元越谷は、鈴鹿の宝石箱やぁ
UPDATE 2025-08-07
【日 程】 2025/08/03(日)
【参加者】 会員5名
【コース】 鈴鹿山脈 滋賀県甲賀市 元越谷
林道ゲート元越谷→元越谷本谷(中俣)→林道ゲート
【記 者】 カリメロ
最高気温を更新する暑さの中、涼しさを求めて沢登りへ。
亀岡を6時半に出発し、鈴鹿スカイライン(国道477号)から野洲川ダムを越えて左岸に渡り、少し進むと、閉鎖されているゲートの前に数台の駐車スペースがあり、そこに駐車する。
8時前に到着したがすでに4・5台の車が駐車してあり最後の駐車スペースに駐車するものの、車の屋根に枝があたりキーキーと枝が当たる音がなんとも不気味(笑)
沢靴に履きかえサクッと準備をすませて、ゲート横にある隙間から中へ入り、入渓ポイントまで林道を歩く。
15分ほど歩いていると左上から、キャッキャと声がする。立ち止まって見上げてみると、木々の隙間からサルが見える。我々を仲間だと思うのかこちらを見ている・・・。
Y師匠の出番である。サルと石でキャッチボールを試みるが木に当たり、Oさんの方へ跳ね返る笑
Y師匠の投球レベルに身の危険を感じ、サルと戯れるY師匠を残し先に進む。
ほどなくして入渓ポイントに到着。斜面を降りて穏やかな沢へ。
冷た~っ!と言いながらも心地よい涼しさを感じながら最終堰堤を越えるとエメラルドグリーンの釜が現れ、キラキラと水面が輝く景色は、鈴鹿の宝石箱と言われるのも納得である。
ヘツリの練習を楽しみながら進むと元越大滝に到着。
落差15mほどの大滝、迫力がある。
よく見ると2人組が大滝の落ち口付近にいる。あそこを乗り越していくのかと先着の2人組を見守る。
大滝の右側ルンゼにはステップや枝などホールドがあるものの、滑りやすくスリップに注意しながら慎重に先輩の後をついていく。
滝の落ち口手前でロープを出し、カナビラとクイックドローの場所を確認。トップはKさん。Oさんはビレイ。新人の私は、Kさんの登り方をみて勉強するものの次は自分かと思うと緊張して写真を撮り忘れる。なんてこった、ごめんなさい。
Kさんが上がり、ビレイOKの笛がなり、私の番である。後続のOさんにテンションがかかってるか確認してからスタートするようにとアドバイスをもらい、慎重に進む。
足場を確認しながら足をかけて登ろうとするが、手足の短い私には四苦八苦。
Oさんがカナビラを外すように伝えようとしているが、上がることに集中しすぎて全く耳に入ってこず、そのまま上がってしまった。
気づいたときには時すでに遅し・・・。
テンションがかかり、どちらも外せずに、アタフタ…。声出してみるものの滝の音で全く届かない。
どうしたものかと数分モタモタしたところで、Kさんが近くまできて状況確認。
テンションを緩めてもらい、落ち口を乗り越えて、一安心。
もっと視野を広げて落ち着いて1つ1つ出来るようにならないとあかんなと反省。
登りきった後もすぐにセルフビレイをとる、登れたからと安心してたらあかんのや、気が緩んだら滑落とか事故が起こるからセルフとるまでは気を抜くなとY師匠。
大滝を登りきると、渓相がとても美しく、ヘツリの練習をしながら小滝を進み、ゴルジュっぽいところでは腰上までの深さがあったり楽しい沢ルートだった。
林道へと戻る急斜面を登り、1時間ほど林道を歩いてスタート地点のゲート前に戻ってきたのは12時前。
ゲート付近の駐車スペースには、奥の車は出れません状態で駐車してあり、そして外国人が多い。
片付けをしながら、外国人でもこんなところ知ってるんやなぁと言って着替えていたら、外国人の方がクルマダスノ?ツギ、トメマスと話しかけてきた。
流暢な日本語を話す商売上手なスリランカ人は、日本に来て20年以上、車の部品すべてあるよ、古い車でも大丈夫!ここに連絡してとY師匠に名刺を渡して談笑していた。
今年の梅雨明けが早く暑い日は、まだまだ続きそうだ。先輩方、まだまだご指導お願いします♪
血吸川・沢登り〜鬼ノ城山・城巡り
UPDATE 2025-06-18
【日 程】 2025/06/15(日)
【参加者】 5名
