憧れのオハイブルー
UPDATE 2023-02-27
【日 程】 2023/02/25(土)
【参加者】 会員4名
【記 者】 T.Y
今回の山行の目的地は「大配」。カタカナで「オハイ」と読みます。オハイは、断崖絶壁からオハイブルーといわれる美しい海が見下ろせる人気スポットです。そのオハイを目指し、三重県尾鷲市にある九木崎に向かいました。この日の伊勢方面は晴れそうだということで、当初の予定から目的地を変更し、こちらに向かうこととなりました。
当日は見事な快晴。スタート地点の九鬼漁港近くにあるコミュニティセンター駐車場から、まずは頂山(397.9M)へ向かいます。暖かな日差しとひんやりとした空気を心地よく感じながら自然豊かな原生林の中を進みます。登山道にはたくさんのテープが目印として張られていて迷うことなく進めました。地元ボランティアの方の心遣いがありがたいです。頂山の山頂付近とその少し先にあるハカリカケ岩では、海が見渡せる見事な展望箇所がいくつもありました。
そしてお昼少し前に、いよいよ目的地のオハイに到着。海を目の前にゴツゴツした岩場を超え、たどり着いた崖から海を見下ろすと・・・そこには見事なオハイブルー♪正午の日差しに照らされた美しいエメラルドグリーンの海が広がっていました。写真を撮り、ゆっくりお昼ご飯を食べ、景色と岩場歩きを堪能しました。
帰りは遊歩道から駐車場に戻りましたが、どこも整備が良く行き届いており、また、何度も地元の方から暖かい声をかけていただき、地元愛にあふれる素敵な場所でした。天気の良い日を狙って、ぜひまた訪れたい場所です。
ここは南国! 南伊勢の姫越山を歩く
UPDATE 2023-02-06
【日 程】 2023/02/05(日)
【参加者】 8名
【コース】 日の出公園駐車場~北登山口~姫越山~芦浜~塩浜山村公園広場~日の出公園駐車場
【記 者】 ひろさん
登山を始めるつい数年前までは、「なんでわざわざしんどい思いして山登らなあかんの?」、山は遠くに在りて愛でるものと、海ばかり巡っていた私。今回は、大好きな南伊勢の海の見える山の例会ということで、わくわくと飛びつきました。
先日の大寒波による大雪で、地元亀岡では根雪のような積雪が残存する中、日の出公園駐車場に降り立った瞬間、「ここは南国?」、想定をはるかに越える陽気にまずはびっくり。「防寒用の帽子しか持ってこなかった」など、防寒装備は不要というより、むしろ日差し対策が必要な条件の下、北登山口からいざ出発!
津波避難所までの道が登山道を兼ねていて、いきなりの急な階段。今日は、海の見える快適なハイキンコースと、甘く考えていた私は、開始早々ちょっぴり後悔……。その後も、結構な急登が続きましたが、時折見える海の展望に励まされ、山頂を目指す。
ちなみに、山名の「姫越」は、国を追われた姫と侍従が、この山を越えようとして果てた悲しいお話に由来するとか。山頂手前に「爺塚」と「姫塚」がまつられていました。
最初、先導いただいたSY男さんの、皆が疲れないように配慮したゆっくりとしたペースで歩を進め、いよいよあそこが山頂か?という登りで急にピッチが上がる。メンバー全員が、「やっとついた!」と思った先は、ニセピーク。山頂はまだ先でした。
そんなこんなで、無事、姫越山の山頂に到着。昼食は、芦浜ビーチでと、そこから芦浜海岸におりる道を下る。その道の長いこと!そこからピストンで戻ると想っていた私は、思わず、「この道、戻るんですよね?」と聞くと、どうやら違う道を進むよう。よかった!と気を取り直して先を進む。単調なつづら折れの道にいい加減飽き始めていたメンバーに、ご褒美の絶景が待っていてくれました。
