堂満岳第3ルンゼ

UPDATE 2025-04-05


【日 程】 2025/04/05(土)
【参加者】 会員3名
【コース】 イン谷口〜正面谷〜第3ルンゼ〜金糞峠〜青ガレ〜イン谷口
【記 者】 OT


季節がすぎるのは早いもので、新年度、大阪や京都市内では暖かくなり桜も満開に🌸そんな中、残雪を求めてまたまた比良へ☃

6時に亀岡を出発、清水五条で拾っていただき、8時前にはイン谷口に到着。
遠くから見ても雪は見えず、イン谷口にも雪はなく、「ホンマに雪なんかあるんかな?」と思いながら出発。
サクサク進んで青ガレの分岐を左にガレ場を通る。なかなかうまく登れず、一気にふくらはぎパンパンになり、石もいっぱい落としてしまう💦(他に誰もいないので大丈夫でした)

第3ルンゼへ突入したら、突然雪渓が現れる!まずはアイゼンを付けずにトウキックでサクサク、とはいかずえっちらおっちら上り、傾斜がきつくなったところでアイゼンを装着。まもなくロープも登場。足場をしっかり作りながら、逆ハの字で登っていく。ほどなくして稜線に合流。

お昼を食べて金糞峠〜青ガレから下山。午前のコンパクトながら充実したトレーニングでした!この冬テント泊は何度か参加できたのですが、日帰りトレーニングはあまりイケてなかったので、トレースのついた道ばかり歩いていたことに気づきました。。。
今日もありがとうございました!

ゴイゴイスーな横山岳

UPDATE 2025-03-26


【日 程】 2025/03/15(土)
【参加者】 5名
【コース】 金居原登山口〜阿蘇岳〜横山岳東峰〜横山岳西峰(ピストン)
【記 者】 へっぴりゴシ


低気圧が近づく土曜の朝5時過ぎ、亀岡から順に車でピックアップしてきてもらった4人(SGW、SUGC、HSSE、KUC・・・DAIGOか!)のメンバーと、阪急西山天王山駅近くの駐車場で落ち合う。私の車に5人全員乗り込んで京都を脱出。前夜にNetflixで映画見てしまったもんだから寝不足⤵︎自業自得です。しかし、雪山へ行くのはテンション爆上がりウィッシュ。
今日は、SGWリーダーの発案山行。夏山のイメージではただただしんどい修行の山のイメージしかない滋賀県の横山岳へ。
雪山での下りを練習したいという一部メンバーのリクエストにお答えして、金居原コースから山頂を目指すピストンコースをチョイス。

7時に登山口近くの道路脇の駐車スペースに到着。すでに一台の先客2人が車を止めて身支度をしていました。
我々も、準備を整えていざ出発。ここ最近は暖かい日も有ったために取付き周辺は雪が少なくなっていました。
しかし、尾根はいきなりの急登で周りの木の枝を掴みつつ登っていく。
参加した女性4人はタフガイなので、そんな登りもなんのその💧途中からは雪も増えてきてひと安心。
稜線へ出る最後の登りがさらに急登なので、そこでアイゼンを装着。「3分以内で!」っていうの忘れてた。
アイゼンを付けると登りは一気に楽になり、すぐに稜線へ出ました。すっきりした気分。
なだらかな稜線では、「ここテント張れそう」、「こっちも張れそう」と雪山テント泊に味をしめている5人。
皆、ここまで黙々と登ったもんだから、阿蘇岳まで写真を撮るのを忘れてました。
阿蘇岳山頂の標識は小さなプレートと、木にマジックで直書きの「阿蘇岳865m」の文字。直書きかよ!

天気はまだ薄曇り、空気は澄んでいて遠くまで見える✨。
西を見れば、琵琶湖や竹生島。南を見たら金糞岳や伊吹山の山頂。東を見たら白山まで望むことができて、
予想外の景色のプレゼントがありました。サプライズプレゼントはおっさん、おばさんになっても嬉しいものです。
天気が悪ければ、最悪は東峰まで行ってピストンすることも考えていましたが、まだ天気は持ちそうなので、西峰の山頂へ。10:30頃に到着(はやっ)。山頂で軽く腹ごしらえ。朝も早かったのでお腹はぺたんこ。
山頂からの景色は、夏は鬱蒼と木が生い茂り、景色はほとんど見えないのに、冬は葉っぱも落ちて綺麗に琵琶湖が見えました。冬山のいいところの一つです。

