銀杏峰 やっぱり雨か・・・

UPDATE 2025-05-27


【日 程】 2025/05/24(土)
【参加者】 会員6名
【コース】 前山新道登山口ー前山ー銀杏峰ー極楽平ーブナの木ー前山新道登山口
【記 者】 カリメロ


土曜日に雨が続く週末、雨雲レーダーと睨めっこしつつ、午前中は降らないで~と、祈りながら京都を4時半過ぎに出発。

高速は天候が悪い為かトラックが走行しているくらいで、スイスイと3時間ほどで登山口に着いた。

 

天候を考慮し、秘密の新道から行く方がよいんちゃうか?と、Y師匠の提案で予定の登山開始位置をワープして新道まで車で上がり、

「さぁ!行く準備をしようか!」と、言うタイミングで雨雲レーダーのアナウンス。「あと50分で雨が降ります!」

えぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!と一同愕然とするも素早く準備を整え、いざ出発。

急登なところにはトラロープが随所あり、また登山道を示すテープもあるが、急登続きである。

急登の癒しはウグイスのさえずりとカタクリやタムシバなどの花々たち。「この花かわいいなぁ!」と言うと、T先輩が「これはカタクリやわ~」と、すかさず教えてくれた。

花の名前は全然覚えられないが、見る花すべて教えてくださった。

 

前山に到着するとまだ雨は降っていなかったが、白山も荒島岳の山頂付近も雲がかかっていて絶景を堪能することができず残念だった。

(また晴れた日にこよう♪)

風も強くなり銀杏峰へと足を速めたが、ちょうど50分経つ頃に雨が降り始め、すかさずレインウェアーを着用し銀杏峰へと急いだ。

銀杏峰山頂付近はガスで真っ白。そんな中、唐突にも雪渓が…ガスで周囲が見えない雪渓に吸い寄せられるように進むリーダーの私。

Y師匠が後ろから、「ルート違うんちゃうか!」と叫ばれたのでマップで確認すると大幅にずれている…。

「あぁ!この雪渓の斜面おりるのか…しまったぁ!」と、先頭3人そろりそろりと斜面を降りて戻ると、他の2人とY師匠は、違うなぁと気づき正規ルートを確認してくれていた。

道迷い、こういう風におこってしまうんだなと実感。

戻るとY師匠が待っていてくれて、先に3人は銀杏峰へと歩いているとのことで進むが、3名の姿全く見えず…。少し遅れて銀杏峰に到着。

「ガスの中では、常にルート確認をせなあかんぞ!分岐の所は、特にしっかり確認せんと。先頭の後ろ歩いていて、おかしいなと思ったら声かけなあかん。」 「先に行けと言うたけど、後が見える範囲で先頭を歩かなあかんやないか、パーティーが分散してしまったら、何んかあったときにお互いの位置が全然わからへんようになるから。」「見える範囲で先頭歩くようにせなあかんぞ!」とY師匠にご指導を受ける。

ガスで何も景色見えず、早々に極楽平からブナの木のルートを下山するも急下降が続く。急下降な上に雨で滑る滑る。ヒヤッとしていると滑って尻もちついてしまい、さらに気を引き締めて慎重に下る。

ここでもY師匠から「事故の97%は下りに起きている。急がなくていいからゆっくり下れよぉ~」と助言。

ゆっくりと慎重に急下降を下りながら、綺麗な花々を写真におさめつつ、無事に林道へと戻った。

こんな天候の日だと他の登山者に遭遇することもなく、水の滴るいい男女は、健康保養施設「あっ宝んど」でさらにいい男女になって京都へ帰りました。

今回は、ルートを2度間違えたりして、地図での現在地確認等の重要性を痛感しました。リーダーとして色々反省と学びも多く、今後の山行で活かして知識と経験を積んでいきたい。

生駒山・絶景と古社寺とツツジロール

UPDATE 2025-05-19


【日 程】 2025/05/11(日)
【参加者】 会員7名
【コース】 瓢箪山駅ーなるかわ園地「ツツジロール」-神感寺ーぼくらの広場ー大原山ー暗峠-生駒山-宝山寺-生駒駅
【記 者】 atsuko.y


生駒山と言えば奈良方面の登山の時、「あれが生駒山ですね」と存在感のある山。そして遊園地、ケーブル、ドライブウェイ、夜景と言ったワードが出てくるが、おっとどっこい!何と奈良時代からの奥深い歴史と謎めくパワースポットが沢山ある。はたまたいくつものハイキングコースが整備されている興味深い山。

何といっても、ツツジのベストシーズン。朝のうちに満開のツツジロールを満喫したいのでこのルートを選ぶ。

近鉄電車もアクセスよく京都駅から全員が座れ、1時間15分で瓢箪山駅に到着し、予定通りスタートする。商店街と住宅街を通り抜けて客坊谷ハイキングコースの指標にたどり着く。そこで登山学校のK先生から地図読みの質問。 縮尺・距離・時間は?今の標高は?コンパスを使って、何度の道?どれも自信をもって答えられず、えらいこっちゃ(汗)今更ながら地図読みの大切さを実感する。習得いたします!ご指導に感謝しかない。

