百名山スルーの大峰山行 鉄山〜行者還岳編

UPDATE 2023-10-10


【日 程】 2023/10/07(土)
【参加者】 会員5名
【コース】 神童子谷出合登山口〜鉄山〜弥山〜行者還岳〜登山口
【記 者】 へっぴりゴシ


スポーツの日の三連休初日、真夜中の3時前に京都を後にして奈良の天川村へ向けて出発。
今日は私の例会山行計画当番、地図とコースタイムをしっかり予習(^_^)

この日、京奈和自動車道は工事のため通行止で少し時間がかかったが、大和郡山のマクドはスルーせずに立ち寄り、深夜のカロリー摂取。
天川村からの細い細い酷道309号を進んで、薄明るくなった5時過ぎに神童子谷出合の登山口に到着。
予定時間よりも40分ほど時間超えての出発。もうヘッデンもいらない薄暗さ。寒いっ!

登り始めてすぐに急登開始!所々道は荒れているが、登山道はしっかりしていて見失うことはない程度に明瞭な登山道。北からの風が冷たい。この日の気温予想は7度、風が10mほどだった様なので、体感温度はマイナス。手がかじかむ。つい先日まで猛暑日にへばってたのに…

鉄山は大峰三大急登と聞いていたのでビビっていたけど、夏からの山行で登りに耐える時間感覚が麻痺したせいか「まぁ2、3時間我慢すれば終わるわ」と思え、辛さゼロの登りでした。鉄山までは、木の根で覆われた急な登りや、鎖場、崩れた岩場を超えると、視界の開けた広場に出て、目の前に最後の鉄山がピョコッと顔を出す。ピョコッと盛り上がった鉄山に登ると、北西には分厚い黒い雲と突風。「3連休で一番天気がいいはずだったのに・・・」この先進む行者還岳やその先の大普賢岳もモヤの中。「このままでは記憶に残らない大峰例会山行になってまう」と内心焦る(•́ε•̀;ก)💦

この時点で、出発40分遅れは挽回していて、流石よく歩くメンバー達。鉄山から弥山までの間は、笹原や苔生す林道で大峰らしい綺麗な風景を堪能する。
時折キノコを見つけては、これは食べられるんか?ってやっぱ食欲の秋だなぁ~🍄

9時過ぎに弥山へ到着。冷たい風は収まらず、冷え切った身体で弥山小屋前で休憩。空いた小腹を満たしつつ、休憩もほどほどに先に進む。参加メンバー全員、八経ヶ岳へ行った事があるという事なので、八経ヶ岳はスルーして行者還岳を目指す。八経ヶ岳は百名山なのに・・・。
実は行きの車の中で、Y師匠が全員に「八経ヶ岳行った事あるか?」って確認していたので、その時点で既に決めていたっぽい。せめて弥山神社くらいお参りすればいいのに、神社もスルー(笑)

弥山から奥駈道出合までの間、沢山の登山者とすれ違う。下山方向へ向かっているのは我々だけ。
奥駈道出合まで高速で通過し、行者還岳までの稜線に入る。
メンバー全員、ここまで元気そう。エスケープする心配もなく続行。

稜線は綺麗で穏やかな山道で、この頃には青空も所々顔を出し始めて皆も稜線からの景色を楽しむ。今朝通ってきたヒョッコリ鉄山に弥山とスルーされた八経ヶ岳。東側には大台ケ原が見え始め、「やっぱり大峰はいいなぁ♡」と実感。
徐々に行者還岳が近付き始め、八経ヶ岳スルー効果で予定時間より1時間ほど早く行者還小屋に到着。まだ風は時折キツイので、防風になる段差の陰でお昼休憩してお腹を満たす。
ここから本日最後の登り、行者還岳までは不安定な木の階段を登り、主稜に取り付き山頂へ到着。「あれ?行者還岳っ展望が無いの?」遠くから見ていると尖った山容なのでてっきり眺望のいい場所と思いきや、シャクナゲで鬱蒼とした山頂。一部隙間から展望が望める場所があるとH末さんが見つけ、崖からの眺めを順に眺めてサッサと下山開始。行者還小屋までの帰り道で、Y師匠のお試しタイムが始まる。餌食になったのはS口さん、登ってきた途中の分岐に気付くか試され、物の見事に引っかかり分岐をそのまま直進。Y師匠は嬉しそう(笑)

行者還小屋を過ぎた峠から、登山口に向かって下山。足元は悪く、急な下りを進んて行く。ルーファイしながらの下山ルート。S本ちゃんが先頭でルーファイ練習。谷筋に出てからはマークのリボンがあるものの、ゴロゴロ石のどのルートを通るかは慣れが必要。そうこうしていると沢に合流、赤いはずのさびだ吊橋を渡り酷道へ合流。予定よりも1時間早い、15時過ぎに下山。

もう、頭の中は温泉と美味しいご飯で頭がいっぱい。
帰りは東の国道169号線側へ出て、中荘温泉で汗を流し、おきまりの台湾料理屋「汇鑫源(カイシンゲン)」さんへ。
昼の時点で既にメニューを決めていたメンバーもいてるくらい。量がハンパないと言いつつも、全員完食!気持ちいい。

