満点の星空ナイトハイク 〜大台ヶ原〜例会山行

UPDATE 2024-09-09


【日 程】 2024/09/07(土)
【参加者】 13名
【コース】 大台ヶ原ビジターセンターP〜展望所〜日出ヶ岳〜正木峠〜尾鷲辻〜大台ヶ原ビジターセンターP (5.3km)
【記 者】 へっぴりゴシ


久しぶりに回ってきた例会リーダー担当、今回は”ガンガン行く系”では無く、担当の人間味が溢れ出る”ロマンチック全開企画”。
・・・と言うか、2年前の当番の時に企画はしたが悪天候で断念した事があり、その時の「行きたかったぁ・・・」と言う声を小心者の私には未だ忘れられず、今回はリベンジ企画、「星を求めて大台ヶ原ナイトハイク✨」
しかし、星を見に行くのに曇天だと面白くないので、曇天用企画で「岩籠山」と「白鬚岳」を併設。
白鬚岳企画は参加希望者は全く集まりませんでしたが・・・💧(笑)

1週間前から毎日毎晩、いろんなネットサイトで雨雲の動きと天気図を睨めっこ👀
晴れても雲の予想ってなかなか当てにならないが、9月7日の予報は1週間の中でも最も安定してそうな天気だったので、躊躇なく催行を決定!ある意味、自分の勉強にもなりました。

Y師匠とS藤さんの車2台で、16時に亀岡を出発してもらい、転々と京都市内もピックアップ。
17時頃に京都を離れ、奈良市内を順調に通過し、20時半頃に大台ヶ原へ到着🚗
駐車場は久しぶりの月明かりのない夜の星を観察するために、大勢の車で溢れていました。
キャピキャピ若いグループから、バズーカーの様な天体望遠鏡を並べている天体ファンの皆さん。
それらを横目に、さっさと山準備をして21時に登山開始する我ら13名。
そんな大勢でこんな遅い時間に山へ入っていくグループもそうそう居らず、不思議な光景だったでしょう。

ナイトハイク初体験のU林さんとS川さんに、展望所まで先頭を歩いてもらいました。
展望所までは整備された綺麗な道で迷いようもないが、他では中々味わえない暗さの中をヘッデン一つで歩くことを体験してもらえたと思います。それにしても、13名にもなると賑やかで、熊の子もビビって出て来ませんでした。

展望所までは約40分。ここからは1時間半自由行動時間としていましたが、全員でまずは日出ヶ岳山頂へ⛰️
日出ヶ岳の展望台に着き、空を見上げると雲ひとつ無い一面の星空⭐️。
雲の様に白く光る天の川もこれまで見た事ない程だったと思います。
西日本屈指の光害の少ない山で知られており、星の観察のメッカ。加えて、新月後の絶好のタイミングの星空でした。
各人それぞれ寝転んだり、お茶を飲んだりして星を楽しみました。

私は展望所での写真撮影を終え、ひと足先に正木峠の木道へ移動し撮影、カップラーメンを食べながら眺める星空は最高でした。
気が付けば1時間半もアッと言う間で、もう自由行動時間も終わり集合時間に近づき焦って支度。すると、こちらへ近づいて来る人影多数。
メンバー全員が揃ってこちらまで来てくれました。結局、自由行動時間を設定していたのに、皆さんほぼ一緒に行動していた様です(笑)。
その後は皆一緒に、星座を探したり、大台ヶ原ならではの灌木の中の夜道を楽しみながら、ゆっくりと尾鷲辻まで移動。
途中でY師匠が、本当にあった怖い体験談👻を話してくれるも、人数多くて賑やかなので全く怖くないw。

段差や根っこや石をヘッデンで照らしながら、足元に集中して先を進む。尾鷲辻からは幅の広い整備された道。
また賑やかにおしゃべりしながら駐車場まで・・・これだけ賑やかだと、熊鈴も不要ですね。
0時半に駐車場へ到着。駐車場はまだ多くの人たちで賑わっていました。

京都までの深夜ドライブ、早朝まで運転していただいた方はさぞ眠かったと思います。
ありがとうございました。

今回の大台ヶ原に限らず、夏の暑い日にはナイトハイク企画も有りですね(^^)

天の川三昧 その①
天の川三昧 その②
天の川三昧 その③
天の川三昧 その④
天の川三昧 その⑤

リトル比良 縦走その他山行

UPDATE 2024-09-05


【日 程】 2024/09/01(日)
【参加者】 4名(会員3名+1名)
【コース】 近江高島駅…登山口…観音跡地…岳山…オウム岩…岩阿沙利山…鵜川越…寒風峠…ヤケ山…涼峠…げんき村登山口…北小松駅
【記 者】 kamemaro


台風10号の影響で予定していた沢は増水して茶色の濁流が流れている(河川防災カメラ)。

さてどこへ行くか?…途中、雨に降られることも考慮して、脚力のトレーニングにリトル比良へ。

北小松駅前に車を駐車し、電車で近江高島駅へ。夏休み最後の日曜日というのに台風の影響か、8両編成の車内はガラガラ「大丈夫かいなぁ?湖西線!」と、ちょっと心配になる。

駅前のコンビニで昼食を購入し、のどかな町中をゆっくり歩き登山口に到着。林道から登山道に入りしばらく進むと、突然立派な石灯籠が建っている。この石灯籠、後でわかったことだが「岳観音」の参拝道に建立されているものらしい。

ウラジロなどのシダに覆われた道を進むが、雨具を着けていないズボンは露でドボドボ!靴の中に水が流れ込まないうちに先頭を交代しながら、どうにか進む。

屋根瓦の散らばる広場には、建物の残骸が残っている。「岳観音堂」の跡らしい…「こんなんあったかなぁ?」何十年か振りかにこの道を歩くが、ほとんど記憶がない。

岳山を越えて「オウム岩」に着いた時は、ここで亡くなった京都の学生さんを探しに来た昔の記憶が戻ってきた。「山の遭難」というものを初めて知った、あまり良い思い出ではない。

蜘蛛の巣だらけのあまり歩かれていない道を、大きな悲鳴に「ドキッ!」としながら歩く(何回も)。先頭を歩くSさんの顔に蜘蛛の巣がベタッと付いたときの悲鳴だ。

岩阿斜利山を過ぎ鵜川越えまで来ると舗装された林道が峠を越えている。道を横切り滝山を過ぎれば寒風峠も近い。

峠の木々も当時より大きくなり、昔の面影はない。ここから左へ下ると関電が琵琶湖の水を原発の夜間剰余電力で上げて、昼間に発電する揚水ダムを計画(大反対で潰れた)した「オトシ」(地名)を通って涼峠に出る近道であるが、少し先の焼山まで進み尾根を下ることにする。

狭い山頂で一休みした後、涼峠から以前トレーニングに来た獅子岩と楊梅ノ滝を左に見て、比良げんき村の登山口に下山する。

この間、誰にも出会わなかった。台風の影響もあると思うが近頃、人の行くところにはたくさんの登山客が集まるが、少しマイナーなところは、本当に人が少ない。ある面うれしいが、昔を知るものとしては少し寂しい気がする。