京都府山岳連盟 登山・山スキー愛好者交流会参加(@氷ノ山)
UPDATE 2023-04-04
【日 程】 2023/03/12(日)
【参加者】 11名(亀岡山の会4名)
【コース】 戸倉峠~氷ノ山三ノ丸(往復)
【記 者】 Mt.Boku
早い春の気配を感じながら、京都府山岳連盟の登山・山スキー交流会で氷ノ山へ。参加団体は京都エンジョイクライミングクラブ、京都ゼニーツクラブ、比良山岳会、そして私たち。
戸倉峠近くから氷ノ山三ノ丸を目指して山スキー組6名とワカン組5名に分かれて、林道を歩き始める。始めは雪があったりなかったりで、スキー組も苦戦。そんな林道を4km歩いてようやく登山口。そこからやっと雪山らしい山中を歩くが緩やかな傾斜地、樹林帯で眺望はない。スキー部隊のトレースを追いながら、ゼニーツのお2人とお互いの会の様子や例会など情報交換を行う。登山口から1時間ほど歩いたところでワカン組は時間切れアウト。
ちょうど地形図にある1182m地点、ようやく南側に三室山辺りの山並みが見えてきたところである。寄生木がたくさんある立派なブナの古木の下でランチをするが、寄生木のたくさんある木はその寿命がそう長くはないそうで、曇り空のモノクロの世界で天に向かって聳えるブナの古木に何かしら寂しさを感じる。
さて、山スキー組はどこまで行けたのやら、追い越される前にできるだけ下山しておきたいので、同じ林道をひたすらワカンでえっちらおっちら、正直言って長すぎて飽きる。残り700mほどのところでスキー組にスイスイ抜かされてしまい、ゲレンデスキーヤーの私としてはちょいと悔しい。山スキー組は三ノ丸まで辿り着けたようだが、やはり上は風もきつく寒かったそうだ。
北アルプスの風に吹かれて〜西穂独標〜
UPDATE 2023-03-20
【日 程】 2023/03/19(日)
【参加者】 会員4名+会員外1名
【コース】 京都−西穗高口駅−西穗山荘−西穂丸山−西穂独標(往復)
【記 者】 Koume.S
「北アルプスの空気をすいに行きませんか?」のお誘いにメンバーの意見一致。夜中の3時半頃に京都を発ちました。
土曜まで、北アルプスは雪予報。一転して今日は、朝から雲一つない青空。高山に入ると雪景色が広がり、雪の北アルプスの山々が見られました。やっぱり雪山はサイコー。
7時30分に新穂高ロープウェイの駐車場に到着。9時始発のロープウェイ2本乗り継ぎ、西穂高口駅で降ります。途中のロープウェイでは槍ヶ岳(の先っちょ)やジャンダルムなどを眺められました。西穂山荘まではアップダウンを繰り返しながら、樹林帯の登山道を進みます。前日に降り積もった新雪も先行の登山客で踏み固められ、ハイウェイになってます。途中でアイゼンを付け黙々と進むと、視界が開け今から登る西穂独標、西穂高山頂、笠ヶ岳、双六岳、また南側には、焼岳、遠くに白山がくっきり見えます。今日は、霞なく最高の景色。1時間ほどで西穂山荘に到着。ここから西穂丸山まで登ると、開けた稜線では頬と耳が痛くなる様な西風。下界は穏やかでも流石アルプスと思いながら、フードを慌てて被りました。西穂丸山を過ぎたところでハーネスを付け、ヘルメットを被り、目の前に迫った独標手前まで登ると、たくさんの登山客で渋滞。降りてくるパーティを待ちながら、独標を見上げると岩が剥き出しになり、鎖のかかった険しい斜面。Y師匠の指示でロープを準備し、1人ずつタイブロックを付けて慎重に登ります。13時過ぎに西穂独標に着きました。意外だったのがその時の独標はお日様が当たり、風もなく暖か。みんなで記念撮影。見渡せば周りの穂高岳、迫力ある北アルプスの山々、カッチョイイ。今回は時間の都合で行けないけど、「次は、あの尖った西穂高山頂に登頂したい!」と次の目標が出来ました。