【コース】 奥坂休憩所〜血吸川・沢登り〜鬼ノ城北門〜西門〜東門〜奥坂休憩所
【記 者】 OT
初めての例会当番に、赤坂谷を企画したものの、週末西日本は荒れるとの予報☔
土曜日は九州・中国、日曜日は近畿で雨が降るとのことで、偏西風に逆行し西に逃げることに💨
血吸川とは、、、桃太郎伝説に登場する温羅(うら)という鬼を吉備津彦命が退治した際に、温羅の血が川に流れ込み、赤く染まったという伝説に由来するとのこと。
前日は思ったほど雨がふらず、水位も上がらず。駐車場に車を停めて沢靴に履き替え9時頃出発。
今年初の沢に心躍らせながら入渓。
川幅はそんなに広くなく、木がかぶさって先頭を行く私は蜘蛛の巣地獄💦
大した傾斜ではないのに、岩が少し滑りやすいなか、蜘蛛の巣退治の木の棒片手に水中の足元をしっかり見ながら進む。
短い沢なのでゆっくり歩いてゆっくり休憩しながら楽しんでいたが、あっという間に後半に。意外としっかりした滝のような傾斜も出てきて、前半生ぬるかった水も冷たくなってきて気持ちよくなったところで終了。
上流には田んぼがあり、この泥が岩について滑りやすかったのかと納得。
川から出た後は、沢靴のまま鬼ノ城山の門を北から東へとぐるり。大和朝廷時代に築かれた古代山城、たかだか300-400mほどの丘のようなものだが、地形の利を活かして作られており、外から攻め入ろうものならどこからきているか丸見え状態。なかなかの城壁でした。
中国地方のこと自体全く知らず、調べても出てくるのは扇ノ山・氷ノ山の沢ばかり、選択肢が広がるいい機会になりました。
これから夏真っ只中、暑さに順応しながら今度こそ赤坂谷も行きたいな〜
飛騨の秘境 ソウレ谷を満喫!
UPDATE 2024-10-18
【日 程】 2024/10/14(月)
【参加者】 5名
【コース】 岐阜県高山市 ソウレ谷で沢登り
【記 者】 カリメロ
初心者でも楽しめる沢上谷(ソウレ谷)へ。
ソウレ谷の渓谷は、長いナメ床に、30mほどの落差のある滝が3箇所もあり、飛騨の秘境とも言われている。
駐車場から少し上がったところから本流に入り、登りはじめるが、10月半ばで少し寒く感じるのかと思ったが思いの外、寒くもなく日差しもあり心地よい気温だった。
右岸の薮を漕いで進むと支流の滝があり、さらに奥へ進むと、落差70mもの五郎七郎の滝がみえはじめた。
巻き道に残置ロープがあるものの、初心者にはナメ滝が滑り台のように思えて、滑りそうでヒヤヒヤしながら登った。なんとも言えない造形美のウェーブのナメ滝に見惚れる。
下りも岩のちょっとした凹凸に足を運び、滑らないように慎重に歩いた。
次の滝は、落差30〜40mくらいの岩洞滝。
真下から眺めるだけでなく、崖の上から流れ落ちる滝裏へいけるのも、また面白い。足場が崩れやすいので要注意。
本流に戻り、ナメ床を進むと、蓑谷大滝に。
高さ30mほどのナメ滝。
ダムのような岩壁に、自然の造形美を感じさせる滝。
大きな一枚板の岩を落ちる滝は見事で、迫力満点だった。
蓑谷大滝の左岸から巻道があり、注意深く見わたすと、ピンクテープがあり踏み跡もある。
急な斜面を登りきると、人工的な道があり下降ルートにはロープがはってあるが、古いロープので念の為にロープを出してもらい、1人ずつ慎重に下る。なぜなら、降りたらそこは、ちょうど、蓑谷大滝の落ち口に。
斜面を転げ落ちてしまうと水に流されて蓑谷大滝を真っ逆様に落ちることになる。なので、しっかりとロープをにぎり慎重に下った。
大滝の高まきを越えると、陽の光が差し込みキラキラとしたナメロード。
スライダー遊びにもってこい!次は、ソリ持ってこよう♩
最後に15mほどのナメ滝。
残置ロープを使って登り、ナメ床を進むと橋が見え、終了地点に。
お腹すいたー!とみんなで遅めのランチをし、帰りは林道歩きを1時間。
ススキにリンドウに、秋を感じながら歩く1時間も楽しく、楽しすぎてあっと言う間に1日が終わってしまった。
これからは、夏の楽しみの一つに沢登りを追加して四季折々の山を満喫していきたい。
前鬼ブルーに会いに
UPDATE 2024-09-24