青空に、真っ青な海。お日様に照らし出されたキラキラな海面の道。遠くの水平線が地球の丸いことを教えてくれる。まさに「ここは南国!」、ここんとこの寒さに縮みこんでいた身体を柔らかにほぐしてくれます。いつもなら、疲れないよう、ささっと食べてささっと出発するところ、今日は、ゆっくり時間をとってランチタイム。私も、バーナー持参で、チキンラーメンに卵、ベーコンなどを入れて食べる。やっぱ、カップラーメンより美味しい!山飯大好きなので、またぜひ山飯会しましょう。
ゆっくりランチタイムしていると、メンバーの一人が遠くに何やら有体物を発見。「椰子の実じゃない?」との声に違うメンバーからは「こんなとこに椰子の実があるはずない。石だろ?」との声が多数。百聞は一見に如かずの言葉を実践して確認しに行くメンバー。「椰子の実!」と、本物の椰子の実。椰子の実の詩で有名な伊良湖岬と同じ海域だからか。それにしても一体、どこから流れ着いたのだろう?? メンバーのI女さんとT女さんは、椰子の実を被写体に美しい海岸を撮影しようと撮影タイムに夢中。最高に幸せ気分の時間を過ごさせていただきました。
ちなみに、芦浜ビーチの近くの芦浜池は、かつて海だった所が切り離されてできた「海跡湖」だそう。メンバーのSY男さんがなめてみたそうで、「すこしだけしょっぱかった」とのこと。何事も、実証ですね。
ゆったりランチタイムの後、急登を登り、周回コースへ。食べて長時間休憩後の急登はさすがにこたえる。標高は低いものの、海抜0地点からだから、まんま標高を上り下りすることになる。芦浜峠からは「断崖絶壁の展望」との看板にひかれて遠回りのコースを選択するも、樹木に阻まれほとんど展望は開けないまま。単調で長い道のりを歩くことに。
約6時間50分、12.8キロ、上り・下り各960メートルの周回コース。私にとっては海を満喫できた楽しい山旅でした。同行いただいた方々に感謝です。今度は、海からカヤックで攻めたい海岸線でした。
S女史のワカンデビューin八ヶ峰
UPDATE 2023-01-28
【日 程】 2023/01/21(土)
【参加者】 会員6名
【コース】 美山町知見~知井坂~八ヶ峰山頂ピストン
【記 者】 norokame(文)photo(T女史)
山にはそこそこの積雪があり、車道には雪が無いところを狙って、美山町へとレッツゴー!
美山町の茅葺きの里では雪が無い!と悩んでおられるとか・・・。そこが狙い目。
知見奥の駐車場に乗り入れ、出発準備。「ワカン要るウ?」「せっかく持って来たんやし~!」で担いで出発進行!
雪交じりの落ち葉を踏みながら登るにつれて、雪だらけの綺麗な新雪歩行となり、ワカンデビューへの期待が膨らむ。青空も見えてきて一汗かく頃、スキー場跡に到着。いよいよワカン装着。初めてのS女史にそれぞれが口々にティーチングするもんだから・・・?結局同じワカンのT女史がアドバイス。いつぞやの「赤坂の悲劇(A氏曰く)」?「赤坂の喜劇(周り曰く)」?の二の舞にならぬようにしっかりセッティング!
ルンルンと先頭を交代しながら峠を目指すが、途中短いけれどトラバースするところがあり、慎重に通過。雨量観測所を過ぎ、古い石塔を左に見て、しばらくで知井坂峠に着くが、ここは若丹尾根、北からの冷たい風が頬を刺す。しばらくは緩い尾根を進み、急坂を登ると送電線鉄塔のピークに上がり、そこから小さなピークを2~3越えて山頂着。
舞鶴の青葉山は双耳峰でわかるが、他は同定出来ない・・・。暖かいところまで降りて日だまりでランチタイムするも、北からまた黒い雲が押し寄せてきたので早々に下山開始。
トラバースの所を避けるためトレースの無い尾根を行く事にするが、ワカンを外していたので、つぼ足で膝上辺りまで潜りながら進む。朝のルートへと降りるタイミングをそれぞれで模索しながら、斜面にたくさんのトレースをつけてスキー場跡へと戻り、来た道を駐車場へと降りる。
満足感いっぱいの雪の八ヶ峰でした。ワカンデビュー、おめでとう!
