金比羅山 岩場トレーニング
UPDATE 2024-09-30
【日 程】 2024/09/26(木)
【参加者】 5名
【コース】 金毘羅山 岩場
【記 者】 カリメロ
9月14日のロープワーク講習からの続き講習で金毘羅山で実践。
金毘羅山は、古くから登られている岩場であり、Yさんに講師、サブリーダーにFさん、初心者3名をご指導していただく。
まずは、ハーネスの装着から確認。ねじれてないかなどチェック。
右利きは、カナビラを右に着けてスリングなどを左に装着する。またスリングがばらけているとひっかかることもあるので〆るやり方など、細かいところまで丁寧にご教授いただく。
まずは、プルジック登攀。プルジック結びは何度もしているからと思っていたが、継ぎ目の位置をずらせていなかった。何度か練習し、いよいよ登り始める。
Yさんの三点確保の見本をみてから1人ずつ続く。
プルジックを極力上にあげてから登る、そしてまたプルジックを上げて登るの繰り返しだけなのに、三点確保しながらだと慌ててしまい、心臓がバクバクしていた。
1つ2つと登り終えるころには、手足を動かしながらも少し考えながら登れるようになった。
待っているときの安全確保の仕方、また木にスリングをかける際の注意点やロープの結束の仕方など学ぶことが多く、内容の濃いクライミングだった。
後半は、ビレイ機を使っての懸垂下降。体重ののせ方、両手の位置など一人ひとり指導していただいた。
ほかの人がするのを見ていても自分の番になるとあれ?となることも多く、今回学んだ知識を次のクライミングで活かせるように、自宅での復習が大切だなと改めて感じた。
しっかり知識とテクニカルを身に着けていくようにしたいと思います。
前鬼ブルーに会いに
UPDATE 2024-09-24
【日 程】 2024/09/21(土)
【参加者】 会員4名
【コース】 前鬼登山口ー黒谷川ー前鬼川ー前鬼小仲坊ー前鬼登山口
【記 者】 Koume.S
最近の週末の微妙なお天気。3連休の天気予報を見ながらどの日に行くのが良いか思案し、21日に決定。
前鬼ブルーという言葉の響きにいつか行きたいと思っていました。しかし沢での事故のニュースなども耳にし、緊張しながらのスタートとなりました。
車止めゲートの下の駐車場のすぐそばの吊り橋手前を下り、入渓。黒谷川を少し下って、前鬼川本流へ。すぐに透明度の高い薄いブルーの水。しばらく歩くと、10m程の2段の滝。滝上から釜を見ながら、青さに感動。
その先に川幅いっぱいの広くて100m程あるなめが続きます。なめを歩くのは、とても気持ちいい、至福の時間です。
大岩の手前では右岸にロープをセットしてもらい、巻き上ります。
その先の左岸の崖から滝の様に湧き出る水が本流へ合流し、その水の冷たいこと。マイナスイオンもたっぷり。
大きな岩がたくさん現れルートを探しつつ、身体がやっと通れるほどのギリギリの岩の隙間からザックを先に通し、身体をネジ込んでよじ登ります。
垢離取場から少し先の大きな釜まで進みました。釜へ真上から陽が差し込むにはまだ少し早い時間、陽が差し込めばもっときれいなブルーが見れるらしい・・・また次回のお楽しみ。
引き返す途中、なだらかな滝のスライダーで滑ってドボン。岸まで泳いでは、遊びました。
垢離取場まで戻り昼休憩。澄んだ水を撮影したり、Kさんにお湯を沸かしていただき、ティタイム。
右岸にある取り付きの登山道から前鬼小仲坊まで約40分。その後林道を30分ほど歩いて、駐車場へ。
帰りは、上北山温泉薬師湯へ立ち寄り汗を流して、念願の「馬酔木」で焼肉ランチ(おやつ?)をいただき、大満足。焼肉の匂いをたくさん付けて帰ったので、次は、焼肉→温泉の順がいいかなぁ(笑)
また行きたくなるきれいな前鬼川でした。
秋の気配? 能郷白山 =!=
UPDATE 2024-09-17
【日 程】 2024/09/06(金)
【参加者】 4名 (会員2名+会員外2名)
【コース】 温見峠登山口一コロンブスピーク一能郷白山一奥ノ院跡 往復
【記 者】 takenoko
1ヶ月前 白山へ行かれた時に山行が決まった「能郷白山」。日本三霊山の白山にも行けていない登山歴の浅い私の中では、「白山」という名のついた京都からまだ近めの二百名山。717年 越前の僧 泰澄は白山を開山し、翌年に白山妙理権現を祀ったのが能郷白山の始まりだそう。開山1300年を超えている。
