木地屋渓谷沢登り、2023年沢登り初め&沢デビュー
UPDATE 2023-05-14
【日 程】 2023/05/13(土)
【参加者】 会員3名
【コース】 木地屋渓谷下流ー沢分岐ー林道ー木地屋渓谷下流
【記 者】 Koume.S
毎度の人気(ひとけ)のない山好き3人。連チャンの夜中3時出発です。
最近、ずっと天気予報に翻弄され、毎週末になぜか雨予報。週末の山を糧に生きてるのになぁ。
Y師匠とOさんは、今年の沢登り初め。なんでもチャレンジしてみたい私は、今日沢登りデビューです。
丹生川ダムを越え、荒城川下流の木地屋渓谷林道入口に到着。
新しい沢靴を履き、ハーネスを身につけ、初めての緊張感、わくわくしながら、7時50分出発。
うわー、なんてきれいな水、これがうわさのナメ岩(乗鞍の火山の溶岩流で出来た一枚岩とお2人から教えてもらう)わくわくしながら、入渓。曇り空の気温もまだ低いので、きっと冷たい水なんだろうと行く前から心配していたものの、入ってみると意外と大丈夫。Y師匠に足裏全体で、滑らない様、足の置き方を指導していただき、慎重に進みます。
子供の頃、家のそばの川で、暗くなるまで、川遊びをしていた頃を思い出し、楽しかった気持ちが甦る。沢登りチャレンジして良かったー。
ゴォーッいう水流の滝、大きくて歩きやすいナメ岩、きみどり色の鮮やかな新緑、透き通った水、どれをとってもきれいで、マイナスイオンを浴びながらの沢に癒されます。
沢幅いっぱいの滝、いくつも滝を越え、高さのある滝を見て、「夏なら、あの滝の裏側を歩いて、登ったら気持ちいいんやで」とY師匠。また夏チャレンジしてみたいものです。
見上げると沢のそばの林道ゲート前に5台ほど車が停まっていて、まだ時期が早いのか沢登りの人は、いかなったけど、途中釣り人に出会いました。
今日は、沢の分岐点の手前まで。(昨年6月は、この先の上流に行かれたそうです)最後の大きなナメ岩が見え、もう少し歩きたい気持ちになりました。
途中の岩で、膝をぶつけたり、肋骨を強打したり。気をつけないと怪我しやすい沢登り。気を抜かないように次回もチャレンジしたいです。
近くの温泉の営業開始時間は、13時からなので、まだ2時間もある。では、近くの十二ヶ岳に行こうという事になり、車で向かいました。行けるところまで、車で登ろうと登山口よりまた更にわだちの付いた山道を車でガンガンせめるY師匠。途中で登山客に会い、皆さん私達の車を見て、きょとんとした顔(笑)こんな高いとこまで、車を進ませる人は、少ないんでしょうね(汗)。
富山から来られた男性2人の登山者と話をし、周りに12の北アルプスの山が見えるから、十二ヶ岳だとか。開けた展望の山と言う事で期待が高まります。
展望台から見る北アルプスの山々、白山の雪山がきれいに見えました。
下山途中にはコシアブラを採り、満足で下山します。
帰りには「しぶきの湯 遊湯館」という温泉に入り、全身温まり、疲れが取れました。毎週各地の温泉に入っている私達(笑)
途中帰りの東海北陸道で、雨が降り始めました。沢と山で、雨降られなくて、本当に良かったなぁ。
ぎふ大和P Aで、お腹を満たし、京都、亀岡へ。また満足の週末を過ごしました。
北アルプスの風に吹かれて〜西穂独標〜
UPDATE 2023-03-20
【日 程】 2023/03/19(日)
【参加者】 会員4名+会員外1名
【コース】 京都−西穗高口駅−西穗山荘−西穂丸山−西穂独標(往復)
【記 者】 Koume.S
「北アルプスの空気をすいに行きませんか?」のお誘いにメンバーの意見一致。夜中の3時半頃に京都を発ちました。
