藤倉山・鍋倉山

UPDATE 2025-09-24


【日 程】 2025/09/20(土)
【参加者】 会員6名
【コース】 今庄駅P-八十八ヶ所登山口-弘法寺-鍋倉山-分岐-藤倉山(昼食)-分岐-今庄駅P

【記 者】 okaQ


かつては越前有数の宿場町、国鉄時代には鉄道の町として栄えた今庄宿の西側に位置する藤倉山と鍋倉山を周回する。山深い地域の為、何より熊が心配。今庄駅の駐車場に車を停め登山口でお地蔵さんの清掃をされていた地元の方おふたりにご挨拶がてら、熊の情報聞いてみると「熊はいる。けど、こんなに大勢でにぎやかなら逃げていくやろ。今日は白山見えると良いねぇ。」と、優しくお見送りを頂き少しホッとする。

登山口から弘法寺まで短い間隔で置かれている番号が振られたお地蔵さんのお顔を見ながら先を進む。少し登ると林の間から今庄の町が見渡せた。そして突如赤い「ごくらくばし」が出現!ちょっとだけ怖い気もするが極楽には行きたいので、川もないごくらくばしをみなで渡る。2つ目の電波塔近くで分岐に出会うが左回りの周回なので左だと思い込み、現在地の確認も何もせず先を進むが電波塔下まで来てルートを見失う。やはり確認するべきだったと反省しながら分岐に戻るも方向的に何か違和感がある。現在地の確認をしつつもう一度電波塔の周囲を見渡すと脇に細い道が見え、「あれだ!」とルートに戻る。鍋倉山に到着し、おやつ休憩。藤倉山を目指す。きれいなブナ林の歩きやすい登山道を時折さわやかな風が吹き、手を広げて気持ちの良さを満喫する。先輩方から「二次林」という言葉を初めて教わった。このブナ林は二次林らしい。藤倉山山頂到着。三角点などを利用した方向確認についてのレクチャーを受ける。まだまだ知らない事ばかり。こんな知識は他では得られない。先輩方と一緒に行ける例会は有難いなぁと、しみじみ思う。

藤倉山を少し下ると分岐の標示板に北電巡視路の文字。全般的に穏やかなコースかと思いきや、中々の急登が続いたりして少し足の疲れもあり、ここからショートカットで降りられるのなら、とコースを変更する。ほぼ階段がつけられてはいるが、急な下りを延々降りる。じわじわと足に疲労が溜まっていく。ようやく今庄宿に到着し町並みを散策。落ち着いた独特の家々の佇まいと商業的な匂いのするものがほぼ無く、安心して歩ける。立派な民家の軒先に置かれた「ご自由にどうぞ」の棗(ナツメ)を頂き今庄駅Pに戻る。

帰路の途中から雨が降り出し一瞬大雨に見舞われたものの、登山中はお天気に恵まれ楽しく気持ち良く歩けた山行でした。ご参加の皆さま、ありがとうございました。※個人的な反省点:ザックの置き場はしっかりと確認!(あわや、転がり落ちて永遠にサヨナラ??でした)

扇ノ山・星空観察例会 太って家へ帰るまでが山行です

UPDATE 2025-09-03


【日 程】 2025/08/30(土)~2025/08/31(日)
【参加者】 5名
【コース】 上山高原〜上山=(車)=小ヅッコ登山口〜小ヅッコ〜大ヅッコ〜扇ノ山 (ピストン)
【記 者】 へっぴりゴシ


2025年へっぴりゴシ例会山行当番企画
ってことで、自称「星の王子さま」(いや、殴らないで💦)こと、「星のおじさま」プレゼンツ!
昨年に続く第二弾は“三百名山・扇ノ山で優雅に星空観察⭐”

今年の残雪期に訪れて「これはみんなにも味わってほしい!」と思った、山頂避難小屋と星空を体験していただく企画です。
ちなみに、参加してくださったY師匠夫人とYM隊員は初扇ノ山、そしてY師匠はなんと約40年ぶり。タイムスリップ山行の始まりです。


◆京都出発〜福知山IC事件

朝はゆっくり目に京都を出発。
ところが、リーダーへっぴりゴシ、運転しながらおしゃべりに夢中になり、高速の乗り換えをスルーして福知山ICまで直進。
「…マヌケリーダーですみませぬ_(;ω;`」)
余計な高速代と時間を献上し、皆さんに平謝り・・・すみませーん!