30分ほど休憩して、いざ下山。雪庇にできたクラックを観察したりし、遊びながら稜線を進む。天気は確実に悪くなってきていて、行きに見えていた白山も見えなくなっていました。
稜線が終わると、今回の目的だった急な下りのアイゼン練習。歩幅は小さく、重心は鉛直に、足は斜面にフラットフッティングが基本。怖がると重心がぶれて後重心になるので余計に滑ります。
私がY師匠から教わったのは、とにかく沢山山を歩くこと。本や雑誌で歩き方のポイントを見て頭で分かっていても経験しないと中々分からないもので、たくさん歩いて色んな山の斜面を経験するのがいちばんの近道。Y師匠にいっぱい色んな雪山を経験させてもらえたことに感謝。いい人だったなぁ〜・・・って、まだご健在です(笑)

下山終盤に、少しでも楽にと思って、雪が少なくなったあたりから夏道の一般ルートを下る方向へコース変更。
しかし途中から、他の人のトレースを頼りに下っていくと崖。こりゃあかんわと登り返して、結局朝に登ったコースへ復帰して登山口まで無事に13:30下山しました。この日すれ違ったのは4人の方、人気のない山でしたが楽しいコースでした。

帰路につき車を走らせると、フロントガラスに雨粒が当たり始め、ギリセーフ。きっと今日の5人は日々精進しているのでしょう。雨に打たれることを想定してお風呂の準備をしていたので、「天然温泉 北近江の湯」でひとっぷろ♨️。駐車場で、朝イチに先客で居た登山者の2人に出会い、「近江ちゃんぽんを食べてました」との事🍜。
それが脳にインプットされたため、お風呂上がりは近くにあった「総本家ちゃんぽん亭」でお腹を満たす。私が食べたチゲちゃんぽん2辛は、お酢を足すとゴイゴイスーで最高でした。

稜線に出れば楽ちん
山頂までの稜線。雪庇観察①
雪山の稜線歩きはホッとします♬
山頂で、ゆっくり腹ごしらえ。ぺこぺこです
雪庇観察② 雪庇ツンツン
今回のメインディッシュ 急な下り練習
チゲちゃんぽん2辛

青空と真っ白な荒島岳

UPDATE 2025-03-25


【日 程】 2025/03/22(土)
【参加者】 会員3名
【コース】 勝原登山口ーシャクナゲー前荒島岳ー中荒島岳ー荒島岳ピストンコース
【記 者】 Koume.S


週末は、暖かくなる晴れ予報。

雪山好き3人。4時30分亀岡出発。まずは、お決まりの北鯖江PAによる。いつも楽しみのへしこ、スパム、カツetc…のおにぎりは、ボリュームあって、美味しい。

勝原登山口駐車場に着くと、8時でもまだ空きがあった。車を停め、急いで準備をし、勝原登山口8時30分出発。

登山口から少しシャーベット状のザクザクした雪質。長いスキー場跡地の斜面をゆっくり登る。風もほぼない為、すぐに暑くなり、汗をかく。

シャクナゲ平までは、階段の様に踏み跡がついており、急登が続くが、登りやすく、一歩ずつアイゼンなしのフラットフィッティングで丁寧に登る。時々後ろを振りかえると、まわりの雪山が見えて、テンションが上がる。

シャクナゲ平から少し下った所で、アイゼン装着。「アイゼン履くのは、3分やで。」とY師匠。今シーズンアイゼンは、何度も付けているが、3分以内となると、いつも必死である💦

福井、岐阜の山々、真っ白な白山、去年テント泊した経ヶ岳がかっこよく見える。自分達が高い所に登ってきたと実感。

尾根の急斜面を山頂まで、ピッケルを使いながら慎重に登る。今年は、雪が多い。10メートル程の大きな雪庇。青空と真っ白な荒島岳が最高にきれい。

山頂に着くと、360度のパノラマ。この景色を見れるのは、登ってきたご褒美。

荒島神社は、雪で埋まっている。狭い穴から1人ずつ入り、安全登山とたくさんのお願いを祈る。

山頂から同じコースを下山。シャクナゲ平で、ランチ休憩をとる。ここは、風もなく、おだやかで、気持ちがいい。

所々踏み抜きに足を取られながらも16時過ぎ下山。

帰りは、近くの「あっ宝んどの温泉」で、汗を流し、いつもの杉津PAで、美味しい唐揚げをいただき、お腹を満たして、亀岡へ。

雪山の荒島岳は、2度目だったが、2回ともいいお天気に恵まれて、青空と眺望の素晴らしさに癒された。これからの残雪期もトレーニングしたことをいかしながら、怪我のない様に楽しみたい。

振り返ると白山が見える。
シャクナゲ平までは、急登が続く。
東側斜面。大きな雪庇も見えた。
荒島岳山頂までもう少し。
山頂は、360度のパノラマ。
荒島神社の祠も雪に覆われている。
急斜面を下山する。経ヶ岳がきれいに見える。

仙丈ヶ岳

UPDATE 2025-03-01


【日 程】 2025/02/22(土)~2025/02/23(日)
【参加者】 4名
【コース】 1日目) 柏木登山口-穴沢の頭-松峰小屋-丸山谷の頭 (テント泊)
2日目) 丸山谷の頭-仙丈小屋手前-柏木登山口
【記 者】 OT


2月は厳冬期真っ只中!今年は雪が多い!自分もいっぱい行きたい!!

