2024 キラキラネームの越百(コスモ)山

UPDATE 2024-01-08


【日 程】 2024/01/06(土)
【参加者】 会員4名+会員外1名
【コース】 伊奈川ダム手前のゲート〜登山口〜御嶽山展望所〜越百山避難小屋〜越百山 (ピストン)
【記 者】 へっぴりゴシ


2024年最初の三連休、私にとっては登り初めで三百名山でキラキラネームのコスモ(越百)山へ
木曽駒ケ岳~空木岳から更に南の中央アルプスの中にある山で、名前はずっと気になっていたけど行ったことのなかった山
三連休の計画は当初、塩見岳から始まり、天候の都合で霞沢岳も断念し、Yさん提案の日帰りで越百山へ行ってみようとなりました。

5人は0時に京都を出発し、中津川ICを経由して伊奈川ダム下のゲートに到着
4時半に登山開始、ヘッデンで足元を照らしながら1時間半林道をひたすら歩き、6時に登山道の取付きに到着。
ここまで長かったぁ~(•́-•̀٥)
やっと山道を歩ける喜びを味わう間も無く、ひたすら見晴らしの無い九十九折りの坂道
九十九折り、九十九折り、坂道、坂道・・・・・もぉ、修行
漸く展望が開けることを期待して、地図に書かれていた御嶽山見晴台を探すも何処へ??木々が多く、
木々の隙間から見えたとしても、向こうの山はガッスガスの流石っす!で隣の山すら見えませんでした。
期待も虚しく、登りに集中し煩悩を抑えただ歩くのみ!・・・だって修行だから
高度が上がるに従って、雪の量も増して寒さも強くなって行く・・・だって修行だから
徐々に全員の言葉数も減ったころに一旦上り詰めたところから50m下ると突然目の前に越百避難小屋がお迎え

まだ10時、お昼にはまだ早いので一気に山頂を目指す
この日、越百山を目指す登山者はどうやら我々だけのようなので林間に荷物を置いて、そこからは身軽になり進む
植生がハイマツ帯に変わるとさらに雪の量も増して、風も徐々にキツくなる
西風がもろに受ける場所では前日のトレースも消えてしまい、ルートを探しながら、雪庇の踏み抜きにも注意をして進む
先頭を順番に交代してルートファインディング、楽しい♪
山頂へ着く頃にはもう暴風雪、ホワイトアウトするほどではないが、景色は全くなくただ寒いだけ・・・だってだって修行だから
風と寒さに耐えるといきなり現れた山頂P2613、デン!タッチしてサクッと駆け足で記念撮影📷
この日の予報は山頂では風速17m、そりゃ寒いわ
急いでハイマツ帯まで下って、髪もまつ毛も眉毛も真っ白に凍ったお互いの顔を見て笑うw
さっきまで寒かった場所が、山頂に比べて温かく感じる・・・修行の成果!
期待していた中央アルプスや南アルプスの山々の風景は見ることができず残念でしたが、雪山の寒さを少し実感できた良い機会でした

ここからピストン。ピストンあるあるで、とにかく復路は長い長い、下っても下っても全く時間が過ぎなくて
景色もないもんだから足元ばっか見てる。「よくもまぁこんな坂道登ってきたなぁ」って思うのもあるあるw
無言の時間が続く・・・
15時過ぎにやっと林道まで下山、少しミゾレやアラレが降り始め、重力に任せて林道を下る
朝は真っ暗で見えていなかった巨大な氷柱や、ダムの水の綺麗なことに感動しながら1時間ばかり歩くと、駐車場手前でカモシカがお出迎え
顔が丸々してて、イノシシみたいなカモシカ(笑)ジーッとこっちを見ている顔が可愛かった♡
16時20分下山完了、ほぼ12時間歩きっぱなし
景色も無く、雪山をただ登るだけ、下るだけのしんどい山行でしたが、これはこれで自分を試す良い山行だったと思います。
皆さんも是非行ってみてみください。

帰りは、遅くなったので、温泉入浴初めはお預けで、中津川へ
途中、師匠が昔に行ったという昭和レトロな「プリンス松葉」で洋食を食べてお腹を満たして京都へ
ご馳走山!

