雪山の御在所岳、藤内沢へ

UPDATE 2025-01-23


【日 程】 2025/01/19(日)
【参加者】 会員4名
【コース】 裏道登山口-藤内小屋-藤内第三ルンゼ-御在所岳-中道-中道登山口
【記 者】 Koume.S


オレンジ色の朝日が差し込み、7時すぎに冬季ゲート手前から車道を歩き、裏道登山口からスタート。

8時前に藤内小屋到着。藤内壁出合までは、踏み固めた少なめの雪道。ここで、アイゼン、ハーネス、ヘルメット装着。

P2前尾根横の第三ルンゼ分岐を目指す。滑落したら、50メートルは、落ちそうな急な斜面。秋からアイゼントレーニングで教わったピッケルの持ち方とアイゼンワークをいざ実践。(ちょうど2年前に来た時は、とにかく必死で、怖かった事を思い出す)

第三ルンゼに到着。アイスクライミングしているパーティを横目にY師匠が「氷の横の雪面を登ろうかー。」やはりこのままでは、終わらない(笑)急な斜面をラッセルしながら雪をかき分け、登ることに。雪が深く柔らかい為、一歩進もうとすると崩れ、下の人に雪がドサーっとかかる。膝を使ったり、アイゼンで踏み場を固めながら登る事が大切。ここでは、ピッケルの差し方もひと工夫。色々な雪の状態でも対応出来る様にならなければと実感。

日差しが暖かく、山頂付近は、残念ながら霧氷なし。風もなく久々の汗をかく。

ロープウェイで手軽に雪を見る事が出来る御在所岳は、外国人観光客にも人気があり、家族連れでいっぱい。足早にレストランに入り、今回もやはりカレーうどん。お腹を満たし、中道より下山。途中、地蔵岩やおばれ岩の奇岩を見て、暖かい日向で休憩。

林道を歩き、14時過ぎに駐車スペースに到着。

今日は、ポカポカ陽気の穏やかな雪山を満喫。今シーズンもまだまだ雪山を楽しみたい。

オレンジ色の朝日。
急登を慎重に。
振り返ると伊勢湾も見える。
第三ルンゼ。今年は、氷は大きくない様子。
御在所にきたらカレーうどん
ぽかぽか陽気の中、下山
地蔵岩。不思議な岩ですね。

藤原岳 孫太尾根〜大貝戸

UPDATE 2024-03-02


【日 程】 2024/03/02(土)
【参加者】 会員4名
【コース】 孫太尾根登山口〜丸山〜草木〜藤原岳山頂〜藤原山荘〜大貝戸道〜大貝戸登山口
【記 者】 ひろさん


 花は短し歩けよみんな

 藤原岳孫太尾根でセツブンソウが見頃で、福寿草も咲き出したとの情報を受けて、待ってましたと出かけた。 

 下山予定の大貝戸登山口駐車場に車をデポして、予約してあったタクシーで孫太尾根登山口からスタート。

 が、前夜からの寒波で、一夜にして雪山に変身していた。

 諦めずに探すが、お花さんたちは雪の下。

 HPの写真も、春の妖精さんたちの美しい写真で飾る予定だったが、雪道の写真だけで、どうも気合いが入らない。

 でも、私にとっては、たぶん今シーズン最後の雪山。新雪のサクサク感を味わえ、泥んこ天国とはならず、思いのほか歩きやすい登山道だった。

 ランチは、藤原山荘であったかくいただき、下山は安全に大貝戸道を下る。

 目当てのお花さんには会えなかったが、私の企画する山行としては登山らしい登山になったはず。

 思ったようには見えないから妖精さんなんだと、自分で自分を納得させることにした。

 同行いただいた皆さま。お疲れさまでした。

唯一見つけたネコノメソウ
久しぶりの雪山で指先が冷たい
うまく撮れなかったが一瞬日差しが入りキラキラに
藤原岳山頂にて。寒いのでランチは山荘で

辰年だけに雪の竜ケ岳(鈴鹿)・・・目指すも、手前のクラ! ってどこじゃw

UPDATE 2024-01-31


【日 程】 2024/01/27(土)
【参加者】 9名
【コース】 宇賀渓キャンプ場Pー金山尾根ークラ(ー竜ヶ岳山頂)ークラ=遠足尾根ー宇賀渓キャンプ場P
【記 者】 へっぴりゴシ


