みんなで楽しくぶん回し(氷ノ山・鉢伏山)その他山行

UPDATE 2025-06-09


【日 程】 2025/06/07(土)
【参加者】 6名
【コース】 福定親水公園Pー東尾根登山口ー神大ヒュッテー氷ノ山山頂ー氷ノ山避難小屋ー高丸山ー鉢伏山ー福定親水公園P
【記 者】 T.Y


昨年秋の鉢伏山、稜線上の見晴らしの良い場所で「あっちの方に見えるのが氷ノ山で、ぐるっと回る「ぶん回し」にもまたチャレンジしたいね。」という何気ない会話から、有言実行で実現した今回の山行。

「ぶん回し」とは、東尾根登山口から登り、氷ノ山山頂、鉢伏山、ハチ高原までをぐるりと一周する登山コースを指すようで、全長はおよそ19キロのロングトレイルです。

参加者6名、福定親水公園駐車場を起点に、氷ノ山の東尾根から登山開始。神大ヒュッテを経て氷ノ山山頂までの登りを順調に進む。山頂からは鉢伏山までの稜線がよく見えて、「今からあそこ歩くんやな〜」と全員で確認。

鉢伏山に向かいながら、背後に遠ざかっていく氷ノ山と、段々と近づいてくる鉢伏山との距離感の変化を感じながら、終始ペースは快調。徐々に視界が開け、鉢伏山への稜線がきれいに見え始めた頃に、「去年の秋はこのあたりから氷ノ山見てたねー」と思い出にも浸りつつ山行を楽しむことができました。

最後の鉢伏山への登りは、さすがに疲れが出たのか皆さん無言で黙々と登るも、計画より1時間ほど前倒しで登頂。ハチ高原のスキー場から下り、意外と長い駐車場までの車道歩きも含めて、19キロのぶんまわしを走破しました。

参加した皆さん、お疲れ様でした!

清掃登山 明智越例会山行

UPDATE 2025-06-02


【日 程】 2025/06/01(日)
【参加者】 会員15名+会員外2名
【コース】 保津町登山口-明智越-高瀬山-保津川沿いの林道出合い


【記 者】 里山


6月第一日曜日に、毎年行われる清掃登山。今年は明智越へ。

霧雨けぶる・・・と言えば聞こえがよいだろうか、外に居続ければ結構濡れる雨の中、9:30保津橋北詰の公園を出発した。あと数十ⅿで登山口というカーブに差し掛かった時、前方からただならぬエンジン音。一行の先頭部分に無人の田植え機が突っ込んできた! 幸い上手に避けたので怪我人が出なかったが、このアクシデントで気分が悪くなった参加者一名がY師匠に付き添ってもらって帰ることになり、残りの15名で清掃登山開始。

明智越は、最初しばらくが濡れると滑りやすいところ。「今日はここを下るのでなくて良かったなぁ」と思いつつ、ゴミを探しながらゆっくりと進む。前述のアクシデントで時間を食ったこともあり、昼食場所には予定より30分遅れの11:30に到着。このころには雨も止み、協賛してくれた企業からの差し入れのジュースで昼食タイム。 ここで、お別れしていたY師匠から電話が入る。本日の解散予定地まで愛車の軽トラで来て、コースを逆向きに歩いて迎えに来てくれるそう。休憩を終えて歩き出し、ほどなく再会。

コースにした高瀬山へは明智越の途中から分かれて南下する。自治体推奨の明智越ルートは北東に直進だが、南下するルートは、里山あるあるで何度も道の分岐にぶつかり正しい道を選ぶのが難しい。その都度、Y師匠の解説とともに道確認。13:00過ぎに解散予定地に着いた。

拾ったゴミをまとめたらゴミ袋1つ分。みんなに配ったゴミ袋がゴミの大半という感じ。「登山者のマナーが良いのだ」と喜んだのも束の間、林道わきに廃棄物がたくさん。まとめたゴミ袋をもう一度開けてゴミを拾い集めた結果、7袋分のゴミとなった。これらのゴミは、京都市が準備してくれた「特別製のボランティア用ゴミ袋」に入れてあるので、指定された保津峡駅前の回収場所へ持っていけば無料回収してもらえるとのこと。Y師匠の軽トラで運んでもらう。ありがたや、ありがたや。

かくて解散。京都方面の参加者は保津峡駅へ。亀岡方面は川沿いの林道を歩いて帰る。斜面の崩落で車は通れないが歩くなら通行可。トロッコ列車や保津川下りの舟に向かって明るく手を振りながら歩き、15:00前に朝の出発場所へ戻った。

 

 

 

 

下山直後のゴミ袋
林道わきのゴミ
あの先が亀岡だ!