ゲート、魔界への入り口W
徐々に白黒の世界
やっと越百避難小屋 窓ガラス割れていたようなので、後日管理場所へ連絡
修行、修行!
寒いし痛いし、でも楽し
デン !タッチして速攻記念撮影
まぁーるい顔のカモシカ君がお出迎え
昭和な松葉屋♡

八ヶ岳 裏同心ルンゼIC

UPDATE 2024-01-04


【日 程】 2023/12/29(金)
【参加者】 S・Y A・S 他3名
【コース】 京都…美濃戸…赤岳鉱泉…裏同心ルンゼ…大同心稜…赤岳鉱泉…美濃戸
【記 者】 kamemaro


今シーズンのアイスクライミング事始めとして、八ヶ岳裏同心ルンゼを登る(今年は、鉱泉まで雪がなかった)。

29日という年末の平日とあってか、先行は2人組3パーティーだけなのでノンビリと登れそう。Sさんは本チャン初めて…昨シーズン末の鉱泉アイスキャンディーでのトレーニングの成果や、如何に?

F1、F2と順調に登るが、F3で先行パーティー待ち。天気も良いし、景色はバツグン。雪を頂いた中ア、御岳が雲海の上に大きく見える。「ゆっくり登ったらいいやン!」天気が良い日は、気持ちもゆったり。

F4、F5も問題なく登り、枯れ滝(水流のない滝)の下で、登攀終了!みんな揃うまで暖かい日だまりで日向ぼっこ…天気が良くても日陰は、やっぱり寒い…そりゃ2600mにいたら風が弱くても寒いわなぁ。早く下りてお風呂に入りたいと思っても、時間が?? あんまりゆっくりしすぎたみたい?

ここから大同心稜への登りがシンドイ、いつ来ても…。大同心稜の下りもキツいしイヤな下り。赤岳鉱泉で時間を見ると3時半…もう風呂はダメ!!

朝方、ガラガラだった鉱泉も、フロントはごった返している。さすがに年末、私も泊まりたい(年末大抽選会があり、提供されたいろんな山道具がもらえるから)。

イヤな山道(雪が積っている方が歩き易い)と林道を黙々と歩いて、太陽が西の山に沈むと同時に美濃戸に着いた。

追記:アイスクライミングが初めてのSさん、みんなに遅れることなく完登!本格的なトレーニングは、今年の3月に1日行っただけなのに…センスあるんかなぁ?(私はSさんの登りを見てないので、評価は後日にお預け。Sさん、登り見たかったぁ!)

赤岳鉱泉ステイ

UPDATE 2023-04-05


【日 程】 2023/03/25(土)~2023/03/26(日)
【参加者】 会員5名+非会員1名
【コース】 25日 京都ー美濃戸口ー赤岳鉱泉 泊
26日 アイスキャンディ登攀or鉱泉周辺散歩ー美濃戸口ー茅野ー京都
【記 者】 norokame(文)


25日 今年最後のアイスに行きたい組に便乗してクリスマス・イブのリベンジに「2日とも雨」の予報が外れることを期待しながら東へと向かう。京都は黄砂で周囲の山も見えない。美濃戸口では4頭の鹿の歓迎を受け、雪の無い林道を美濃戸へと乗り入れた。駐車場の車の台数からすると今日の鉱泉はガラガラかな?

ここからの林道の雪は踏み固められて氷になっていたり、その上を水が流れていたりと、歩きにくいことこの上ないので、アイゼンを装着し、土の上もジャリジャリと歩く。林道終点の橋を渡ると雪道だ。薄暗くなりそうな頃、夕食で賑わう鉱泉小屋に到着。予想以上の客だ。急にお腹がグゥ~!テーブルの上をチラッと見ると、ステーキだ!(ラッキー**)

26日 夜中の雨は屋根をたたいていたらしいが、今朝は小降りのようだ。

我が家のディナー以上に品数豊富な朝食をゆっくりと頂き、今日の行動を確認し合う。アイスキャンディ組は行動あるのみ!

