前鬼ブルーに会いに

UPDATE 2024-09-24


【日 程】 2024/09/21(土)
【参加者】 会員4名
【コース】 前鬼登山口ー黒谷川ー前鬼川ー前鬼小仲坊ー前鬼登山口
【記 者】 Koume.S


最近の週末の微妙なお天気。3連休の天気予報を見ながらどの日に行くのが良いか思案し、21日に決定。
前鬼ブルーという言葉の響きにいつか行きたいと思っていました。しかし沢での事故のニュースなども耳にし、緊張しながらのスタートとなりました。

車止めゲートの下の駐車場のすぐそばの吊り橋手前を下り、入渓。黒谷川を少し下って、前鬼川本流へ。すぐに透明度の高い薄いブルーの水。しばらく歩くと、10m程の2段の滝。滝上から釜を見ながら、青さに感動。

その先に川幅いっぱいの広くて100m程あるなめが続きます。なめを歩くのは、とても気持ちいい、至福の時間です。
大岩の手前では右岸にロープをセットしてもらい、巻き上ります。

その先の左岸の崖から滝の様に湧き出る水が本流へ合流し、その水の冷たいこと。マイナスイオンもたっぷり。
大きな岩がたくさん現れルートを探しつつ、身体がやっと通れるほどのギリギリの岩の隙間からザックを先に通し、身体をネジ込んでよじ登ります。
垢離取場から少し先の大きな釜まで進みました。釜へ真上から陽が差し込むにはまだ少し早い時間、陽が差し込めばもっときれいなブルーが見れるらしい・・・また次回のお楽しみ。
引き返す途中、なだらかな滝のスライダーで滑ってドボン。岸まで泳いでは、遊びました。

垢離取場まで戻り昼休憩。澄んだ水を撮影したり、Kさんにお湯を沸かしていただき、ティタイム。
右岸にある取り付きの登山道から前鬼小仲坊まで約40分。その後林道を30分ほど歩いて、駐車場へ。

帰りは、上北山温泉薬師湯へ立ち寄り汗を流して、念願の「馬酔木」で焼肉ランチ(おやつ?)をいただき、大満足。焼肉の匂いをたくさん付けて帰ったので、次は、焼肉→温泉の順がいいかなぁ(笑)

また行きたくなるきれいな前鬼川でした。

何ヶ所も大きな岩の下を歩きます。
日が当たると一段ときれいなブルーに。
川の底まで透けてきれいな水。
川幅いっぱいのなめが続きます。
なめを歩くのは、気持ちいい。
山の斜面から湧き出す冷たい水。マイナスイオンいっぱい。
この下が垢離取場。きれいな水を撮影。
前から気になっていた馬酔木。焼肉ランチいただきました。

大峰 大普賢岳〜竜ヶ岳・・・って、竜ヶ岳って全国どんだけぇ〜!?

UPDATE 2024-05-06


【日 程】 2024/04/29(月)
【参加者】 会員4名+会員外1名
【コース】 和佐又〜日本岳〜小普賢岳〜大普賢岳〜明王ヶ岳〜竜ヶ岳 (ピストン)
【記 者】 へっぴりゴシ


2年前の5月、大峰を縦走してみたい!と私の計画に乗ってくれた師匠と山友さん
釈迦ヶ岳〜八経ヶ岳のピストン山行を皮切りにスタートした”日帰りで行く大峯奥駈道制覇”の野望も今回で9回目

師匠からの個人山行の呼びかけで集まった5名で4時頃に京都を脱出し、目を瞑っても運転できそうなくらい、🚗走り慣れた大峰への道
この日は和佐又からのスタート、6:45。
リニューアルした和佐又ヒュッテに駐車させていただきました。(事後精算¥1,000)

大普賢岳までは巨大岩の下のお洞を見たり、梯子や階段のオンパレードでアスレチック気分♡
横は切れ落ちた谷の場所もあり、山頂手前までは少し緊張を持って歩く
この日の見晴らしはガスガッスで、遠くの方にガスの切れ間から近くの行者還や八経ヶ岳、少し行くと稲村ヶ岳やこの間行った山上ヶ岳が確認できた。

大普賢岳の肩から竜ヶ岳までの間は、大峰らしい気持ちの良い山道。
竜ヶ岳って聞くと、何処の竜ヶ岳?ってほど全国いろんな所にありますよね。私が知っているだけでも近畿で4か所、山梨にも1か所。
でも、地蔵岳や天狗岳ほどは多くないか?とブツブツと考えながら歩く。
遠足気分でスキップ♬しながら歩ける場所、天気が良ければスキップしていたかも・・・しないしない
しかし、今回は雨の降り出しを気にして急足で向かう(•́ε•̀;ก)💦
明王ヶ岳で一旦高度を下げ、前回訪れた竜ヶ岳まで1時間。朝も早かったので、皆小腹が空いて行動食を食べていると、ポツポツ☔️振り始めました。昼までは持つと思っていたのに早い降り出しでした。
しかし、まだ霧雨。本降りになる前に下山したい所。11時頃には大普賢岳まで戻り少し大粒になった雨の中を下山。下りの梯子や階段は滑るので皆集中!前向きが良いか、後ろ向きが良いか、臨機応変に対応して安全に下っていきました。下りは登りよりも難易度が上がるとよく師匠が言っていますが、雨が降ると更に難易度UPです。

