満開見頃の水仙断念⇒大津京から如意越で蹴上へ 例会山行

UPDATE 2024-05-07


【日 程】 2024/05/06(月)
【参加者】 会員8名
【コース】 大津京駅(9:08)~早尾神社/山上不動尊(9:35)~長等山テラス(10:00~10:15)~如意ケ嶽(11:25)~大文字山四つ辻(11:50)~日向大神宮(13:05)~蹴上着(13:20)
【記 者】 dekopon


「GW最終日は天気が崩れる」という予報だったので思案していたが、午前中はなんとか雨ももちそう。
体験者さん3名を含む4名がキャンセルになったので、会員8名で湖西線永原行に乗り合わせた。
水仙の丘までは計画通りに歩く予定ではあったけれど、さて、ルートをどうしようかと車内でミーティングを開始。

蓬莱駅に近づくにつれ、窓に雨粒がかかってきた。
「もう降ってきた。予報より早ない? 山頂の雨雲、黒いな。」
「山頂、ガスって見えへんね」
「登りにロープウェイを使いますか?」
「いや、登りも下りもロープウェイでいいんじゃない?」
「駅からバスに乗るのなら、比良駅で降りますよ。」
「上で、打見山⇔蓬莱山間を歩けばいいやんね。」
「いや、リフトに乗りたいな。リフトから眺める水仙もいいと思う。」
「ほな、水仙の中にモデルがいるね。歩き組でモデルになろか。」

等、会話しながら比良駅に到着。改札を出てびわ湖バレイ行のバスを待つ。

「上がってもガッスガスで、きっと琵琶湖も見えへんわ。」
「往復バス代+往復ロープウェイ代+リフト代で〇〇〇〇円!」
「そのお金、ザック新調の資金に回したい!」
「それもそうやね。こんな日にわざわざ行くこともないか。」

と満場一致でまた改札を入り、京都方面行の電車で折り返す。
車内では、大津京、または、山科下車で、蹴上まで山歩きで帰るルートを探った。

「琵琶湖を眺めるいい場所があるし、大津京で降りて如意越で蹴上まで帰ろう。」

所用のある2名と別れ、6名は大津京駅から皇子ケ丘公園、早尾神社を経て、山上不動尊の左手登山口から長等山テラスを目指す。
山道を25分も歩けば、長等山テラスに到着。そこは、地元愛を感じる琵琶湖のビューポイント。
琵琶湖の向こうに6月例会の山、三上山も見えている。
小腹を満たし、如意ケ嶽を目指して歩を進める。
如意越えルートを外れ、如意ケ嶽山頂に向かう舗装道を歩き、山名のプレートを探す。
山頂付近は「通産省大阪航空局の航空保安施設」としてフェンスで囲われており、入れないが、外側の木にかけられたプレートを発見。
「これは、数年前に登った時に見た同じプレートだ!」と嬉しくなった。

如意越えルートに戻り、京都一周トレイルコース四つ辻まで戻ってきた。
蹴上に向かって下り、日向大神宮到着。蹴上のカフェで一服して、代替案の如意越山行は終了した。
このルートを初めて歩いた仲間もいたし、雨に降られることなく、薄っすら日差しと心地よい風を感じる山歩きができて良かった。
一面満開の水仙はまたの機会に。ザック資金をちゃんと残せたことで、心は安定した。

GWの霞沢岳。予想外の展開と上高地散策⁈個人山行

UPDATE 2024-05-06


【日 程】 2024/05/03(金)~2024/05/04(土)
【参加者】 会員3名
【コース】 上高地バスターミナルー林道ー白沢出合登山口ー徳本峠手前分岐ージャンクションピーク手前ー徳本峠ー白沢出合登山口ー小梨平キャンプ場(泊)ー河童橋ー大正池
【記 者】 Koume.S


GW真っ只中の3日深夜0時30分京都出発。深夜の為か高速道路は、渋滞なしのスムーズ。高山市に入り、コンビニで朝ごはんを食べ、あかんだな駐車場へ到着しました。6時半の上高地行きバスに乗り、上高地バスターミナル到着。