と思っていたものの転勤(手続き上は転職)・引っ越しとかで1ヶ月空いてしまった。

寒波が来ていて風も強そう🌬️塩見岳よりはマシかな?ガスはつくかな?

久々の不安を抱えつつ準備に3時間かけて満を持して出発🚘️

2/21(金)23時長岡京発

2/22(土)4時柏木登山口到着、5時半まで仮眠を取り

6時半出発。雪のない道から始まるが、ところどころに凍っているところがある。注意しながら進むがそれでも滑る。薄暗い中、尾根を左側に淡々と歩く。なんでもない緩やかな道だが1ヶ月ぶりの私はこれだけでも新鮮味Max😆一歩一歩足の置き方を確認しながら久々の感覚を楽しむ。

10時半頃には松峰小屋までこれて順調。ここからが傾斜が急なところが増えて一気にしんどく、ペースも落ちる。滑るところを焦っても余計ふくらはぎが辛い💦一歩一歩固定を確認しながらできるだけもも裏を使ってゆっくり歩く。

結構休憩を挟みつつ、地蔵岳を超えて(巻いて)丸山谷の頭が近づいてきた。テント地に適切な場所を選んで整地。普段は張らない?フライも張って中に入って暖を取る(15時くらい)。ガスはやっぱりすぐにはついてくれない!弱い火をたきつつもう1本を体温で温めていると無事に強い火が出るようになった🔥雪から水を作ったら鍋をみんなで囲む。いつもこの時間が楽しくてどんどん過ぎて、気づいたら5時間位経っている。あえて寒いところに来て、なにもないところでゆっくり時を過ごす。便利で忙しい現代人にはこの上ない贅沢ですね✨️

2/23(日)朝2時半に起床し、食事をして4時半出発。日の出の仙丈ヶ岳を目指して歩く。

稜線に出ると日も昇りかけ、見晴らしが最高!天気も最高☀️風が強い(>10m/s)という予報だったが、そこも大丈夫。最高のコンディション。中央アルプスがきれいに見え、テンションが上って写真をいっぱいとる。

ここから楽しい道が続く!ものの危ないところが多く、ルートファインディングをしっかりしながらゆっくり歩く。横を見ると一気に落ちていきそう、滑落停止を頭の中でイメージする。

なかなか山頂が近づいてこないまま、気づけば6時半に。計画では山頂についている時間で、下山のことを考えるとかなり厳しく、登頂を諦め下山することにした。

下りは早い、さっきここめちゃくちゃ時間かかってなかったか?というところもサクサク行って半分以下の時間でテント場。テントを回収しさらに歩く。あまりに速いのでゆっくり休憩をはさみつつ。2日目は1日目よりも日照りが強く、サングラスをかける。昨日地味だと思っていた登山道がとてもきれいな場所だと気づく。

14時下山。

下山後の「さくらの湯」はアルカリ性。夏は汗を流すのが気持ちよく、雪は体を温めて固くなった筋肉をほぐすのが気持ちよい。

久々だったがなんとか無事に帰ってこれてひとまず安心😌

 

塩見岳に続き今回も登頂とはならなかった南アルプス。雪山は、歩きが長い、傾斜が少し上がると一気にきつくなる、体力で乗り越えようにも速く動かそうとするとかえって滑って進まない、などなどの事情が重なって、計画のタイムテーブルが夏とぜんぜん違うことがわかってきた。帰りには「このメンバーやったら下りは夏の参考タイムの1割減でいけるなぁ」とも話していた。

今のままでも充分楽しいが、せっかく長く歩いたからもっと稜線にいたい!やっぱり登頂したい!という気持ちも強く、朝も予定より出発が30分遅れたから、まずそういうのをもっとテキパキできるようにしないとな、というところから。日々トレーニング💪

1ヶ月まちなかにいて悶々としていたがスッキリした!一緒に行ってくださった皆さん、車出しから運転からしてくださったOGTさんいつもありがとうございます!

御在所岳から富士山、白山、御嶽山、北アルプスも丸見えだ!