◆上山高原でプチ登山

10時半頃に上山高原に到着。車外に出ると熱気がム〜ン⤵︎
でも、さすが高原!京都よりも風が爽やかで一安心。

荷物は車にデポって、まずは手ぶらで有名な展望台へ。
10分足らずで到着すると、360度ビュー!ただし展望台そのものはダリの絵に出てきそうな「ひん曲がり仕様」でちょっとスリル…。
5人で「大丈夫かこれ?」と恐る恐る登り、扇ノ山や日本海、連なる山並みを楽しんでからサッと車まで下山。


◆小ヅッコ登山口へワープ

下山後は歩いて小ヅッコ登山口まで行く予定でしたが、Y師匠の「車で行こう」の鶴の一声。
約1時間分を車でワープ。んー、なんて合理的!これがカロリー消費ZERO山行の始まりでした。

途中で「水との触れ合い広場」に立ち寄り、今回の山行用の水を各自で給水。
「この水、絶対ブナ林のエキス入ってるよな〜」と勝手な妄想を膨らませながらゴクリ。


◆ブナ林に癒される登山開始

11:40、小ヅッコ登山口から登山開始。最初の急階段はものの数分で終わり、すぐに広がるのはブナの森!
「綺麗やなぁ〜🤍」「癒されるなぁ〜🤍」と感嘆の声があがります。

SG隊員と私は「食べられるキノコないかなぁ?」とハンター目線でキョロキョロ。
ブナに見惚れて歩いているうちに、小ヅッコのピークは気づかぬ間に通過。起伏が少なすぎて「あれ?もう大ヅッコ?」状態。

12:30、大ヅッコでお昼休憩。消費カロリー以上に摂取カロリーを積み重ねる一同。


◆扇ノ山山頂と避難小屋

ここから少し下って最後の登り、ゆるいピクニック気分のまま13:30に山頂へ到着。
2時間足らずの“消費カロリーZERO山行”でゴール!

山頂にはガラス張りで可愛い避難小屋。
中は清潔で、オシャレな階段を登れば四方がガラスに囲まれた明るい空間。
「綺麗な小屋やなぁ〜」「見晴らし最高やなぁ」と全員ご満悦。鳥取県の皆さま、ありがと〜!

その後は「山トイレ事情座談会」で盛り上がる。八海山は・・・農鳥小屋は・・・富士山は・・・


◆夕飯は無限鍋&お酒タイム

17時頃から夕飯準備。SG隊員の提案「キャベツとニラと水餃子の無限鍋」は大好評!
〆の雑炊までしっかり食べ、さらにアルコールタイム突入。
ビール、ワイン、ウイスキー、梅酒を開けながら話も弾みました。


◆星空観察会

外に出ると、多少は雲がかかっているが、普段見えないほどの星の数々✴︎
雲のように空にかかる天の川、夏の大三角、北斗七星、流れ星、そして人工衛星が次々と現れる贅沢な夜空ショー。
「こんなに人工衛星見たん初めてや」とY師匠もびっくり。

21時過ぎに消灯。


◆翌朝はホットサンドモーニング

翌朝4時、Y師匠の湯沸かし音で全員起床。
Y利休による紅茶をいただいて身体を覚まし、5時には小屋の窓から日の出を拝む🙏

朝食は豪華ホットサンド。Y師匠とSG隊員に下ごしらえをしていただき、焼き名人のYM隊員にせっせと焼いてもらい、肉系サンドとアンコ系サンドを美味しくいただきました。
初めてのホットサンドに一同ニコニコ。初物をいただいて「これで長生き確定や」とY師匠はご満悦。


◆お地蔵さま探しから温泉・海鮮丼まで

アルプスの縦走では味わえない、朝のゆっくり流れる時間を過ごし、お世話になった避難小屋を掃除して、7時半頃に下山開始。

帰路のブナ林も美しく、早く歩くのは勿体ないので小ヅッコ過ぎたあたりで「木の穴に祀られたお地蔵さま」を探すミッションを追加。
みんなでキョロキョロ探し、ついに小さな布団に包まれた可愛いお地蔵さまを発見。「ありがたや〜」

