仙ヶ岳
UPDATE 2025-12-11
【日 程】 2025/12/06(土)
【参加者】 会員6名
【コース】 小岐須登山口ー宮指路岳ー仙ヶ岳ー小岐須登山口
【記 者】 S.S
びっくりしました。
早朝、鈴鹿のPAで、山々に白いものが見られ、今日は山頂はうっすら雪景色かなと思っていたら、なんのなんの登山道の途中から数センチ、深いところでは30センチ近く雪が積もっていました。メンバーの大半はチェーンスパイクを持って来ていなかった。12月にはいると千メートル近い山に登る時は雪の備えをしなければと一同大いに反省しました。
幸いにも、日差しもあり、風もなかったので、ふかふかの雪の上をツボ足で、今シーズン最初の雪を楽しめました。鎖場や岩場をゆっくり慎重に通過して、山頂からは、鈴鹿の山々、御嶽山 乗鞍岳、遠くにはアルプスの稜線が冠雪しているのが眺められた。
昼食後、落ち葉で滑りやすくなった道をゆっくり下り、登山口に無事帰り着いた。
紅葉満喫の釈迦ヶ岳!ニャスカの地上絵も!
UPDATE 2025-11-23
【日 程】 2025/11/22(土)
【参加者】 会員3名
【コース】 朝明渓谷駐車場ー中尾根コースー釈迦岳ー猫岳ー羽鳥峰ー朝明渓谷駐車場
【記 者】 T.Y
この日は会員3名で鈴鹿セブンマウンテンの一つである釈迦岳へ。中尾根ルートで釈迦岳に向かい、そこから猫岳、羽鳥峰を回る周回コース。
ちょうど明るくなり始めた時間に朝明渓谷の駐車場をスタート。綺麗な紅葉とひんやりとした空気の中、心地よく尾根道を進む。標高900メートルあたりからは険しい岩場となり、その変化も楽しみながら朝9時に釈迦ヶ岳登頂。天気が良く、東の方角には四日市と名古屋まで見渡せた。
ゆっくり休憩したあとは猫岳を経由して羽鳥峰へ向かう。今度はザレ場で滑りやすい下りが続き、小股で足をフラットに着け、ゆっくり慎重に進む。羽鳥峰に登頂し見下ろすと、その先にはニャスカの地上絵とも言われる有名な猫のオブジェが!一体だれが作ったんやろーと話しながら、ゆったりとランチ休憩。ここから駐車場へは沢沿いのルートを進む。そこでまた、きれいな紅葉を楽しめた。
ゆっくり休憩しながらもお昼12時に下山。それほど長い歩行ではなかったが、見事な紅葉、自然豊かな尾根道と沢沿いルート、険しい岩場、山頂からの眺望、ザレ場の難しい下り、そして謎多きニャスカの地上絵と、色々てんこ盛りで楽しい山行だった。
元越谷は、鈴鹿の宝石箱やぁ
UPDATE 2025-08-07
【日 程】 2025/08/03(日)
【参加者】 会員5名
【コース】 鈴鹿山脈 滋賀県甲賀市 元越谷
林道ゲート元越谷→元越谷本谷(中俣)→林道ゲート
【記 者】 カリメロ
最高気温を更新する暑さの中、涼しさを求めて沢登りへ。
亀岡を6時半に出発し、鈴鹿スカイライン(国道477号)から野洲川ダムを越えて左岸に渡り、少し進むと、閉鎖されているゲートの前に数台の駐車スペースがあり、そこに駐車する。
8時前に到着したがすでに4・5台の車が駐車してあり最後の駐車スペースに駐車するものの、車の屋根に枝があたりキーキーと枝が当たる音がなんとも不気味(笑)
沢靴に履きかえサクッと準備をすませて、ゲート横にある隙間から中へ入り、入渓ポイントまで林道を歩く。
15分ほど歩いていると左上から、キャッキャと声がする。立ち止まって見上げてみると、木々の隙間からサルが見える。我々を仲間だと思うのかこちらを見ている・・・。
Y師匠の出番である。サルと石でキャッチボールを試みるが木に当たり、Oさんの方へ跳ね返る笑
Y師匠の投球レベルに身の危険を感じ、サルと戯れるY師匠を残し先に進む。
ほどなくして入渓ポイントに到着。斜面を降りて穏やかな沢へ。
冷た~っ!と言いながらも心地よい涼しさを感じながら最終堰堤を越えるとエメラルドグリーンの釜が現れ、キラキラと水面が輝く景色は、鈴鹿の宝石箱と言われるのも納得である。
ヘツリの練習を楽しみながら進むと元越大滝に到着。
落差15mほどの大滝、迫力がある。
よく見ると2人組が大滝の落ち口付近にいる。あそこを乗り越していくのかと先着の2人組を見守る。
大滝の右側ルンゼにはステップや枝などホールドがあるものの、滑りやすくスリップに注意しながら慎重に先輩の後をついていく。
