ゴジラの背中って大きいの?確認しに甲ヶ山個人山行

UPDATE 2022-08-29


【日 程】 2022/08/28(日)
【参加者】 12名(♂4名、♀8名)
【コース】 東坂登山口〜船上山〜勝田ヶ山〜甲ヶ山(往復) 約12km
【記 者】 へっぴりゴシ


毎回ビールで酔った勢いで山行レポートを書くへっぴりゴシどす。

今回は天気情報の予測から私の独断で、当初計画していた星空ナイトハイク大台ケ原&アスレチック大普賢岳を諦め、天気が良いであろう北西の甲ヶ山へ予定を変更。大台ケ原&大普賢岳方面を期待して頂いた皆様、ご期待にそえずすみません。また、大峯方面へはリベンジ山行を企画しますのでお願いします。

この日は皆さんと4時に京都を出発。
まだ夜明け前の名神自動車道を西へ向かって走る。赤松PAで全員合流し、朝食を頬張りながら中国横断自動車道と山陰自動車道を経て琴浦東ICから東坂登山口へ。日本海上空は雲の間から晴れ間がチラホラ。8時前に到着すると駐車場にはすでに数台の車、意外に多い。準備をしていざと登山道へ…

最初はそうきつくない坂道スタート、目の前には船上山の「千丈のぞき」の絶壁が広がる。
しかし北斜面で日当たり悪く、海に近いので湿気が多いからか、土の上は少し苔むしてよく滑る坂道(((;´•ω•`;)))
帰りの下りを今から心配
喋りながら歩いているうちに40分ほどで避難小屋に到着。外も内も綺麗な避難小屋、トイレも水洗で臭くない🌼
そこから脇道に逸れて「千丈のぞき」へ。下り道がこれまた日当たり悪いのか、よぉ〜滑ります。木に捕まったり、クマ笹持ったりしながら慎重に下り、覗きポイントへ。雄滝と雌滝が見えるが、人数も多いので、誰か落ちないかヒヤヒヤスースー💦早々に元来た道へ撤収

元の場所へ登り直して、いざゴジラの背目指して出発!
出発早々、目の前に見えていた道を進むと、これまたツルツルよく滑る下り坂道。数m進んだところで…ん??尾根を登って行くのに、こっちの道ちゃうで!っとボスが吠える。確かに尾根芯から遠ざかっていて、元の避難小屋近くへ引き返す。ルートの地形を頭に入れて行動すべきと、いい勉強になりました。
しばらく歩くと船上神社。立派な社殿に今回の山行の無事を祈って、またここへ帰ってくる事を誓います。

ここからがこのルートのメインイベント、ちょっとした熊笹の薮漕ぎ体験( ´•̥ω•̥` )ずーーっとクマクマクマ、笹笹笹・・・・
足元にはしっかりした道があるので歩きは簡単だけど、景色はずっと笹の中で気持ちが滅入る。空も雲が多いが雲の切れ間には晴れ間がのぞき、山頂に着く頃には晴れるはずと天気予想を信じて進む。それにしても、笹の中の時間が長すぎる。時折風が吹いて暑すぎない環境で歩けているものの、眺めの良い景色は一向に現れて来ない。徐々に脚にも疲労は溜まる中、勝田ヶ山のそこそこ急な上り坂。
勝田ヶ山付近まで来ると笹薮漕ぎも少なくなり、いきなり日本海側の眺望が目の前に広がる。みんなの顔からも雲が晴れる。
ここにきて、やっと来てよかったなぁって確信する。
…かと思えば、また木々の中を歩くことになり、ゴジラはいずこへ?

