清掃登山 明智越
UPDATE 2025-06-02
【日 程】 2025/06/01(日)
【参加者】 会員15名+会員外2名
【コース】 保津町登山口-明智越-高瀬山-保津川沿いの林道出合い
【記 者】 里山
6月第一日曜日に、毎年行われる清掃登山。今年は明智越へ。
霧雨けぶる・・・と言えば聞こえがよいだろうか、外に居続ければ結構濡れる雨の中、9:30保津橋北詰の公園を出発した。あと数十ⅿで登山口というカーブに差し掛かった時、前方からただならぬエンジン音。一行の先頭部分に無人の田植え機が突っ込んできた! 幸い上手に避けたので怪我人が出なかったが、このアクシデントで気分が悪くなった参加者一名がY師匠に付き添ってもらって帰ることになり、残りの15名で清掃登山開始。
明智越は、最初しばらくが濡れると滑りやすいところ。「今日はここを下るのでなくて良かったなぁ」と思いつつ、ゴミを探しながらゆっくりと進む。前述のアクシデントで時間を食ったこともあり、昼食場所には予定より30分遅れの11:30に到着。このころには雨も止み、協賛してくれた企業からの差し入れのジュースで昼食タイム。 ここで、お別れしていたY師匠から電話が入る。本日の解散予定地まで愛車の軽トラで来て、コースを逆向きに歩いて迎えに来てくれるそう。休憩を終えて歩き出し、ほどなく再会。
コースにした高瀬山へは明智越の途中から分かれて南下する。自治体推奨の明智越ルートは北東に直進だが、南下するルートは、里山あるあるで何度も道の分岐にぶつかり正しい道を選ぶのが難しい。その都度、Y師匠の解説とともに道確認。13:00過ぎに解散予定地に着いた。
拾ったゴミをまとめたらゴミ袋1つ分。みんなに配ったゴミ袋がゴミの大半という感じ。「登山者のマナーが良いのだ」と喜んだのも束の間、林道わきに廃棄物がたくさん。まとめたゴミ袋をもう一度開けてゴミを拾い集めた結果、7袋分のゴミとなった。これらのゴミは、京都市が準備してくれた「特別製のボランティア用ゴミ袋」に入れてあるので、指定された保津峡駅前の回収場所へ持っていけば無料回収してもらえるとのこと。Y師匠の軽トラで運んでもらう。ありがたや、ありがたや。
かくて解散。京都方面の参加者は保津峡駅へ。亀岡方面は川沿いの林道を歩いて帰る。斜面の崩落で車は通れないが歩くなら通行可。トロッコ列車や保津川下りの舟に向かって明るく手を振りながら歩き、15:00前に朝の出発場所へ戻った。
皆子山 平日山行の会
UPDATE 2025-04-19
【日 程】 2025/04/16(水)
【参加者】 会員4名
【コース】 前坂峠を出発。皆子山の山頂から西北西に伸びる尾根に向かって進み皆子山へ。帰りピストン。
【記 者】 S.S
今回の目標はテン泊トレーニングと読図の勉強です。
市内の渋滞を避けるため、早朝5時に出発、7時に前坂峠に到着。登り始めようとするが道がなく、強引に尾根まで登り、スマホで確認しょうとすると、すかさず、Y師匠が「大きい地図でないとわからない」と花背の地形図を貸してくださる。(山の斜面をよく見れば薄い踏跡がたくさん。踏跡がなくても登りやすい場所が見えてきます。それが「道」。)
進むにつれて、いろんな方向に尾根がのびていて、分岐分岐で止まって、スマホで自分の位置をカンニングして、地図を見るが、何度も間違えてしまう。Y師匠から
・地図は高い所で見る(途中の小ピークに着いたら、そこから派生する尾根すべてが確認できる位置まで上りましょう。)
・登っているので、先を見て、高い方へ行く
・谷の方向を見て、進む方向を確認する
(今回は、「地図読み」を超えて、現場で「実物の地形をどう読むか」を練習しました。言葉で説明するのはとても無理。「地図読み」も体感してわかることが多いです。)
いろいろと教えてもらう。
日頃、いかに自分がスマホアプリに頼りきっていたか実感し、スマホが使えない場合を考えるとゾッとする。紙地図とコンパスでも登れるように練習したい。
やっと山頂に着き、ここからテントの設営練習
Y師匠と私がテント、Fさんがツェルトを張って、構造やたたみ方を教えてもらう。これでテン泊の予行演習は完璧です。お湯を沸かして、下山後の予定を相談しつつ、コーヒータイムでゆっくり過ごす。
さて、下山、ピストンなので、登ってきた道を降りていけばいいのだが、それが全くわからない。分岐分岐で確認して、間違って、戻って、また確認するの繰り返しです。本当にいい勉強になりました。
下山後、古知谷の阿弥陀寺で、サンカヨウ(晴れていたので「ガラスの花びら」ではなかったけれど)、シャクナゲなどの花々を鑑賞し、サイゼリヤでお腹を満たして、帰りました。
本当に盛りだくさんで、充実した一日が過ごせました。それもこれも早朝出発の賜物です。やはり登山の基本は早出ですね。
(Fが、文中に付け足しました)
小塩山~ポンポン山でカタクリ三昧
UPDATE 2025-04-14
【日 程】 2025/04/08(火)
【参加者】 会員3名
【コース】 大原野神社(8:35)~カタクリ鑑賞(炭の谷・Nの谷・御陵の谷)~小塩山山頂(10:58)~森の案内所(11:55~12:15)~竈ケ谷ルート~ポンポン山山頂(13:40)~カタクリ鑑賞~本山寺(14:55)~原大橋バス停(16:28)
