湖北 武奈ヶ嶽(865m)
UPDATE 2022-03-15
【日 程】 2022/03/12(土)
【参加者】 会員4名 他1名
【コース】 石田川ダム8:20ーワサ谷登り口8:40ー北尾根ー山頂11:50~12:20ー赤岩山13:10ー東尾根ー石田川ダム14:30
【記 者】 norokame
2月に例会を組んでいたけれど、雪が多すぎて中止になり、そろそろ登りやすくなったかと出かける。 ダムから出発してすぐにワカンの出番。 夏道の登山口、ワサ谷入り口から早速尾根に取り付く。 緩急取り混ぜた尾根をひたすらラッセル、ラッセル!
ラッセルにあこがれていた、とK女史が先頭を切ってぐいぐいと登っていく。 大汗をかいた頃、振り返ると箱館山スキー場のリフト支柱が目の高さに見える。 北の方には真っ白な三重嶽から大御影山がぼんやりと霞んで見える。 ようやく青空が出てきた頃、三重嶽との分岐に到着。 山頂は遙か向こうに真っ白な頭で手招きしているようだ。
緩やかにいくつかのピークをアップダウンして登りついた一番広いピークが、山頂だ。 確か立派な山頂標識があったはずだが、雪の下に隠れているらしい。 日本海、真っ白な三十三間山、湖北の山々、そして琵琶湖が見える最高の展望だが、少し霞んでいて残念。
下山は赤岩山西峰から東の尾根を慎重にルート確認しながら下りる。 倒木の下に空間が出来て、そこへズボッとはまると引き出すのに、ピッケルのピックでワカンを引っかけて引き上げる技術も学習。 しかし、引っかけるまでに時間がかかり、体力を消耗する。
急な斜面を、ワカンのかかとをしっかり蹴り込んで下りる。 最後は小さなルンゼに下り立ち、ワカンから解放されたが、慎重にルンゼを下降して、ダムからの道に下山。
山頂からほんの少しの快楽のためにフリートレックを担いできたY氏、憧れのラッセルを存分愉しんだK女史、(もちろんラッセルは交代しましたけど)皆それぞれ、今期最後の、つ・も・りの雪山を満喫しました。
早春の妖精 セツブンソウ
UPDATE 2022-03-12
【日 程】 2022/03/10(木)
【参加者】 会員2名 山友2名
【コース】 ・山科駅(7:15)~セツブンソウ自生地・散策(8:50~10:00)~伊吹の里~近江八幡市
・駐車場(12:20)~ロープウェイ西登山口(12:40)~八幡山散策(13:25~14:10)~北之庄登山口(15:00)~駐車場(15:20)
【記 者】 dekopon
「もう、そろそろかな?」と待っていた米原市大久保のセツブンソウ情報をネットで観られるようになった。さっそく花好き仲間に声をかけて計画を練る。
伊吹山の西山麓、大久保集落の臨時駐車場に車を置かせてもらう。今もなお、除雪で積み上げられた雪や屋根から落ちた雪があちこちに残ったまま。今冬の積雪量の多さがわかる。
民家の間の道を抜け自生地にはすぐに到着したが、ここも一面雪景色のままであることにショックを隠せない。
まさか、こんな状態の中、どこに咲いているっていうの?
固まった雪の上をガシガシと進みながら、雪の溶けている杉の木の下を探してみた。
ありました!ありました!
陽が差し雪の溶けた落ち葉の間から、とっても小さなセツブンソウが顔を出している。
春の暖かい日差しを浴びると、うつむき加減だったお顔を徐々にあげ、微笑んでいるように見える。可憐なお花の前では、おばさん達もメルヘンチックな少女の心になる。
スマホを落ち葉の上に置き、ピントをあわせ、同じような写真を何枚も撮り続け、自己満足の世界にハマる。「時間」とは、知らん間に過ぎていくもの。
セツブンソウと伊吹山に別れを告げ、近江八幡まで戻る。
草屋根をシンボルとした大型施設の駐車場に車を置き、徒歩で鶴翼山(八幡山)へ移動する。標高271.8mと低山ではあるが、展望は良い。
残念ながら遠くの山並みは霞んではいたが、東方面には鈴鹿の霊仙山・御池岳が、琵琶湖の対岸には比良の蓬莱山・打見山の姿が白く見えた。
何よりも、昨年12月に歩いた長命寺山~奥島山~の山並みが目の前に見え、今冬初雪の山道を歩いたことを懐かしく思った。
陽だまりでゆっくり昼食をとり、ゆっくり山を眺め、北之庄城跡手前の分岐から神社へ下山。
草屋根をシンボルとした大型施設のカフェで計画の仕上げをして帰路についた。
縦走/山本山~余呉湖
UPDATE 2022-03-08
【日 程】 2022/03/06(日)
【参加者】 会員5名と友人1名
