なんちゃってテント泊

UPDATE 2023-07-18


【日 程】 2023/07/16(日)~2023/07/17(月)
【参加者】 5名 (17日登山 4名)
【コース】 16日 多紀連山 大たわ駐車場泊
17日 多紀連山登山者🅿-御嶽道登山口-三嶽-大たわ-(車道)-🅿
【記 者】 里山


「テント担いで縦走」ではなく、車に荷物を積んでいざキャンプ。駐車場に4人用テント1張りとシングル1張り。シュラフだって、昔、ファミリーキャンプで使っていた封筒型でもOKのキャンプです。「担がなくてよい」となったら荷物の軽量化なんて気にしない。

午後4時過ぎに駐車場到着。お向かいのアドベンチャー施設のお客さんもお帰りになったのか、駐車場はガラガラ。まずは、テーブルを出して、Yさん持参のお手製プリンとTさん現地作製のベーコン&うずら卵の燻製に舌鼓。少し日が陰ってきたので、車4台で囲んでテント場を確保し、そろそろテントを張ろうと重い腰を上げたら・・・。

なにやら 車が増えてくる???。聞けば「星を撮影する会」らしく、「撮影ができなくなるので、キャンプの灯りを9時以降つけないで欲しい」とお願いされちゃいました。ここは、夜間外灯が全くなく周囲の町からも距離があるので星の撮影スポットらしい。そのうえ新月が明後日とくれば、集まった男性陣にとっては楽しみにしていたイベントかな?。

気の良い我々、午後9時にもなっていないというのに、なんとなく灯りが着けづらい。最低限のヘッドランプで夕食の準備をし、食べるころには、赤色灯に変えたヘッドランプ1基で「やみ鍋」状態。ところが面白いことが起きました。ほぼ星明りだけで周りが見える。空を見上げれば、雲一つない夜空に、目が慣れるほど増えてくる星たち。携帯のアプリ片手に星座を同定して楽しみ、9時半には就寝したのでした。

夜半過ぎ、遠くで鹿の鳴き声。ツキノワグマも生息しているだろうと考えると、隣の男性陣の話声が聞こえてきても、「ボディ―ガード」と思え、気持ちよく朝を迎えました。朝ごはんは、ホットサンド。女子会のレポートは、食べ物に終始します。

朝7時45分。テントを撤収して、大たわ🅿を出発、8時に下の多紀連山登山者🅿にてMさんと合流。入れ替わりに、Yさん、Tさんは帰宅です。

 

登山メンバーは4名。登山口で「今日は暑いから気を付けて」と地元の方に声をかけてもらい、「本日の登山は、息を上げないくらいゆっくり、そして、こまめに休憩する」と決めました。
三嶽は、何度も登っている山なのですが、低山(三嶽793ⅿ)の本日の暑さは半端なく、山頂手前で前を行くK女子の顔色を見ると、動きは変わらないものの、いつもと全く違うまっかっかの顔。慌てて休憩をはさみ、顔色が治まってから歩き出す。山頂を越えて大たわの直前、今度は私自身の手がむくんでいることに気づく。これは、たぶん水分不足が原因。私は、普段、下山後に大量の水分を採り、山行中の水分不足を翌日に残さないように気を付けているのですが、今日は、日帰り山行3連ちゃんの最終日、おまけにキャンプに浮かれていたんで、水分補給がおろそかになっていたよう。

元気が残っている、Mさんともう一人のKさんには申し訳ないけれど、この先、小金ヶ嶽を周る行程で万一の場合が起こったらと思うと、2人だけで先に進んでもらうのも不安。(3人いれば、対処できる可能性がぐんと上がるのですが) 
というわけで、大たわ🅿で昼食後、全員で小金ヶ嶽へ登らず車道を下りました。

帰りに寄り道してアイスを食べるころには、私のむくみも治まり、4人とも元気いっぱい。夜には、「日本各地の猛烈な暑さ」がニュースになっていました。

追記)
気づけば、キャンプ飯の写真ばかり。山行中の写真は、ありません。今日の登山メンバーに写真好きがいませんでした。三嶽山頂の展望は良かったのにね。

 

 

 

 

花の大長山(福井県)例会山行

UPDATE 2023-07-12


【日 程】 2023/06/24(土)
【参加者】 会員8名
【コース】 大長山・赤兎山登山口ー小原峠ー苅安山ー奥大長谷の頭ー大長山 ピストン
【記 者】 Mt.Boku


小原林道料金所ゲートの名物おじさんによると、道路開通直後と比べれば、この日は赤兎山に訪れた人はまだ少ないらしい。今回のお目当ては初夏の花と白山だったけど、あいにくの曇り空☁️白山ドーンのはずが💦雨降らないだけマシか💧

