八ツ淵の滝 沢登り

UPDATE 2025-09-24


【日 程】 2025/09/21(日)
【参加者】 会員5名
【コース】 ガリバー青少年旅行村登山口ー大擂鉢ー七編返しーガリバー村登山口
【記 者】 カリメロ


急に朝晩が涼しくなってきたけれど、日中はまだ暑い。

今年最後の沢登り?日本の滝100選に選ばれている八ツ淵の滝へ。

 

亀岡を6時に出発。ガリバー村の駐車場に8時過ぎに到着。

管理棟の受付で駐車料金を支払い、装備の準備。

天候が微妙だったので混んでなく、スムーズに準備が出来た。

 

管理棟の横道から八ツ淵の滝へのルートが案内されており、ハイキング道を進んでいく。

前日は雨が降ったこともあり、道は濡れていてキノコもたくさん生えていた。

立派なキノコがあちこちに!これ食べれたらえぇのになぁと、しめじやマイタケを探すがあるわけもなく、キノコに秋を感じつつ進んだ。

 

八ツ淵の滝は、下流から魚止の滝、障子の滝、唐戸(空戸)滝、大擂鉢、小擂鉢、屏風滝、貴船の滝(主瀑)、七遍返しの滝の8つの滝がある。

少し上部まで歩いた私たちは魚止の滝を越えたあたりから入渓し、残りの6つの滝を越えていく。岩場やからとつま先立ちになってしまう我々にY師匠から「フエルトシューズはつま先で歩くなよ!足裏全面つけて歩け!」と激が飛び、またルートファインディングの練習に先頭を交代しながら進む。

 

ここからなら上に上がれるかと思ったが、Y師匠から「その上の岩も見なあかんど!持つ手もないようなツルツルしてるの見えるやろ、2段目で登れなくなってしまうから、ここは右側から巻いていかなあかんな。」と指導も受け、また滝までいってからどこを登るか、あかんかったら戻ってどこから巻くのかなど、ご指導受けながら進む。

巻き道には、ロープや鎖もあり、また道幅も狭くヒヤリとする箇所が多かった。

 

貴船の滝は、圧巻の迫力がある落差30m。右側にある巻き道を登り、上で早めのお昼に。ここでは昔遭難があってなとY師匠。横をみると遭難の碑があり、切なくなった。

休憩すると寒さがきて、Hさんにお湯をわけていただく。もうこの時期はお湯やなぁ~。ウェットスーツないと寒いなと色々談笑しながら休憩。お腹も満たされ、七編返しまで進み、沢沿いの登山道から下山した。

 

ロープワークもあり、アタフタすることも多く実践でスムーズに出来るようにロープワークの復習をしっかりしないといけないと感じた。

今日はヒルおらんかったなぁと言いながら駐車場につくと、ギャーっと叫び声が。

Kさんの足にヒルが!ヒルの父、Y師匠の出番である。さっと指につけて、今年生まれたやつやな!ちっさいなぁ、可愛いサイズやといって、すぐさま虫よけスプレーで息の根を止めていた。

そしたら、Sさんが、わ!こっちにも!と声がしてY師匠、またもや即座に息の根を・・・。

今年の沢も今回で終わりなのかぁ?と寂しくも、来年に向けてロープワークをしっかり身につけて課題を減らしていきたい。

 

遠征に向け 岩登りトレーニング⛰️

UPDATE 2025-09-21


【日 程】 2025/09/09(火)
【参加者】 会員3名
【コース】 金比羅山 Y縣尾根
【記 者】 takenoko


 岩稜帯への遠征に向けて、不安な初心者2名にY師匠が時間を作ってくださりました。私は半年に1回ぐらいのペースで、3回目の岩登り。

 

 10時頃、江文神社手前の駐車場を出発、Y縣尾根まで移動。ハーネス・スリング・カラビナなどの装備をつける。

 9月に入っても、まだまだ暑い。陽射しが強いので、日の当たらない岩の前‍で、スリング・プルージック・セルフビレイコード・カラビナなどについての説明。その後、三点支持・登山靴での足の置き方を丁寧に教えていただく。

 短い距離で、登り下りの練習。確保器でビレイ、ロワーダウン(クライミングで終了点に着いたクライマーが、ビレイヤーにロープを操作してもらい、体重をロープに預けてゆっくりと地上に降ろしてもらう降下方法)を練習する。ビレイをする時は、ロープを引っ張ったり、繰り出したりする時の‏手の動きが難しい。

 お昼休憩後、上へ登っていく。

 Y師匠が付けてくださった「お助けスリング」に頼らないといけない難しい部分を通る。危険なところはロープを出してくださり、プルージックの代わりに、タイブロックという器具を初めて使用させていただく。ロープよりも操作が簡単で、滑りが良く使いやすい。
 雨が降ってきて、鞍部に移動してレインウェアを着る。少し待機してい‏ると雨が止みレインウェアを片付け、残り50メートルぐらい登り、いつもの場所で休憩する。ここでは、Y師匠から道具について色んな話を伺う。
 下る途中、「馬の背」を歩く練習を始めるが、また雨雲が近づいてきたので、急いで下山することに。苦手な下りと‏最後の林道歩きも、一歩一歩気をつけて、駐車場へ戻る。