滝の落ち口手前でロープを出し、カナビラとクイックドローの場所を確認。トップはKさん。Oさんはビレイ。新人の私は、Kさんの登り方をみて勉強するものの次は自分かと思うと緊張して写真を撮り忘れる。なんてこった、ごめんなさい。
Kさんが上がり、ビレイOKの笛がなり、私の番である。後続のOさんにテンションがかかってるか確認してからスタートするようにとアドバイスをもらい、慎重に進む。
足場を確認しながら足をかけて登ろうとするが、手足の短い私には四苦八苦。
Oさんがカナビラを外すように伝えようとしているが、上がることに集中しすぎて全く耳に入ってこず、そのまま上がってしまった。
気づいたときには時すでに遅し・・・。
テンションがかかり、どちらも外せずに、アタフタ…。声出してみるものの滝の音で全く届かない。
どうしたものかと数分モタモタしたところで、Kさんが近くまできて状況確認。
テンションを緩めてもらい、落ち口を乗り越えて、一安心。
もっと視野を広げて落ち着いて1つ1つ出来るようにならないとあかんなと反省。
登りきった後もすぐにセルフビレイをとる、登れたからと安心してたらあかんのや、気が緩んだら滑落とか事故が起こるからセルフとるまでは気を抜くなとY師匠。
大滝を登りきると、渓相がとても美しく、ヘツリの練習をしながら小滝を進み、ゴルジュっぽいところでは腰上までの深さがあったり楽しい沢ルートだった。
林道へと戻る急斜面を登り、1時間ほど林道を歩いてスタート地点のゲート前に戻ってきたのは12時前。
ゲート付近の駐車スペースには、奥の車は出れません状態で駐車してあり、そして外国人が多い。
片付けをしながら、外国人でもこんなところ知ってるんやなぁと言って着替えていたら、外国人の方がクルマダスノ?ツギ、トメマスと話しかけてきた。
流暢な日本語を話す商売上手なスリランカ人は、日本に来て20年以上、車の部品すべてあるよ、古い車でも大丈夫!ここに連絡してとY師匠に名刺を渡して談笑していた。
今年の梅雨明けが早く暑い日は、まだまだ続きそうだ。先輩方、まだまだご指導お願いします♪
Via Ferrata(ヴィア・フェラータ)—それは鉄の道!
UPDATE 2025-06-23
【日 程】 2025/06/21(土)
【参加者】 三世代の4名
【コース】 裏道登山道〜ヴィア・フェラータ〜中道登山道八合目〜富士見尾根〜富士見岩展望台〜一ノ谷登山道
【記 者】 へっぴりゴシ
鉄の道…らしいです。知らんけど(笑)
6月21日朝6時20分頃、京都を出発して向かったのは、鈴鹿の御在所岳。
最近の御在所は駐車場の争奪戦が激しく、早出はもはや登山の一部。
でも今回はラッキー♪ 4人だけのミニマムパーティー、しかもY師匠のバモス(小回り最高)で草むらスレスレの端っこスペースにピットイン成功!
降りて早々、元気なヒルが一匹「おはようございま〜す」とばかりに登場。
ヒル♡ラブのY師匠、テンション高めで嬉しそうに戯れておられました。
中道登山道は通行止めの影響で、登山者は裏道へ流れがち。
我々も裏道スタート。
…が、いきなりしんどい。毎度ながら、藤内小屋までもうすでにバテ気味💧
ただ救いは、天気予報を裏切って御在所の上空にかかる雲。
日差しを遮ってくれて、風さえ吹けばけっこう涼しい。風さえ吹けば、ね。
そんなとき、隊列の後ろからY師匠がひと言。
「坂は照る照る、鈴鹿は曇る、て歌しっとるか〜?」
…知らんて(笑)帰ってから調べたら「鈴鹿馬子歌」という古い民謡らしい。
鈴鹿の天気は、京都を出る時は晴れてても関ヶ原あたりから雲行きが怪しくなる。
太平洋からの湿った空気が伊勢湾からモクモク〜ってなって、南北の縦のラインで天気が急変。
これまで何度もあるある。
でもこの日はなんとか一日もってくれました。ありがたや🙏
藤内小屋で一服して、いざ“鉄の道”へ
ウサギの耳の岩のあたりから一般道を外れて、ヴィア・フェラータの取り付きへ。
人があまり入らないので、道は薄っすら、道っぽいモノを辿る感じ。
最初は、岩に設置された鉄のハシゴからスタート。
ワイヤーロープはあるものの、用心深い我々はフィックスロープを張ってプルジックで確保しながら登るスタイル。
登りきった先は、風化した砂利のザレ場。足元注意で気が抜けない。
次はクラックに沿って登り、その先で見慣れない大岩が登場。
「これ、前来たときあった?」と首をかしげつつ、Y師匠にロープ出してもらってクリア。
またまた鉄ハシゴ登場。まさに“鉄の道”!
