満足度120% 絶景の小豆島2days個人山行

UPDATE 2023-12-02


【日 程】 2023/11/23(木)~2023/11/24(金)
【参加者】 宿泊組:会員10名  日帰り組:会員2名
【コース】 23日(木) 8:30 神戸港発 ジャンボフェリー ~ 11:55 坂手港着
碁石山 ~ マルキン醤油 ~ エンジェルロード ~ 温泉 ~ 夕食 ~ 旅荘「古浜」着(泊)
24日(金) 寒霞渓 ~ オリーブ園 / ランチ ~ 皇踏山
17:00 土庄港発 国際両備フェリー ~ 18:10 新岡山港着 ~ 京都着22時頃

【記 者】 dekopon


■はじめに
海を眺める山歩きシリーズで小豆島の碁石山をずっと意識してきた。
・6月 小豆島町役場から小豆島観光資料を取り寄せる。
・7月 タイミングよく、BS朝日「そこ山」で本庄まなみさんの「皇踏山」「星ケ城山」を観て、3座ともめざしたい思いが募る。そのためには2日必要。「錦秋の寒霞渓」シーズンを狙う。
・9月 メンバー募集と共に、相談チームを編成し、観光も含めて案を練り始める。
・仕事調整できた人も含め、宿泊組メンバーは10名と車2台。調整が無理だった2名は日帰りで参加。
・繁忙期の為、フェリー予約開始日に乗船予約。リピーターの多い素泊まり旅荘「古浜」を見つけ、1棟借りで予約。
・駐車場、温泉、観光地、食事場所、スーパー等の情報も相談メンバーで探し合い、欲張り案達成のためにタイムスケジュールを綿密に調整する。

ところが当日、「阪神タイガース、オリックスバファローズ優勝記念パレードに合わせて、三宮フェリーターミナル付近で交通規制が行われるため、代替ルートでお越しください。連絡バスも運休です。」という連絡が入る。徒歩組も大回り迂回ルートを歩いて港に到着、無事合流。

ジャンボフェリー内では、残っていた検討案件、「碁石山~マルキン醤油~エンジェルロードの時間配分」についてミーティング。結果、船内からタクシー1台を手配し、さぬきレモンうどんで腹ごしらえをして下船する。

■碁石山 (12:22駐車場S~13:15洞雲山~13:50碁石山~14:31駐車場G)
坂手港から車2台と予約タクシー1台に乗り込む。車利用で長いアスファルト道をカットして山上に向かい、メインの岩場歩きと海を眺める絶景を堪能しようという作戦。碁石山駐車場には2台の京都ナンバー車が先着していた。見た目ベテランさんの雰囲気。さすが、同じことを考えている。
洞雲山経由で登山開始。ウバメガシのトンネル山道を進む。乾燥した土の上は、硬く茶色いその落葉で覆われている為、滑る滑る。ウバメガシは備長炭の原料になるとKさんが教えてくれた。小豆島八十八ヶ所の霊場洞雲山から碁石山へと続く遍路道が登山道となっており、岩場交じりの急斜面に取り付いて岩の尾根に上がると片側が切れ落ちた岩場の稜線に出る。そのピークからは、バーンと開けた瀬戸内海とぽっかり浮かぶ島々が目に入る。「おおおーっ!」とあがる大歓声。さらに、心弾む岩場歩き。我々はこの絶景を楽しむために小豆島に来た。

下山後はマルキン醤油でしょうゆソフトを食べ、2つの目的を達成。
ここで、日帰り組とお別れし、日帰り組は徒歩でフェリー乗り場へ向かい、坂手港17:45発のフェリー内で爆睡して神戸港に戻ったそうだ。

■次なる目的地は小豆島で唯一の酒造が営むモリクニベーカリーで朝食用のパンを仕入れること。しかし、「酒造りに専念するためにパン部は3月まで閉店する」との貼り紙があった。残念だがパンは地元スーパーで仕入れることにし、小豆島町を出て、次なる目的地、土庄町へ向かう。