 

 残念ながら、天候不良の為、遠征の行き先は変更になりました。次の機会に備えて、岩登りをする回数を増やせればいいと思います。普段から、岩場では足の置き方を意識していきたいです。

ロープについて。
足の置き方の丁寧な指導。軸足は動かさない。
ビレイ練習。
ロープを出してくださる。
ザックについて。
「馬の背」を想定して。

比良奥ノ深谷 沢登り

UPDATE 2025-09-14


【日 程】 2025/09/07(日)
【参加者】 会員5名
【コース】 明王谷横林道ー牛コバー奥ノ深谷ー大橋避難小屋跡横ー牛コバー明王谷横林道

【記 者】 Koume.S


今シーズン明王谷→白滝谷→奥ノ深谷と同じ比良の沢を繋げて登る第3弾。

坊村の駐車場を8時出発。地主神社横のおなじみの林道を歩き、牛コバから入渓。3日ほど前に台風通過の影響で、普段より10センチ程水が深いらしい。歩き出していくつかの滝を過ぎた頃、Y師匠の首にヒルが。すぐにディート入りのスプレーで対応。なぜかいつもヒルに会うと嬉しそうな表情でヒル話がはじまる(笑)

流れの早い滝の左岸からOさんリードでロープをセットし、続いて登る。その先の高い滝は、右岸側のきつい斜面をタイブロックをセットし、慎重に巻いて登る。

深い釜の左岸をへつりながら、手が岩から外れ、深い水に首まで浸かってしまう。それでもまた挑戦する。水の深さにも慣れてくる。水から上がり、滝の近くの風が身体を震わせて寒く感じる。大きな滝、いくつも分かれた滝、途中ゴルジュも美しくて、バリエーションに富んだ沢。先頭を交代し、ルートファイティングしながら登るのも楽しい。

岩の幅の狭い滝は、手と足を突っ張ったり、身体の向きを変えたり。きつい水流の所は、Y師匠やOさんのお助けスリングが心強い。

今日は、大橋小屋跡横で、終了。喉も渇きお腹もすいたので、少し休憩をして、沢横から細くて崩れやすい登山道を歩き、林道に出る。

帰りにてんくうの湯に寄って、きれいさっぱり汗を流し、帰路へ。

この日も京都は、35度超えの暑さなのに、沢は、水温も低くなり、秋を感じる。今シーズンは、比良の沢を満喫している。

流れの早い滝を登る。
木漏れ日で、緑も水もきれい。
お助けスリングは、心強い。
左岸をへつりながら進む
深い釜横を思い切ってへつる。

八海山 (大日岳・入道岳)

UPDATE 2025-08-12


【日 程】 2025/08/09(土)
【参加者】 会員7名
【コース】 八海山ロープウェイ-薬師岳-地蔵岳-大日岳-入道岳(往復)
【記 者】 OT


新潟遠征2日目。
ロープウェイの時間が遅いので、朝はゆったり5時位に起きゆっくりと乗り場に向かう。
数日前の低気圧、翌日からの前線と、悪天候の合間に挟まれながらも、この日は丸一日晴れてくれて、危険な岩場もしっかり乾燥してカラカラ😆

8時のロープウェイに乗って4合目へ、連休だが案外人は少ない。避難小屋を覗きつつ、まずは階段を歩き始める。
女人堂手前の6合目から、草木が生えていて一見分かりづらいが、道の左側が谷になって切れいて、滑落の危険性があるとY師匠から注意勧告が。2017年に高校生が1人なくなっているらしい。その場所にはピンクテープが貼られ、お盆ということもあってか、ゆりの花が添えられていた。
注意力を高め、山側に寄りつつ足元を慎重に一歩ずつ歩く。まもなく薬師岳に到着、日も高くなってきて気温はかなり暑い☀️

地蔵岳から順々にピークを超えていくと(ピークの名前は全然覚えれず^^;)、やがて今回の核心部、大日岳へ。ここからは「いかにも危険箇所」に。
日本海側の湿った風が急上昇して、北側に雲ができて南側は晴れているのが一目瞭然。いかに急峻かつこの付近で高い山かがよく分かる。ロープを出して確保してもらいつつ、プルージックで登っていく。下りは鎖を使って岩から体を離して下っていく。一歩一歩、靴が岩を捉えている感覚がなんとも言えない心地よさ。
大日岳を超えたときには、13時、ロープウェイの終電がちらつくが、ザックをデポして急いで入道岳へ。ちょうど雲が晴れて、越後駒ヶ岳・中ノ岳が最高にきれいに見えました。

