八ヶ岳 -硫黄岳 赤岳-
UPDATE 2024-12-25
【日 程】 2024/12/18(水)~2024/12/19(木)
【参加者】 会員4名
【コース】 美濃戸登山口 - 硫黄岳 - 赤岳鉱泉泊 - 文三郎 - 赤岳頂上 - 地蔵尾根 - 赤岳鉱泉 -美濃戸登山口
【記 者】 カリメロ
赤岳山荘に駐車し8時ごろに出発。高速から見えていた八ヶ岳連峰にはどんよりとした雲がかかっていて、登山口についても青空は見えなかった。
歩くたびにキュッキュッと雪を踏みしめる音がなり、白銀の世界が広がり始めるとピリッとした寒さが肌に刺さる。
2時間ほどで赤岳鉱泉に到着。小休憩をとり、硫黄岳へ。
雪山デビューのKさん。何度もアイゼンワークをしてきたので、アイゼンの装着も素早く3分以内!と慣れた手つきでスムーズに装着できていた。トレーニングの効果発揮!
とはいえ、寒さで手足が痛く雪山の寒さを痛感させたが、樹林帯を1時間も歩くと体も温まり、痛かった寒さも少しは和らいだ。
赤岩の頭に到着するもガスで青空はなく、ここでまた一段寒くなり、その寒さが肌に刺さる。
稜線は風が強くホワイトアウトで硫黄岳頂上で写真を撮りそそくさと下山。行きの自分たちの足跡は綺麗に消えていた。
雪山のホワイトアウトの怖さを感じたが迷うことなく、下山し鉱泉に戻った。
晩御飯は、赤岳鉱泉で人気のステーキ。
山で食べるステーキはおいしく、何よりもサラダとフルーツも盛り付けてあり、1日目の疲れを癒してくれる食事だった。ステーキは大きく肉厚になったとか?
2日目は、7時過ぎに赤岳鉱泉を出発。夜に深々と降っていた雪は、数センチ積っていた。
心配していた天候は、快晴で八ヶ岳ブルーが広がっていた。
文三郎ルートから赤岳頂上を目指して急登をひたすら歩く。
疲れたと振り返ると、北アルプスが遠くに見え、八ヶ岳ブルーと白銀に輝く山々は圧巻。急登の辛さもこの景色のなかでは、楽しさに変わり始めた。
文三郎から稜線に出ると、アイゼンをひっかけないように気を引き締め直した。
風もなく、暖かな日差しの中、頂上へ。あいにく赤岳頂上から富士山は見れなかったが、白銀の世界を堪能できただけでも十分に満足できた。
急峻なる雪山 〜烏ヶ山〜
UPDATE 2023-03-05
【日 程】 2023/03/04(土)
【参加者】 会員3名+会員外1名
【コース】 鏡ヶ成高原Pー南峰ー烏ヶ山主峰のピストンコース
【記 者】 Koume.S
今週も5時すぎのまだ暗い早朝、昨年6月に行った烏ヶ山に向かって、京都を出発。
三角に尖ったカッチョイイ烏ヶ山が眺められる休暇村奥大山前の鏡ヶ成高原駐車場に車を停め、8時35分出発。1時間弱ブナ林が広がる緩やかな斜面を歩きます。
しばらく登り、北側には昨年8月末に個人山行で行った甲ヶ山個人山行で行った甲ヶ山、その西側に大山が見えはじめました。今日は、青空が広がり、周りの景色もはっきり見えます。だんだん急登になり、急斜面のトラバースを先日教えてもらった足の運び方に気をつけながら進みます。正面に烏ヶ山の主峰が見え、南陵へ続く細尾根を進みます。コルでアイゼン、ヘルメットを装着。ピッケルを手に持ち、慎重に一歩ずつ。激急登をピッケルを使いながら、ほぼ四つん這いになりながら3点支持。
南峰のヒカル岩(サントリー天然水のCMで宇多田ヒカルさんが座った岩)付近に到着。6月に座って写真を撮った岩も雪の下に。岩がゴロゴロしていた南峰も深い雪が積もり別の印象。ここから主峰まで左右キレキレの細い稜線。緊張しながら一歩ずつ慎重に一度下ります。コルは雪庇の踏み抜き注意!登り返しの主峰への急登は、雪も緩んでいる為に安全を期してロープを繋いで登ります。所々かたくて足が入りにくい雪の斜面もあり、しっかり蹴りこみ確認しながら慎重に…。ようやく烏ヶ山山頂に到着。頂上の大きな岩も雪に覆われて、簡単に登れる高さになっていました。北側の大山がくっきりきれいに見え、4人で写真撮影。
ここからピストンで下山します。山頂からの急坂は後ろ向きになり、足元を確認しながら降ります。
尾根を下山中に主峰の東側斜面で、全層雪崩が2度起こりました。はじめてみる雪崩は、爆音と共に本当に怖かった。人が登る斜面では、無かったのが救いでした。
緊張しながら、尾根を下山し、途中日当たりのいい斜面で緊張も解けたところで、軽くお昼ご飯を食べました。
そこから毎度のY氏の下山の早い事。下山後の楽しみが待っているからか、あっという間に姿が米粒大、後ろ姿を追いかけて13時過ぎ下山。
休暇村の温泉で汗を流し、蒜山PAで、ご飯を食べて、今週も満足で帰路へ。
6月には、広大な裾野に緑が広がり、ごつごつした岩山の烏ヶ山。雪山の尖った厳しい印象の冬の烏ヶ山。どちらも違った魅力のある山でした。
↓↓↓閲覧注意!フワフワして酔います(笑)