木々のトンネルの先に空が見え、「ゴジラ、来たか!?来たんじゃね?」全員ざわつく。
川床登山口からの合流点には、鐘が設置されていて、鐘を鳴らしゴジラへきた事を知らせる🔔
少し痩せた稜線を進むと、ドドォ〜ン!!、ついに目の前にゴジラの背が現る。…思ってたよりゴジラの背中小さい??
他の登山者は少なく、ほぼ貸切状態でゆっくりと甲ヶ山山頂を目指せる。
そこそこの高度感を味わいながら、皆それぞれ戸惑いながらも大岩を超えてゴジラを攻略にかかる。絶対に岩に対峙して三点支持でゆっくり焦らずに登る事。手よりも足元のホールドに集中です。行きは比較的登りなので皆さん放っておいても山頂に向けてがむしゃらに登っていました。

甲ヶ山山頂1338mにとうちゃこ!狭い山頂でぶつからないように気を付けながら記念写真を撮影し、いよいよ下山。
今度は下りのゴジラの背。さっき登りで足を掛けた場所を忘れて、「あれ?どうやってこの段差降りるの?」
クライムダウンの難しさをプチ体験する。

ゴジラの背を振り返りながら、また来た笹の中を歩いて帰路へ。いつもの如く、「こんな長い距離歩いて来たんだっけ?」と何度も言いながら下りで滑らないよう下山。神社と避難小屋を経てようやく駐車場へ
誰も大きな怪我をする事なく無事に16:58下山、泥だらけの登山靴を脱いで足を解放する。

帰りは、海鮮丼かお風呂か?時間的に海鮮丼はもう有り付けないと判断して、クチャい身体を洗い流しに「なかやま温泉 ユーユー倶楽部」へ。ササッと汗を流して、現実の世界が待つ京都へ向かう。
途中の車中で、中国道佐用付近で星空。この付近は”西はりま天文台”もあり、星の撮影では有名な場所(また行ってみてください)。当初の星空を見に・・・の目標はここで果たせたかな?(笑)

船上山の絶壁
千丈のぞき…ヒヤヒヤするぅ
船上神社で安全祈願
クマ笹と何時間も戯れる
今から行く甲ヶ山!ゴジラ待っててよ〜
みんなでゴジラを攻略
甲ヶ山山頂、これだけの人数だと狭い
ゴジラを攻略し、満足して帰路へ・・・また笹薮⤵️

半国山・音羽渓谷 沢歩き個人山行

UPDATE 2022-08-30


【日 程】 2022/08/21(日)
【参加者】 会員6名
【コース】 赤熊🅿→音羽渓谷沢登り→音羽の滝→登山道→赤熊🅿
【記 者】 Ron Ron


赤熊登山口に車を停め、9時よりスタートする。前日までの雨で水量が普段の3倍で多く水の流れもキツい。水しぶきで底が見えにくいので足で探りながらスリップしないか恐々歩き始める。その時、沢登りの手解きを受ける。苔けている岩場を歩くより、沢の中を歩くほうが滑らないという事。石に乗る時は、石の頂点に土踏まずより先の方で乗る事。岩面の角度に合わせて接地面積を最大にして岩にぐっと乗り込んで前に体重移動しながら進むという事。これらのことを注意しながら歩く。小滝でもかなりの水流で、流れが激しい。この激しい流れの滝を登るのかと思うと緊張感が走る。水が跳ねている所(窪地になっている)を探し足をかけ、届く岩に手をかけの繰り返しで無我夢中で登って最後はえい!と勢いよく登りつめた時の達成感は、ひとしおでした。

沢の中では登山のように作られた道はなくて歩くルートは自由で、自分の好きなルートをとれる面白さがあります。第一に夏の暑い中は、爽やかな清涼感が味わえます。

今回は、沢登りで3時間程かかり半国山山頂までの登山はなかったけれど、なかなか楽しい体験ができました。

 