【日 程】 2024/09/21(土)
【参加者】 会員4名
【コース】 前鬼登山口ー黒谷川ー前鬼川ー前鬼小仲坊ー前鬼登山口
【記 者】 Koume.S
最近の週末の微妙なお天気。3連休の天気予報を見ながらどの日に行くのが良いか思案し、21日に決定。
前鬼ブルーという言葉の響きにいつか行きたいと思っていました。しかし沢での事故のニュースなども耳にし、緊張しながらのスタートとなりました。
車止めゲートの下の駐車場のすぐそばの吊り橋手前を下り、入渓。黒谷川を少し下って、前鬼川本流へ。すぐに透明度の高い薄いブルーの水。しばらく歩くと、10m程の2段の滝。滝上から釜を見ながら、青さに感動。
その先に川幅いっぱいの広くて100m程あるなめが続きます。なめを歩くのは、とても気持ちいい、至福の時間です。
大岩の手前では右岸にロープをセットしてもらい、巻き上ります。
その先の左岸の崖から滝の様に湧き出る水が本流へ合流し、その水の冷たいこと。マイナスイオンもたっぷり。
大きな岩がたくさん現れルートを探しつつ、身体がやっと通れるほどのギリギリの岩の隙間からザックを先に通し、身体をネジ込んでよじ登ります。
垢離取場から少し先の大きな釜まで進みました。釜へ真上から陽が差し込むにはまだ少し早い時間、陽が差し込めばもっときれいなブルーが見れるらしい・・・また次回のお楽しみ。
引き返す途中、なだらかな滝のスライダーで滑ってドボン。岸まで泳いでは、遊びました。
垢離取場まで戻り昼休憩。澄んだ水を撮影したり、Kさんにお湯を沸かしていただき、ティタイム。
右岸にある取り付きの登山道から前鬼小仲坊まで約40分。その後林道を30分ほど歩いて、駐車場へ。
帰りは、上北山温泉薬師湯へ立ち寄り汗を流して、念願の「馬酔木」で焼肉ランチ(おやつ?)をいただき、大満足。焼肉の匂いをたくさん付けて帰ったので、次は、焼肉→温泉の順がいいかなぁ(笑)
また行きたくなるきれいな前鬼川でした。
沢登り、毘沙門谷へ。
UPDATE 2024-08-28
【日 程】 2024/08/25(日)
【参加者】 会員3名
【コース】 清滝川支流 毘沙門谷
【記 者】 Koume.S
週末の天気がかなり不安定で、北部や鈴鹿方面も検討。天気予報がどこも難しく、最終的に近場京都の清滝川の支流にある毘沙門谷に変更。
駐車場から15分ぐらい歩き、毘沙門橋を渡った先に沢のとりつきがある。雷がゴロゴロなり始め、沢は、朝なのにヘッデンがいるかの様に薄暗い。意外と沢は、増水もなくほっとする。
入渓最初の滝を早速師匠にロープを確保してもらい、タイブロックを付けて登る。その後も15メートルほどの滝が現れ、滝の横のきつい斜面にロープを確保してもらって巻き、その後懸垂下降。
先頭を歩きルートファイティングの練習。苦手な虫、蜘蛛の巣に声を上げながら(これだけは、なかなか慣れない)渡りやすいルートを探しながら、足裏全体で滑らない様に足の置き方に注意しながら進む。岩壁に足の置き場を探しながらへつる。とうとう深い場所で、胸ぐらいまでどぼんと浸かった。一度浸かると怖さも薄れる。ふたかきほど泳ぎ、岩に取り付く。慣れると冷たくて気持ちいい。
最後の大きな20メートルほどの滝で、師匠にリードしていただき、登り始める。途中一旦上がって、滝の真下に向かって歩いて行くと、ロープが引っかかり先に進めず、ザーザー頭から水をかぶったままだし、かなり焦ってしまった。ロープにセットしたタイブロックを、中間支点のカラビナの上側に付け変える事をせずに進んでしまった。後ろのOさんから、戻って付け変える様に指示があり、我に返ってやり直す。今日の反省点。
その滝から50メートルほど進み、終了。そこから、倒木だらけの道を歩き、下山。雨も止み、青空が見えた。
沢登りは、いつも子供の頃の川遊びを思い出す。大人になっても楽しめるスリル満点の探検みたいだといつも思う。
帰りに堀川通りのギャラリーに『山とフォークロア 異界の縁を歩く』展示を見に行く。何度も歩いている京都トレイルもまた違う視点から見ると、興味深くて、とても不思議な気持ちになった。