辰年なので、竜ヶ岳という安直な思考のリーダの例会でした(笑)

久しぶりの大人数でのリーダーで緊張したのか、一睡もできず・・・いやっ、歳のせい?
京都を6時前に出発し、新名神高速の甲南PAで京都市内組と亀岡組が合流し、7時半に宇賀渓キャンプ場駐車場に到着
駐車場の混み具合は7割くらい
先日の雪で、駐車場近くでも雪は積もっていてこれは山頂まで期待できるかも♬
当初は遠足尾根を登りに使って、山頂に到着後に金山尾根を下山に使う反時計周りの周回ルートで考えていました。
しかし前もって師匠からのアドバイスがあり、雪山初心者もいてるので金山尾根を登りに使う方が安全とのことで、時計周りの周回ルートに変更。

林道を歩いて進むと、分岐ではほとんどのパーティーの方は遠足尾根の方へ向かっており、金山尾根方面のトレースは先行者一人の足跡。沢に出ると、沢を渡る丸太はすっかり雪に埋もれていて、パーティ=のためにも川に落ちないように恐る恐る雪を落とし丸太が見えるように整備しながら進む・・・「押すなよ!押すなよ!」と言うベタなボケをかますの忘れてた。
その先も、先行者一人のトレースを辿って金山尾根の取り付きまで進み、登りが始まる手前で皆でアイゼンやチェーンスパイク を各人装着。
予想以上に雪は深く、段差も大きく、自分の歩幅に合わない所を登るのは疲れる。
出来るだけ小さく足をかけられる場所を探して体力温存できるのは、前爪が使えるアイゼン。
途中、振り返ると下界は田畑に積もった雪と伊勢湾がキラキラ光って綺麗✴︎
周りもシュカブラや木に吹き付けた雪も綺麗で最高!

標高800m付近からさらに急斜面になって、順番に先頭を変わりながらステップを作って前へ進む。
これだけ人数がいると、一番後ろはチョー楽チン♪『はい、先頭頑張ってぇ〜!』
900m付近の展望台から先は、馬酔木の上に積もった雪の踏み抜きで、ワカンに履き替えてもズッポズッポ(•́ε•̀;ก)💦
ここでも時間がかかり、気が付くともう12時、ヤッバ
遠足尾根との分岐までたどり着くと、目の前にはドーンと竜ヶ岳の山頂、足元には羊の群れ(シロヤシオの霧氷)
この景色も観れたし、山頂まで行くと下山が16時を回ってしまうので、山頂は諦め『クラ」まで行って昼食を摂ることに決定。
山頂は次回のお楽しみ・・・

少し風が避けられるシロヤシオの樹林帯の下で、霧氷のお花見をしながらお昼ご飯。こんなお花見もあったのねぇw
昼食後に下山を開始、山頂方面を見るとガスが掛かっていて、『行ってたら何も見えなかったね、良かった良かった」と諦める言い訳を作って、遠足尾根から下山。急坂の下りをワカンで楽しんだり、青空バックに途中で記念撮影を撮ったりして雪山を楽しみながらの下山。登りの金山尾根では最後の方は会話無しだったので、どうなることかと思ったが安心した。

下りは登山者が多い遠足尾根なので、トレースができていて高速道路、ペースも上がり一気に尾根終点の杉林の入り口前まで下り休憩。
展望が効くのはここまでで、ここからはひたすた杉林のなか。14時過ぎなのにもう薄暗~い。
冬山はやはり早めの下山が大事ですね。
長い杉林の九十九折りの山道を、皆ウンザリ顔で下り、ようやく平らな朝にも通った林道へ到着。
ホッと一息入れて、それぞれリラックスしながら駐車場へ到着(15時40分)

安易に決めた竜ヶ岳ですが、雪山らしい山でのデビューにはちょうどいいレベルの山だったのではと自画自賛(笑)
山頂までは行けませんでしたが、いろんな雪の斜面を味わえたと思います。

帰りは、鈴鹿PAにて温かいものを食べてほっこり。
ここ鈴鹿PAのトイレの音姫がレーシングサウンド♪なのは、男子トイレだけだったと言う事実を初めて知り、京都まで無事帰宅。
女子トイレにも是非付けてあげて欲しいです!