上高地の周りは、残雪の山々、青空と朝のひんやりした空気、透き通る梓川の水、いつ来てもため息が出るほどきれいな場所。

今回の霞沢岳へは、明神から徳本峠へ登り、東側から霞沢岳を目指すルート。
明神まで歩いたところで休憩。白沢出合奥の林道終点から登山道に入ります。ニリンソウの群生を見ながら、白沢沿いを歩き、黒沢に入ってから徳本峠手前の分岐まで、アイゼンを付け、急斜面を慎重に約500メートル高度を上げます。冬装備テン泊の重さがやっぱりつらい。何度振り返っても、明神岳や穂高連峰の雪山が最高に美しいです。

次は、ジャンクションピーク目指して、雪溶けした藪漕ぎを通過し、気温も上がってグズグズに腐った残雪期の雪に悩まされながら、雪と土のミックスの急斜面を九十九折りに登りつつ、ルートファインディング。とにかく歩きにくく、気をつけないと雪下が空洞になり、踏み抜きも多いこの雪質は、足の置き方にも神経を使います。

ジャンクションピーク手前100メートルの所で、急な雪面のトラバースに阻まれ、後ろ髪を引かれるも、残念ながらの途中撤退の判断。

徳本峠小屋横(冬期休業中)でお昼を軽く済ませ、下山する事に。登ってきた急斜面をひたすら500メートル降りました。雪下の沢の踏み抜きに注意しながら、一歩ずつかかとから踏み込み慎重に。長い長い下山後、やっとの思いで、白沢沿いの登山道に戻りました。あーきつくて、長かったー。

今回は、小梨平キャンプ場でテン泊をし、夕飯はキムチ鍋。美味しくいただきました。

翌朝も憎いほどの快晴。河童橋から梓川右岸の木道を歩き、上高地を散策。師匠の上高地や周辺の山々のガイド並みに詳しい案内を聞きながら、林間コースを歩き、田代池、大正池へ。大正池でバスに乗り、あかんだな駐車場に戻り、「宇津江四十八滝温泉しぶきの湯 遊湯館」に立ち寄って汗を流し、お昼ごはんをいただきました。日替りランチの丼に入っていたコシアブラの天ぷらが美味しかったです。

冬のテン泊装備の重さと残雪期の雪の歩き方の難しさを痛感しました。今回教えてもらった事と5月にある府岳連の春の雪上訓練でしっかり勉強したいと思います。

河童橋。お久しぶりの上高地。
急登を振り返ると、残雪の穂高連峰。
徳本峠小屋の展望台より。
急斜面をひたすら下山(写真は、急斜面に見えにくいですが)
ニリンソウの群生。かわいく咲いています。
梓川のきれいな水。新緑もきれいな季節です。
小梨平キャンプ場は、たくさんのテントでいっぱい。快適。
大正池にうつる焼岳。

大峰 大普賢岳〜竜ヶ岳・・・って、竜ヶ岳って全国どんだけぇ〜!?個人山行

UPDATE 2024-05-06


【日 程】 2024/04/29(月)
【参加者】 会員4名+会員外1名
【コース】 和佐又〜日本岳〜小普賢岳〜大普賢岳〜明王ヶ岳〜竜ヶ岳 (ピストン)
【記 者】 へっぴりゴシ


2年前の5月、大峰を縦走してみたい!と私の計画に乗ってくれた師匠と山友さん
釈迦ヶ岳〜八経ヶ岳のピストン山行を皮切りにスタートした”日帰りで行く大峯奥駈道制覇”の野望も今回で9回目

師匠からの個人山行の呼びかけで集まった5名で4時頃に京都を脱出し、目を瞑っても運転できそうなくらい、🚗走り慣れた大峰への道
この日は和佐又からのスタート、6:45。
リニューアルした和佐又ヒュッテに駐車させていただきました。(事後精算¥1,000)

大普賢岳までは巨大岩の下のお洞を見たり、梯子や階段のオンパレードでアスレチック気分♡
横は切れ落ちた谷の場所もあり、山頂手前までは少し緊張を持って歩く
この日の見晴らしはガスガッスで、遠くの方にガスの切れ間から近くの行者還や八経ヶ岳、少し行くと稲村ヶ岳やこの間行った山上ヶ岳が確認できた。