客坊谷ハイキングコースは中々の急登と階段。1時間半頑張ったその先には、様々なピンクや赤白の圧巻のひらどつつじの楽園。皆でスマホ片手に「うわあー凄い」と叫び声。ツツジロールとは上手く名付けられたものでピンクのロールケーキを連想させる。次に4体の龍の石像がある神感寺。そして「僕らの広場」では大阪の街はもちろん、淡路島や六甲山まで見渡せる絶景ポイントに感動。暗峠では大阪府東大阪市と奈良県生駒市の境目の指標をパチリ。1時間黙々と歩き生駒山の山頂へ。遊園地の汽車ポッポの敷地内にある三角点を確認してランチ後下山開始。日本最古のケーブルカーに心惹かれたが次回の楽しみとした。現世のあらゆる願いを叶えるという宝山寺へお参りし参道を下って生駒駅に到着し近鉄電車にて帰路に就く。5時間40分 10.0㎞ 予定通り実施でき皆さまのご協力に感謝。何か所もの絶景にも励まされる山で、好きになる。なので 次回は違ったコースで登ってみたいと思う。

 

 

早春の高島トレイル・三国山

UPDATE 2025-05-02


【日 程】 2025/04/29(火)
【参加者】 会員9名
【コース】 黒河林道Pー480mピーク付近ー明王ノ禿ー三国山ー黒河峠ー林道P
【記 者】 norokame


2年前の6月に登ったコースに、今回は早春の花々を愛でに向かう。

新緑のメタセコイヤ並木を過ぎて、白谷集落から黒河峠への林道途中に駐車する。地図で現在地を確認し林の中へ突入。前回より早い目に尾根に上がることにして、急な斜面を喘ぎ登ると、かすかな踏み跡が見え隠れする(シメシメな気分)

まずは、480m付近のピークまで先頭を交代しながら地図とコース上の踏み跡らしき所を選び、木々をつかみイバラをよけてピークに立つ。北側の展望が少しあるだけの特徴のないピークで、地図読みコースの約3分の1って所かな・・

さて、ここからは次に目指す尾根の斜面を目前にしていったんコルへ下るが、その下る道をどう探すのか、レクチャーを受ける。木々の間から地形を見るが、なかなか難しい!それでもやっぱり基本の、尾根上を下るのが一番歩きやすそうだ。そしてコルへ降り立つ(ホッ!)

ほとんど踏み跡もないような急登を、またまた木々をつかみながらグイグイと登ると、ブナ林の優しい新緑やイワウチワの花々が迎えてくれている✿❀✿

漸く傾斜が緩み、高島トレイルへと飛び出した。遙か上部に明王の禿が見えて、(前回は登れなかったが)今日は手招きをしているみたいだ(*^o^*)

急な階段を上り、寒さに震えそうになりながら、奇岩や展望を楽しんでから三国山へと元の道を戻り、トレイルを進む。季節が逆戻りして、木々は芽吹いたばかり、残雪もあったり、カタクリもまだ堅いつぼみで、湖北の山々はこれから春が訪れ、初夏にかけてたくさんの花々が咲き競うようだ❀✿❀

三国山山頂は貸し切り状態でのんびりしたかったが、寒いので早々に下山。黒河峠まで下ってやっと落ち着いて昼食タイムをとり、林道を充実感に浸りながら小1時間歩いて、今日も無事に山行を終えることが出来た。

 

やっと登らせてもらいました!蠑螺ヶ岳、西方ヶ岳

UPDATE 2025-04-24


【日 程】 2025/04/20(日)
【参加者】 9名
【コース】 常宮神社ー(タクシー)ー蠑螺ヶ岳登山口ー蠑螺ヶ岳(685m)ーカモシカ台ー西方ヶ岳(764m)ー常宮神社
【記 者】 S.N


週刊天気予報によると、例会当日は傘マーク😥この1、2年の間で計画するも、お天気に恵まれず断念したのは、他のメンバーを含めて2回。

雨降るな!降らないで!お願い〜っ!

と念じた1週間。願い通じ⁉️なんとか雨は免れた!

当初、蠑螺ヶ岳登山口までの移動に予定していたバスの時刻が、この4月より30分ほど早くなっていた。そのため、タクシーを予め予約、歩けば1時間半はかかるであろう登山口まで10分足らずで到着(ありがたや☺️)

蠑螺ヶ岳登山口7:40出発。途中、敦賀湾の景色、北陸のハワイと言われる水島(島の周りは綺麗な水色!)を楽しみながら、蠑螺ヶ岳山頂10:00頃到着。少し休憩&モグモグタイム。

次なるは西方ヶ岳。途中にあるカモシカ台に寄り道。大きな岩が3つあるビューポイントで、そこへたどり着くまでの道は、この日一番の急登だった💧おかげで、往復10分ほどの短時間で寄り道終了。

西方ヶ岳へ続く道沿いに、いろんな花々が現れ始める。イワウチワ、ショウジョウバカマ、イカリソウ、イワナシ、バイカオウレン、見上げればタムシバの白い花。花に関してはノーチェックだったので、思いがけないご褒美をもらったような気分!