そんな遊びをしていても9時前には登山口にゴール!今回の山行の最後の目的である湯村温泉「薬師の湯」でのNY♨︎タイム。
熱めのお湯でリフレッシュして極楽気分。さらに今回はおまけがあり、昨日山の上からの眺めで海が見えたので、「丹波牛の肉よりも海の幸が食べたい!」とのリクエストにお応えし、車を北へ進めて「道の駅 山陰海岸ジオパーク浜坂の郷」で丼からはみ出るほどの海鮮丼(¥1,900)で更に極楽気分。


◆まとめ

消費カロリー ≒ ゼロ
摂取カロリー = 無限大

結果 → 美味しく太って京都へ帰還🚗=3=3


おしまい。

逆登山 蘇洞門🌊

UPDATE 2025-07-21


【日 程】 2025/07/13(日)
【参加者】 会員6名
【コース】 エンゼルライン駐車場(586m)ー久須夜ヶ岳(618m)ーエンゼルライン駐車場ー蘇洞門入口ー泊乗越(464m)ー蘇洞門 大門小門(0m)ー泊乗越ー蘇洞門入口ーエンゼルライン駐車場
【記 者】 takenoko


蘇洞門(そとも)・・・小浜湾の東側に位置する内外海(うちとみ)半島北側の海岸にある海蝕洞(波の浸食によって海岸の崖にできた洞窟のこと)で、花崗岩が日本海の波の作用で削られてできたもの。豪壮な景観は、若狭湾国定公園を代表する景勝地となっており、昭和9年に国の名勝に指定されています。

 

 梅雨明けが異常に早く、天候の心配をすることがなかった。5:00 園部を出発し、小浜へ向かう。天気は良さそう。ドライブウェイ「エンゼルライン」で鉄塔4基がある山頂近くの駐車場まで上る。

 7:00過ぎに駐車場を出発し、若狭湾を眺めて、10分で一等三角点のある久須夜ヶ岳へ到着。今回の山行では、「山」はおまけ。これから下山から始まる「逆登山」で、海抜0メートルの「海」を目指す。蘇洞門入口から、登山道を下る。広葉樹の中を心地いい風が吹き、今日はここに来れて良かったと思う。

 泊乗越を過ぎると、風が止み、暑さを感じ始める。道幅が狭くなり、ガレ場の部分も出てきて慎重に歩く。下のほうから何かの大きな音が聞こえてきて、後にセミの大合唱だと判明する。Sさんが1.5㎝程のセミの抜け殻を見つけ、その小ささに驚く。標高310m付近からロープの張られた急斜面が3ヶ所出てくる。時々後ろを振り返っては、ここを登り返すのかぁ、と不安になる。

 木々の合間から青い海が見え始め、コンクリートの階段が現れる。降りていき、生い茂っているカラムシという葉っぱをかき分けて進むと、海が広がり双耳峰の青葉山が見える。上から見ても海底がわかるぐらい水がキレイで、青(緑)の濃淡が美しい。(2年前に登った青葉山は、東側からしか眺めたことがなく、若狭富士らしい形だった。東北東のここから見ると、東峰と西峰がわかる。)

 階段を下り、何度も写真で見た光景を目の前にする。9:00 蘇洞門到着。遊覧船用の小さな船着き場があり、後ろには吹雪の滝と大小2体の不動明王像、前には大門小門。自然の造形美に圧倒される。いいお天気でキラキラした綺麗な海、大門越しに青葉山を確認できる。クライミング好きの2人は、蘇洞門の岩壁を見て、どう登ろうか考えている。岩の上をたどって、小門へ回りこんできてから、少し休憩。

 休憩場所に日が差してきたので急いで出発、9:30 登山開始。階段の段差が大きく、これからの登りが思いやられるが、2時間程のコースタイム。どこの低山でもこの暑さ、木陰の中を歩けることに感謝しながら、ゆっくり登っていく。

 日曜日で登山者が多いとすれ違う時に困るなぁと心配していたが、今日出会ったのは10名程で、静かな山行。猛暑・急斜面・クマ・マダニ・海の虫など色んな心配事はあったが、11:35 無事に駐車場へ到着。真夏の逆登山 お疲れさまでした。

 エンゼルラインを下り、御食国若狭おばま食文化館で入浴・昼食を済ませ、京都へ。

 今回見えた青葉山など、また海の見える山に出掛けたくなる例会になった。

10分で久須夜ヶ岳山頂。一等三角点。今回は、おまけの山。
ロープの張られた急斜面が3ヶ所。
階段を降りていくと広がるキレイな海。双耳峰の青葉山も。
まもなく海抜0メートル。
大門から青葉山。
岩の上をたどって小門まで。
小門から。
近寄れない滝の横に花。コオニユリ? ミソハギ?

