辰年だけに雪の竜ケ岳(鈴鹿)・・・目指すも、手前のクラ! ってどこじゃw

UPDATE 2024-01-31


【日 程】 2024/01/27(土)
【参加者】 9名
【コース】 宇賀渓キャンプ場Pー金山尾根ークラ(ー竜ヶ岳山頂)ークラ=遠足尾根ー宇賀渓キャンプ場P
【記 者】 へっぴりゴシ


辰年なので、竜ヶ岳という安直な思考のリーダの例会でした(笑)

久しぶりの大人数でのリーダーで緊張したのか、一睡もできず・・・いやっ、歳のせい?
京都を6時前に出発し、新名神高速の甲南PAで京都市内組と亀岡組が合流し、7時半に宇賀渓キャンプ場駐車場に到着
駐車場の混み具合は7割くらい
先日の雪で、駐車場近くでも雪は積もっていてこれは山頂まで期待できるかも♬
当初は遠足尾根を登りに使って、山頂に到着後に金山尾根を下山に使う反時計周りの周回ルートで考えていました。
しかし前もって師匠からのアドバイスがあり、雪山初心者もいてるので金山尾根を登りに使う方が安全とのことで、時計周りの周回ルートに変更。

林道を歩いて進むと、分岐ではほとんどのパーティーの方は遠足尾根の方へ向かっており、金山尾根方面のトレースは先行者一人の足跡。沢に出ると、沢を渡る丸太はすっかり雪に埋もれていて、パーティ=のためにも川に落ちないように恐る恐る雪を落とし丸太が見えるように整備しながら進む・・・「押すなよ!押すなよ!」と言うベタなボケをかますの忘れてた。
その先も、先行者一人のトレースを辿って金山尾根の取り付きまで進み、登りが始まる手前で皆でアイゼンやチェーンスパイク を各人装着。
予想以上に雪は深く、段差も大きく、自分の歩幅に合わない所を登るのは疲れる。
出来るだけ小さく足をかけられる場所を探して体力温存できるのは、前爪が使えるアイゼン。
途中、振り返ると下界は田畑に積もった雪と伊勢湾がキラキラ光って綺麗✴︎
周りもシュカブラや木に吹き付けた雪も綺麗で最高!

標高800m付近からさらに急斜面になって、順番に先頭を変わりながらステップを作って前へ進む。
これだけ人数がいると、一番後ろはチョー楽チン♪『はい、先頭頑張ってぇ〜!』
900m付近の展望台から先は、馬酔木の上に積もった雪の踏み抜きで、ワカンに履き替えてもズッポズッポ(•́ε•̀;ก)💦
ここでも時間がかかり、気が付くともう12時、ヤッバ
遠足尾根との分岐までたどり着くと、目の前にはドーンと竜ヶ岳の山頂、足元には羊の群れ(シロヤシオの霧氷)
この景色も観れたし、山頂まで行くと下山が16時を回ってしまうので、山頂は諦め『クラ」まで行って昼食を摂ることに決定。
山頂は次回のお楽しみ・・・

少し風が避けられるシロヤシオの樹林帯の下で、霧氷のお花見をしながらお昼ご飯。こんなお花見もあったのねぇw
昼食後に下山を開始、山頂方面を見るとガスが掛かっていて、『行ってたら何も見えなかったね、良かった良かった」と諦める言い訳を作って、遠足尾根から下山。急坂の下りをワカンで楽しんだり、青空バックに途中で記念撮影を撮ったりして雪山を楽しみながらの下山。登りの金山尾根では最後の方は会話無しだったので、どうなることかと思ったが安心した。

下りは登山者が多い遠足尾根なので、トレースができていて高速道路、ペースも上がり一気に尾根終点の杉林の入り口前まで下り休憩。
展望が効くのはここまでで、ここからはひたすた杉林のなか。14時過ぎなのにもう薄暗~い。
冬山はやはり早めの下山が大事ですね。
長い杉林の九十九折りの山道を、皆ウンザリ顔で下り、ようやく平らな朝にも通った林道へ到着。
ホッと一息入れて、それぞれリラックスしながら駐車場へ到着(15時40分)

安易に決めた竜ヶ岳ですが、雪山らしい山でのデビューにはちょうどいいレベルの山だったのではと自画自賛(笑)
山頂までは行けませんでしたが、いろんな雪の斜面を味わえたと思います。

帰りは、鈴鹿PAにて温かいものを食べてほっこり。
ここ鈴鹿PAのトイレの音姫がレーシングサウンド♪なのは、男子トイレだけだったと言う事実を初めて知り、京都まで無事帰宅。
女子トイレにも是非付けてあげて欲しいです!