大普賢岳の肩から竜ヶ岳までの間は、大峰らしい気持ちの良い山道。
竜ヶ岳って聞くと、何処の竜ヶ岳?ってほど全国いろんな所にありますよね。私が知っているだけでも近畿で4か所、山梨にも1か所。
でも、地蔵岳や天狗岳ほどは多くないか?とブツブツと考えながら歩く。
遠足気分でスキップ♬しながら歩ける場所、天気が良ければスキップしていたかも・・・しないしない
しかし、今回は雨の降り出しを気にして急足で向かう(•́ε•̀;ก)💦
明王ヶ岳で一旦高度を下げ、前回訪れた竜ヶ岳まで1時間。朝も早かったので、皆小腹が空いて行動食を食べていると、ポツポツ☔️振り始めました。昼までは持つと思っていたのに早い降り出しでした。
しかし、まだ霧雨。本降りになる前に下山したい所。11時頃には大普賢岳まで戻り少し大粒になった雨の中を下山。下りの梯子や階段は滑るので皆集中!前向きが良いか、後ろ向きが良いか、臨機応変に対応して安全に下っていきました。下りは登りよりも難易度が上がるとよく師匠が言っていますが、雨が降ると更に難易度UPです。

日本岳を過ぎると、あとは雨の中でも和佐又まではリラックスした山歩き。
13時過ぎに和佐又ヒュッテに到着。行きには沢山のキャンパーさんが居たけど、降りてくると皆撤収。
おかげで空いていた綺麗な和佐又ヒュッテで、のんびりと美味しいコーヒータイム☕️

帰り道は、以前から気になっていた吉野にある「レストラン 里」へ。
田舎の国道沿いにもかかわらず、いつ通りかかっても駐車場に車がいっぱい並んでいるので、その謎を確かめに・・・。店内は昭和なレストランで、芸能人の色紙もたくさん、メニューもめっちゃ豊富。
出てきた定食はどの料理もボリューミィーで、いつも通りお腹いっぱいになって京都まで帰りました。

岩、根っ子、階段、梯子と変化に富んだ大普賢へのコース
ガスの切れ間から山を臨む
大峰らしい山道は癒される
煩悩にまみれた輩の記念撮影(笑)
雨で濡れた斜面はいつも以上に慎重に
前向いたり後ろ向いたり臨機応変に階段と梯子を降りましょう
シャレ乙なリニューアル後の和佐又ヒュッテ♡キャンプでも快適です。
コーヒーブレイク☕️汚い靴で床を汚してスミマセン💦

雪彦山 例会山行

UPDATE 2024-04-28


【日 程】 2024/04/27(土)
【参加者】 会員5名
【コース】 雪彦山登山口駐車場~大天井岳~雪彦山(三角点)~鉾立山~ジャンクションピーク~虹ケ滝~登山口駐車場(8.4キロ、上り896/下り887、コース定数20)
【記 者】 ひろさん


山が笑う 

 言葉としては知ってはいたが、実感したのは登山を始めてからのこと。

 長い冬を越して春になると、一斉に草木が芽吹き、山の顔が日に日に変わってくる。

 今回も新緑が鮮やかで、少し季節は初夏に進みつつあるが、そんな思いを抱いてスタート。

 

 このレポート報告者、参加者全員参加のじゃんけんで決めることに。

 最初はグー、じゃんけんほいで、調子よく勝って思わずにっこり。

 が、最初に、一番勝った者がレポートねって決めていたのを忘れていた……

 

 当初、天気予報が雨模様で、岩山かつ沢沿いの道を歩くコースなので、前日を含めて雨なら潔く中止しようと決めていた。

 前日の予報では好転、午前中にわか雨程度は降るかもだが、午後からは回復傾向だったため予定どおり決行。

 が、登山口駐車場に着き、スタート後しばらくは、パラパラと雨。

 このまま進むかどうか慎重に判断した結果、予定どおり進むことに。

 慎重すぎるほど慎重に感じるが、自分だけでなく同行者全員を安全に下山させるためには、これから歩くコースの難易度、当日の状態、同行者の体力及び技術レベルなど総合的な判断が必要になる。当日の天気、風なども重要な判断要素となるので、天気図を正確に読むことも大事に思う。突発的危険に対する判断、事後対応を含めて、登山は学べば学ぶほど深い。

 

