
実際には龍王岳(2872m)と鬼岳(2750m)のピークは踏まないが、鬼岳東面から獅子岳(2741m)間は雪渓、岩場、はしご、鎖場があり気が抜けない。眼下には黒部湖、その東側に並ぶ北アの山並みを眺め、もちろん周りは今がピークの花、花、花…🌸つい足を止めてしまうので前へ進めない💦そして立山カルデラを眺めながら最後に来る獅子岳からザラ峠へのザレた激下りは疲れた足には堪えるし、このあたりではもう花どころではなく、緊張感が続く。ザラ峠を越えれば、五色ヶ原はもうすぐだが、山荘まではそこそこ距離がある。午後は富山側から上がってくる雲と雷を気にするも急ぐこともできず、ゆっくりと亀のごとく歩み、予定より1時間近く遅れて4時に山荘着。高山病の症状を呈する仲間に小屋の方から、「食事までにお風呂に入れますよ」と暖かい声かけ😍皆で天空の湯船♨でホッコリ、山でこれほど有難いものはない。
曇り空で夕日も星も見れず、8時の消灯と共にバタンキュー💤ところが午前3時頃全員が目覚め、窓から見える星空に感動、外に出れば天の川と流れ星のおまけつき⭐️さらに翌朝は針ノ木岳の横から現れる御来光🌄とご褒美づくめ。早朝の五色ヶ原は朝露に濡れたチングルマが御来光に輝き、まさに天空の楽園(浄土?)である😍
朝食後6時に山荘を後にし、暑くなる前に本日の最難関ザラ峠〜獅子岳を今度は登り返し、鬼岳〜龍王〜一ノ越~室堂へとまたまた亀の如くゆっくりと戻った。前日はガスで見えなかった遠景も青空の下くっきりと見え、遠くは富士山まで拝むことができた。「あれが槍だ」と次の山行に思いを馳せる者、五色ヶ原を振り返る者と思いはそれぞれ。
ただ今年の異常な暑さ、遮るものがない稜線上は北アなのに暑く、雪渓の雪を頭にのせたりと高山での熱中症予防には気を使った。前日午後、雲があったことはむしろありがたかったと後で感じた。仲間にも天気にも助けられ憧れの場所「五色ヶ原」に立つことができ、たくさんの花に出会えたこと、また無事に山行を終えたことに感謝。
(注:五色ヶ原山荘のお風呂は水のある時だけです)
いつかは槍ヶ岳!①~1日目 上高地から殺生ヒュッテ~
UPDATE 2023-08-12
【日 程】 2023/08/04(金)~2023/08/06(日)
【参加者】 会員6名
【コース】 上高地ー横尾ー槍沢大曲ー殺生ヒュッテ
【記 者】 S.N
当初、新穂高温泉の駐車場を利用、槍平~南岳西尾根の予定だったが、その駐車場が夜9時には満車になるとの情報あり。出発数日前に予定変更、平湯~上高地からのスタートとなる。
早朝5時半前、上高地バスターミナル出発。青空に山並みが美しく映える。朝もやに包まれた梓川沿いを歩く。横尾まではハイキング気分。3時間歩いて100mしか高度は上がっていない(-_-;)
横尾過ぎたあたりから少しずつ山道らしくなってくる。一ノ俣あたりから徐々に高度も上がってくる。抜けるような青空に夏の太陽。汗が吹き出る。北アルプス=涼しいというイメージがガタガタと崩れる…。だが、時折吹く風はさすがに涼しく、登山道のすぐ脇を流れる川の透明度にも感動。
槍沢大曲りあたりで標高およそ2000m。徐々に高山病の症状がまた出だす。登りの角度もきつくなってきた。休憩をこまめに取りつつ、ゆっくりではあるが、一歩ずつ前に足を運ぶ。
と、勢いよく流れる水場が。この水がまあ冷たくおいしいこと!喉を潤し、夕食の水を汲み終わり、さあもうひと踏ん張り、と歩き出したその時、目の前に槍ヶ岳がドーン!ああ、槍サマ〜!やっと会えた\(^o^)/
テンションも上がったところで、また少しずつ足を運ぶ。しかし、目の前の槍ヶ岳にはなかなか近づけない。空模様も怪しくなってきた。坊主岩小屋からおよそ35分、やっと殺生ヒュッテ到着。テントを張り終え、中に入ったテント泊4人組は、シュラフにくるまりちょっと横になったとたん爆睡…‼時折、テントを打ちつける雨や雷の音が気になりつつも、1時間余りの気持ちのいいお昼寝タイムだった…。
本日の歩行時間10時間、歩行距離19㎞。累積標高差約1500m。お疲れ様でした。
明日はいよいよ槍ヶ岳山頂を目指す。
木地屋渓谷沢登り、2023年沢登り初め&沢デビュー
UPDATE 2023-05-14
【日 程】 2023/05/13(土)
【参加者】 会員3名
【コース】 木地屋渓谷下流ー沢分岐ー林道ー木地屋渓谷下流
【記 者】 Koume.S
毎度の人気(ひとけ)のない山好き3人。連チャンの夜中3時出発です。
最近、ずっと天気予報に翻弄され、毎週末になぜか雨予報。週末の山を糧に生きてるのになぁ。
Y師匠とOさんは、今年の沢登り初め。なんでもチャレンジしてみたい私は、今日沢登りデビューです。
丹生川ダムを越え、荒城川下流の木地屋渓谷林道入口に到着。
新しい沢靴を履き、ハーネスを身につけ、初めての緊張感、わくわくしながら、7時50分出発。
