早春の妖精 セツブンソウ個人山行

UPDATE 2022-03-12


【日 程】 2022/03/10(木)
【参加者】 会員2名 山友2名
【コース】 ・山科駅(7:15)~セツブンソウ自生地・散策(8:50~10:00)~伊吹の里~近江八幡市
・駐車場(12:20)~ロープウェイ西登山口(12:40)~八幡山散策(13:25~14:10)~北之庄登山口(15:00)~駐車場(15:20)

【記 者】 dekopon


「もう、そろそろかな?」と待っていた米原市大久保のセツブンソウ情報をネットで観られるようになった。さっそく花好き仲間に声をかけて計画を練る。

伊吹山の西山麓、大久保集落の臨時駐車場に車を置かせてもらう。今もなお、除雪で積み上げられた雪や屋根から落ちた雪があちこちに残ったまま。今冬の積雪量の多さがわかる。
民家の間の道を抜け自生地にはすぐに到着したが、ここも一面雪景色のままであることにショックを隠せない。

まさか、こんな状態の中、どこに咲いているっていうの?
固まった雪の上をガシガシと進みながら、雪の溶けている杉の木の下を探してみた。

ありました!ありました!

陽が差し雪の溶けた落ち葉の間から、とっても小さなセツブンソウが顔を出している。
春の暖かい日差しを浴びると、うつむき加減だったお顔を徐々にあげ、微笑んでいるように見える。可憐なお花の前では、おばさん達もメルヘンチックな少女の心になる。
スマホを落ち葉の上に置き、ピントをあわせ、同じような写真を何枚も撮り続け、自己満足の世界にハマる。「時間」とは、知らん間に過ぎていくもの。

セツブンソウと伊吹山に別れを告げ、近江八幡まで戻る。
草屋根をシンボルとした大型施設の駐車場に車を置き、徒歩で鶴翼山(八幡山)へ移動する。標高271.8mと低山ではあるが、展望は良い。
残念ながら遠くの山並みは霞んではいたが、東方面には鈴鹿の霊仙山・御池岳が、琵琶湖の対岸には比良の蓬莱山・打見山の姿が白く見えた。
何よりも、昨年12月に歩いた長命寺山~奥島山~の山並みが目の前に見え、今冬初雪の山道を歩いたことを懐かしく思った。

陽だまりでゆっくり昼食をとり、ゆっくり山を眺め、北之庄城跡手前の分岐から神社へ下山。

草屋根をシンボルとした大型施設のカフェで計画の仕上げをして帰路についた。