UPDATE 2025-02-20


【日 程】 2025/02/15(土)
【参加者】 会員7名
【コース】 御在所ロープウェイ駐車場P - ロープウェイ 山上公園駅 - 御在所岳山頂 – 国見峠 - 裏道と藤内沢ルート - 藤内小屋 - 御在所ロープウェイ駐車場P

【記 者】 カリメロ


前置き】この山行は裏道を使っての下山として計画されました。が、参加者を募ってみると、半数以上が冬期登攀入門の練習を重ねているメンバー。「Y師匠も参加だし、そりゃ、藤内沢ルートで練習したいよね」というわけで、下山を2班に分ける計画に変えました。裏道の下山も楽しかったけれど、12本(10本)爪アイゼンは必要です。(Fより)

 

初の例会リーダー。あれこれとしているうちに、ルート変更から人数変更を会へ連絡することをすっかり忘れていた。行きの車中で会長に言われて、あーー!と声をだすが先輩方のフォローのおかげで、会へ連絡してくださっていた。ありがたや( ;∀;)

登山だけでなく、ファミリーで楽しめるちょっとしたスキー場も人気の御在所。

駐車場は朝早くから満車になる。8時過ぎにロープウェイ駐車場に到着すると、駐車場は満車に近いほどだった。車幅が狭い駐車場は、ベテランY師匠に駐車をお願いし、サクッと駐車していただき、靴を履き替え準備。早々に準備を終えた先輩方がロープウェイチケット売り場に並んでくださり、準備を終えた私たちはロープウェイ乗り場に並んだ。

9時前になるとロープウェイ乗り場はソリを手にしたちびっこやアックスを装備した登山者たちで賑わいだし、いよいよロープウェイで山頂へ。

 

雲一つない青空の広がる御在所をロープウェイで上がるとは、なんて楽な山行だ!と言いながら、上から降りてくるガスタンクに驚きながらも雄大な自然を堪能し、約15分の空中散歩を楽しんだ。

 

あっという間に山頂公園へ到着するとそこには、雲一つない青空と、北アルプスから御嶽山、乗鞍岳など、まるみえ!

こっち行ったら富士山見えるんちゃうかとY師匠。

富士山みえるぞ!と声が弾んで一斉に、どこどこ?!どれどれ?と富士山の位置を確認。

あそこのくぼんだ左に台形の山がそうや!ここから富士山見えたん2回目や、初めて見えた!とみんなで感極まる。興奮冷めやらぬなか、今度はY師匠の山解説。ピッケルを使って、あの独立峰のどっしりとしたのが御嶽山で、その横が乗鞍岳や。ちょっとひだりにいくと…という感じであれは?あの山は?と質問責めに。

最後には、南にむかってあれは大峰山系であの雪が少しかかってるとこが弥山・八経ヶ岳やなど、見える山々をすべて説明していただきY師匠の山解説に聞き入っていた。

見える山すべての解説をしていただいた後、山頂へいくか、どうするか、もう下山道へむかうか?となるが折角きたならば頂上へと女子6人で山頂へ。

15分かけて山頂へいくと喫茶店でコーヒータイム中のY師匠から電話が。山頂ついたか?見えてるでぇと笑 みんな慌てて喫茶店の方向をみてあの窓から見てんのかな?右はしか?いや左から2番目の窓やろ?と離れていても監視されていることに笑う。

待ってはるわ、はよいこかと記念写真を1枚とり、もと来た道を引き返しちょうど右に曲がると喫茶店へというところにY師匠現れる!またもやなんと完璧なタイミング!

 

ここからは裏道ルート班と藤内沢ルート班に分かれて下山。のちほどと言って藤内沢ルートメンバーは、ハーネス・アイゼンを装着。

中道登山道から鋸岩に向かって下降すると早々からなんと急下降なこと!

怖気づいてしまう急下降。ヒヤヒヤしながら前向きで降りるものの、足がすくんで仕方がない。後ろ向きに体制をかえ、先に降りた人がつけたステップを一歩ずつゆっくり、慎重に降りた。下降がこんなに苦手だとは気づいてなかったので、自分の課題が明確にわかった。

 

鋸岩ではアイスクライミングを楽しんでる山岳会の人たちで賑わっていた。第三ルンゼを下り第二ルンゼの奥又ノ壁をみるために藤内沢の左岸トラバース。

このトラバースも慎重に進む。無理かも、ここ無理かもとブツブツ一人怖気づく私。

先輩方はスタスタと進んでいき、えっちらおっちらと追いついた先には、奥又ノ壁にできた氷瀑。圧巻のスケールである。そんな氷瀑にもアイスクライマーが。

離れた場所からアドバイスをおくるガイドらしき人もいて、この時期だからこそ楽しめるアイスクライミングを楽しんでいた。

へっぴり腰の私は、ロープお願いしますとY師匠にロープをねだって、来たトラバースを引き返し藤内沢のルートに戻り、裏道登山道を下山している先輩方との合流地点、藤内沢入り口へと下山した。

今回、例会リーダーをさせていただき、下調べからルート確認など課題と学びの多い一日だった。次の例会リーダーをするときには、今回の段取りよりスムーズに、そして笑顔あふれる楽しい例会を次も企画したいと思います。

裏道班撮影。合流の瞬間。