雪 余呉湖ハイキング個人山行

UPDATE 2022-01-18


【日 程】 2022/01/16(日)
【参加者】 3名(Ⅰさん、Oさん、F記)
【コース】 余呉駅-大岩山-賤ヶ岳-P289-大平良山-権現峠-余呉駅
【記 者】 里山


8:20余呉駅をスタート。電車で来たが、歩いてみると車道はしっかりと除雪されている。これなら雪慣れしていない運転手の私でも車(冬用タイヤ)で来られるなと思いながら、登山口に向かう。既に到着している車は釣り客のものだ。
 賤ヶ岳までは、前日までの登山客の踏み跡も多く歩きやすい。10:30には山頂に着いた。青い空、白い雪、そして「私は余呉湖と琵琶湖の間に立っている。」と感激する。顔を上げれば横山岳がひときわ白く美しい。山頂の東屋で早めの昼食。独り占め(3人だけど)の絶景をたっぷり30分楽しみ、11:00に西北に向かって再度出発。
 P289のコルで余呉湖周回道路への道と分かれ公法寺山を目指す。ここからは、今までの道と比べると登山者が少ない場所で雪が踏み固められていない。それでも前日の登山者だろうか、雪上に一本のはっきりとした踏み跡。その上に混ざる鹿の足跡。GPSで現在地を確認しながら進む。
 大平良山に近づき、3人は、はたと気付いた。「せっかく持ってきたワカンを履いていない!」
Iさん、Oさんは、ワカンを装着。Fは、ここまで来たなら意地でもと壺足続行。壺足だとワカンより雪に沈むので、一歩一歩が「もも上げ」だけど、今までも進めているしこの先は下りだしと思った。が、甘かった。北向きの斜面から権現峠を経ての谷道は、本日一番フカフカで雪深く、大当たりすると太腿の付け根まで雪にハマる。ハマりながらも先行するFを見て、Oさんがワカンを外した。Fと男性Oさんの体重差は約15㎏。雪上でのこの重量差は顕著に結果として現れる。Oさんのハマり方は半端なく、ワカンを外したことを一瞬後悔したようだが、それを筋力でカバーしつつ進み続けた。
 漸く余呉の街並みが見えたと思ったら最後の関所が出現。獣除けの門は、扉がほんの少し雪に埋もれているだけで開かない。足元の雪を少し掘り返して辛うじて空いた扉の隙間から帰還(13:55)。「電車の時間まで1時間もあるなぁ」と考えていると「cafe」の看板あり。下山口徒歩3分、隠れ家のような落ち着いたcafeで、オーナーが撮った余呉の写真を堪能しつつ珈琲を頂いた。

今回は、天気、雪の落ち着き方等恵まれたコンディションの中、ほぼ無雪期のコースタイムで踏破した。昼食タイムを除いてずーっと雪上運動会/太腿の筋トレをしていた感じの山行で、とても達成感があった。でも、ゆっくりと雪上を愉しみたい向きには、賤ヶ岳から下山するのも良いコースだと思う。

 

 

 

賤ヶ岳山頂から余呉湖
賤ヶ岳山頂から琵琶湖