さらに、西方ヶ岳に近づくにつれ、所々に残雪が!チェーンスパイクを履くほどではないが、700mあまりの標高でまだ雪が残っているとはビックリ😳

西方ヶ岳山頂へは11時30分着。三角点は少し離れた薮の中に。そして、また少し離れたところに大きな岩。そこからの景色も絶景かな〜!この日は曇ってはっきり見えなかったものの、遠く白山も見える、らしい。

ここでも少し休憩&モグモグタイム。そして12時前、常宮神社までの下山開始。単調な道になってきたが、新芽が芽吹き始めた木々の隙間から見える敦賀湾、所々に咲くコバノミツバツツジ、奥の院展望所からの景色に元気づけられながら、13時50分無事下山。全員無事下山のお礼にと、その足で神社にお参りし、帰路に着いた。

海、岩、花、雪。変化に富んだ蠑螺ヶ岳、西方ヶ岳。3度目の正直、ようやく登らせてもらえた。

これも、メンバーの日頃の行いのたまものである。感謝🙏

北陸のハワイ、水島
カモシカ台
残雪が…!
イワウチワ
ショウジョウバカマ
バイカオウレン
イワナシ
奥の院展望所

海を眺める絶景スポット💗天狗倉山&便石山へ

UPDATE 2025-04-14


【日 程】 2025/04/12(土)
【参加者】 会員7名
【コース】 種まき権兵衛の里P(8:55)~馬越峠登り口(9:25)~馬越峠(10:25)~天狗倉山(10:53~13:40)~馬越峠(11:55)~便石山(14:03)~象の背(14:06)~便石山登山口(16:00)
【記 者】 dekopon


三重県尾鷲市と紀北町にまたがる天狗倉山(522m)と、便石山(599m)山頂付近にある「象の背」から、大パノラマの絶景を眺めるのが目的。

ルートは、世界遺産「熊野古道 伊勢路」馬越峠登山口から2座に登り、駐車場までの周回コース。

背の高い檜の木立に囲まれた石畳の古道歩きではあるが、湿った石畳には苔がはりついていて足を滑らせないようにと足の置き場に注意しながらゆっくりと歩を進める。
馬越峠までの石畳は美しいことで有名。この石畳は主に江戸時代に造られたそうだが、これだけしっかりとした石畳が造られたのは、この土地は雨が多く、大雨で道が傷むのを防ぐためだそう。
熊野古道伊勢路の中でも随一の美しさを誇るという信仰の道、全国からの旅人が利用した参詣道。
北山杉とは全く感じの違う檜の木立と石畳は、神秘的な趣を感じる道だった。

馬越峠から天狗倉山へは30分ほどだが、急登の連続。
巨岩の横を通り登り切ったところに、ほぼほぼ垂直に近い梯子が立てかけてある。
梯子を登った巨岩の上。そこが天狗倉山の山頂。

「うわあああ~、ぜっけ~い‼ ここにずっといた~い‼」

と思えるほど、見飽きない尾鷲湾と尾鷲の町。お天気に恵まれて最高の眺望‼

天狗倉山を後にして再び馬越峠に下る。
さて、次なる目標は便石山の「象の背」。
馬越峠には【人工林と自然林の中の登山道、「便石山遊歩道」】と記載された看板が。
確かに登山道の急坂は整備されている。
ちょっと気に入らない段差の高い階段で。またそれが延々と続く。
所々に、尾鷲トレイル 銚子川エリアトレッキング  の標識が見られる。
延々と続く階段の整備はどれだけ大変だっただろうか。
これは遊歩道? いやいや、なかなかの厳しいルート。

しかし、この辛さを乗り越えてこそ感動の絶景が味わえる。山ってそんなもの。
しんどいことを乗り越えた者にだけ与えられるご褒美があるんだから…と無になって登り続け、眺望のない便石山山頂に到着。
案内板に沿って「象の背」に進み、撮影の順番を待つ。
一人ずつ、スリルと眺望を味わいに先端に向かって「象の背」を進む。
岩は滑りにくかったが、眼下を見下ろすと足がすくんだ。

でも、あの場所に立てたこと、目の前に天狗倉山を眺め、はるか遠くの海を見渡し、やっぱりここに立たなきゃ味わえないご褒美だ。
しんどかった階段なんて忘れてやろう‼
下山もまたまた延々と続く階段トレーニングだ。
やっぱりうんざりした‼

仲間が足の辛い不調に悩まされるアクシデントもあったが、メンバーお互いの持てる力をフルに活かし、抜群の協力体制で無事回避、無事下山。
心に残る山行でした。