銀杏峰 やっぱり雨か・・・例会山行

UPDATE 2025-05-27


【日 程】 2025/05/24(土)
【参加者】 会員6名
【コース】 前山新道登山口ー前山ー銀杏峰ー極楽平ーブナの木ー前山新道登山口
【記 者】 カリメロ


土曜日に雨が続く週末、雨雲レーダーと睨めっこしつつ、午前中は降らないで~と、祈りながら京都を4時半過ぎに出発。

高速は天候が悪い為かトラックが走行しているくらいで、スイスイと3時間ほどで登山口に着いた。

 

天候を考慮し、秘密の新道から行く方がよいんちゃうか?と、Y師匠の提案で予定の登山開始位置をワープして新道まで車で上がり、

「さぁ!行く準備をしようか!」と、言うタイミングで雨雲レーダーのアナウンス。「あと50分で雨が降ります!」

えぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!と一同愕然とするも素早く準備を整え、いざ出発。

急登なところにはトラロープが随所あり、また登山道を示すテープもあるが、急登続きである。

急登の癒しはウグイスのさえずりとカタクリやタムシバなどの花々たち。「この花かわいいなぁ!」と言うと、T先輩が「これはカタクリやわ~」と、すかさず教えてくれた。

花の名前は全然覚えられないが、見る花すべて教えてくださった。

 

前山に到着するとまだ雨は降っていなかったが、白山も荒島岳の山頂付近も雲がかかっていて絶景を堪能することができず残念だった。

(また晴れた日にこよう♪)

風も強くなり銀杏峰へと足を速めたが、ちょうど50分経つ頃に雨が降り始め、すかさずレインウェアーを着用し銀杏峰へと急いだ。

銀杏峰山頂付近はガスで真っ白。そんな中、唐突にも雪渓が…ガスで周囲が見えない雪渓に吸い寄せられるように進むリーダーの私。

Y師匠が後ろから、「ルート違うんちゃうか!」と叫ばれたのでマップで確認すると大幅にずれている…。

「あぁ!この雪渓の斜面おりるのか…しまったぁ!」と、先頭3人そろりそろりと斜面を降りて戻ると、他の2人とY師匠は、違うなぁと気づき正規ルートを確認してくれていた。

道迷い、こういう風におこってしまうんだなと実感。

戻るとY師匠が待っていてくれて、先に3人は銀杏峰へと歩いているとのことで進むが、3名の姿全く見えず…。少し遅れて銀杏峰に到着。

「ガスの中では、常にルート確認をせなあかんぞ!分岐の所は、特にしっかり確認せんと。先頭の後ろ歩いていて、おかしいなと思ったら声かけなあかん。」 「先に行けと言うたけど、後が見える範囲で先頭を歩かなあかんやないか、パーティーが分散してしまったら、何んかあったときにお互いの位置が全然わからへんようになるから。」「見える範囲で先頭歩くようにせなあかんぞ!」とY師匠にご指導を受ける。

ガスで何も景色見えず、早々に極楽平からブナの木のルートを下山するも急下降が続く。急下降な上に雨で滑る滑る。ヒヤッとしていると滑って尻もちついてしまい、さらに気を引き締めて慎重に下る。

ここでもY師匠から「事故の97%は下りに起きている。急がなくていいからゆっくり下れよぉ~」と助言。

ゆっくりと慎重に急下降を下りながら、綺麗な花々を写真におさめつつ、無事に林道へと戻った。

こんな天候の日だと他の登山者に遭遇することもなく、水の滴るいい男女は、健康保養施設「あっ宝んど」でさらにいい男女になって京都へ帰りました。

今回は、ルートを2度間違えたりして、地図での現在地確認等の重要性を痛感しました。リーダーとして色々反省と学びも多く、今後の山行で活かして知識と経験を積んでいきたい。

「南木曽岳」 一度は登りたい山 その他山行

UPDATE 2025-05-24


【日 程】 2025/05/19(月)
【参加者】 会員5名
【コース】 南木曽岳蘭駐車場(8:46)~避難小屋・WC(8:52 S)~南木曽岳登山道入口(9:18)~下山道分岐(9:35)~南木曽岳(11:19)~南木曽岳避難小屋~展望所(11:50)~摩利支天(12:16)~下山道分岐(13:45)~男滝・女滝(14:35)~避難小屋・WC(14:44 G)
【記 者】 dekopon


 

「この山に登ろ!」 紹介記事を読んでそう決めたのは、昨年の春。

古くから信仰の山として祀られ、登られてきた                                        急登で梯子の連続。体力必要。高い山へのトレーニングとしておすすめ                             よい加減のコースタイム                                                  恵那山、御嶽山、乗鞍岳他、中央アルプス・南アルプスの山々の眺望が素晴らしい                        御嶽山、木曽駒ケ岳と共に「木曽の三岳」に数えられ、今回コンプリートできる                         そして、                                                          「亀山会タイム」では無理のない出発時間(4時発)で、日帰りが可能