北八ヶ岳(北横岳~三ッ岳)例会山行

UPDATE 2022-08-13


【日 程】 2022/08/06(土)~2022/08/07(日)
【参加者】 6名
【コース】 1日目:園部(22時)⇒亀岡⇒阪急西山天王駅⇒大山崎I,C⇒途中休憩・SAにて仮眠⇒諏訪I,C
2日目:登山開始・北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅(8時)⇒北横岳(9時30分)⇒三ッ岳(11時30分)⇒登山終了・北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅(13時30分)
【記 者】 わんわん


夏山入門編の言葉に惹かれ、北八ヶ岳に行ってきました。前日は22時に出発し、SAで仮眠します。これは正解で、空が明るくなる前に広い洗面所で日焼け止めを塗ることができました。

7時前に八ヶ岳ロープウェイ山麓駅に到着。駅にたくさん植えられた赤い花々が出迎えてくれます。ここはスイスなの?と勘違いを楽しみます。ロープウェイは8時発ですが、混み合うこともなく乗車。標高1,771mから2,237mまで一気に上がります。山頂駅周辺はかわいいお花が咲いています。長野県に来た!と周りの景色を楽しんでいたのは束の間でした。今回は高低差が300mとあったので、しんどくないだろう、と思っていましたが、やはり酸素不足になってしまい息が上がります。肺を風船だと思い、すぼめないと膨らまない、と思うのですが、吐いている時間が苦しい。苦しんでいると、リーダーさんが状態をキャッチしてくれ、ゆっくりとしたペースで歩みます。なんとか北横岳ヒュッテに到着。かわいいバッチを発見。帰りに買うことにします。そして北横岳南峰・北峰に到着!やったー。周りの山々を見渡します。今までのしんどさを忘れ、来て良かったと思います。そして下山は三ッ岳方面へ。岩場と聞いて、転ばないだろうか、と心配な気持ちがあったのですが、これが思いのほか楽しい!山頂より見晴らしも良い!絶景です。その岩場が三つあるので三ッ岳。岩場の歩き方に関しては、リーダーさんが、ここを持つ・ここに足を置く、と丁寧に教えてくださり、それが心地良かったもので、リーダーさんが動き出すと自分もすぐに後追いしてしまいます。ひよこの気持ちになってしまいましたが、対等な鳥になっていかなければ。いえ、なりたい。岩場を降りると木道になり、空模様を考えながら、帰路は急ぎます。予定通り13時30分に駅につき、こけももデザートを食べほっこりしてから、全員が元気で無事に京都に帰りました。

 

立山縦走個人山行

UPDATE 2022-08-13


【日 程】 2022/07/30(土)~2022/07/31(日)
【参加者】 5名
【コース】 (1日目)
室堂→室堂平→一ノ越→雄山→大汝山→富士ノ折立→真砂岳→内蔵助山荘(泊)
(2日目)
内蔵助山荘→別山→別山北峰往復→剱御前小舎→新室堂乗越→ミクリガ池→室堂
【記 者】 いろは


お天気を心配していたが、なんとか大丈夫であろうと、29日の夜に出発。立山駅近くの駐車場に4時前に着き、ケーブルの時間まで、少しの仮眠をとる。前もってWEB切符を購入していたので、乗車する時間に間に合うように駅に向かう。この日、天気は快晴☀️ケーブルカー〜高原バスに乗り継ぎ、ウキウキしながら、室堂へと向かう。