雪の華
またいつか、竜ヶ岳
自分の歩幅で雪山を楽しむ
アンシンメトリーなメンバー(笑)
結構シンメトリーな杉林(笑)

2024 キラキラネームの越百山

UPDATE 2024-01-08


【日 程】 2024/01/06(土)
【参加者】 会員4名+会員外1名
【コース】 伊奈川ダム手前のゲート〜登山口〜御嶽山展望所〜越百山避難小屋〜越百山 (ピストン)
【記 者】 へっぴりゴシ


2024年最初の三連休、私にとっては登り初めで三百名山でキラキラネームのコスモ(越百)山へ
木曽駒ケ岳~空木岳から更に南の中央アルプスの中にある山で、名前はずっと気になっていたけど行ったことのなかった山
三連休の計画は当初、塩見岳から始まり、天候の都合で霞沢岳も断念し、Yさん提案の日帰りで越百山へ行ってみようとなりました。

5人は0時に京都を出発し、中津川ICを経由して伊奈川ダム下のゲートに到着
4時半に登山開始、ヘッデンで足元を照らしながら1時間半林道をひたすら歩き、6時に登山道の取付きに到着。
ここまで長かったぁ~(•́-•̀٥)
やっと山道を歩ける喜びを味わう間も無く、ひたすら見晴らしの無い九十九折りの坂道
九十九折り、九十九折り、坂道、坂道・・・・・もぉ、修行
漸く展望が開けることを期待して、地図に書かれていた御嶽山見晴台を探すも何処へ??木々が多く、
木々の隙間から見えたとしても、向こうの山はガッスガスの流石っす!で隣の山すら見えませんでした。
期待も虚しく、登りに集中し煩悩を抑えただ歩くのみ!・・・だって修行だから
高度が上がるに従って、雪の量も増して寒さも強くなって行く・・・だって修行だから
徐々に全員の言葉数も減ったころに一旦上り詰めたところから50m下ると突然目の前に越百避難小屋がお迎え

まだ10時、お昼にはまだ早いので一気に山頂を目指す
この日、越百山を目指す登山者はどうやら我々だけのようなので林間に荷物を置いて、そこからは身軽になり進む
植生がハイマツ帯に変わるとさらに雪の量も増して、風も徐々にキツくなる
西風がもろに受ける場所では前日のトレースも消えてしまい、ルートを探しながら、雪庇の踏み抜きにも注意をして進む
先頭を順番に交代してルートファインディング、楽しい♪
山頂へ着く頃にはもう暴風雪、ホワイトアウトするほどではないが、景色は全くなくただ寒いだけ・・・だってだって修行だから
風と寒さに耐えるといきなり現れた山頂P2613、デン!タッチしてサクッと駆け足で記念撮影📷
この日の予報は山頂では風速17m、そりゃ寒いわ
急いでハイマツ帯まで下って、髪もまつ毛も眉毛も真っ白に凍ったお互いの顔を見て笑うw
さっきまで寒かった場所が、山頂に比べて温かく感じる・・・修行の成果!
期待していた中央アルプスや南アルプスの山々の風景は見ることができず残念でしたが、雪山の寒さを少し実感できた良い機会でした

ここからピストン。ピストンあるあるで、とにかく復路は長い長い、下っても下っても全く時間が過ぎなくて
景色もないもんだから足元ばっか見てる。「よくもまぁこんな坂道登ってきたなぁ」って思うのもあるあるw
無言の時間が続く・・・
15時過ぎにやっと林道まで下山、少しミゾレやアラレが降り始め、重力に任せて林道を下る
朝は真っ暗で見えていなかった巨大な氷柱や、ダムの水の綺麗なことに感動しながら1時間ばかり歩くと、駐車場手前でカモシカがお出迎え
顔が丸々してて、イノシシみたいなカモシカ(笑)ジーッとこっちを見ている顔が可愛かった♡
16時20分下山完了、ほぼ12時間歩きっぱなし
景色も無く、雪山をただ登るだけ、下るだけのしんどい山行でしたが、これはこれで自分を試す良い山行だったと思います。
皆さんも是非行ってみてみください。

帰りは、遅くなったので、温泉入浴初めはお預けで、中津川へ
途中、師匠が昔に行ったという昭和レトロな「プリンス松葉」で洋食を食べてお腹を満たして京都へ
ご馳走山!

