快晴の鎌ヶ岳個人山行

UPDATE 2023-02-13


【日 程】 2023/02/11(土)
【参加者】 会員2名
【コース】 カズラ谷登山口-鎌ヶ岳-鎌尾根-宮越山-水沢峠-宮妻峡 周回コース
【記 者】 Koume.S


12月末の寒波の暴風と吹雪の中、入道ヶ岳から鎌ヶ岳周回コースをあえなく途中下山した事もあり、今日は、鎌ヶ岳へリベンジです。

朝から快晴。宮妻峡駐車場に車をとめ、カズラ谷登山口を850分スタート。

昨日の雨や気温が高かった事もあり、雪が残っているか心配していると、標高670m辺りから、登山道に雪が現れました。木々の隙間から、東に伊勢湾がキラキラと輝いて見えます。

しばらく急登が続き、切れ落ちた場所も出始めたのでアイゼンをつけて進みます。

雲母峰との分岐のある稜線に出て、北側に三角に尖った鎌ヶ岳の岩壁が見えます。尖った三角の山容の山って、やはり惹かれます。
岳峠からピッケルを使いながら、急登を登り、コルに出て、西に向って岩場を登ると、鎌ヶ岳頂上に着きました。
360度広がるパノラマ。北には御在所岳、雨乞岳、御池岳が見えます。東に伊勢湾、遠くにうっすら御嶽山、乗鞍岳まで見える最高の景色。南には前回飛ばされそうな暴風だった入道ヶ岳が見えます。しばらく写真を撮って、景色を楽しみました。

岳峠に戻り、鎌尾根を歩きます。何度もピークがあり、長い痩せ尾根が続きます。踏み抜きに注意し、足を滑らさない様に慎重に歩きます。雪が溶けた砂地のザレ場もあり、バリエーションにとんだ鎌尾根。登ったり下ったり予想以上に長く感じました。

西端尾根分岐を下った風の当たらない場所で、鎌ヶ岳と伊勢湾を眺めながら、ゆったり山ごはんを満喫。

不思議なキノコ岩斜面が見え、風化した花崗岩の砂で滑りやすく、気を付けながら宮越山を目指します。しかし案内板には、宮越山が一向に出てこない。水沢岳は別名「宮越山」とようやく気が付いたのが、山頂。(地図にも宮越山と書かれていました)

山頂から水沢峠までは、かなりの激下り。鎌ヶ岳からこの水沢峠まで以外にも長かったぁ〜。
水沢峠から前回も通った谷筋を東側へ下ります。前回見た大きな氷瀑は、どうなっているのかと見上げると、この気温のせいで、氷瀑は、溶けて、チョロチョロと水が流れ、下の方に申し訳ない程度に氷柱が残っていました。少し残念。気を取り直して、ガレ場の浮き石に気をつけながら、黙々と下
ります。長い林道を歩き、宮妻峡駐車場に16時半到着。

快晴の中、鎌ヶ岳から見る山々と伊勢湾の景色に癒された1日を過ごせました。鈴鹿セブンマウンテン、私は4座目!今シーズンたくさんの雪山に行ける事に感謝です。

カズラ谷ルートの尾根を進みます。
岳峠から北側に見える凛々しい鎌ヶ岳。
今日は、青空が広がり、伊勢湾が光ってきれいです。
鎌ヶ岳頂上。御在所岳、雨乞岳が北側に見えます。
鎌尾根、アップダウンエクササイズ
バリエーションにとんだ鎌尾根は、とにかく長いけど、周りの景色が癒してくれます。
キノコ岩斜面。不思議な岩が並んでいます。キノコに見えますか?
消えた氷瀑…セツナイ(´・ε・̥ˋ๑)

ここは南国! 南伊勢の姫越山を歩く例会山行

UPDATE 2023-02-06


【日 程】 2023/02/05(日)
【参加者】 8名
【コース】 日の出公園駐車場~北登山口~姫越山~芦浜~塩浜山村公園広場~日の出公園駐車場
【記 者】 ひろさん


 登山を始めるつい数年前までは、「なんでわざわざしんどい思いして山登らなあかんの?」、山は遠くに在りて愛でるものと、海ばかり巡っていた私。今回は、大好きな南伊勢の海の見える山の例会ということで、わくわくと飛びつきました。

 先日の大寒波による大雪で、地元亀岡では根雪のような積雪が残存する中、日の出公園駐車場に降り立った瞬間、「ここは南国?」、想定をはるかに越える陽気にまずはびっくり。「防寒用の帽子しか持ってこなかった」など、防寒装備は不要というより、むしろ日差し対策が必要な条件の下、北登山口からいざ出発!