さて、散歩組はどこにしようか・・・。このままぬくぬくと小屋にいたい気持ちもなくはないが、それじゃあ亀岡山の会の名がすたる!ってんで(ホントはランチのためにお腹をすかさないと・・・)アイゼントレーニングを兼ねて美濃戸中山へと登りに行く。山々はガスって展望もないし、小雨やらみぞれやら降ってるし、さぶっ!・・でも、私達3人、やっぱり雪の上を歩きた~い!

中山乗越まで上がると、なんと、大同心が見えるではないか!一気に気分が盛り上がり、一つ目のピークへあがる。晴れていればここから赤岳や阿弥陀岳が目の前に見えるはず。二つ目のピークへ向かうが、途中からトレースは無くなり、みぞれは雪に変わり、引き返すタイミングとする。

小屋へ戻り、ストーブを囲んでコーヒーやらココアやらレモネードやらでアイス組が終わるのを待ちつつ談笑。あ~のんびり~・・・・

アイスクライミングデビューのSぐちさんのうれしそうな顔ったら・・・それぞれのクライミング目標を終えたアイス組より一足先に下山を始めるが、すぐに追いつかれ、そして追われるように最後の楽しみの「温泉」と「ほうとう鍋」目指して車へと帰着。

お天気には恵まれなかったけど、こんなのんびりも、たまには、た・ま・に・は、いいかなあ~って。

 

 

晴れていれば赤岳、阿弥陀岳が見える。
ステーキ、ポトフが絶品🌟
大同心、小同心。
小雨の中、果敢にチャレンジ! S女史。
ビレイヤーと共に。アイスキャンディの高さ!

北アルプスの風に吹かれて〜西穂独標〜

UPDATE 2023-03-20


【日 程】 2023/03/19(日)
【参加者】 会員4名+会員外1名
【コース】 京都−西穗高口駅−西穗山荘−西穂丸山−西穂独標(往復)
【記 者】 Koume.S


「北アルプスの空気をすいに行きませんか?」のお誘いにメンバーの意見一致。夜中の3時半頃に京都を発ちました。 

土曜まで、北アルプスは雪予報。一転して今日は、朝から雲一つない青空。高山に入ると雪景色が広がり、雪の北アルプスの山々が見られました。やっぱり雪山はサイコー。

730分に新穂高ロープウェイの駐車場に到着。9時始発のロープウェイ2本乗り継ぎ、西穂高口駅で降ります。途中のロープウェイでは槍ヶ岳(の先っちょ)やジャンダルムなどを眺められました。西穂山荘まではアップダウンを繰り返しながら、樹林帯の登山道を進みます。前日に降り積もった新雪も先行の登山客で踏み固められ、ハイウェイになってます。途中でアイゼンを付け黙々と進むと、視界が開け今から登る西穂独標、西穂高山頂、笠ヶ岳、双六岳、また南側には、焼岳、遠くに白山がくっきり見えます。今日は、霞なく最高の景色。1時間ほどで西穂山荘に到着。ここから西穂丸山まで登ると、開けた稜線では頬と耳が痛くなる様な西風。下界は穏やかでも流石アルプスと思いながら、フードを慌てて被りました。西穂丸山を過ぎたところでハーネスを付け、ヘルメットを被り、目の前に迫った独標手前まで登ると、たくさんの登山客で渋滞。降りてくるパーティを待ちながら、独標を見上げると岩が剥き出しになり、鎖のかかった険しい斜面。Y師匠の指示でロープを準備し、1人ずつタイブロックを付けて慎重に登ります。13時過ぎに西穂独標に着きました。意外だったのがその時の独標はお日様が当たり、風もなく暖か。みんなで記念撮影。見渡せば周りの穂高岳、迫力ある北アルプスの山々、カッチョイイ。今回は時間の都合で行けないけど、「次は、あの尖った西穂高山頂に登頂したい!」と次の目標が出来ました。

独標からの下山もロープを付け、1人ずつ安全のためにピッケルを使い、後ろ向きに足の置き場を確保しながら慎重に降ります。
ピストンで西穂山荘まで下山し、山荘前で軽くお昼を食べました。
ロープウェイの西穂高口駅まで樹林帯をY師匠のお決まりの軽やかな足使いに続き下山します。
ロープウェイを乗り継ぎ、1530分に駐車場に到着。