大峰の縦走路は関西では有数の本当に気持ちのいい場所。個人で進めている吉野から熊野まで日帰りでつなぐ山行もそろそろ終盤。
今後も大峰山行計画をしていこうと思います。

大峰三大急登と言われる鉄山までの急登、変化があって飽きない
登って来た道を振り返れば、これから向かう行者還岳と稜線⛰今から行くからねぇ〜
大峰らしい稜線上の笹の道。人も少なく快適♡
稜線から臨む東側、大台方面
稜線から臨む西側、さっき登ってた鉄山が尖ってる。
黄色や赤に色付き始める谷間🍁
本日のラスボス▲行者還岳
さぁ〜!この後はお楽しみの温泉と台湾料理♪

地蔵山・愛宕山・保津峡 地元の山を歩く

UPDATE 2023-10-10


【日 程】 2023/09/24(日)
【参加者】 会員5名+体験1名
【コース】 越畑ー地蔵山ー愛宕山ーつつじ尾根ーJR保津峡
【記 者】 秋の風


先輩方が個人山行で行かれていた地元の山。いつも行きたくて、日程が合わず残念…と思っていたのでうれしくて仕方がない。

まず越畑のバス停を下りたとたん、登山口はどこだ?きちんとバスの中から確認していた方から、こっちだよ、バスの中で見ておくといいよ、とアドバイス。

てけてけと先頭をあるくと「ペース早いよ」の声かけ。無意識に早くなってしまうのにストップをかけていただきつつ、越畑から地蔵山までは400メートルの登り。

ちょっとした粘土質の傾斜に滑ってしまう。着地面をしっかりとつけ、ハンコを押すように。後ろ足をあげるときに蹴りだすと着地面が減るから滑りやすくなる、と歩き方を教わる。

途中若干急な登り、ついついペースが上がり、息ぎれ…。そんな時は、足の回転数、スピードは変えず、歩幅を減らすと体力の消耗が減り、息があがりにくく歩き続けることができる。息が切れそう、となったときも、できる限りペースを落として歩き続け、急登の途中でなく、緩やかになるところまで行って休憩。足首が固くて傾斜に合わないときは、つま先をハの字に開いて。

林の中、ルートをわからない。どっちかな、と止まっていると、「どっちだと思う?」なんとなーく道っぽく感じられる方面に「あっち!」というと、残念、はずれ。スマホ・地図での位置確認。勾配の状況。尾根の上にいるかどうか。どこに向かうのか。足の裏の感触、たくさんの人が歩いている道は固い。視野が狭いと見えなくなっているピンクテープ。いろいろな情報を総動員する。「こっちだよ」と教えていただいてからみると、なるほど、なのだ。

木々の間から見える町がどこなのか。単純に持っている地図上に書かれている嵯峨樒原だと主張する私。いやいや、町の規模、建物の配置、距離感から、電車を降りた八木の町だよ、と。地図上の距離感が、どれくらいに見えるものなのか、これからの山行でも気を付けてみていこう。

地蔵山までの登り道を夏に来たことがない、という先輩。冬の雪の時に来られて、今草・枯れ木があるところ、全体が雪に覆われるとのこと。楽しそう!

見晴らしの良いところでは地図、コンパスの使い方の講習。

いろいろ学びつつ、地蔵山をこえ、愛宕山三角点へ。ここでお弁当!神社参拝ののち、今度は下り。

慎重に。足を滑らせたり、石を落としたりしないように、ここでも足の裏をしっかり使う。

腰を落とし、膝を伸ばし切らない状態で重心を安定させながら下る。いつもしていない姿勢だからきつい・・・。でも、山を歩いてこの筋肉をつけることで、より安定感をもって歩くことができるようになる。

下りは休みを取らず歩き続けてしまうことがあるが、一定の時間で水分補給に努める。

下りはどこを歩けば安全か、楽なのか、考えながら歩くのが楽しい。でも時間が掛かってしまう。先輩方の仙人のようにするすると下っていかれる姿にあこがれる・・・。

無事、車道をでてJR保津峡へ。

亀岡行の電車の本数が少ないので、計画を作るときはそこも注意が必要。

皆さんから本当にいろいろ教えていただきながら、計画上は7時間15分の山行は約6時間30分でゴール。

最後に体験の方が、会員になってくださるという嬉しい申し出もあって、学びの多い、とても楽しい山行になりました。

 

 

 

 

100万ドルの夜景?!