日本岳を過ぎると、あとは雨の中でも和佐又まではリラックスした山歩き。
13時過ぎに和佐又ヒュッテに到着。行きには沢山のキャンパーさんが居たけど、降りてくると皆撤収。
おかげで空いていた綺麗な和佐又ヒュッテで、のんびりと美味しいコーヒータイム☕️

帰り道は、以前から気になっていた吉野にある「レストラン 里」へ。
田舎の国道沿いにもかかわらず、いつ通りかかっても駐車場に車がいっぱい並んでいるので、その謎を確かめに・・・。店内は昭和なレストランで、芸能人の色紙もたくさん、メニューもめっちゃ豊富。
出てきた定食はどの料理もボリューミィーで、いつも通りお腹いっぱいになって京都まで帰りました。

岩、根っ子、階段、梯子と変化に富んだ大普賢へのコース
ガスの切れ間から山を臨む
大峰らしい山道は癒される
煩悩にまみれた輩の記念撮影(笑)
雨で濡れた斜面はいつも以上に慎重に
前向いたり後ろ向いたり臨機応変に階段と梯子を降りましょう
シャレ乙なリニューアル後の和佐又ヒュッテ♡キャンプでも快適です。
コーヒーブレイク☕️汚い靴で床を汚してスミマセン💦

大峰三大急登 勝負塚山で筋肉Bomb!

UPDATE 2024-04-10


【日 程】 2024/04/06(土)
【参加者】 会員6名
【コース】 上多古川イツボ谷出合〜勝負塚山〜P1448

【記 者】 へっぴりゴシ


久しぶりのレポート!
我が第二の故郷大峰・・・いや、第三?・・・知らんけど!
行ってきました。

京都をAM3:30頃に離れ、お決まりの大和郡山のマクドを経由し、もう目を瞑ってでも運転できそうな169号線を通って、上多古村へ
上多古川とイツボ谷出合の上流に車を停めて6時に登山を開始

いきなり不明瞭な登山道・・・だって一般登山道ちゃいますもん(;゜(エ)゜) アセアセ
皆で地図や地形を見ながら尾根に向かって取り付きの場所を探す。
それでも薄い踏み跡を辿って荒れ放題の道があり、お互いで押したり引き上げたりの段差を越えて進むと、大峰三大急登が出現💧
とにかく木や岩、石ころなど掴めるものを持ちながら半四つん這いで登って行く
途中、GPSで現在地確認したら全く進んでいない⤵️もう2時間も登っているはずなのに・・・恐るべし三大急登
脚の筋肉ももうパンパン!キツ〜ぃ

それでも前に進み続けるとようやく勝負塚山山頂に到着!・・・眺望無し(°д°|||)ガーーーーーン

休憩の後、勝負塚山から一旦高度を下げたらまた急登、この日は思った以上の高温で、少なくとも私は体調崩れ始める
途中で視界が開けたところで休憩。さっき登っていた勝負塚山が、眼下に有って、「えっ!あんなシンドかったのにあんな低いの( ´•̥ω•̥` )」っと全員びっくり。

それでもヘコタレナイ、大峰愛好の変態メンバー達
無心に前へ進むと、前回目にした今宿跡。懐かしい気分に浸る(´◡`๑)

下山も登り以上に緊張が走り&ながーい道のり
写真はほぼ撮る余裕もなく下山

大峰三大急登、気付けば二座制覇していました。
いっその事、あともう一つの白髭岳へいつか行くしかないですね。

帰りはいつもの台湾料理「汇鑫源(カイシンゲン)」で山盛りの定食メニューを全員ペロリと完食し帰京。
もう、帰ってる時から筋肉痛確定でした!💣

日帰り大峰奥駈道縦走も、後もう少しで熊野まで
お付き合いお願いします。

急登!
ダンサー(段差)!
トラバース・・・からの渡渉
板取り跡
じみぃ〜な山頂
やっぱり眺望がいいとテンション上がる
最後の最後まで急登
もう、身体の一割は台湾料理の細胞ちゃうかな? そんな訳ないか!

大峯奥駈道第6弾 はじまりは、吉野から!?