雪の華
またいつか、竜ヶ岳
自分の歩幅で雪山を楽しむ
アンシンメトリーなメンバー(笑)
結構シンメトリーな杉林(笑)

大満足の局ヶ岳

UPDATE 2023-11-04


【日 程】 2023/10/28(土)
【参加者】 会員 9名
【コース】 局ヶ岳神社〜旧登山口〜小峠〜局ヶ岳〜小峠〜新登山道〜椿の滝道登山口〜局ヶ岳神社
【記 者】 motokame


当初予定していた福井県の赤兎山の天気が怪しそうなので、急遽、三重県の局ケ岳に変更になりました。

局ケ岳は1029mあり「伊勢の槍ヶ岳」と呼ばれるように山容が尖っています。槍ヶ岳と聞くだけで、何だかワクワクします♡

登山口では地元の方が安全登山の啓発活動をされていました。熊の目撃情報もあるとのこと、気をつけて行きましょう。

林道から旧登山道に入ると早速、急登の始まりです。爽やかな山の空気を味わいながら、ゆっくりジグザグに登っていきます。展望はありませんが、杉木立が美しく、時折、切株に小石と小枝で顔が作られた自然のアートがあり、和みます🎵

稜線に出ると突然、強風になり、身体を冷やさないよう上着を着ます。上を見上げると所々、綺麗な紅葉が見られ、20分程登れば、山頂に到着。一気に視界が広がり、360℃の展望に思わず、「わぁ〜」と声があがります。
風が強いので、風の当たらない場所で、早めの昼食を摂ります。久しぶりのお山、至福のひととき♡あ〜やっぱり、山で食べるご飯は最高に美味しいと改めて感じます。

帰りは小峠から新道を下ります。時折、逆光に照らされた美しい紅葉が目を楽しませてくれます🎵
足が疲れてくると木の根や小石で滑りやすくなるので、最後まで気を抜かず、歩きます。
駐車場に着いてもまだ12時半です。

道の駅「飯高駅」の天然温泉に直行。
真昼間から、温泉に入れるなんて、何て贅沢なのでしょう♡

幸せを感じながら、二度目のランチ!
しっかり美味しい定食いただきました♪

身も心も大満足の山行でした♡

「潮騒」の舞台 神島に行ってきました

UPDATE 2023-07-09


【日 程】 2023/07/08(土)
【参加者】 会員7名
【コース】 鳥羽マリンタワー~船~神島漁港~八代神社~神島灯台~灯明山~監的哨跡~カルスト地形~ニワの浜~神島漁港~船~鳥羽マリンタワー
【記 者】 ひろさん


 離れ島シリーズ第2弾。

 今回は、三島由紀夫さんの小説「潮騒」の舞台となった伊勢湾の離れ島・神島に行ってきました。

 梅雨前線停滞で各地雨予報の中、なんと晴れマークが出ていて、晴れ男伝説復活?と自画自賛。

 

 「その火を飛び越してこい」

 このフレーズを聞いて、NHKの朝の連ドラ「あまちゃん」を思い出した方もいるのでは??

 小説「潮騒」で新治と初江が嵐の中でたき火をはさんで交わし合うクライマックスシーンの有名な台詞で、「あまちゃん」にパロディで挿入され、劇中に登場するアイドルユニットの「潮騒のメモリー」に「来てよ その火を飛び越えて♫」と歌われるなど、島全体がこの小説の舞台となっています。

 鳥羽マリンタワー7時40分発の船に乗船。

 「遠くに見えるあの島が神島だよね?」と話しながら、2階のデッキでかなりの高速で走る40分間の船の旅を楽しみます。やはり、船で渡る旅には独特の特別感が。だんだん近づいてくる島にワクワク感が募りながら、神島に上陸。

