いよいよ最終回。大峯奥駈道(玉置神社から熊野本宮大社)例会山行

UPDATE 2024-11-07


【日 程】 2024/11/02(土)~2024/11/03(日)
【参加者】 会員8名
【コース】 玉置神社ー大森山-五大尊岳―大黒天神岳-吹越峠-熊野本宮大社
【記 者】 Koume.S


週末は、台風21号から変わった温帯低気圧や前線の影響で、大雨予報の悩ましい天気。予定を変更し、2日は、川湯温泉までの移動日として、3日の早朝より山行することにしました。

【2日 土曜日】

10時過ぎに亀岡出発、五條インターのコンビニで京都組と待ち合わせ。十津川手前から雨風がきつく荒れた天候に。14時30分川湯温泉民宿立石に到着。休憩後、温泉に浸かり、宿のご主人の今朝とれたという天然鮎と熊野牛のお料理をいただき、大満足。とても新鮮で、美味しかった。この日は、早めに就寝。

【3日 日曜日】

宿を4時に出発し、一台は、熊野本宮大社近くの駐車場に停め、もう一台に乗りこみ、5時すぎ玉置神社駐車場に到着。準備をして、暗がりの中を出発。玉置神社にて、安全祈願。

杉の木々の隙間から朝日が登り、ようやく明るくなる。風が強く、木々が揺れて、すごい音。久々の寒さに耳が痛くなり、慌ててフードをかぶる。

大森山までは、急登。何度も上り下りがあり、五大尊岳までは、厳しい岩尾根の上り。ピークの不動明王像に道中の無事を祈願。急な下りを設置したロープを使いながら、滑らない様にひたすら下る。大黒天神岳あたりから、風も治まり、陽が差し込むと暖かく感じる。ほぼ樹林帯の山道を黙々と歩き、時々見える大峰の深い山々と青空がきれいで、癒されながら写真撮影。吹越峠を過ぎた先にある展望地からは、熊野川と大斎原大鳥居がきれいに見え、休憩をして、みんなで記念撮影。七越峰の階段を登り、途中何度も上り下りを繰り返し、ようやく熊野川の川原に到着。備崎橋から車道を歩き、14時30分に熊野本宮大社に着き、長くつないだ大峯奥駈道の終点に着きました。みんなで、熊野本宮大社にて参拝。その後玉置神社駐車場まで4名が車をとりにいき、五條の台湾料理店で、お腹を満たし、帰路へ。

全長約170kmの吉野と熊野の二大霊地を結ぶ大峯奥駈道。2年ほどかけてつないできた大峰も最終回。交差登山、雪や風がきつく寒い日、長い急登、山深い景色、苔むす岩や笹の生えた登山道、色々な景色や思い出が一気によみがえりました。

次はまた何処へ行こうか、長い道を繋げようか楽しみです。

暗がりの中、玉置神社からスタート。
杉の木の隙間から、朝日が見える。
山深い景色にため息が出る。
長い激下り。ロープを使いながら慎重に下る。
展望地から見る熊野の景色。中央に大鳥居。
熊野の風景をバックにみんなで記念撮影。
熊野本宮大社で、ゴールを迎えました。
川湯温泉立石の天然鮎と熊野牛のお料理。