南丹市 城山
UPDATE 2023-01-23
【日 程】 2023/01/22(日)
【参加者】 2名
【コース】 亀岡市交流会館🅿ー城山(往復)
【記 者】 里山
朝8:30。牛松山へ登ろうと「和らぎの道/駐車場」に集まった亀岡市在住の二人でしたが、亀岡名物の霧のあまりの濃さに「ここより、もっと雲海が期待できる山へ行こう!」ということになりました。で、場所移動。
8:55。サッと移動して登り始めたのは、八木の城山。亀岡市交流会館の駐車場から出発し、よく整備された登山道をサクッと登って30分。山頂は南東の方角から北西にかけての広角の展望がある場所なのですが、霧が濃すぎて眼前にあるはずの山も見えない💦。愛宕山から地蔵山にかけての稜線がうっすらと浮かぶばかり。それでも、山頂は日が当たっているし、ベンチもあるので腰かけてひと休み。
・・・と、10分くらいたつと、あれよあれよという間に、山が姿を現して来ました。目前の牛松山の高さから換算すると、300mは、雲海が沈んだかのような感覚です。ほとんど無風の朝。霧がよそへ流れていくこともなく、時間とともに上空へ上がっていくこともなく、雲海が沈む。一瞬マジックのように思いましたが、約30分後に完全に足元にきた雲海の上面(地表面から150mほどでしょうか)を見て、やっと気づきました。日光を浴びて雲の粒が蒸発してたんですね。雲が消えるというお天気ショーを目の当たりにしてテンションが上がった二人は、この後、一気に現れた遠くの山々の同定に熱中し、気づけば山頂到着から1時間がたっていました。
亀岡の方角を見ると街はまだ霧の中ですが、昼からは家事をしようという事で、来た道をサクッと下山(11時前)。車を走らせる頃には、下界の霧は全くなく、青空が広がっていました。偶然にも、近場の低山で気象のダイナミックさを実感しました。
ところで、同行のY女史によると、亀岡は太古の昔、湖だったそうです。眼下の雲海はそれを納得させてくれる景色でした。
南八ヶ岳、転じて和歌山市観光。また楽しからずや!
UPDATE 2022-12-26
【日 程】 2022/12/24(土)~2022/12/25(日)
【参加者】 4名
【コース】 25日登山:札立峠西の登山口🅿-〈ハイキングコース〉ー生石神社-生石ヶ峰-〈市町村の境界尾根〉ー🅿
【記 者】 里山
前夜: 天気予報は日本海側の大雪を伝えている。北アルプスも大雪のようだが、南八ヶ岳までは雪雲が南下しない予報で一安心。明日は、途中の関ヶ原を無事に通過できれば大丈夫かなと思う。
24日: 「クリスマスを赤岳鉱泉で!」とウキウキ出掛けた4人組。出発して数分後、携帯でハイウェイ情報を検索していたTさんから小さい悲鳴。画面は「名古屋一円の高速道路全線通行止め」を表示している。何本もある高速道路が全滅…中央自動車道へたどり着けない。(朝、確認したときは大丈夫だったのです。)
「こりゃ、あかん。」というわけで、すぐ次のインターで方向転換して、雪の影響が一番少ない方角/和歌山へ向かう。(我々に「おとなしく帰る」という選択肢なし)
クリスマスイブなので、急遽4人を泊めてくれるホテルを探すが難航。ネット検索していたメンバーに対して底力を発揮したのは、Y先輩の直接電話攻撃!。無事に今夜のお宿ゲット。安心して、和歌山観光(和歌山城と紀三井寺)を堪能してホテルへ。一泊二食付きでお願いした夕食と温泉は、4人が納得の大当り。幸せな気分で就寝。
25日: 和歌山県でも内陸側は雪の影響が大きいとの地元情報があり、本日の行き先を海側の「生石ヶ峰」にする。秋のススキで有名な場所だ。登り1時間下り40分のショート山行だが、山頂は、冬枯れのススキの穂にうっすらと霧氷がついて、白銀の風景が広がる。ただ、山頂到着と共に、まわりが雲に覆われて展望はなくなり、強い風も冷たかったので、即撤退。
スピード下山して、和歌山市内で「海鮮丼」「中落ち丼」舌鼓を打つ。近くて遠い和歌山を満喫した2日間となった。でも、心残りは「赤岳鉱泉のクリスマス」。この楽しみは、来年にとっておこうと思う。