剣山〜三嶺縦走その他山行

UPDATE 2025-08-04


【日 程】 2025/08/02(土)~2025/08/03(日)
【参加者】 会員3名
【コース】 見ノ越ー剣山ー次郎笈ー三嶺ー名頃
【記 者】 S.S


 稜線歩きの醍醐味はこれから歩く道が尾根にどこまでも見え、振り返れば、これまで歩いてきた道をたどれる。まして、稜線が美しく、しかも快晴であれば、言うことはないであろう。

 美しい稜線として名高い四国の剣山から三嶺をテント泊縦走してきました。

 亀岡を深夜に出発して、明け方、見ノ越の駐車場に到着し、5時から登り始める。途中、キレンゲショウマの群生地に立ち寄る。キレンゲショウマはまだ咲き始めで、ひらいている花も少ないが、それでも可憐で可愛い。山頂は真っ白で、気分が上がらず、頂上ヒュッテで休憩していると、従業員の方が「8時ぐらいには、晴れますよ」と言われ、その言葉を胸に山頂に向かうが、山頂は真っ白しかも強風で寒くて、待つことなどとてもできず、時間ももったいないので、仕方なく次郎笈へ、進む。ところが、次郎笈の手前でガスが晴れてきて、見事な稜線が顔を出した。それからはこれまでが嘘のように、晴れて、気持ちいい風が吹いてきて、笹原、雑木林の尾根道を快調に進む。宿泊予定地の白髪避難小屋に予定より早く2時ぐらいに到着。そのため、三嶺まで、行くことに変更する。三嶺の手前の急登と鎖場をなんとか登りきり、4時前に山頂に。山頂で次郎笈から三嶺までの歩いてきた稜線を見た時の感動と達成感は言葉に尽くすことなどとてもできない。

 三嶺ヒュッテ付近でテントを張り、夕日、満天の星空と朝日を堪能し、ゆっくりと山やギアの話をしながら、名頃に降りていく。名頃からバスで見ノ越にもどり、お風呂と食事をとり、帰路につく。

 最後にこの山行にあたり、先輩から温かい励ましとアドバイスをいただいたことに深く感謝します。特に、Hさんには、昨年キレンゲショウマを見に、初めて剣山に連れてきていただき、その時に見た剣山から次郎笈の稜線の素晴らしさが、今回の山行のキッカケとなりました。本当にありがとうありがとうございました。