ゲート、魔界への入り口W
徐々に白黒の世界
やっと越百避難小屋 窓ガラス割れていたようなので、後日管理場所へ連絡
修行、修行!
寒いし痛いし、でも楽し
デン !タッチして速攻記念撮影
まぁーるい顔のカモシカ君がお出迎え
昭和な松葉屋♡

京都府山岳連盟 登山・山スキー愛好者交流会参加(@氷ノ山)

UPDATE 2023-04-04


【日 程】 2023/03/12(日)
【参加者】 11名(亀岡山の会4名)
【コース】 戸倉峠~氷ノ山三ノ丸(往復)
【記 者】 Mt.Boku


早い春の気配を感じながら、京都府山岳連盟の登山・山スキー交流会で氷ノ山へ。参加団体は京都エンジョイクライミングクラブ、京都ゼニーツクラブ、比良山岳会、そして私たち。

戸倉峠近くから氷ノ山三ノ丸を目指して山スキー組6名とワカン組5名に分かれて、林道を歩き始める。始めは雪があったりなかったりで、スキー組も苦戦。そんな林道を4km歩いてようやく登山口。そこからやっと雪山らしい山中を歩くが緩やかな傾斜地、樹林帯で眺望はない。スキー部隊のトレースを追いながら、ゼニーツのお2人とお互いの会の様子や例会など情報交換を行う。登山口から1時間ほど歩いたところでワカン組は時間切れアウト。

ちょうど地形図にある1182m地点、ようやく南側に三室山辺りの山並みが見えてきたところである。寄生木がたくさんある立派なブナの古木の下でランチをするが、寄生木のたくさんある木はその寿命がそう長くはないそうで、曇り空のモノクロの世界で天に向かって聳えるブナの古木に何かしら寂しさを感じる。

さて、山スキー組はどこまで行けたのやら、追い越される前にできるだけ下山しておきたいので、同じ林道をひたすらワカンでえっちらおっちら、正直言って長すぎて飽きる。残り700mほどのところでスキー組にスイスイ抜かされてしまい、ゲレンデスキーヤーの私としてはちょいと悔しい。山スキー組は三ノ丸まで辿り着けたようだが、やはり上は風もきつく寒かったそうだ。

先行する山スキー組
ここが登山口 ここまで林道4km
1182m付近、振り返れば南に三室山あたり
ブナの古木に寄生木がたくさんついている

北アルプスの風に吹かれて〜西穂独標〜

UPDATE 2023-03-20


【日 程】 2023/03/19(日)
【参加者】 会員4名+会員外1名
【コース】 京都−西穗高口駅−西穗山荘−西穂丸山−西穂独標(往復)
【記 者】 Koume.S


「北アルプスの空気をすいに行きませんか?」のお誘いにメンバーの意見一致。夜中の3時半頃に京都を発ちました。 

土曜まで、北アルプスは雪予報。一転して今日は、朝から雲一つない青空。高山に入ると雪景色が広がり、雪の北アルプスの山々が見られました。やっぱり雪山はサイコー。

730分に新穂高ロープウェイの駐車場に到着。9時始発のロープウェイ2本乗り継ぎ、西穂高口駅で降ります。途中のロープウェイでは槍ヶ岳(の先っちょ)やジャンダルムなどを眺められました。西穂山荘まではアップダウンを繰り返しながら、樹林帯の登山道を進みます。前日に降り積もった新雪も先行の登山客で踏み固められ、ハイウェイになってます。途中でアイゼンを付け黙々と進むと、視界が開け今から登る西穂独標、西穂高山頂、笠ヶ岳、双六岳、また南側には、焼岳、遠くに白山がくっきり見えます。今日は、霞なく最高の景色。1時間ほどで西穂山荘に到着。ここから西穂丸山まで登ると、開けた稜線では頬と耳が痛くなる様な西風。下界は穏やかでも流石アルプスと思いながら、フードを慌てて被りました。西穂丸山を過ぎたところでハーネスを付け、ヘルメットを被り、目の前に迫った独標手前まで登ると、たくさんの登山客で渋滞。降りてくるパーティを待ちながら、独標を見上げると岩が剥き出しになり、鎖のかかった険しい斜面。Y師匠の指示でロープを準備し、1人ずつタイブロックを付けて慎重に登ります。13時過ぎに西穂独標に着きました。意外だったのがその時の独標はお日様が当たり、風もなく暖か。みんなで記念撮影。見渡せば周りの穂高岳、迫力ある北アルプスの山々、カッチョイイ。今回は時間の都合で行けないけど、「次は、あの尖った西穂高山頂に登頂したい!」と次の目標が出来ました。