帰りも谷に落ちないように気をつけつつ、急ぎ足でロープウェイへ、なんとか余裕を持って到着し、ちょっと雪遊びをして下山。


翌日からは前線が停滞して西日本〜日本海側全体で天気が不安定ということで、新潟遠征はここで終わり。楽しみにしていた夏休みだったので残念な気持ちがありながらも、いいコンディションで八海山に登れたことは忘れられない思い出になりました。癖になる岩場、話に上がっていた妙義山も行ってみたいな〜⛰️

元越谷は、鈴鹿の宝石箱やぁ

UPDATE 2025-08-07


【日 程】 2025/08/03(日)
【参加者】 会員5名
【コース】 鈴鹿山脈 滋賀県甲賀市 元越谷
林道ゲート元越谷→元越谷本谷(中俣)→林道ゲート
【記 者】 カリメロ


最高気温を更新する暑さの中、涼しさを求めて沢登りへ。
亀岡を6時半に出発し、鈴鹿スカイライン(国道477号)から野洲川ダムを越えて左岸に渡り、少し進むと、閉鎖されているゲートの前に数台の駐車スペースがあり、そこに駐車する。

8時前に到着したがすでに4・5台の車が駐車してあり最後の駐車スペースに駐車するものの、車の屋根に枝があたりキーキーと枝が当たる音がなんとも不気味(笑)

沢靴に履きかえサクッと準備をすませて、ゲート横にある隙間から中へ入り、入渓ポイントまで林道を歩く。
15分ほど歩いていると左上から、キャッキャと声がする。立ち止まって見上げてみると、木々の隙間からサルが見える。我々を仲間だと思うのかこちらを見ている・・・。
Y師匠の出番である。サルと石でキャッチボールを試みるが木に当たり、Oさんの方へ跳ね返る笑
Y師匠の投球レベルに身の危険を感じ、サルと戯れるY師匠を残し先に進む。

ほどなくして入渓ポイントに到着。斜面を降りて穏やかな沢へ。
冷た~っ!と言いながらも心地よい涼しさを感じながら最終堰堤を越えるとエメラルドグリーンの釜が現れ、キラキラと水面が輝く景色は、鈴鹿の宝石箱と言われるのも納得である。
ヘツリの練習を楽しみながら進むと元越大滝に到着。

落差15mほどの大滝、迫力がある。
よく見ると2人組が大滝の落ち口付近にいる。あそこを乗り越していくのかと先着の2人組を見守る。

大滝の右側ルンゼにはステップや枝などホールドがあるものの、滑りやすくスリップに注意しながら慎重に先輩の後をついていく。

滝の落ち口手前でロープを出し、カナビラとクイックドローの場所を確認。トップはKさん。Oさんはビレイ。新人の私は、Kさんの登り方をみて勉強するものの次は自分かと思うと緊張して写真を撮り忘れる。なんてこった、ごめんなさい。

Kさんが上がり、ビレイOKの笛がなり、私の番である。後続のOさんにテンションがかかってるか確認してからスタートするようにとアドバイスをもらい、慎重に進む。
足場を確認しながら足をかけて登ろうとするが、手足の短い私には四苦八苦。
Oさんがカナビラを外すように伝えようとしているが、上がることに集中しすぎて全く耳に入ってこず、そのまま上がってしまった。
気づいたときには時すでに遅し・・・。

テンションがかかり、どちらも外せずに、アタフタ…。声出してみるものの滝の音で全く届かない。

どうしたものかと数分モタモタしたところで、Kさんが近くまできて状況確認。

テンションを緩めてもらい、落ち口を乗り越えて、一安心。
もっと視野を広げて落ち着いて1つ1つ出来るようにならないとあかんなと反省。

登りきった後もすぐにセルフビレイをとる、登れたからと安心してたらあかんのや、気が緩んだら滑落とか事故が起こるからセルフとるまでは気を抜くなとY師匠。

大滝を登りきると、渓相がとても美しく、ヘツリの練習をしながら小滝を進み、ゴルジュっぽいところでは腰上までの深さがあったり楽しい沢ルートだった。

林道へと戻る急斜面を登り、1時間ほど林道を歩いてスタート地点のゲート前に戻ってきたのは12時前。
ゲート付近の駐車スペースには、奥の車は出れません状態で駐車してあり、そして外国人が多い。
片付けをしながら、外国人でもこんなところ知ってるんやなぁと言って着替えていたら、外国人の方がクルマダスノ?ツギ、トメマスと話しかけてきた。

流暢な日本語を話す商売上手なスリランカ人は、日本に来て20年以上、車の部品すべてあるよ、古い車でも大丈夫!ここに連絡してとY師匠に名刺を渡して談笑していた。

今年の梅雨明けが早く暑い日は、まだまだ続きそうだ。先輩方、まだまだご指導お願いします♪