土曜まで、北アルプスは雪予報。一転して今日は、朝から雲一つない青空。高山に入ると雪景色が広がり、雪の北アルプスの山々が見られました。やっぱり雪山はサイコー。
7時30分に新穂高ロープウェイの駐車場に到着。9時始発のロープウェイ2本乗り継ぎ、西穂高口駅で降ります。途中のロープウェイでは槍ヶ岳(の先っちょ)やジャンダルムなどを眺められました。西穂山荘まではアップダウンを繰り返しながら、樹林帯の登山道を進みます。前日に降り積もった新雪も先行の登山客で踏み固められ、ハイウェイになってます。途中でアイゼンを付け黙々と進むと、視界が開け今から登る西穂独標、西穂高山頂、笠ヶ岳、双六岳、また南側には、焼岳、遠くに白山がくっきり見えます。今日は、霞なく最高の景色。1時間ほどで西穂山荘に到着。ここから西穂丸山まで登ると、開けた稜線では頬と耳が痛くなる様な西風。下界は穏やかでも流石アルプスと思いながら、フードを慌てて被りました。西穂丸山を過ぎたところでハーネスを付け、ヘルメットを被り、目の前に迫った独標手前まで登ると、たくさんの登山客で渋滞。降りてくるパーティを待ちながら、独標を見上げると岩が剥き出しになり、鎖のかかった険しい斜面。Y師匠の指示でロープを準備し、1人ずつタイブロックを付けて慎重に登ります。13時過ぎに西穂独標に着きました。意外だったのがその時の独標はお日様が当たり、風もなく暖か。みんなで記念撮影。見渡せば周りの穂高岳、迫力ある北アルプスの山々、カッチョイイ。今回は時間の都合で行けないけど、「次は、あの尖った西穂高山頂に登頂したい!」と次の目標が出来ました。
独標からの下山もロープを付け、1人ずつ安全のためにピッケルを使い、後ろ向きに足の置き場を確保しながら慎重に降ります。
ピストンで西穂山荘まで下山し、山荘前で軽くお昼を食べました。
ロープウェイの西穂高口駅まで樹林帯をY師匠のお決まりの軽やかな足使いに続き下山します。
ロープウェイを乗り継ぎ、15時30分に駐車場に到着。
帰りに岐阜の郷土料理⁈けいちゃん丼、けいちゃん唐揚げ定食を食べ、満腹で京都、亀岡に帰りました。
北アルプスの空気吸い、風にあたり、雪山を満喫。今週も満足な1日を過ごしました。
西穂山荘前より (閲覧注意:フワフワしますw)
西穂丸山 雪山レッスン
UPDATE 2022-01-11
【日 程】 2022/01/08(土)~2022/01/09(日)
【参加者】 6名
【コース】 一日目:西穂高口-西穂山荘 (1.9Km)
二日目:西穂山荘-丸山-西穂山荘ー西穂高口 (2.9km)
【記 者】 へっぴりゴシ
北アルプスの山並みを眺めながらの雪山レッスン初級編
1日目、京都からはゆっくりの出発で約4時間で新穂高温泉に到着し、ロープウェイで一気に2156mに・・・
この日は雲一つない晴天で、出だしから笠ヶ岳、槍ヶ岳、奥穂、西穂、焼岳、白山など360度の大パノラマを満喫しながら山行スタート。
西穂高口駅を14:30頃にスタートし、たっぷりの雪を踏みしめながら西穂山荘まで
途中でアイゼンに履き替えて、アイゼン歩行の練習。坂道では逆ハの字での歩行で足首や脹脛への負担を軽減。
白銀の景色を楽しみながら、汗をかかないペースで西穂山荘に15:45到着。大きな雪だるま君がお出迎え。
到着すぐに小屋前から見える山々を山座同定。皆で地図を眺めながら、焼岳、霞沢岳や遠くには八ヶ岳・・・
部屋へ荷物を置いて夕飯までの間、談話スペースで少しのお酒と持ち寄ったおつまみなどを楽しみながら、アーベントロートやマジックアワーに感動。ゆっくりマッタリとした山小屋での夜の時間を楽しみました。20:30就寝。
2日目、前夜の山小屋支配人の粟沢さんの天気予報通り、シベリアの前線の端っこが西穂までかかったために、前日とは一変して辺りは一面ガスに覆われた真っ白な朝。