UPDATE 2023-12-13


【日 程】 2023/12/10(日)
【参加者】 会員6名
【コース】 吉野841M地点のカクレ平林道ー四寸岩山ー大天井ヶ岳ー五番関ピストン
【記 者】 Koume.S


去年から繋げている大峯奥駈道。今回は、吉野スタートの計画です。

大峯あるあるの夜中の2時亀岡出発。京都で2人ピックアップし、6名で、奈良に向かいます。

吉野に入り、暗闇の林道を車で進んだ先は、青根ヶ峰の南東841M地点のカクレ平。当初計画の吉野金峯山寺付近ではなく、予定の半分ぐらい過ぎた地点(笑)

車から降りて、夜空を見上げると、満天の星空。夜中から出発した特権かな。冬の夜空は、空気がすんで、小さな星まできれいに見えます。

準備をして、5時前にヘッドライトを身に付け、いざ出発。Y師匠を先頭に林道から入り、藪漕ぎしながら、道を彷徨いました。一度林道に戻り、登山口を発見。

今回私は、リーダーなので、先頭を歩かせてもらう事になりました。先頭を歩くのは、難しい。自分のペースではなく、常に後を見ながら、メンバーに合わせて歩く事が大切。

6時頃に四寸岩山頂上に到着。まだ辺りは暗く、尾根道を進みながら少しずつ明るくなり、オレンジ色の朝焼けが美しい。

足摺宿に到着。その後着いた二蔵宿小屋も鍵が閉まっていて、9月末で閉鎖しているとか。(縦走しながら、避難小屋で、泊まりたい方は、要注意です)

大天井ヶ岳手前の100Mは急登。手前でY師匠より地図読みのレクチャーを受けました。山頂で集合写真を撮り、途中開けたところで、山座同程。山上ヶ岳や稲村ヶ岳や大峯の深い山々が見えます。

尾根道を歩きながら、五番関に到着。女人結界門を見ると複雑な気持ち。

早めのお昼ごはんを食べて、ここからピストンで戻ります。巻道を進むと杉林が続き、周りの景色が見えない退屈な道がしばらく続きます。谷筋のトラバース道は何ヶ所も崩れ、出来るだけ山側を歩く様に慎重に進みます。

九十丁石付近で、林道に出ました。林道の道端に一面に生えたススキがお日さまに照らされて、金色に輝きすごくきれい。歩いても歩いても続く林道に飽きて、登山道の稜線に戻るべく、取り付きを地図で探すが見つからず、途中景色を見たり、おしゃべりしながら、ひたすら出発地点目指して歩きます。ようやく車が見えて、ゴール。

早めに下山出来たので、金峯山寺に車で向かいます。蔵王堂でお線香をお供えし、お参りしました。紅葉のピークが終わったのか吉野は、観光客も少なく、思ったよりひっそりしていました。

帰りにいつもの台湾料理に行きたかったけど、開店前の準備中のため前を素通りし、奈良市内のラーメン屋でお腹を満たし、帰路へ。

今日は穏やかな暖かい1日でした。奥駈道初参加のメンバーは、次回も参加したいと満足された様子でした。

去年から地味に繋いできた個人山行での日帰り大峯奥駈道縦走も残すは、行者還岳〜五番関と玉置神社〜熊野大社のみ!
来年奥駈道の続きを是非一緒に行きましょう。

暗闇の中、ヘッドライトを頼りに。星と月がきれい。
二蔵宿小屋横のベンチで、休憩。小屋は、閉鎖中。
大天井ヶ岳に向かいます。この先は、急登。
大峯の深い山々。山座同程。
Y師匠とススキ。いい写真。
林道脇から大峯の山々が一望。
吉野金峯山寺の蔵王堂にお参り。安全登山祈願。

大峰 南奥駈道 笠捨山へ いらったいまてぇ〜

UPDATE 2023-05-08


【日 程】 2023/05/05(金)
【参加者】 4名
【コース】 葛川林道〜四阿岳〜地蔵岳〜葛川辻〜笠捨山〜行仙小屋〜葛川辻〜上葛川〜葛川林道
【記 者】 へっぴりゴシ


みなさんGWは楽しみましたか?
私は天気予報と腰痛に翻弄されたGW。予定していた2泊3日の雪山山行も諦めて、日帰りで大峰満喫プランに変更。昨年から始めた日帰りで繋ぐ大峰縦走プランの第5回目、この日は昨年からポッカリと空いていた南奥駈道の行仙小屋~葛川を繋ぐコース。毎度毎度のメンバーY・S・Oに加え、今回は入会ホヤッホヤのHさんにもエントリーしていただきました。新鮮!✨

真夜中3時半に京都を出発、京奈和自動車道を南に進み途中の奈良市内のマックドで早朝4時の朝食・・・あ、あれっ!?開いてない!
いきなり拍子抜け、口の中はもぉマックポテトになっているのに、仕方なく我慢し南へ進む。五條市のコンビニで朝食を取って十津川方面へ向かい、前回玉置山へ向かった時の葛川の登山口へ。