 今回は、時計回りに周回。実際に歩いてみて、急な岩場を下山に使うのは難易度が高いと感じたので、この回りが正解だと思う。

 最初から急登と事前情報ではつかんでいたが、そのとおりの急登。

 しばらくすると、出雲岩、セリ岩など特徴のある名称をつけられた岩場が登場する。

 鎖場、ロープ場なども現れ、慎重に登り続けると、大天井岳に到着。

 結局、どの山が雪彦山なのか、いろいろ調べたが今イチはっきりしない。

 雪彦山の三角点はもう少し先にあり、雪彦山の看板はもう一つ先のピークにあったのでこのレポートではそうさせていただいた。

 大天井岳を過ぎると比較的なだらかな縦走路となる。

 下山は沢筋を歩くコース。新緑が萌えるように美しい。

 このコース好き!と気持ちよく歩みを続ける。

 何度か渡渉を繰り返すと、虹ケ滝付近で難所が待ち受けていた。

 結構急な岩場と、こけむした岩の上を歩いて渡渉しなければならない。

 岩は少し雨で濡れて滑りやすくなっている。

 リーダーに先導いただいて、皆が慎重に渡る。

 私的には、登りの岩場よりずっと怖く、格好など気にしている余裕も写真をとっている余裕もないまま、とにかく滑らないよう四つん這いに近い姿勢で必死に岩をつかみなが歩いて、何とか渡りきる。本日、一番の難所に感じた。

 もう少し雨が強く降ったり、川の水量が多かったら、無理だったねというのが皆の感想だったかと思う。

 安全第一登山のためには、こうしたコースの事前情報をつかんで、必要に応じた準備を怠ってはいけないと改めて感じた。

 

 虹ケ滝の渡渉を終え、林道に出たところで、その先、そのまま林道を下るか、沢沿いの登山道を下るか、選択を求められた。

 虹ケ滝の渡渉を無事に終えて、緊張の糸がほぐれたところだったので、林道を下ることで皆の意見は一致。

 脳内では下山後のカフェに連絡してこれから行きますと予約した後で、すっかり下山モードに入っていたので、積極的に賛成。

 少し距離は長くなるが、たらたらと下山していくうちに無事登山口駐車場に到着。

 最後、私としては本日のメイン?と考えていた、麓にあるカフェに立ち寄る。

 コーヒーと手作りデザート(この日はあんこがたっぷり乗ったよもぎ餅とパウンドケーキの2種類)。

 どれも絶品で、今度、皆さんが雪彦山を歩かれる時には、このカフェで野菜中心のランチを食べながら、お出迎えするだけでもいいかなと思える素敵なお店でした。

 

 

 

せり出した岩が格好いい
景観的にはどうかと思うが、この赤いスプレーで書かれた矢印のおかげで迷わず進める
雨も上がって展望が広がる。雲海ぽくて感動
岩場の連続。慎重に登る
美しい!
雪彦山のピーク。ここからは比較的緩やかな道に
何度か渡渉箇所あり
下山後麓のカフェで。

比良 獅子岩クライミング個人山行

UPDATE 2024-04-28


【日 程】 2024/04/20(土)
【参加者】 5名 会員( S.O A.S Y.H S.Y) 体験1名
【コース】 比良げんき村…登山口…獅子岩(往復)
【記 者】 kamemaro


獅子岩は、北小松にある比良「楊梅(やまもも)の滝」の横にある花崗岩の明るい岩場です。テッペンから琵琶湖や鈴鹿山系の展望は第一級でしょう。春の良い天気につられてクライミングトレーニングへと…でもこの日は黄砂に視界を遮られて、対岸まで見ることが精一杯でした。

クライミング初めての参加者も含めて、5人で一からの勉強です(少しでもパートナーが増えるよう努力、努力!)。以下勉強した内容です。

クライミングには岩場を含めてどんな危険があるのか?一般的な注意事項。ハーネスの付け方OK。カラビナやロープの扱い(やってない)。セルフビレーの取り方。コールのかけ方。トップロープの確保、登り方(特に足の置き方、岩の質による特徴ついて)。

セカンド(トップの登りは今後)以下の登り方。登ってからすること。

下降(懸垂下降)のための準備。器具の扱いや下降場所について自己点検。自己確保から下降の動作に移るまで、一連の動作。下降途中の動作や注意点。着地してからの動作etc について勉強する。

これだけで9時から15時頃まで6時間余り。なかなかたくさん覚えることがあって大変ですが、クライミングは一つ間違えば命に関わることです。これからじっくりと勉強しましょう。

技術は、習ってもなかなか覚えられません。経験を積み重ね、登山技術(無雪期、積雪期)の上に、さらにクライミング技術を身につけてください。山の世界が「グッ!」と広がりますよ。