うわー、なんてきれいな水、これがうわさのナメ岩(乗鞍の火山の溶岩流で出来た一枚岩とお2人から教えてもらう)わくわくしながら、入渓。曇り空の気温もまだ低いので、きっと冷たい水なんだろうと行く前から心配していたものの、入ってみると意外と大丈夫。Y師匠に足裏全体で、滑らない様、足の置き方を指導していただき、慎重に進みます。
子供の頃、家のそばの川で、暗くなるまで、川遊びをしていた頃を思い出し、楽しかった気持ちが甦る。沢登りチャレンジして良かったー。
ゴォーッいう水流の滝、大きくて歩きやすいナメ岩、きみどり色の鮮やかな新緑、透き通った水、どれをとってもきれいで、マイナスイオンを浴びながらの沢に癒されます。
沢幅いっぱいの滝、いくつも滝を越え、高さのある滝を見て、「夏なら、あの滝の裏側を歩いて、登ったら気持ちいいんやで」とY師匠。また夏チャレンジしてみたいものです。
見上げると沢のそばの林道ゲート前に5台ほど車が停まっていて、まだ時期が早いのか沢登りの人は、いかなったけど、途中釣り人に出会いました。
今日は、沢の分岐点の手前まで。(昨年6月は、この先の上流に行かれたそうです)最後の大きなナメ岩が見え、もう少し歩きたい気持ちになりました。
途中の岩で、膝をぶつけたり、肋骨を強打したり。気をつけないと怪我しやすい沢登り。気を抜かないように次回もチャレンジしたいです。
近くの温泉の営業開始時間は、13時からなので、まだ2時間もある。では、近くの十二ヶ岳に行こうという事になり、車で向かいました。行けるところまで、車で登ろうと登山口よりまた更にわだちの付いた山道を車でガンガンせめるY師匠。途中で登山客に会い、皆さん私達の車を見て、きょとんとした顔(笑)こんな高いとこまで、車を進ませる人は、少ないんでしょうね(汗)。
富山から来られた男性2人の登山者と話をし、周りに12の北アルプスの山が見えるから、十二ヶ岳だとか。開けた展望の山と言う事で期待が高まります。
展望台から見る北アルプスの山々、白山の雪山がきれいに見えました。
下山途中にはコシアブラを採り、満足で下山します。
帰りには「しぶきの湯 遊湯館」という温泉に入り、全身温まり、疲れが取れました。毎週各地の温泉に入っている私達(笑)
途中帰りの東海北陸道で、雨が降り始めました。沢と山で、雨降られなくて、本当に良かったなぁ。
ぎふ大和P Aで、お腹を満たし、京都、亀岡へ。また満足の週末を過ごしました。
北アルプスの風に吹かれて〜西穂独標〜
UPDATE 2023-03-20
【日 程】 2023/03/19(日)
【参加者】 会員4名+会員外1名
【コース】 京都−西穗高口駅−西穗山荘−西穂丸山−西穂独標(往復)
【記 者】 Koume.S
「北アルプスの空気をすいに行きませんか?」のお誘いにメンバーの意見一致。夜中の3時半頃に京都を発ちました。
土曜まで、北アルプスは雪予報。一転して今日は、朝から雲一つない青空。高山に入ると雪景色が広がり、雪の北アルプスの山々が見られました。やっぱり雪山はサイコー。
7時30分に新穂高ロープウェイの駐車場に到着。9時始発のロープウェイ2本乗り継ぎ、西穂高口駅で降ります。途中のロープウェイでは槍ヶ岳(の先っちょ)やジャンダルムなどを眺められました。西穂山荘まではアップダウンを繰り返しながら、樹林帯の登山道を進みます。前日に降り積もった新雪も先行の登山客で踏み固められ、ハイウェイになってます。途中でアイゼンを付け黙々と進むと、視界が開け今から登る西穂独標、西穂高山頂、笠ヶ岳、双六岳、また南側には、焼岳、遠くに白山がくっきり見えます。今日は、霞なく最高の景色。1時間ほどで西穂山荘に到着。ここから西穂丸山まで登ると、開けた稜線では頬と耳が痛くなる様な西風。下界は穏やかでも流石アルプスと思いながら、フードを慌てて被りました。西穂丸山を過ぎたところでハーネスを付け、ヘルメットを被り、目の前に迫った独標手前まで登ると、たくさんの登山客で渋滞。降りてくるパーティを待ちながら、独標を見上げると岩が剥き出しになり、鎖のかかった険しい斜面。Y師匠の指示でロープを準備し、1人ずつタイブロックを付けて慎重に登ります。13時過ぎに西穂独標に着きました。意外だったのがその時の独標はお日様が当たり、風もなく暖か。みんなで記念撮影。見渡せば周りの穂高岳、迫力ある北アルプスの山々、カッチョイイ。今回は時間の都合で行けないけど、「次は、あの尖った西穂高山頂に登頂したい!」と次の目標が出来ました。
独標からの下山もロープを付け、1人ずつ安全のためにピッケルを使い、後ろ向きに足の置き場を確保しながら慎重に降ります。
ピストンで西穂山荘まで下山し、山荘前で軽くお昼を食べました。
ロープウェイの西穂高口駅まで樹林帯をY師匠のお決まりの軽やかな足使いに続き下山します。
ロープウェイを乗り継ぎ、15時30分に駐車場に到着。
帰りに岐阜の郷土料理⁈けいちゃん丼、けいちゃん唐揚げ定食を食べ、満腹で京都、亀岡に帰りました。
北アルプスの空気吸い、風にあたり、雪山を満喫。今週も満足な1日を過ごしました。
西穂山荘前より (閲覧注意:フワフワしますw)