独標からの下山もロープを付け、1人ずつ安全のためにピッケルを使い、後ろ向きに足の置き場を確保しながら慎重に降ります。
ピストンで西穂山荘まで下山し、山荘前で軽くお昼を食べました。
ロープウェイの西穂高口駅まで樹林帯をY師匠のお決まりの軽やかな足使いに続き下山します。
ロープウェイを乗り継ぎ、15時30分に駐車場に到着。
帰りに岐阜の郷土料理⁈けいちゃん丼、けいちゃん唐揚げ定食を食べ、満腹で京都、亀岡に帰りました。
北アルプスの空気吸い、風にあたり、雪山を満喫。今週も満足な1日を過ごしました。
西穂山荘前より (閲覧注意:フワフワしますw)
急峻なる雪山 〜烏ヶ山〜
UPDATE 2023-03-05
【日 程】 2023/03/04(土)
【参加者】 会員3名+会員外1名
【コース】 鏡ヶ成高原Pー南峰ー烏ヶ山主峰のピストンコース
【記 者】 Koume.S
今週も5時すぎのまだ暗い早朝、昨年6月に行った烏ヶ山に向かって、京都を出発。
三角に尖ったカッチョイイ烏ヶ山が眺められる休暇村奥大山前の鏡ヶ成高原駐車場に車を停め、8時35分出発。1時間弱ブナ林が広がる緩やかな斜面を歩きます。
しばらく登り、北側には昨年8月末に個人山行で行った甲ヶ山個人山行で行った甲ヶ山、その西側に大山が見えはじめました。今日は、青空が広がり、周りの景色もはっきり見えます。だんだん急登になり、急斜面のトラバースを先日教えてもらった足の運び方に気をつけながら進みます。正面に烏ヶ山の主峰が見え、南陵へ続く細尾根を進みます。コルでアイゼン、ヘルメットを装着。ピッケルを手に持ち、慎重に一歩ずつ。激急登をピッケルを使いながら、ほぼ四つん這いになりながら3点支持。
南峰のヒカル岩(サントリー天然水のCMで宇多田ヒカルさんが座った岩)付近に到着。6月に座って写真を撮った岩も雪の下に。岩がゴロゴロしていた南峰も深い雪が積もり別の印象。ここから主峰まで左右キレキレの細い稜線。緊張しながら一歩ずつ慎重に一度下ります。コルは雪庇の踏み抜き注意!登り返しの主峰への急登は、雪も緩んでいる為に安全を期してロープを繋いで登ります。所々かたくて足が入りにくい雪の斜面もあり、しっかり蹴りこみ確認しながら慎重に…。ようやく烏ヶ山山頂に到着。頂上の大きな岩も雪に覆われて、簡単に登れる高さになっていました。北側の大山がくっきりきれいに見え、4人で写真撮影。
ここからピストンで下山します。山頂からの急坂は後ろ向きになり、足元を確認しながら降ります。
尾根を下山中に主峰の東側斜面で、全層雪崩が2度起こりました。はじめてみる雪崩は、爆音と共に本当に怖かった。人が登る斜面では、無かったのが救いでした。
緊張しながら、尾根を下山し、途中日当たりのいい斜面で緊張も解けたところで、軽くお昼ご飯を食べました。
そこから毎度のY氏の下山の早い事。下山後の楽しみが待っているからか、あっという間に姿が米粒大、後ろ姿を追いかけて13時過ぎ下山。
休暇村の温泉で汗を流し、蒜山PAで、ご飯を食べて、今週も満足で帰路へ。
6月には、広大な裾野に緑が広がり、ごつごつした岩山の烏ヶ山。雪山の尖った厳しい印象の冬の烏ヶ山。どちらも違った魅力のある山でした。
↓↓↓閲覧注意!フワフワして酔います(笑)
小雨の中、百里を望めた百里ヶ岳
UPDATE 2023-02-20
【日 程】 2023/02/18(土)
【参加者】 4名
【コース】 木地山登山口〜P723〜百里ヶ岳 (ピストン) 5.5km
【記 者】 へっぴりゴシ
早朝6時過ぎ、低気圧が来る前に雪山を楽しもうと、北を目指して進むSグチ隊長率いる「人気の無いとこ大好き登山隊」一行。人気=「にんき」じゃなく、「ひとけ」ですよ!