 津波避難所までの道が登山道を兼ねていて、いきなりの急な階段。今日は、海の見える快適なハイキンコースと、甘く考えていた私は、開始早々ちょっぴり後悔……。その後も、結構な急登が続きましたが、時折見える海の展望に励まされ、山頂を目指す。

 ちなみに、山名の「姫越」は、国を追われた姫と侍従が、この山を越えようとして果てた悲しいお話に由来するとか。山頂手前に「爺塚」と「姫塚」がまつられていました。

 最初、先導いただいたSY男さんの、皆が疲れないように配慮したゆっくりとしたペースで歩を進め、いよいよあそこが山頂か?という登りで急にピッチが上がる。メンバー全員が、「やっとついた!」と思った先は、ニセピーク。山頂はまだ先でした。

 そんなこんなで、無事、姫越山の山頂に到着。昼食は、芦浜ビーチでと、そこから芦浜海岸におりる道を下る。その道の長いこと!そこからピストンで戻ると想っていた私は、思わず、「この道、戻るんですよね?」と聞くと、どうやら違う道を進むよう。よかった!と気を取り直して先を進む。単調なつづら折れの道にいい加減飽き始めていたメンバーに、ご褒美の絶景が待っていてくれました。

 青空に、真っ青な海。お日様に照らし出されたキラキラな海面の道。遠くの水平線が地球の丸いことを教えてくれる。まさに「ここは南国!」、ここんとこの寒さに縮みこんでいた身体を柔らかにほぐしてくれます。いつもなら、疲れないよう、ささっと食べてささっと出発するところ、今日は、ゆっくり時間をとってランチタイム。私も、バーナー持参で、チキンラーメンに卵、ベーコンなどを入れて食べる。やっぱ、カップラーメンより美味しい!山飯大好きなので、またぜひ山飯会しましょう。

 ゆっくりランチタイムしていると、メンバーの一人が遠くに何やら有体物を発見。「椰子の実じゃない?」との声に違うメンバーからは「こんなとこに椰子の実があるはずない。石だろ?」との声が多数。百聞は一見に如かずの言葉を実践して確認しに行くメンバー。「椰子の実!」と、本物の椰子の実。椰子の実の詩で有名な伊良湖岬と同じ海域だからか。それにしても一体、どこから流れ着いたのだろう?? メンバーのI女さんとT女さんは、椰子の実を被写体に美しい海岸を撮影しようと撮影タイムに夢中。最高に幸せ気分の時間を過ごさせていただきました。

 ちなみに、芦浜ビーチの近くの芦浜池は、かつて海だった所が切り離されてできた「海跡湖」だそう。メンバーのSY男さんがなめてみたそうで、「すこしだけしょっぱかった」とのこと。何事も、実証ですね。

 ゆったりランチタイムの後、急登を登り、周回コースへ。食べて長時間休憩後の急登はさすがにこたえる。標高は低いものの、海抜0地点からだから、まんま標高を上り下りすることになる。芦浜峠からは「断崖絶壁の展望」との看板にひかれて遠回りのコースを選択するも、樹木に阻まれほとんど展望は開けないまま。単調で長い道のりを歩くことに。

 約6時間50分、12.8キロ、上り・下り各960メートルの周回コース。私にとっては海を満喫できた楽しい山旅でした。同行いただいた方々に感謝です。今度は、海からカヤックで攻めたい海岸線でした。

日の出公園モニュメント

雪の愛宕山個人山行

UPDATE 2023-01-31


【日 程】 2023/01/29(日)
【参加者】 5名
【コース】 JR保津峡駅ーツツジ尾根ー愛宕山山頂付近ーツツジ尾根ーJR保津峡駅
【記 者】 T.Y


前日は悪天候で予定していた山行が中止となりましたが、この日は久々の好天。良質の雪を期待し、会員5名で愛宕山に行ってきました。集合は9時にJR保津峡駅。全員、ワカンを持参し準備万端です。

凍結した路面に注意しながら歩き始め、ツツジ尾根コースで愛宕山山頂を目指します。足元の雪の量は少しずつ増え、荒神峠でそれぞれ軽アイゼンやチェーンスパイクを装着。青空の下、雪道を軽快に進みます。その後、表参道に合流したあたりから、多くの登山者で混みあっていました。愛宕神社境内の休憩所でお昼休憩。そして、今日は本殿には寄らず、、、スキー場跡方面を目指して進みます。
ここからは徐々に人が減り、周囲はふかふかの新雪に包まれていきます。そしていよいよ目的地に到着。そこには、きれいな青空と踏み跡のないパウダースノー。「いまから1時間、遊んでください♪」というリーダーの掛け声で、全員ワカンを装着してふかふかの新雪を堪能しました。私ははじめてのワカン歩きだったので最初に歩き方を教えてもらい、その後はワカン歩きを堪能しました。童心に帰り、雪にドーンと倒れこんだり、少しソリ遊びもしたり、あっという間の1時間でした。参加されたみなさん、おつかれさまでした。