 マリンタワーで入手したウォーキングマップを見ながら時計回りに島を一周することに。登山では磁北線入りのちゃんとした地形図を持ちましょうですが、こういう場所ではイラストマップが役立ちます。

 初江が、新治の危険な航海の無事と晴れて結ばれるように祈った八代神社、今は無人で中に入ることは出来ませんが、小説の時にはまだ灯台守がいて新治と初江が結ばれる重要な場所となり、ラストシーンに描かれた神島灯台、そして冒頭に書いた「その火を飛び越してこい」の舞台となった監的哨跡など、場所場所に小説と映画の説明を書いた案内板を設置してくれていました。私の世代的には百恵ちゃんで、潮騒の映画のこのシーンはドキドキしながら観た思いでがありますが、今回行く前に観た吉永小百合さんの美しさには改めて魅入ってしまいました……。

 ということで、この島めぐりをする際には、小説を読んで映画を観ると楽しさ倍増でおススメです。

 

 ちなみに、山岳会の山行なので、灯明山(171メートル)の山頂だけは踏んでおこうと。ただ、山頂への道標はなく、山頂へ入る道を見過ごして、かなりの距離を登り直すことに。皆様、暑くてバテ気味の中を申し訳ありませんでした。なお、山頂には三角点はありましたが、展望はまったくなし。ただただ山頂を踏んだという感じです。

 下山中、カルスト地形やニワの浜の岩など、インスタ映えする場所がありましたが、わが会の師匠SY氏がさささと岩に登り出して……。今回のメンバーには他に追随する者はなし。軽やかな足取りに岩を登る際のルート取り、足場の見つけ方・体重のかけ方など学ばせていただきました。

 そんなこんなで、ゆっくり歩いても島一周するのに3時間とはかかりません。

 12時に山海荘でランチ予約してありましたが、時間まで1時間もある。皆さん、朝早かったし暑かったし、思った以上のアップダウンでお疲れ気味。電話してみると、「入って休憩してもらっていいですよ」との温かい言葉をいただく。ランチを早めていただいた。豪華なお弁当にカワハギの煮付け、タイの塩焼き、あまり市場には出回らないコチのモチモチした白身など新鮮なお刺身。食べきれないほどの豪華ランチをゆっくりいただいた。

 問題は、帰りの船が15時50分までなく、あと3時間以上ある。さあ、どうする??

 山海荘の方の厚意で、時間まで休憩してくれたらいいとのこと。

 この会始まって以来初?とも思われる、午睡タイムを味わえた。

 さすがに、3時間ここで午睡は、はばかられたので、海岸を散歩後、山海荘の姉妹店の時計台横のお店でカフェタイム。

 氷は頭がキーンとなるので食べられないと可愛らしいことを力説するSY氏以外は、かき氷をいただく。久しぶりに食べて帰りの船の時間まで涼ませていただきました。

 帰りの船は、外海の場所では波が高く、ジェットコースター気分も楽しめて、ゆったり一日島時間を味合わせていただき、帰路につきました。

 時間つぶしどうしよう?と考えたのはほんと、久しぶりのことでした。今度行く時には絶対、釣り竿持っていこっと。

 たまにはこんな旅もいいですよね? と、毎回書いているような気がしてきて「たま」ではなくなってきましたが、離れ島・海鮮満喫の旅第3弾、第4弾と続く?  こんな企画にも笑顔でお付き合いいただける最高のメンバーに加えていただき幸せです。またお付き合いください。

 

この島全体が小説「潮騒」の舞台となっています。
神島灯台。小説のラスト、初江が「これ覚えとる?」と自分が新治に渡した写真が彼を守ったと考えたのに対し、新治が「あの冒険を切り抜けたのが自分の力である」ことを知っていたと結ばれているのがなかなか面白い。
「その火を飛び越してこい」の舞台となった監的哨跡。
カルスト地形で
SY師匠が一人岩づたいに渡った先から撮っていただいた一枚
 登れる岩や!と思った瞬間に颯爽と登り始めるSY氏。さすがです。
山海荘での豪華ランチ。食べきれないほど量量
K氏作。私は気づきませんでした。同じ場所に行っても見つける対象が違って楽しい