昼過ぎには雨が来るので、急ぎ登ろうと意気込んで木地山登山口目指すも、途中で道に迷い、登山開始は9:17
今回は一般登山道ではないので、まずは地図を見て尾根の取付きを探しました。
地理院地図では、川の出合いから林道を少し入った先。
数日前のトレースの跡も頼りに確実に尾根に取り付く。
開始早々に雪が深かったのでワカンを装着して、イザ尾根攻め!ここからはひたすら尾根芯を見つけて歩くコース。いきなりの急登で、「Sグチ隊長、ペース早すぎ!」と隊員からのクレーム(笑)全員で先頭を交代しながら、どんなペースで歩けばいいのかを確認し合う。…それでも雨が降りそうなので皆ペース早め。Y師匠ご指導のもと、急登を直登する時は、ワカンを逆ハの字でフラットフィッティングを意識し登る練習をしながら、723mの最初の小ピークを汗だくで目指しました。地図で見る以上にキツイ坂の連続に、「これは、変態へっぴりゴシ隊員の趣味か?」とボヤかれつつも着実に723mに到着。
ここから少しだけ緩やかな坂になり、楽しみはこれから!しかし、登りである事には間違えなく汗が止まらない。時折、雨もポツポツ…
プチ雪庇が有ったり、所々木々の切れ間では視界が開け始め、百里新道の尾根や高島トレイルの山々、遠くには武奈ヶ岳や蓬莱山まで眺められた(o˘◡˘o)
もぉメンバー全員、今日はガッスガスの白い靄の中を歩くことを覚悟していただけに、これだけの眺めを見れて皆満足。「来てよかったぁ〜」と独り言のように誰かが漏らす。景色が見えると足取りも軽くなり、最後まで坂を登り切って11:30前に山頂へ到着
百里を望める百里ヶ岳というだけ有って、山頂からの眺めを楽しみ、雪に埋もれて頭だけ出ている頂上の標識を撮影。少し風も出てきたので、風下に隠れて小腹を満たす。今日初めてゆっくりと休憩したような…
いよいよ雨も降り始めたので、急いで下山開始。今度は登る事ほぼ無くひたすら下山。
下山になるといつも暴走列車のように早いY師匠、転んだついでにシリセードしているF井隊員、抜群の安定感ある足取りで下る脚長Sグチ隊長、写真撮りながら頭から雪に突っ込んでても気付かれず放っていかれる変態へっぴりゴシ隊員。
ポツポツからシトシトに変わった雨の中を、気がつけば723m地点も通過して、ここから急登を加速して激下り=3=3
あっという間に登り始めの林道が見えた。山頂から50分ほどで下山完了し、13時前にはクルマに到着。
全て急ぎすぎのコースタイムで、参考にならない山行(笑)
もちろん帰りはお決まりのNYタイム♨️
「くつき温泉てんくう」で汗を流しサッパリして無事帰宅
快晴の鎌ヶ岳
UPDATE 2023-02-13
【日 程】 2023/02/11(土)
【参加者】 会員2名
【コース】 カズラ谷登山口-鎌ヶ岳-鎌尾根-宮越山-水沢峠-宮妻峡 周回コース
【記 者】 Koume.S
12月末の寒波の暴風と吹雪の中、入道ヶ岳から鎌ヶ岳周回コースをあえなく途中下山した事もあり、今日は、鎌ヶ岳へリベンジです。
朝から快晴。宮妻峡駐車場に車をとめ、カズラ谷登山口を8時50分スタート。
昨日の雨や気温が高かった事もあり、雪が残っているか心配していると、標高670m辺りから、登山道に雪が現れました。木々の隙間から、東に伊勢湾がキラキラと輝いて見えます。
しばらく急登が続き、切れ落ちた場所も出始めたのでアイゼンをつけて進みます。
雲母峰との分岐のある稜線に出て、北側に三角に尖った鎌ヶ岳の岩壁が見えます。尖った三角の山容の山って、やはり惹かれます。
岳峠からピッケルを使いながら、急登を登り、コルに出て、西に向って岩場を登ると、鎌ヶ岳頂上に着きました。360度広がるパノラマ。北には御在所岳、雨乞岳、御池岳が見えます。東に伊勢湾、遠くにうっすら御嶽山、乗鞍岳まで見える最高の景色。南には前回飛ばされそうな暴風だった入道ヶ岳が見えます。しばらく写真を撮って、景色を楽しみました。
岳峠に戻り、鎌尾根を歩きます。何度もピークがあり、長い痩せ尾根が続きます。踏み抜きに注意し、足を滑らさない様に慎重に歩きます。雪が溶けた砂地のザレ場もあり、バリエーションにとんだ鎌尾根。登ったり下ったり予想以上に長く感じました。
西端尾根分岐を下った風の当たらない場所で、鎌ヶ岳と伊勢湾を眺めながら、ゆったり山ごはんを満喫。
不思議なキノコ岩斜面が見え、風化した花崗岩の砂で滑りやすく、気を付けながら宮越山を目指します。しかし案内板には、宮越山が一向に出てこない。水沢岳は別名「宮越山」とようやく気が付いたのが、山頂。(地図にも宮越山と書かれていました)
山頂から水沢峠までは、かなりの激下り。鎌ヶ岳からこの水沢峠まで以外にも長かったぁ〜。
水沢峠から前回も通った谷筋を東側へ下ります。前回見た大きな氷瀑は、どうなっているのかと見上げると、この気温のせいで、氷瀑は、溶けて、チョロチョロと水が流れ、下の方に申し訳ない程度に氷柱が残っていました。少し残念。気を取り直して、ガレ場の浮き石に気をつけながら、黙々と下ります。長い林道を歩き、宮妻峡駐車場に16時半到着。
快晴の中、鎌ヶ岳から見る山々と伊勢湾の景色に癒された1日を過ごせました。鈴鹿セブンマウンテン、私は4座目!今シーズンたくさんの雪山に行ける事に感謝です。