帰りに岐阜の郷土料理⁈けいちゃん丼、けいちゃん唐揚げ定食を食べ、満腹で京都、亀岡に帰りました。
北アルプスの空気吸い、風にあたり、雪山を満喫。今週も満足な1日を過ごしました。

西穂山荘前より (閲覧注意:フワフワしますw)

樹林帯を歩きながら木々の間から、西穂高岳が見えます。
遠くに白山がくっきり見えます。
中央が西穂高岳頂上。黒い岩肌が独標。
丸山からは急登を登ります
青空きれいだけど、風は、きつかった。強風でハイマツが露出している斜面。
独標手前の斜面は、ロープを1人ずつ結び、慎重に登ります。
次は、西穂高山頂目指したい!
下山時に真っ白に立ちこめるガス

急峻なる雪山 〜烏ヶ山〜

UPDATE 2023-03-05


【日 程】 2023/03/04(土)
【参加者】 会員3名+会員外1名
【コース】 鏡ヶ成高原Pー南峰ー烏ヶ山主峰のピストンコース
【記 者】 Koume.S


今週も5時すぎのまだ暗い早朝、昨年6月に行った烏ヶ山に向かって、京都を出発。

三角に尖ったカッチョイイ烏ヶ山が眺められる休暇村奥大山前の鏡ヶ成高原駐車場に車を停め、835分出発。1時間弱ブナ林が広がる緩やかな斜面を歩きます。

しばらく登り、北側には昨年8月末に個人山行で行った甲ヶ山個人山行で行った甲ヶ山、その西側に大山が見えはじめました。今日は、青空が広がり、周りの景色もはっきり見えます。だんだん急登になり、急斜面のトラバースを先日教えてもらった足の運び方に気をつけながら進みます。正面に烏ヶ山の主峰が見え、南陵へ続く細尾根を進みます。コルでアイゼン、ヘルメットを装着。ピッケルを手に持ち、慎重に一歩ずつ。激急登をピッケルを使いながら、ほぼ四つん這いになりながら3点支持。

南峰のヒカル岩(サントリー天然水のCMで宇多田ヒカルさんが座った岩)付近に到着。6月に座って写真を撮った岩も雪の下に。岩がゴロゴロしていた南峰も深い雪が積もり別の印象。ここから主峰まで左右キレキレの細い稜線。緊張しながら一歩ずつ慎重に一度下ります。コルは雪庇の踏み抜き注意!登り返しの主峰への急登は、雪も緩んでいる為に安全を期してロープを繋いで登ります。所々かたくて足が入りにくい雪の斜面もあり、しっかり蹴りこみ確認しながら慎重に…。ようやく烏ヶ山山頂に到着。頂上の大きな岩も雪に覆われて、簡単に登れる高さになっていました。北側の大山がくっきりきれいに見え、4人で写真撮影。

ここからピストンで下山します。山頂からの急坂は後ろ向きになり、足元を確認しながら降ります。

尾根を下山中に主峰の東側斜面で、全層雪崩が2度起こりました。はじめてみる雪崩は、爆音と共に本当に怖かった。人が登る斜面では、無かったのが救いでした。

緊張しながら、尾根を下山し、途中日当たりのいい斜面で緊張も解けたところで、軽くお昼ご飯を食べました。

そこから毎度のY氏の下山の早い事。下山後の楽しみが待っているからか、あっという間に姿が米粒大、後ろ姿を追いかけて13時過ぎ下山。

休暇村の温泉で汗を流し、蒜山PAで、ご飯を食べて、今週も満足で帰路へ。

6月には、広大な裾野に緑が広がり、ごつごつした岩山の烏ヶ山。雪山の尖った厳しい印象の冬の烏ヶ山。どちらも違った魅力のある山でした。

↓↓↓閲覧注意!フワフワして酔います(笑)

雪の烏ヶ山ー尖ってかっこいい。
南峰に続く細い尾根。
中央左の黒い岩が烏ヶ山主峰。
この雪の下にヒカル岩があるはず。
主峰に続く稜線は、キレキレ。トレースを慎重に歩きます。
手前が烏ヶ山主峰。その奥が大山。一度下ります。
頂上で記念撮影。奥の大山がきれいです。
尾根の下山。早いの早いの。