UPDATE 2023-09-18


【日 程】 2023/09/09(土)
【参加者】 会員11名
【コース】 蹴上駅~日向大神宮~七福思案処~大文字山~五山の送り火/火床~銀閣寺
【記 者】 AKKOKKA


17時、地下鉄蹴上駅に集合
新しく入会された方も含めて11人の参加
『五山の送り火』として有名な大文字山~銀閣寺までのナイトハイク

日向大神宮で全員の無事完歩を祈願し出発する
七福思案処で水分休憩をし まだまだ使うには早いが各々ヘッドランプの準備

段々と西の空が赤く染まってきた
そろそろ日の入り 
展望台に着くころには日も落ちてだんだんと京都の夜景がキラキラと見えてきた☆彡
ここからはヘッドランプの活躍!
足元に注意して慎重に上を目指す
先頭は交代しながら無事山頂へ

わぁ~綺麗! 山頂からの夜景に皆感嘆! 
京都タワーはもちろん京都の街並みがよく見える
お湯を沸かし 各々カップ麺やコーヒーを頂く
夜景を見ながら食べるカップ麺は最高に美味しかった😋

お腹もいっぱいになり 五山の送り火の火床まで進む
火床からの景色を目に焼き付けて銀閣寺までの道のりを下山開始
真っ暗な道は緊張するが 先頭を歩くF女史と11人のヘッドランプの灯りは頼りになった☆

快晴の金勝アルプス

UPDATE 2023-09-04


【日 程】 2023/09/03(日)
【参加者】 会員8名+体験1名
【コース】 登山口(駐車場)-落ヶ滝-鶏冠山-天狗岩-白石峰-狛坂摩崖仏-登山口(駐車場)
【記 者】 T.Y


この日の例会山行は滋賀県の湖南エリアにある金勝アルプスへ。駐車場で地図を見ながらルートを確認し登山を開始。最初の目的地である落ヶ滝に立ち寄り、そこからは先頭を交代しながら鶏冠山に向かいます。難易度は高くないものの、補助ロープのある岩場や濡れて滑りやすい場所など、変化に富んだルートをうまく使って、歩き方のポイントを確認しながら進みました。

鶏冠山を登った後は、コースのハイライトである天狗岩に向かいます。天狗岩に向かう途中、他のグループの人たちが天狗岩の上から手を振ってくれているのが見えたので、それにこたえてこちらも手を振ります。ちょうど天狗岩についたころ、そのグループの方たちが下りて来られたので、ご挨拶できました。

天狗岩は技術的に難しいものではないですが、それでも岩場での経験が乏しいメンバも多かったため、ベテランメンバーが先導して狭い岩の間を抜けながら、手足を使って慎重に進みます。そして、9人全員が無事に岩のてっぺんまで到達しました。天気は快晴で見晴らしがよく、素晴らしい眺望が見られてよかったです。

その後は慣れない岩場での緊張もあったのか少し参加者に疲れも見られましたが、厳しい暑さと戦いながら、長い下り道と林道を歩いて無事に下山しました。参加者のみなさん、おつかれさまでした。

岐阜のグランドキャニオンに行ってきました!

UPDATE 2023-07-27


【日 程】 2023/07/15(土)
【参加者】 会員9名
【コース】 遠見山駐車場→JR高山本線 下麻生駅~上麻生駅→納古山登山口 中級コース→納古山山頂→山びこテラス→カモシカピーク→遠見山→見晴らし岩→遠見山駐車場
【記 者】 いろは


亀岡組と京都組に別れて出発し、黒丸SAにて5時半に待ち合わせ。

朝ごはんや飲み物を購入し、トイレ休憩をはさみながら、遠見山の駐車場へ向かう。

登り口と下り口の場所が異なり歩くにも距離があるので、今回はJRを使って登り口近くの駅まで

移動することにした。(JR高山本線はなんと珍しいワンマン列車でした)

駅から登山口まで約30分ほど歩き、納古山の登山口、中級コースから登り始める。

沢沿いを歩いているときは、なんとなく気持ちよく涼しいかな・・と思っていたが、

いやいや、風がなくてすごく蒸し暑い。たまに吹く風が心地よくてじっとしていたいと思う

ほどであった。登りの後半は岩場があったが、3点支持を守り、岩には登りやすいように

印が記されているところもあった。約2時間で納古山の山頂に着く。

360度のパノラマと言いたいところだが、お腹がすきすぎたうえに、暑くて日陰を探し

周りの景色を見たのかどうだか・・情けない。ここで食事をとり少し休んだ後は、遠見山を

目指して進む。山びこテラスでは、”ヤッホー”と声を張り上げるも応答はなく

ガッカリ。眼下に見える景色は山のみ。歩いても歩いても風は吹かず、とにかく

暑い、暑いといいながらカモシカピークを経て遠見山へ。

遠見山山頂には1時間半ほどで着き、この後、絶景が望める見晴らし岩に移動する。

さて、景色は・・・というと、暑い、風が恋しいと言いながら歩いたご褒美であった。

見晴らし岩から見える景色は蛇行する飛騨川と町の景色が一望でき、自然の素晴らしさを

感じ見応え充分であった。下山後は駐車場前の平和錦酒造さんで、アイスクリームやヨーグルト割の甘酒などを

堪能して帰路についた。

 

楽しい岩場歩き
遠見山
見晴らし岩から 1
見晴らし岩から 2
下山口からJRの線路をくぐる