世代もバラバラ、ネタもバラバラ(笑)
途中、話題は関西ローカルCMの話に。
子ども枠のO隊員、親世代のH隊員&へっぴりゴシ、そしてお爺ちゃん枠のY師匠。
完全なる三世代構成なので、CMの話でもジェネレーションギャップ炸裂!
「それ知らん」「あったあった!」の応酬で登りもなんとなく楽しい。
高度感あるポイントも多く、時折吹く風と岩の冷たさが心地よい。
まさに“自然のアスレチック”!
そして(舌を巻いて発音)ヴィア・フェラータ核心部、20mほどの岩登り。
右側は切れ落ちているスリル満点のセクション。
Y師匠がクラック沿いにトップで進み、我々はビレイで続く。
中道登山道に合流し、八合目(標高1111m)でひと息。
常に1番を目指す野心家には最高の語呂の良さ。
最後の仕上げは富士見尾根
休憩後は中道を外れて富士見尾根へ。
岩をよじ登り、ロープウェイや大黒岩が見えるスポットに出る。
最後の岩尾根も確保してもらい、皆さん無事に登りきり!
富士見岩展望台にひょっこりハンしてみたけど、曇天で富士山もどこへやら。
展望台はスルーして、山頂の食堂のカレーうどんに後ろ髪を引かれつつ、そのまま一ノ谷登山道で下山開始。
ここからが長い…ずっと林間なので景色も変わらず、ちょっと単調。
途中、奇岩や展望箇所もあるけど、基本「黙々と下る」モード。
しかし、足元の根っこの多さは半端なく、引っかからないように注意は必要
そして京都へ…戻ったら、暑っ!
下山後は珍しく温泉も下山飯もスルーして、早めの京都帰還。
…が、京都に着いた瞬間、思わず叫ぶ。「あっつ!!!」
鈴鹿の涼しさが恋しい午後でした。
清水頭〜雨乞岳〜イブネ •クラシ
UPDATE 2025-05-19
【日 程】 2025/05/15(木)
【参加者】 会員4名
【コース】 甲津畑ー大峠ー清水頭ー雨乞岳ー杉峠ーイブネークラシー甲津畑
【記 者】 S.S
見たものが欲しくなる。見た所へ行きたくなる。以前、雨乞岳に登った時、西に伸びる稜線を見て、「歩きたい」と思ったのが、この山行の始まり。会の2人とさらにはY師匠にも同行してもらい、心強いことこの上なしである。
千草街道から分岐して、大峠へと谷沿いの道を登っていく。何度も何度も渡渉を繰り返すが、渡渉ポイントを見つけるのが難しい。対岸のピンクテープを頼りに、なんとか大峠への急登を登っていく。
大峠から清水頭へと尾根を行くが、尾根を外さなければ、いいというものの、広い緩やかな所は方向をコンパスで確認しないと間違ってしまう。清水頭からは先は御在所岳 鎌ヶ岳から滋賀県まで360°の眺望が開け、Hさんいわく「カッコイイ」 雨乞岳への稜線を見たり、後ろを振り返って、歩いてきた道、眺望を十分堪能して、雨乞岳に到着、平日にもかかわらず、多くの登山者で賑わっていた。鈴鹿の人気を再確認。
しばし休憩の後、イブネ、クラシへ向かう。Y師匠から、苔は秋がきれいなこと、昔は荒れていず、あたり一面苔だったことをうかがう。もうこれ以上荒れないこと、さらには、昔のように復活することを願わずにはいられない。
なお、シャクナゲ、イワカガミ、ハルリンドウなど様々な花々が道中を慰めてくれた。これも春の山行の大きな楽しみである。一同心地よい疲れを感じて、帰路についた。