JR保津峡駅を出発。滑らないように気を付けながら橋を渡ります。
愛宕神社の社務所前。雪を目当てにしてか、たくさんの登山者でにぎわっていました。
ニコニコ笑顔です(^^)
愛宕山の山頂に向かう道。人も少なくふかふかの雪です。
遠くまで山が見渡せます
目的地に到着。ふかふかの雪をワカンで満喫♪
天候も雪質も最高でした!
童心に帰って、そり遊び

雪のみすぎ山個人山行

UPDATE 2023-01-29


【日 程】 2023/01/28(土)
【参加者】 4名
【コース】 馬堀駅ー登山口ーみすぎ山ー登山口ー馬堀駅
【記 者】 わんわん


余呉湖への山行が交通事情により中止となったため、唐櫃越~みすぎ山に行ってきました。

前日は電車のことが気になり行かないつもりでしたが、朝起きたら嵯峨野線は問題なさそう。家にいてどうするの?せっかくチャンスがあるのに!やっぱり行きたい!急遽、参加させていただきます<(_ _)>  今日は2回目の雪山です。わくわく(^^♪

馬堀駅から住宅地を抜けて登山口へ。初めから雪がいっぱい。新雪なので、ノーアイゼン・ノーワカンで登ります。枝についた雪・青空・雪道。もうめちゃくちゃ綺麗です。しかも今日は晴れで暖かい。最高の雪山山行日和。登り1時間半でしたが、景色を楽しみながらお喋りしていると、あっという間の山頂でした。昼食後、下山途中に嵯峨野線の鉄橋が見えます。一応写真をパチリ。そしたら、Y氏が11時〇分に電車が通る!〇分にも通る!〇分にも!と言い出すではありませんか。もちろん、カメラスタンバイします。音が聞こえた!来る!と言いながらわき見していると電車を写せず・・・再チャレンジでなんとか撮れました。電車が通るのを見てキャーキャー騒ぐ50代と70代(笑) あんなに電車を見て嬉しかったのは、生まれて初めてかも(笑)

いつも思うのですが、山登りでは山行以外に心が躍ることがあり、日常生活とは別の次元に私を連れて行ってくれます。ありがとう。山。山の会の皆さん。

綺麗です✨
師弟でまったり
キターーーーーー

S女史のワカンデビューin八ヶ峰個人山行

UPDATE 2023-01-28


【日 程】 2023/01/21(土)
【参加者】 会員6名
【コース】 美山町知見~知井坂~八ヶ峰山頂ピストン
【記 者】 norokame(文)photo(T女史)


山にはそこそこの積雪があり、車道には雪が無いところを狙って、美山町へとレッツゴー!

美山町の茅葺きの里では雪が無い!と悩んでおられるとか・・・。そこが狙い目。

知見奥の駐車場に乗り入れ、出発準備。「ワカン要るウ?」「せっかく持って来たんやし~!」で担いで出発進行!

雪交じりの落ち葉を踏みながら登るにつれて、雪だらけの綺麗な新雪歩行となり、ワカンデビューへの期待が膨らむ。青空も見えてきて一汗かく頃、スキー場跡に到着。いよいよワカン装着。初めてのS女史にそれぞれが口々にティーチングするもんだから・・・?結局同じワカンのT女史がアドバイス。いつぞやの「赤坂の悲劇(A氏曰く)」?「赤坂の喜劇(周り曰く)」?の二の舞にならぬようにしっかりセッティング!

ルンルンと先頭を交代しながら峠を目指すが、途中短いけれどトラバースするところがあり、慎重に通過。雨量観測所を過ぎ、古い石塔を左に見て、しばらくで知井坂峠に着くが、ここは若丹尾根、北からの冷たい風が頬を刺す。しばらくは緩い尾根を進み、急坂を登ると送電線鉄塔のピークに上がり、そこから小さなピークを2~3越えて山頂着。

舞鶴の青葉山は双耳峰でわかるが、他は同定出来ない・・・。暖かいところまで降りて日だまりでランチタイムするも、北からまた黒い雲が押し寄せてきたので早々に下山開始。

トラバースの所を避けるためトレースの無い尾根を行く事にするが、ワカンを外していたので、つぼ足で膝上辺りまで潜りながら進む。朝のルートへと降りるタイミングをそれぞれで模索しながら、斜面にたくさんのトレースをつけてスキー場跡へと戻り、来た道を駐車場へと降りる。

満足感いっぱいの雪の八ヶ峰でした。ワカンデビュー、おめでとう!