独標からの下山もロープを付け、1人ずつ安全のためにピッケルを使い、後ろ向きに足の置き場を確保しながら慎重に降ります。
ピストンで西穂山荘まで下山し、山荘前で軽くお昼を食べました。
ロープウェイの西穂高口駅まで樹林帯をY師匠のお決まりの軽やかな足使いに続き下山します。
ロープウェイを乗り継ぎ、1530分に駐車場に到着。

帰りに岐阜の郷土料理⁈けいちゃん丼、けいちゃん唐揚げ定食を食べ、満腹で京都、亀岡に帰りました。
北アルプスの空気吸い、風にあたり、雪山を満喫。今週も満足な1日を過ごしました。

西穂山荘前より (閲覧注意:フワフワしますw)

樹林帯を歩きながら木々の間から、西穂高岳が見えます。
遠くに白山がくっきり見えます。
中央が西穂高岳頂上。黒い岩肌が独標。
丸山からは急登を登ります
青空きれいだけど、風は、きつかった。強風でハイマツが露出している斜面。
独標手前の斜面は、ロープを1人ずつ結び、慎重に登ります。
次は、西穂高山頂目指したい!
下山時に真っ白に立ちこめるガス

急峻なる雪山 〜烏ヶ山〜

UPDATE 2023-03-05


【日 程】 2023/03/04(土)
【参加者】 会員3名+会員外1名
【コース】 鏡ヶ成高原Pー南峰ー烏ヶ山主峰のピストンコース
【記 者】 Koume.S


今週も5時すぎのまだ暗い早朝、昨年6月に行った烏ヶ山に向かって、京都を出発。

三角に尖ったカッチョイイ烏ヶ山が眺められる休暇村奥大山前の鏡ヶ成高原駐車場に車を停め、835分出発。1時間弱ブナ林が広がる緩やかな斜面を歩きます。

しばらく登り、北側には昨年8月末に個人山行で行った甲ヶ山個人山行で行った甲ヶ山、その西側に大山が見えはじめました。今日は、青空が広がり、周りの景色もはっきり見えます。だんだん急登になり、急斜面のトラバースを先日教えてもらった足の運び方に気をつけながら進みます。正面に烏ヶ山の主峰が見え、南陵へ続く細尾根を進みます。コルでアイゼン、ヘルメットを装着。ピッケルを手に持ち、慎重に一歩ずつ。激急登をピッケルを使いながら、ほぼ四つん這いになりながら3点支持。

南峰のヒカル岩(サントリー天然水のCMで宇多田ヒカルさんが座った岩)付近に到着。6月に座って写真を撮った岩も雪の下に。岩がゴロゴロしていた南峰も深い雪が積もり別の印象。ここから主峰まで左右キレキレの細い稜線。緊張しながら一歩ずつ慎重に一度下ります。コルは雪庇の踏み抜き注意!登り返しの主峰への急登は、雪も緩んでいる為に安全を期してロープを繋いで登ります。所々かたくて足が入りにくい雪の斜面もあり、しっかり蹴りこみ確認しながら慎重に…。ようやく烏ヶ山山頂に到着。頂上の大きな岩も雪に覆われて、簡単に登れる高さになっていました。北側の大山がくっきりきれいに見え、4人で写真撮影。

ここからピストンで下山します。山頂からの急坂は後ろ向きになり、足元を確認しながら降ります。

尾根を下山中に主峰の東側斜面で、全層雪崩が2度起こりました。はじめてみる雪崩は、爆音と共に本当に怖かった。人が登る斜面では、無かったのが救いでした。

緊張しながら、尾根を下山し、途中日当たりのいい斜面で緊張も解けたところで、軽くお昼ご飯を食べました。

そこから毎度のY氏の下山の早い事。下山後の楽しみが待っているからか、あっという間に姿が米粒大、後ろ姿を追いかけて13時過ぎ下山。

休暇村の温泉で汗を流し、蒜山PAで、ご飯を食べて、今週も満足で帰路へ。

6月には、広大な裾野に緑が広がり、ごつごつした岩山の烏ヶ山。雪山の尖った厳しい印象の冬の烏ヶ山。どちらも違った魅力のある山でした。

↓↓↓閲覧注意!フワフワして酔います(笑)

雪の烏ヶ山ー尖ってかっこいい。
南峰に続く細い尾根。
中央左の黒い岩が烏ヶ山主峰。
この雪の下にヒカル岩があるはず。
主峰に続く稜線は、キレキレ。トレースを慎重に歩きます。
手前が烏ヶ山主峰。その奥が大山。一度下ります。
頂上で記念撮影。奥の大山がきれいです。
尾根の下山。早いの早いの。