名神の夜間工事通行止めが解除される6時頃に京都南ICに入ることができ、福井・岐阜の県境へ向かう。中部縦貫道大野ICで高速を下りて、周りの山を教えていただく。登山口までは、対向車とすれ違える場所が極端に少ない国道157号線。(いつも運転ありがとうございます。)途中で、今日目指す能郷白山がススキ越しに見えてきた。Kさんが入会された頃に、会で登られたことがあるとか。
9時半過ぎ、青空が広がる中、福井県大野市・岐阜県本巣市の県境「温見峠」にある登山口(1050m)から入山。登り始めると、ブナ林の中を心地いい風が吹き、夏の終わりを一瞬感じたが、すぐに急登が始まる。400mほど急登が続き、「雨水や人の踏みつけによる浸食を減らすための」梯子が10台程ある。必死に登っていると汗が止まらなくなり、熱中症にも気をつけないといけない。
途中、峠に1台だけ駐車されていた九州からのご夫婦とすれ違う。色んな山を回られているそう。登り進め、振り返ると周りの山々が見渡せ、Y師匠から案内していただく。ようやく急登が終わりそうと期待した辺りで、赤とんぼがいっぱい飛んでいた。もう秋がきてる? 山行中ほとんど虫がいなかったのは、きっと赤とんぼ達のお陰。
急登を終えると、稜線上のなだらかな登りになるのでホッとする。コロンブスピーク(1492m)を過ぎると、頭に注意する箇所が何回か出てくる。色づいたナナカマド、足元には実のついたミズキの赤い枝が落ち、アキノキリンソウが咲き、リンドウは蕾のものがほとんど。登山道に横たわる「臥龍ダケカンバ」は、辰年の今年に出会えて何となく嬉しい。
次は山頂かなぁ、と期待して裏切られること数回。やっと山頂(1617m)に到着し、青空をバックに、かわいい能郷苺の描かれた山頂プレート。頑張ってたどり着いたご褒美は見晴らしの良い景色。立派な一等三角点もキレイに残っている。
次に、社のある奥の院跡へ向かう。春には大きめのカタクリが咲くという斜面を左に見ながら進んで行くと、ステンレス製の新しい社。2018年の台風で奥の院は倒壊し、ご神体は麓に下ろされたという。山座同定盤で周囲の山を確認。前回登られた時、岐阜県能郷谷登山口(714m)スタートの前山からの縦走は、大変だったそう。
お昼休憩後、もう一度山頂へ立ち寄り周りを眺めるが、こんな青空でも、湿気が多くて白山は見えない。。。
周りの山々を眺めながら下山し始める。荒島岳の右側に白山は見えないかなぁと思い、何回か立ち止まる。稜線上の緩やかな下りが終わると、急な下りが待っていた。登りの時には、ここを下ることを考える余裕もなかった。私は、苦手な下りでケガをしないように一歩一歩気をつける。途中、百名山の荒島岳とダブル山行中の男性とすれ違った。
下山直前でも、もう1人すれ違ったが、14時半から登り始めて大丈夫かなぁ、とこちらが勝手に心配してしまう。この男性も荒島岳からの2本目なのかもしれない。もしかしたら夕日を見に来られたのかも? 最近の旅行会社のツアーでは、当たり前のように昼から登り始めるものが多いと、Y師匠は嘆かれていた。
無事に温見峠へ下山し、帰路につき約2時間後に「花はす温泉 そまやま」へ寄り道。(運転ありがとうございました。)ハスの湯でキレイになり満足して、高速へ戻る。杉津PAで海に沈む夕日を眺め、定食・そばでお腹も満たし、再び京都へ向かう。名神の夜間工事通行止めにギリギリで間に合い、20時過ぎに京都南ICへ。
平日の山行で、Y師匠の山仲間とご一緒させていただき、楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
m(_ _)m
八ヶ岳へ行ってきました
UPDATE 2024-09-13
【日 程】 2024/09/11(水)~2024/09/12(木)
【参加者】 会員4名
【コース】 9/11(水)唐沢鉱泉~西天狗岳~東天狗岳~天狗の奥庭~黒百合ヒュッテ~唐沢鉱泉
9/12(木)北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅~北横岳(南峰、北峰)~三ツ岳~雨池山~雨池峠~山頂駅
【記 者】 ひろさん
なかなか宿泊山行には一緒に行けないY氏が一年に一度長期休暇がとれるという話を聞いて、何ヶ月も前から予定していた山行。Mさん夫妻も参加いただき、4人で早朝出発。
名神集中工事で夜間通行止めの箇所があるので、回避ルートをたどって宿泊する唐沢鉱泉へ。
唐沢鉱泉の宿泊者専用駐車場に駐車して、天狗岳へ反時計周りでの周回コース。