この時期の天気と花の開花のタイミングは難しい。1週間違うとお目当ての花(ツバメオモト、サンカヨウ)は終わっていたり、会いたいお花たちはツボミだったり。特に今年はどこも2週間ばかり花が早いようで💦それでも駐車場でササユリのお出迎えでいきなりテンションあがったり、振り返れば赤兎山の山容を眺めることも出来たし、この日一番の急登を登りきった山頂直前で一輪のニッコウキスゲを見つけた時は疲れも吹っ飛んだ❤

登山道わきにはナルコユリやユキザサ、結実したサンカヨウやエンレイソウ、ツバメオモトらしき葉っぱと花ガラ、ウスギョウラク、タニウツギ、あまり注目されないナナカマドの花、あと2~3日で咲きそうなつぼみのササユリ、足元にはアカモノ、ゴゼンタチバナ、コイワカガミ、バイカオウレンの葉っぱ、ツマトリソウ、マイヅルソウ、ギンリョウソウ、そして山頂のニッコウキスゲ等々、結構な種類のお花たち、植物観察にはことかかない。

貸し切りの山頂付近ではニッコウキスゲが咲いていてじっくりお花見をした後は、ガスのかかったあたりに白山を想像しながらランチ。アップダウンを繰り返してきた道を戻るけれど、やはり下りは楽である。あっという間に小原峠に戻ってしまった。ほとんどの人は赤兎山へ向かったようで、小原峠より上で出会った人は少なく、駐車場に戻ったころには車はほとんどなくなっていた。超人気の赤兎山と小原峠までは同じルートなので、人の少なさにちょっと拍子抜け。気合を入れて持って登った京都府山岳連盟の広報誌もあまり配れず、ゲートのおじさんに託して帰路に就いた。

見ごろを逃した花たちも、つぼみだったり、結実して若い実をつけたり,朝ドラの万太郎じゃないけどひとつの植物のいろんな時期を見るのもまた楽しい山行だった。

時計回りに、ササユリ、ニッコウキスゲ、マイヅルソウ、ゴゼンタチバナ
時計回りに、ギンリョウソウ、ツマトリソウ、ナルコユリ、エンレイソウ
あの急登を登れば山頂
この急登を登ればあと少しで山頂
山頂直前で出迎えてくれたニッコウキスゲ
山頂を少し過ぎたところにニッコウキスゲの群生、つぼみがいっぱい 白山は見えなかった

「潮騒」の舞台 神島に行ってきました個人山行

UPDATE 2023-07-09


【日 程】 2023/07/08(土)
【参加者】 会員7名
【コース】 鳥羽マリンタワー~船~神島漁港~八代神社~神島灯台~灯明山~監的哨跡~カルスト地形~ニワの浜~神島漁港~船~鳥羽マリンタワー
【記 者】 ひろさん


 離れ島シリーズ第2弾。

 今回は、三島由紀夫さんの小説「潮騒」の舞台となった伊勢湾の離れ島・神島に行ってきました。

 梅雨前線停滞で各地雨予報の中、なんと晴れマークが出ていて、晴れ男伝説復活?と自画自賛。

 

 「その火を飛び越してこい」

 このフレーズを聞いて、NHKの朝の連ドラ「あまちゃん」を思い出した方もいるのでは??

 小説「潮騒」で新治と初江が嵐の中でたき火をはさんで交わし合うクライマックスシーンの有名な台詞で、「あまちゃん」にパロディで挿入され、劇中に登場するアイドルユニットの「潮騒のメモリー」に「来てよ その火を飛び越えて♫」と歌われるなど、島全体がこの小説の舞台となっています。

 鳥羽マリンタワー7時40分発の船に乗船。

 「遠くに見えるあの島が神島だよね?」と話しながら、2階のデッキでかなりの高速で走る40分間の船の旅を楽しみます。やはり、船で渡る旅には独特の特別感が。だんだん近づいてくる島にワクワク感が募りながら、神島に上陸。

 マリンタワーで入手したウォーキングマップを見ながら時計回りに島を一周することに。登山では磁北線入りのちゃんとした地形図を持ちましょうですが、こういう場所ではイラストマップが役立ちます。

 初江が、新治の危険な航海の無事と晴れて結ばれるように祈った八代神社、今は無人で中に入ることは出来ませんが、小説の時にはまだ灯台守がいて新治と初江が結ばれる重要な場所となり、ラストシーンに描かれた神島灯台、そして冒頭に書いた「その火を飛び越してこい」の舞台となった監的哨跡など、場所場所に小説と映画の説明を書いた案内板を設置してくれていました。私の世代的には百恵ちゃんで、潮騒の映画のこのシーンはドキドキしながら観た思いでがありますが、今回行く前に観た吉永小百合さんの美しさには改めて魅入ってしまいました……。

 ということで、この島めぐりをする際には、小説を読んで映画を観ると楽しさ倍増でおススメです。

 

