【日 程】 2021/08/28(土)~2021/08/29(日)
【参加者】 5名
【記 者】 takumi
1日目
ほおのき平駐車場からシャトルバスで一気に標高を上げ、2702mの畳平へ。雲一つない青空。期待に胸を膨らませながら歩き出す。酸素が薄いせいか少し呼吸が苦しいが、かわいい高山植物や素敵な景色に助けられ、最高峰の剣ヶ峰を目指す。標高が上がるにつれ風が強くなり、視界も一転、真っ白に。山頂では楽しみにしていた絶景は見られず残念だったが、雨には降られず助かった。強風時にはアウターが風に煽られてうまく着れなかったり帽子を飛ばされそうになったが、対処方法も教えて頂き良い経験ができた。期待していたコマクサは終わりかけで残念だったが、宿泊した民宿では月下美人がタイミング良く開花し、明日の山行を応援してくれているようだった。
2日目
タクシーで中の湯温泉登山口へ。5:10登山開始。1時間ほど登ると視界が開け、ゴツゴツの岩肌と噴煙が確認できる。振り返ると雄大な山々と雲海に疲れも吹き飛ぶ。さらに登ると硫黄の臭いがキツくなり、ゴーゴーと湧き出す噴煙の音にを肌で体感する。落石をしないよう慎重に足を運び山頂へ辿り着くと、昨日見られなかった絶景のご褒美。アルプスの素晴らしい景色に感動した。
焼岳小屋まで登り下りを繰り返し、正面には北アルプスの美しい稜線、振り返ると荒々しい姿の焼岳が楽しめ飽きない。焼岳小屋から長い下りを黙々と進み、上高地に降りると二度目のご褒美。絵葉書のような素敵な景色に写真を撮る手が止まらない。初アルプスは自然の怖さと素晴らしさのどちらも体感でき、最高の二日間になった。