【コース】 宇賀神社登山口-山本山-賤ヶ岳-余呉駅
【記 者】 里山
河毛駅で予約していたタクシーに乗って登山口まで行き、8:40に歩き始める。今日のコースは、琵琶湖に沿ってひたすら北上するコース、駅でちらついた雪はタイミングよく晴れたが、進行方向には分厚そうな雪雲が見える。
雪は、まだら模様に地面に残る程度で歩きやすい。途中、トレイルランナー20名以上とすれ違う。間をあけて現れるランナーにその都度、脇へよけてお互い笑顔で道を譲る。暫くすると後方から再びランナーが。あちらは、山本山から往復してくるコースらしい。当方歩いている者にとってこれが思う以上に怖い。なにせスピードが違うので、気が付いた時には、すぐ後ろへ走ってきている。大概は声をかけてから、ゆっくりと追い越してくれるが、中には、遥か後方から奇声を上げながら、猛スピードで下りを追い越していったランナーも。単につらい登りの後の下りでテンションが上がっただけだと理解するが、笑えない結果になるかもしれない。お互いに山に愉しみを見出している仲間、安全のためのマナーの徹底を望む。
賤ヶ岳に到着するころには雪が降り、山頂では吹き抜ける風に一瞬体を持っていかれそうになる。風をよけて岩陰に座るも寒さに早々に退散。霰が降る中、余呉駅に到着した(14:40)。
今回の教訓。特別寒さが厳しかった一日では無く、又、メンバーに支障があったのでもないが、「寒さの感じ方は人それぞれ」なのでメンバーの意思疎通が大事。そして、寒さを感じたら、即「衣類調整(カイロ)」「暖かい食べ物」「カロリー補給」。特に冬場は高カロリーな行動食を持参しようと思う。
鈴鹿 御在所山でアイゼン体験
UPDATE 2022-03-03
【日 程】 2022/02/26(土)
【参加者】 9名
【コース】 御在所ロープウェイ山上公園駅-御在所山山頂-富士見岩展望台-中道
【記 者】 里山
ロープウェイの営業時間に合わせて午前9時前に到着。鈴鹿スカイラインが蒼滝トンネル手前から冬期通行止めなので、路肩の駐車スペースは既に満車の中、我々は予定通りにロープウェイ駐車場に向かう。
ゴンドラから降り立つと、快晴、無風で標高1,200ⅿだというのに暖かい。真っ白な樹氷に囲まれてテンションを上げ、まずは記念撮影タイムとする。背をかがめて樹氷のトンネルを潜り抜け、富士見岩へ至る道の途中まで進むと、北に鈴鹿山系のパノラマが広がる。取って返して、スキー場リフトの南側から御在所山の山頂にご挨拶に行く。歩いている間も樹氷が解けて水滴がしたたり落ち、本当に短時間の芸術なのだと思う。
さて、今日は登っていないけれど下山。富士見岩で鎌ヶ岳を鑑賞後、アイゼンを装着して本日のメインイベント/中道を下る。この道で使うギアはアイゼン一択。狭く急な斜面、そして、キレット(下山中なので、キレット自体は登りになる)。アイゼンの爪が雪や岩をしっかり捉えてくれることに感謝すら覚える。本日、新品のアイゼンを履いていたメンバーは、アイゼンの爪先が岩で研がれて角が取れたのに気が付いたでしょうか。
鈴鹿山系 高室山
UPDATE 2022-02-27
【日 程】 2022/02/23(水)
【参加者】 10名
【コース】 佐目トンネル西詰Ⓟ-P543-林道三叉路-高室山(往復)
【記 者】 里山
踏み跡のない雪上をラッセルするぞと意気込んで出かけた鈴鹿のサンヤリ。犬上川ダムまで行ったが、醤油坪橋へ至る道は雪が多すぎて通行不可。今年の雪は厳しい。
メンバーK氏の提案で、すぐ北にある高室山に行先を変えて、佐目トンネル西詰Ⓟまで車で移動した。こちらは、国道306号線も駐車場も除雪されている。登り始めたのは10時前だった。
登山口から十分な雪に出迎えられ、林道三叉路手前の傾斜がなだらかになる地点までは壺足。そこから、ワカンを着けて練習を始めた。まずは先輩Y氏の見本と説明。彼の足跡はきれいな小判型のワカン跡。真似をしようとするが、自分の足跡は崩れて小判型にならない‼。「えぇい! 練習あるのみ!」と、まっさらの雪面を探しては、皆と登っていく。
山頂に着いたが、ガスに覆われて、期待していた360度の眺望はなく、仕方がないので早々に退散する。帰りは、P543を過ぎてコルまでをワカンで下り、その後は再び壺足で。トレースがついて狭い幅で固まった雪道は壺足の方が歩きやすい。今回は路面が凍結をしていなかったのでチェーンスパイクも要らなかった。14時20分に下山した。