 ちなみに、山岳会の山行なので、灯明山(171メートル)の山頂だけは踏んでおこうと。ただ、山頂への道標はなく、山頂へ入る道を見過ごして、かなりの距離を登り直すことに。皆様、暑くてバテ気味の中を申し訳ありませんでした。なお、山頂には三角点はありましたが、展望はまったくなし。ただただ山頂を踏んだという感じです。

 下山中、カルスト地形やニワの浜の岩など、インスタ映えする場所がありましたが、わが会の師匠SY氏がさささと岩に登り出して……。今回のメンバーには他に追随する者はなし。軽やかな足取りに岩を登る際のルート取り、足場の見つけ方・体重のかけ方など学ばせていただきました。

 そんなこんなで、ゆっくり歩いても島一周するのに3時間とはかかりません。

 12時に山海荘でランチ予約してありましたが、時間まで1時間もある。皆さん、朝早かったし暑かったし、思った以上のアップダウンでお疲れ気味。電話してみると、「入って休憩してもらっていいですよ」との温かい言葉をいただく。ランチを早めていただいた。豪華なお弁当にカワハギの煮付け、タイの塩焼き、あまり市場には出回らないコチのモチモチした白身など新鮮なお刺身。食べきれないほどの豪華ランチをゆっくりいただいた。

 問題は、帰りの船が15時50分までなく、あと3時間以上ある。さあ、どうする??

 山海荘の方の厚意で、時間まで休憩してくれたらいいとのこと。

 この会始まって以来初?とも思われる、午睡タイムを味わえた。

 さすがに、3時間ここで午睡は、はばかられたので、海岸を散歩後、山海荘の姉妹店の時計台横のお店でカフェタイム。

 氷は頭がキーンとなるので食べられないと可愛らしいことを力説するSY氏以外は、かき氷をいただく。久しぶりに食べて帰りの船の時間まで涼ませていただきました。

 帰りの船は、外海の場所では波が高く、ジェットコースター気分も楽しめて、ゆったり一日島時間を味合わせていただき、帰路につきました。

 時間つぶしどうしよう?と考えたのはほんと、久しぶりのことでした。今度行く時には絶対、釣り竿持っていこっと。

 たまにはこんな旅もいいですよね? と、毎回書いているような気がしてきて「たま」ではなくなってきましたが、離れ島・海鮮満喫の旅第3弾、第4弾と続く?  こんな企画にも笑顔でお付き合いいただける最高のメンバーに加えていただき幸せです。またお付き合いください。

 

この島全体が小説「潮騒」の舞台となっています。
神島灯台。小説のラスト、初江が「これ覚えとる?」と自分が新治に渡した写真が彼を守ったと考えたのに対し、新治が「あの冒険を切り抜けたのが自分の力である」ことを知っていたと結ばれているのがなかなか面白い。
「その火を飛び越してこい」の舞台となった監的哨跡。
カルスト地形で
SY師匠が一人岩づたいに渡った先から撮っていただいた一枚
 登れる岩や!と思った瞬間に颯爽と登り始めるSY氏。さすがです。
山海荘での豪華ランチ。食べきれないほど量量
K氏作。私は気づきませんでした。同じ場所に行っても見つける対象が違って楽しい

リベンジの西山縦走例会山行

UPDATE 2023-07-04


【日 程】 2023/07/02(日)
【参加者】 会員7名
【コース】 JR山崎駅-天王山-柳谷観音-釈迦岳-ポンポン山-小塩山-南春日バス停
【記 者】 さくら&たくみ


<JR山崎駅→釈迦岳>

昨年天候不順のため途中撤退したコースのリベンジです。
夏山登山の為に負荷トレーニングを行うメンバーもいて気合十分です。

前日の雨で地面が冷やされ、思ったよりも湿度も低く今日は快適です。
駅から登山口までの坂道が地味にしんどく、初めのペースが肝心だと教わります。
宝積寺に今日の無事をお祈りします。
長丁場になるので事前に熱射病対策、虫対策、エスケープポイントを共有して頂き対策は万全です。
やはり夏山遠征の話題で話は弾み、暑い中でも楽しく歩きます。
途中里山特有の道迷いもありましたがその都度地図で確認し、大沢峠ではコンパスの使い方を勉強しました。
釈迦岳で早めのランチを食べ、私は膝痛の為、皆さんにエールを送りこちらでリタイアしました。

(byさくら)

 

<釈迦岳→南春日バス停>

ポンポン山山頂からの眺めを楽しんだ後は、雰囲気のいい西尾根ルートを歩き、森の案内所で小休止。ずいぶん疲れも出てきた中、ラストの小塩山へ向かって歩いていると、前方から聞き覚えのある声が・・・。個人山行で森の案内所から登っていたTさん御一行に遭遇。しばし談笑し、「このまま帰るなら車に乗って行く?全員乗れるよ!」との甘い誘惑には(一瞬揺らぎましたが)負けず、予定していたルートを最後まで踏破し、無事に昨年のリベンジを果たす事ができました。

(byたくみ)

めでたし、めでたし・・・🌸