新春登山 愛宕山 例会山行

UPDATE 2022-01-11


【日 程】 2022/01/03(月)
【参加者】 15名
【コース】 JR保津峡駅-つつじ尾根-愛宕山山頂(-竜ヶ岳分岐) (往復)
【記 者】 里山


9時20分、新年の挨拶を終えて登り始める。数日前に降ったこの冬2度目の雪が積もり、荒神峠の手前からチラホラと雪が見え始める。ここ数年の新春登山では、水尾の分かれより上で路面が少し凍結しているくらいだったので、久しぶりの雪の愛宕山にワクワクする。つつじ尾根から表参道に合流すると、大勢の登山者が踏み固めた路面は、ガッチリと凍り付いていて、周りの皆さんは軽アイゼンを履いて登っておられる。下りは特に気を付けなくてはと思いながら登った。

 12時前には、メンバー全員が山頂の休憩舎に到着した。各自昼食を済ませてから、皆で記念撮影。その後、ここから下山するグループと分かれて、ワカンを持参した我々は[雪遊び隊]と化す。愛宕神社を東から巻いて歩き出すと、ここから先は訪れる登山者が少ないので、登山道のトレースは明確だが、雪はふかふか。竜ヶ岳の分岐から少し北に入ると、そこは新雪の明るく広い尾根。いやが上にもテンションが上がる。先ずは、つぼ足(何も装備していない)で、雪に膝まで沈む感触を確認してから、ワカンを着けた。ワカン初体験のメンバーのはしゃぎようは、まるで小学生のようだった。皆で持参したワカンは、色々なメーカー、ラチェット式のワカンまであり、さながら[ワカンのお試し会]となった。

名残惜しいが、14時前にチェーンスパイクを着けて下山開始。途中からは、解けた雪でドロドロになった斜面に注意が必要だったけれど、16時20分頃に保津峡駅へと戻ってきた。

今回は、雪山の楽しさを体験できる良い機会となった。でも、今日のように晴天で穏やかな雪山は珍しい。風が強い雪山では、たとえ吹雪いていなくても、アイゼンやワカンの脱着の為に歩行を止めた瞬間から急速に体温を奪われ始める事を心しておきたい。短時間で確実に脱着できる事が安全な雪山登山の第一歩だと自覚して、脱着の練習を地道に繰り返そうと思う。