■4つ目の目的地とは、干潮時に海の中に現れる砂州「エンジェルロード」と夕陽。
「日没16:55 砂の道17:03まで」を確認しているので、16時すぎに到着できたのはベストタイミング。運よく駐車場も空いていた。
砂の道を歩いて楽しんだ。消えゆく砂の道を慌てて渡った。オレンジ色に染まっていく空やきらきら輝く水平線の美しさを堪能した。日没後、うす暗くなるまでの時間はゆったりと流れていった。

■その後、買い出し、オリーブ温泉、海鮮料理、土庄町を出て小豆島町のお宿に向かう。
旅荘「古浜」到着20時半。以降23時半まで「みっちりミーティング」。
個室5部屋、大部屋1部屋を使用させていただき、ゆっくりと体を休ませることができた。

■寒霞渓 (7:02 こううん駅駐車場S~登山口~三笠山~ケーブル利用~10:40 こううん駅駐車場G)
2日目6時半に古浜のおばちゃんに見送られ、小豆島町を出てまたまた土庄町、寒霞渓のこううん駅に向かう。当然、到着1番乗り。
小豆島が世界に誇る絶景は、日本三大渓谷美、日本三大奇勝とたたえられているそう。そんな自然の景勝を5つ目の目的地、寒霞渓で紅葉シーズンに楽しみたかった。
裏神懸8景の奇岩や木々の紅葉を愛でながら、時間も気にせず写真をいっぱい撮りまくり、楽しみながら石畳の登山道を登る。三笠園地に到着した時には1時間遅れ。Sリーダーから、展望スポット「空の星」や三笠山、売店など近辺の見どころをゆっくり楽しもうとのアドバイスがあり、足を延ばしたいと計画に入れていた星ケ城山は次回送り(?)にすることとした。

観光バスも到着し、人が増えてきた。今日が平日で良かったと思った。ロープウェイから青空と紅葉と奇岩と瀬戸内海と島々を眺めながら、我々の心もルンルン紅葉色。5分間の空中散歩を楽しみ、こううん駅に下山した。(モンベル割引有)

■さあ、ランチめざして、11時オープンのオリーブ園へ。6つ目目的地のレストランでは、タイミングよく10人の座席が確保でき、ホッとする。食後、オリーブ繁る園内をのんびり散策、お土産タイムも楽しんだ。

■皇踏山(12:48 オリーブタウン駐車場~14:04 皇踏山~15:44 駐車場)
碁石山で、我々より1日早く小豆島入りしていたらしい京都組にフリーペーパーを渡し、良かったところをたずねたら「皇踏山」と返事が返ってきた。最後の目的地に期待感膨らむ。
オリーブタウン駐車場に車を置き、街歩き単独行動のFさんとお別れして、9名は街中の路地を通って登山口に向かう。
登山道は急な登り坂が続き、滑りやすい。帰りにはこの道を下らなければならないことを念頭において登っていく。木々の間からちらちらと見える海を楽しみにしながら歩を進め、見晴台に到着した。
「おおおーっ!すごーい!」 絶叫しながら欄干まで駆け寄る。昨日とはまた違った絶景が楽しめる!
岩場ばかりの山頂(P394)からの眺望も素晴らしい。土庄町の山なので、エンジェルロードもバッチリ見える。
Eリーダーのもと、幻の城伝説のある山城跡周回コースを周れて大満足。
さあ下山、ズルっと滑りこけないようにと木の枝を掴んだりしながら慎重に下り、予定通りの時間帯にオリーブタウン駐車場に下山した。皇踏山は低山ながら、ガッツリ登山だった。

■土庄港に向かう。観光センターでFさんと合流し、新岡山港行の国際両備フェリーに乗船。ツアー観光バスも乗船してきたので自由席は満席。運よく座れた我々は全員爆睡して睡眠を確保。そして、安全運転で無事帰京。

■振り返れば、どこを切り取っても全てが「ラッキー!できすぎ!」の濃い濃い小豆島2daysでした。全て皆様のご協力のおかげです。(共有した写真は430枚)

■帰り、土庄港で何人かが手にしていたのは、「小豆島一周サイクリングマップ」。
それって、「次回はサイクリングで周ろうやー。」ってことなのかな? 

碁石山から
夕日のエンジェルロード①
夕日のエンジェルロード②
寒霞渓 石門にて
寒霞渓 空の玉
オリーブ園 風車
皇踏山から