北西からの風は強く少し雪が降る中、8時過ぎに丸山までの山行スタート。横から吹き付ける風(風速10~15mくらいかな)に煽られながら、真っ白な視界の中を進み丸山山頂に到着。”風の息”とピッケルでの耐風姿勢を教わる。
早々に西穂山荘へ引き返し、雪山レッスンがスタート。
まずはピッケルの持ち方から。次にピッケルを使った滑落停止の訓練。皆、なかなかうまく斜面を滑れない。
背中で滑りながら、ブレードを首横に来るようにヘッドとシャフトのスパイク側を両手で脇を締めて握り、うつ伏せに身体を反転させて勢い良くピックを雪にブッ刺し、スパイク側の腕を引き寄せテコの原理でさらに強く雪に刺す・・・なかなか身体に覚えさせないと難しい。
あとは、斜面のアイゼンとピッケルを使った歩行の練習。片足つま先は進行方向に、もう片方の足のつま先は斜面谷側に向ける。
ここまで詳しく教えてもらったことがないから、無茶楽しい!と一生懸命練習する。
休憩で山小屋で少し温まった後に、9:40にロープウェイ駅に向けて下山開始。
下山途中で適所を見つけ、ワカンに履き替えて坂道歩行とラッセルの練習。ワカンの歩行は「花魁歩き」が基本。足を雪から抜く時はつま先からではなく、斜め後ろかかと側から抜いて一歩を踏み出し、また一歩・・・の繰り返し。足跡が溝にならないように。
足元を踏み固めて坂道を登っていく。なかなか馬力が必要。さらに急登では前の雪を崩して踏みしめながら、5cmでも高く足場を作って登っていく。ここでも、詳細な指導をしてもらい目からウロコで、ワカン歩きがチョー楽しい!と皆で坂道歩きを楽しむ。
1時間40分掛けてロープウェイ乗り場まで下山。
途中、平湯の森の温泉で冷えた身体を温め、京都への帰路に就く。短い山行コースとは言え、なかなか充実した雪山レッスンで、今シーズンの残りの雪山がさらに楽しみになりました。
北アルプス 乗鞍岳~焼岳
UPDATE 2021-08-31
【日 程】 2021/08/28(土)~2021/08/29(日)
【参加者】 5名
【記 者】 takumi
1日目
ほおのき平駐車場からシャトルバスで一気に標高を上げ、2702mの畳平へ。雲一つない青空。期待に胸を膨らませながら歩き出す。酸素が薄いせいか少し呼吸が苦しいが、かわいい高山植物や素敵な景色に助けられ、最高峰の剣ヶ峰を目指す。標高が上がるにつれ風が強くなり、視界も一転、真っ白に。山頂では楽しみにしていた絶景は見られず残念だったが、雨には降られず助かった。強風時にはアウターが風に煽られてうまく着れなかったり帽子を飛ばされそうになったが、対処方法も教えて頂き良い経験ができた。期待していたコマクサは終わりかけで残念だったが、宿泊した民宿では月下美人がタイミング良く開花し、明日の山行を応援してくれているようだった。
2日目
タクシーで中の湯温泉登山口へ。5:10登山開始。1時間ほど登ると視界が開け、ゴツゴツの岩肌と噴煙が確認できる。振り返ると雄大な山々と雲海に疲れも吹き飛ぶ。さらに登ると硫黄の臭いがキツくなり、ゴーゴーと湧き出す噴煙の音にを肌で体感する。落石をしないよう慎重に足を運び山頂へ辿り着くと、昨日見られなかった絶景のご褒美。アルプスの素晴らしい景色に感動した。
焼岳小屋まで登り下りを繰り返し、正面には北アルプスの美しい稜線、振り返ると荒々しい姿の焼岳が楽しめ飽きない。焼岳小屋から長い下りを黙々と進み、上高地に降りると二度目のご褒美。絵葉書のような素敵な景色に写真を撮る手が止まらない。初アルプスは自然の怖さと素晴らしさのどちらも体感でき、最高の二日間になった。