【日 程】 2022/12/17(土)
【参加者】 会員3名+会員外2名
【コース】 箱作駅8:19下車~南海バス阪急スカイタウン線乗車8:32~桃の木台7丁目バス停下車8:40~俎石山登山口9:00~第一展望所9:42~俎石山10:35~大福山10:55~見返山(11:45-12:05)~札立山12:45~飯盛山13:52~大曲山14:20~提灯講山15:00~飯盛山登山口15:44~みさき公園駅16:00
【記 者】 dekopon
「強い冬型」の寒波到来予報を受け、弾丸フェリーメンバーは由布岳を延期して紀泉アルプスの続きを歩くことにした。
目指すはJR阪和線の箱作駅。バス待ち時間に体が凍え始める程の冷たい風。大阪湾から吹きつける風はけっこう強い。
バスを降りた桃の木台七丁目から俎石山登山口までは徒歩約20分。緩い坂を登っていくと、高台にいくつもの白いドームが!
そこは、大型のドーム型テントを配置したリゾートグランピング施設だった。大阪湾を臨む絶景の展望緑地。星空も夜景もすてきだろうな♥と想像しながら先を急ぐ。
前回の最後のピーク、大福山に繋ぐためには、まずここから俎石山を目指す。1時間半ほどの行程だが、登山道脇やシダの葉にはうっすらと積雪が残っており、昨晩降雪があったことを伺える。道中の、第一展望所、俎石山北展望台からは、関空、紀淡海峡、淡路島までがワイドに見下ろせ、最高の景色。さっきのSKY DOME 阪南にも負けへんよ♥
展望には恵まれないけれど、大阪府唯一の一等三角点がある俎石山から府県境のやせ尾根を経て、和歌山県に入る。
大福山山頂には弁天様を祀った祠がある。ここでは、「出勤簿」というノートに登頂日を記入するシニア男性と一緒になった。ケース内には4,5冊の古い大学ノートが保管され、個人名のページにはぎっしりと登頂日が書き込まれている。低山あるある「健康登山」の山として親しまれているのだろう。
前回は、大福山から奥辺峠を経て六十谷駅に下山したが、今回はみさき公園駅まで歩くので、あと5つの山といくつかの小ピークを越えて進まなければならない。大福山を下り始めると手袋をはめていても、私の軟弱な指先はかじかんでくる。いつものことながら、この指先温度センサーと温度計を見比べてみる。0℃を指している。やっぱり! 自分の指先温度センサーにちょっと感心してみる。雑木林の日陰ルートでは体も温まらないが、風が当たらないことだけは有り難かった。
ベンチのある日差しの暖かい見返山に到着。短時間ランチとする。
この先、進路は西へ。府県境東西ルート上の見返山、新池展望台、札立山、どの山にも素晴らしいビューポイント地点があり、ベンチも整備されていて、一服するのにちょうどいい。そこからは、南方面に和歌山市街、和歌山湾に注ぐ紀ノ川、紀ノ川に架かる数本の橋が見渡せる。
札立山から和歌山県を離れ、大阪府の泉南に入っていくと、最後の展望所がある飯盛山。山頂のウッドデッキに立つと、大阪湾の向こうに、淡路島~明石海峡大橋、六甲山地の大パノラマが満喫できる。幕末の頃、山頂には紀淡海峡に進入する異国船を見張る番屋があったというのも頷ける。
ついでにルートから西方にそれる大曲山も制覇して行こうと、地形図にない登山道を探検気分で進む。尾根を間違ったために時間はかかったが、こういう時こそ拡大して地形を確認できるスマホ地図のメリットを感じた♥
ルートに戻り提灯講山まで進むと小雪がちらつき始めたため、みさき公園駅まで一気に下る。
メンバーの足並みが揃っていたので、オーシャンビューを楽しむ休憩も含め、コースタイム通りに下山した。
◆タイム7:17(休憩0:54) 距離16.3km 標高差409m 登り716m 下り772m