7時前に到着、相変わらず他の車は見当たらない。
今日も人気(ひとけ)の無い山行になるかな?って思いながら準備を済ませ、いざ登山開始。
ここの登山口はいきなり主稜線に取り付けるので、ゆっくりスタート。直ぐに40mほど降ったかと思えば、80mほど登り。
小刻みにアップダウンで体力奪われる嫌な予感(;゜(エ)゜) アセアセ
足を進めると、今日は早々に前から登山者に遭遇、GWを使って奥駈道を縦走している様子。その後も次々と登山者にすれ違う。
こんな他の登山者とすれ違う事が珍しい「人気の無い山好き探検隊」の一行は、出会った人数を数えていくのであった。

急登を登ると、木の根の張った道を行き、鉄塔周辺のひらけた場所から本日登る地蔵岳と笠捨山を眺める。
四阿岳(あづまやだけ)を過ぎると日当たりのいい南斜面にツツジやシロヤシオ、アカヤシオにシャクナゲがお出迎えで、さっきまでとはまた違った景色で、お花には興味のない私めもテンション上がる🌺北へ目を向けると遥か向こうには歩いてきた釈迦ヶ岳からの山々・・・ガンダーーラ、ガンダーーーラ♬あの向こうから歩いて来たんダ~~ラ

地蔵岳に近付くにつれ岩が出てき始め、鎖場や垂直の下り。地蔵岳って名前付いた山は何処もこんな感じで、地蔵岳あるある言いたい♪ってレイザーラモンRG出てきそう。あるある地蔵岳を過ぎた葛川辻のコルには上葛川への道、少し進むと行仙小屋へのトラバース道、どちらも荒れてそう。

素直でお利口さんな我々一行は、行仙小屋までトラバースで楽せずに最後の急登の笠捨山へ。山頂へ10時半頃に到着。予定よりも30分以上早い到着。山頂にもシャクナゲやアカヤシオが咲き、大峰の山々が遠くまで眺められる。あとひと踏ん張りに備えて行動食を口にして、行仙小屋を目指す。今度はゴロゴロ石のザレ場道でここもまた今までとは違う道を歩けた。途中でヒノキの大木、Hさんがパワーを感じたらしく、私も大木に抱きつきパワー💪を吸収。約1時間掛けてようやく行仙小屋に到着。

2回目の訪問だが、相変わらずキレイに行き届いた小屋で、この日にすれ違った人の大半はこの小屋で宿泊した様子。ちょうど秩父宮記念山岳賞を受賞された新宮山彦ぐるーぷの方々が整備に来られていて、コカコーラやビールも販売していました。Y師匠は下山後まで我慢出来ずにコーラを購入w

外のベンチでサッとお昼を済ませて、来た道を帰路へ

来た道をそのまま帰るのは面白く無いという事で、来る途中に見つけた笠捨山手前の葛川辻に続くトラバース道へ行くことに。
案の定大きな登りはほとんどなく、所々荒れて斜めった道と崩れかけの橋を渡って1時間ほどで葛川辻のコルへ。
ここから先も来た道を戻るのは面白く無いと、上葛川への道へ進む。こちらも荒れていたが、天誅組が歩いたとされる道には歴史も感じられ、大岩や滝や見たこと無いような苔、光り輝く新緑を楽しみながら上葛川の村に到着。

予想以上に多くの家屋にビックリなのと、お茶畑を害獣から守るための脅しに吊り下げられた無数のビールの空き缶の量に、「どんだけビール呑んでるんや!」とビックリ。その輝く空き缶と真っ青の青空がマッチしてキレイでした。

葛川隧道手前から、これまた廃道寸前の登山道に戻って100mほど登り奥駈の登山道へ復帰。途中、人の踏み入り少なく薄いルートの探し方についてY師匠からレクチャーがあり、バリエーションルートを行くためのポイントとして頭の中にメモ。

16時40分頃下山完了、予定時間よりも30分以上早い到着。総距離21.1kmよく歩きました。

ここまで来たらやっぱり温泉に浸かりたい!ってことで、今回は「温泉地温泉公衆浴場 滝の湯」へ
GWで人出も多く人数制限で少し順番待ちも、スベスベするお湯と滝を眺めて入る露天風呂は疲れも落とせ最高でした。星4つ★★★★☆
五條市に着く頃にはお決まりの台湾料理しか頭にはなく、御所南まで行き台湾料理 汇鑫源「いらったいまてぇ~!」お腹満たされるぅ。

色んな種類の道を歩け、満喫したGWの日帰り山行でした。やっぱり大峰は楽しい。
この日すれ違った登山者さん35名・・・一番多いかも。