1年間、今日という日をわくわくしながら待っていた。

・梯子は続くよ  どこまでも ♬♪

南木曽岳は、登山道途中の分岐から「上り」と「下り」に区別され、時計回りの一方通行となっている。                 狭く急峻な登りには延々と梯子が続く。朽ちて安心できない梯子もあるので、滑落しないようにと慎重さは必要だが、スリリングで飽きない。                                                           

しかし、こんな険しい場所に延々と有難い梯子。いつ、誰によって整備されたのだろう。クマザサに覆われた深い笹薮も刈り取った形跡がある。                                                                                                              

看板に「日本山岳遺産基金」のマークがあったので、調べてみた。                                                 

「南木曽山士会」という団体と地元有志が中心になり、30年近くも登山道整備(ササ狩り作業、梯子の修繕など)を行ってきたそう。2016年には、一般登山者の協力も仰ぎ、100人以上のボランティアが資材の荷揚げや資材の取り付けに協力したそうだ。                                                  

これらの整備が行われ、延々と続く梯子が取り付けられたからこそ、楽しんで南木曽岳に登れている。日本山岳遺産認定の山。                                                 

一方、摩利支天からの下山道はというと、狭い登山道両脇にクマザサが生い茂っており、伸び放題。下りも梯子の連続で気が抜けない。 しかし、両脇に伸びたクマザサがあったからこそ、掴んだ束でバランスを取りながら、長く続く梯子を下ることができた。下山道では、クマザサは逆に良い仕事をしてくれている。(と、その時は思っていた・・・)                                                                    

・花とアルプス大展望にルンルン (^^♪

山頂部は広くなだらかで全く違う景色。足元にはバイカオウレン、シニアになったショウジョウバカマの群生。こんなにたくさんの花を咲かせて待っていてくれるとは思わなかった。空の中に、愛らしい桃色のアカヤシオが映える。空気もいいし足取りも軽い。                                                                                                                                                

南側、お隣りの恵那山は、ドーン。 展望所からは、御嶽山、乗鞍岳、薄っすらではあるが遠く中央アルプス、南アルプスの大展望。                                                           避難小屋、バイオトイレも整備され、申し分ない。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     

・木曽五木と笹薮

江戸時代、尾張藩により伐採禁止となり保護された「木曽五木」の一つ、コウヤマキの原生林は見事な巨木の森に成長していた。「悠仁親王のお印」と説明書きがあった。                                                                                         

下山時に助けてもらったクマザサの藪。良い仕事をしてくれていたと思っていたが、長いクマザサロードに潜むマダニが、私たちを待ち構えていたようで、数匹のマダニがお土産として体にくっついて下山。こそばゆい感じがして、指先で捕獲したマダニは殺処分にしたが、気づかず自宅まで連れ帰ってしまったメンバーも。                                            

でもでも、そんなことがあっても、                                              南木曽岳はサイコーに面白いお山でしたよ  (^^♪                                                                                                                                                                                                                                              

                                

 

 

清水頭〜雨乞岳〜イブネ •クラシその他山行

UPDATE 2025-05-19


【日 程】 2025/05/15(木)
【参加者】 会員4名
【コース】 甲津畑ー大峠ー清水頭ー雨乞岳ー杉峠ーイブネークラシー甲津畑
【記 者】 S.S


 見たものが欲しくなる。見た所へ行きたくなる。以前、雨乞岳に登った時、西に伸びる稜線を見て、「歩きたい」と思ったのが、この山行の始まり。会の2人とさらにはY師匠にも同行してもらい、心強いことこの上なしである。

 千草街道から分岐して、大峠へと谷沿いの道を登っていく。何度も何度も渡渉を繰り返すが、渡渉ポイントを見つけるのが難しい。対岸のピンクテープを頼りに、なんとか大峠への急登を登っていく。

 大峠から清水頭へと尾根を行くが、尾根を外さなければ、いいというものの、広い緩やかな所は方向をコンパスで確認しないと間違ってしまう。清水頭からは先は御在所岳 鎌ヶ岳から滋賀県まで360°の眺望が開け、Hさんいわく「カッコイイ」  雨乞岳への稜線を見たり、後ろを振り返って、歩いてきた道、眺望を十分堪能して、雨乞岳に到着、平日にもかかわらず、多くの登山者で賑わっていた。鈴鹿の人気を再確認。

 しばし休憩の後、イブネ、クラシへ向かう。Y師匠から、苔は秋がきれいなこと、昔は荒れていず、あたり一面苔だったことをうかがう。もうこれ以上荒れないこと、さらには、昔のように復活することを願わずにはいられない。

 なお、シャクナゲ、イワカガミ、ハルリンドウなど様々な花々が道中を慰めてくれた。これも春の山行の大きな楽しみである。一同心地よい疲れを感じて、帰路についた。