ニッコウキスゲの赤兎山

UPDATE 2025-07-08


【日 程】 2025/07/05(土)
【参加者】 会員4名
【コース】 赤兎山登山口ー小原峠ー赤兎山ー避難小屋ー赤兎山ー小原峠ー赤兎山登山口
【記 者】 あーちゃん


 初めてのリーダー例会(⋈◍>◡<◍)。✧♡

名前から可愛い、赤兎山🐇⛰

ニッコウキスゲの赤兎山🐰⛰

ずっと行ってみたかった赤兎山🐇⛰

お天気はずっと晴れでしたが、午後から日本海側は雨模様。

コース:大長山には行かずに避難小屋までのピストン

ブナやカエデのグリーンシャワーがキラキラして綺麗で、山頂では白山がドーンと最高の絶景❣

看板には別山?白山?どっちなの

その先の避難小屋までのニッコウキスゲの稜線歩きはウキウキ気分

避難小屋で早めの昼食を済ませて予定より早めに下山しました。

下山後は、温泉♨水芭蕉で汗を流しサッパリ、続いて道の駅(越前大野荒島の里)で、

広大なモンベルとカフェで、楽しみました。

充実した1日でした。

Hさん長距離運転とたくさんのフォローありがとうございました。

みなさん、お疲れ様でした。

 

 

立派だな白山。別山より。

UPDATE 2025-07-01


【日 程】 2025/06/29(日)
【参加者】 別山組5名 小屋組4名
【コース】 市ノ瀬ビジターセンター→猿壁登山口→別山.市ノ瀬道→チブリ尾根→御舎利山→別山ピストン
【記 者】 スエ子


行きたいとこに行く!

今日は2班での山行。

am5:00  出発すでに別行動。

行く前からびびらされてた「ホンマにつかへんで」

とゆう登りNさんが良いペースを作ってくださりコツコツ行く。

天気快晴ラッキー!小屋前から花がちらほら

「Kさ〜んなんの花?」よく知ったはります。

興味はあるんです。お花大好き。でも覚えられないです。

am8:20  チブリ小屋到着(20分休憩)

こっから大迫力ゼブラ白山ずっと見てられる。

素晴らしい綺麗!まだ行ってない白山に「テント行こうや〜!」と次から次へと計画が止まらない。

つづら折れの登り……あぁ疲れが…

御舎利山もうちょっと-…登らな……って感じ…

am10:20 御舎利山  ついたー!

別山まで後少し!やけどこの景色楽しもう!

立山、北ア、乗鞍、御嶽山全部見えるやないのー!

彩雲まで!ひゃ〜なんちゅう贅沢!

Oさんおにぎりデカイね〜。休憩〜!

am11:00 別山 登頂 やった〜!

さあこっからは下るのみ。

歩きやすいと思った道が足も疲れ、ゴロゴロする石に滑ったりふらついたりこんな、長い道のりやったか??と思うほど足疲れました。

pm3:30 ビジターセンターでみんなと合流。

待っててくださりありがとうございます。

皆が1つの山でも違う目的で楽しめて良かったです。お疲れ様でした!

Sさんは次の日もダイトレ!絶好調!

 

別記】小屋組は、体力不足を自認するグループが、チブリ尾根避難小屋までのピストン計画を立てただけのこと。山頂組が下山するまでに戻ればいいので、いつも以上にゆっくりペース、余裕の登山です。小屋手前の南斜面は、一面のニッコウキスゲ。ササユリはまだ硬いつぼみで開花まであと4,5日か。気持ちの良い避難小屋で1時間以上のティータイムの後、小屋の横で双眼鏡を覗いていたY師匠が御舎利山へ到達しつつある仲間の姿を発見。これもまた一興。「あっちが下山するのは、だいぶん先だな。まぁいいかっ!」と小屋をあとにしたのでした。(by里山)