西天狗岳へはかなりの登り。酷暑の京都よりはマシとはいえ、樹林帯で風は通らず汗が吹き出す。本格的な登山は久しぶりとのMさん夫妻。特にMさん夫は「60の壁が、、」などと弱気な発言をされているので、「言霊が大事。楽しい!最高!とつぶやきながら登るといいですよ」と男子が少ないわが会の中の有力メンバーで今後も積極的に参加いただかないといけないので、訳のわからないスピリチァルな話をしながら長い長いコースを登り続ける。
西天狗岳への最後の登りはそれまでの樹林帯とはまったく違う岩場の急登。まさにザ・岩登りという感じで、急登ではあるが、「ん? なんだか楽しいぞ!」 両手両足フル活用して、集中する分、それまでの登りよりも楽に感じた。
西天狗から東天狗、そして天狗の奥庭など、「天狗」という名のオンパレードのコースなだけに楽しい岩場が続いてなかなか面白いコース。黒百合ヒュッテの軽食は14時までで間に合わなかった。お肉ごろごろのビーフシチューやコケモモケーキ食べたかったが、また別の機会にリベンジしよう。
黒百合ヒュッテから唐沢鉱泉までの道は、こけむしたごろごろ岩で歩きにくいったらありゃしない。緊張が続いたが、無事、下山。
唐沢鉱泉は、山小屋のイメージを覆す本格的な温泉旅館。夕食には名物の猪鍋を注文して、生ビール等で乾杯! 温泉も最高で石けんも使用可だし、Wi-Fiも入ってお勧めの宿です。
2日目は、唐沢鉱泉でゆっくり朝風呂に入って朝食をいただいてから北八ヶ岳ロープウェイで一気に山頂駅へ。当初の予定では、北横岳ピストンの観光気分登山だったが、参加メンバーの体力と気力も唐沢鉱泉の温泉や食事で回復し、三ツ岳(Ⅰ峰からⅢ峰まで3山あるからそう呼ばれる?)周回コースへ。これが大正解。鎖場も登場する岩場の連続でアスレチックのように楽しい!
雨池峠までの激下りを終えて雨池峠の平坦な道に出ると初めてほっとできた。
と、二日間、大満足の山行でした。
リトル比良 縦走
UPDATE 2024-09-05
【日 程】 2024/09/01(日)
【参加者】 4名(会員3名+1名)
【コース】 近江高島駅…登山口…観音跡地…岳山…オウム岩…岩阿沙利山…鵜川越…寒風峠…ヤケ山…涼峠…げんき村登山口…北小松駅
【記 者】 kamemaro
台風10号の影響で予定していた沢は増水して茶色の濁流が流れている(河川防災カメラ)。
さてどこへ行くか?…途中、雨に降られることも考慮して、脚力のトレーニングにリトル比良へ。
北小松駅前に車を駐車し、電車で近江高島駅へ。夏休み最後の日曜日というのに台風の影響か、8両編成の車内はガラガラ「大丈夫かいなぁ?湖西線!」と、ちょっと心配になる。
駅前のコンビニで昼食を購入し、のどかな町中をゆっくり歩き登山口に到着。林道から登山道に入りしばらく進むと、突然立派な石灯籠が建っている。この石灯籠、後でわかったことだが「岳観音」の参拝道に建立されているものらしい。
ウラジロなどのシダに覆われた道を進むが、雨具を着けていないズボンは露でドボドボ!靴の中に水が流れ込まないうちに先頭を交代しながら、どうにか進む。
屋根瓦の散らばる広場には、建物の残骸が残っている。「岳観音堂」の跡らしい…「こんなんあったかなぁ?」何十年か振りかにこの道を歩くが、ほとんど記憶がない。
岳山を越えて「オウム岩」に着いた時は、ここで亡くなった京都の学生さんを探しに来た昔の記憶が戻ってきた。「山の遭難」というものを初めて知った、あまり良い思い出ではない。
蜘蛛の巣だらけのあまり歩かれていない道を、大きな悲鳴に「ドキッ!」としながら歩く(何回も)。先頭を歩くSさんの顔に蜘蛛の巣がベタッと付いたときの悲鳴だ。
岩阿斜利山を過ぎ鵜川越えまで来ると舗装された林道が峠を越えている。道を横切り滝山を過ぎれば寒風峠も近い。
峠の木々も当時より大きくなり、昔の面影はない。ここから左へ下ると関電が琵琶湖の水を原発の夜間剰余電力で上げて、昼間に発電する揚水ダムを計画(大反対で潰れた)した「オトシ」(地名)を通って涼峠に出る近道であるが、少し先の焼山まで進み尾根を下ることにする。
狭い山頂で一休みした後、涼峠から以前トレーニングに来た獅子岩と楊梅ノ滝を左に見て、比良げんき村の登山口に下山する。
この間、誰にも出会わなかった。台風の影響もあると思うが近頃、人の行くところにはたくさんの登山客が集まるが、少しマイナーなところは、本当に人が少ない。ある面うれしいが、昔を知るものとしては少し寂しい気がする。