【記 者】 dekopon
雪融けが始まると、早春のお花の開花状況にアンテナを張り巡らす。
天気予報で晴れ予報の暖かい日を見つけ、西山のカタクリに会いに行った。
今回のルートは大原野神社から小塩山3ケ所のカタクリを巡り、足を延ばしてポンポン山のカタクリにも会いに行く。
ポンポン山からの下山は、長岡京か大山崎か高槻の三択で、今回は高槻市原大橋バス停を目指す初ルートで下山する計画。
小塩山のカタクリは10時開園だが、バス運行時間の変更に対応してくださり、9:45に入園させていただいた。
保護地では、西山自然保護ネットワークの方々がカタクリ他、今咲いている花々の名前を教えてくださる。
ひょろっと伸びた「カタクリ1年生」には、それぞれ名札がつけてある。カタクリはずっと一枚葉の状態で成長し、鱗茎が充分に育つと2枚葉をつけて開花する、それまで8年以上もかかるというなんとも愛しい花💗なのだ。
どの保護地もまだ3割程度の開花状況であったが、若い花だけに花びらの色が濃く、暖かい日差しを浴びてしっかりと開いて咲いていた。
このとき仲良く一緒に咲いていたのは白いミヤマカタバミ。ミヤマカタバミが終わるとムラサキケマンの花が一斉に咲くそう。まだまだたくさんの大きく膨らんだ蕾があったので、ムラサキケマンとカタクリの競演を想像してみる💗 また訪れたくなる💗
森の案内所で短時間の昼食休憩のあと、竈ケ谷ルートでポンポン山に向かう。
10回以上の渡渉。沢のせせらぎの音とウグイスのさえずりのみの静かな谷沿い。足もとはミヤマカタバミロード。日差しを受けて、しっかりと開いてくれているのがうれしい。もう少し遅い時期ならもっと様々なお花に会えるだろうかと思いながらポンポン山のカタクリ保護地に向かう。
今年もどちらのカタクリにも出会えて良かったな💗と優しい気持ちになって高槻方面に下る。
(原大橋バス停は始発。自販機あり。1時間に3本のバスが出る。終点はJR高槻駅。)
いつもと違うルートで長等山へ
UPDATE 2025-04-05
【日 程】 2025/04/04(金)
【参加者】 5名
【コース】 JR山科駅-諸羽登山口-陰山-長等山-三井寺ーJR大津駅
【記 者】 里山
いくつかのコースがある山科から大文字山、引き返して如意ヶ岳を経由して大津方面へ。「今日は歩き慣れた道だな」と思いつつ集合場所へ。そこで、リーダーから「ここへ行こう」と手渡された地形図には一本の赤い線。地図上の破線(徒歩道)をなぞってあるけれど、「これ、たぶん今は使われていない道だよね?」
今日の5人は、地図を見ながら「この谷を下れば」「この尾根を登るほうが」などと地形を予想しつつ歩くのが大好き。どのルートを使うか相談して出発。諸羽登山口から尾根を登り、陰山を越えて稜線に着く。さて、ここからがミステリーツアーの始まり。GPSで現在地を確認し地形図上の破線をヒントに歩く道は、人がほとんど行かない谷道。踏み跡薄く倒木だらけで「歩ける場所はどこだろう」と目を皿のようにして足場を探す。いったん下ってまた上り、途中では急傾斜で崩れやすい法面を四つん這いで登るしかなかったり。地形を読む力とともに自分の歩行技術も試される。
ひとしきり「探検気分」を味わったあと辿り着いた一般登山道は、よく踏み固められていて歩きやすい。サクサクッと歩いて、同行メンバーF氏おすすめの長等山テラスで眺望を楽しみ、三井寺へ下山。
「大文字山~如意ヶ岳~大津」は、はっきりとした登山道。でも、登山道から外れると、いつもの山が、とても難しい山になります。
綾部市 三国岳でちょっとルートファインディング。
UPDATE 2025-04-01
【日 程】 2025/03/29(土)
【参加者】 7名
【コース】 綾部市老富町登山口🅿-東側の谷筋道-三国岳-胡麻峠-🅿
【記 者】 里山
登山口から右手の林道を歩き始める。林道の終点では、山積みの倒木と倒れた関電巡視路の看板。「さあ、山登りだ。」ところどころに道案内らしきテープはあるが、急斜面上の細いトラバース道の上にうず高く積もった枯葉で足元不明瞭。横に滑り落ちないように、ほんの数メートル先の目印テープまで、一歩ずつのルートファインディング。倒木、渡渉を乗り越えて…「うん。狙い通りの登り。この緊張感!」
標高420mあたりまで登り、正面の尾根を登り始めると巡視路用の立派な階段。これまでの荒れた道も巡視路なので、道を補修するそばから崩れてしまう場所なのだろう。胡麻峠側の道は、もう少し歩きやすいだろうから「こちらから登って正解だったね」と言っているうちに山頂到着。山頂からは舞鶴湾の眺望が良い。
下りでの胡麻峠から先。こちらも谷道なのである程度予想はしていたが道が荒れている。上りに引き続き、道を塞ぐ倒木と渡渉がたくさん現れる沢沿いの道。低山だが集中力を要する山だった。
下山後、車で、東隣にある老富ミツマタ群生地へ。まだ7分咲きとのことだったが、黄色のぼんぼりのような花が広い斜面を埋め尽くす様子に一同感動。現地で栃餅入りのぜんざいに舌鼓。やっぱり最後は食欲で〆なきゃね。