さぁ、これから1日目の山行の始まりだ。室堂ではチングルマやイワイキョウ、イワカガミ、ミヤマキンバイなどの花が私達を出迎えてくれた。高度順応のことも考えて室堂で少し時間をかけて散策し、そして、一ノ越までゆっくりと進む。ここから雄山までは岩場で、上を見上げた途端、なんとも言えない気持ちになったが、いやいや大丈夫!気を引き締めて進む。雄山に着く寸前に雷鳥親子に遭遇‼︎ちょっとテンションがアップしたが、お天気が怪しくなって来た。ポツポツと雨が降り初め、社務所にて様子を見ていたが、晴れ間が出てきたので、今のうちにと進む。しかし…直ぐに本格的に雨が降り始め、雨ガッパを羽織るも、雨は容赦ない。大汝の休憩所に一旦入るが、雨は止む気配もなく進むことに決める。富士ノ折立では上から土砂が流れ始め、雷も鳴り始めてきた。身を隠すような岩場もなく、とにかく身を屈める。ただ恐いという気持ちと、じっとしていると寒さも襲ってくる。稜線に出て内蔵助山荘の屋根が見えた時は、とにかくホッとし、もうすぐ着くからと自分に言い聞かせながら進んだ。山荘に着いた時は、自分でも気付かないうちに身体が冷え切っていたのであろう。宿泊者名簿に自分の名前を書こうとするが、手がかじかんで思うように書けないという状態であった。この日、夕方には雨も止み、夕焼けや夜には満天の星空をみることができた。そして何よりも山荘の美味しいご飯をいただき、身も心も満足して眠りについた。

 

【2日目】

今日の天気は、午前中は晴れ予想。お昼からは崩れる予想なので、それまでには下山しようと、朝食をとった後は手早く準備を済ませ別山へと向かう。別山からはその先の北峰へ。前方にドンと剱岳 が見え最高の展望‼︎すっごい山だなぁ〜と感無量になった。…と思っているのも束の間…あれよあれよという間にガスで周りの景色見えなくなってしまった。この後、剱御前小舎でまで行き 休憩をとり、新室堂乗越の道から下りる。雷鳥沢キャンプ場から室堂までの整備されたルートは、なかなかの階段で早く室堂に着きたいとの一心で進んだ。そして、室堂に着いた時は、着いたーっとの充実感‼︎ 皆さん!お疲れさまでした!

 

この2日間、いろんなことがあったけど、まだまだ勉強不足だと感じた山行であった。でもまた行きたいと思うし、山はいいなぁ〜と思う。今度は、快晴の立山にチャレンジしたい。

白馬岳(大雪渓)個人山行

UPDATE 2022-08-12


【日 程】 2022/07/30(土)~2022/08/01(月)
【参加者】 会員3名
【コース】 1日目:7/30(土)
京都南IC(5:44)⇒途中休憩⇒安曇野IC(10:00)⇒白馬ジャンプ競技場見学(11:20〜12:20)⇒宿泊施設(12:35)⇒栂池ゴンドラ.ロープウェイ乗車(12:50)⇒栂池自然公園散策
(13:50〜15:10)⇒ロープウェイ.ゴンドラ乗車(16:00)⇒宿泊施設(16:50)

2日目:7/31(日)
宿泊施設5:30 タクシー移動⇒猿倉登山口(5:55)⇒白馬尻小屋(7:15)⇒大雪渓(7:50)⇒岩室跡(10:07)⇒村営白馬頂上宿舎 休憩(12:06)⇒白馬山荘 受付(13:00)⇒白馬岳登頂(14:08)⇒白馬山荘(15:00)

3日目:8/1(月)
白馬山荘出発(4:40)⇒白馬岳(5:05)⇒小蓮華山(7:03)⇒白馬大池山荘(9:10)⇒
乗鞍岳(10:15)⇒天狗原(11:13)⇒栂池自然園登山口(12:20)⇒ロープウェイ.ゴンドラ
(13:40)⇒宿泊施設(14:30)⇒みみずくの湯(15:00〜16:00)⇒糸魚川IC(17:15)
⇒京都東IC(10:04)

【記 者】 Kame Kuri


【大雪渓】

初めての雪渓歩き、寒いと思っていましたが冷んやり涼しく快適でした。
ルート上には大きな落石がたくさんあり、音がするたびに警戒して歩きました。
急登もありましたが、見上げると素晴らしい青空、振り返ると歩いてきたコース上にたくさんの人の列、元気をもらいながら歩けました。雪渓歩きが終わりに近づくと、名残惜しい気持ちになりました。

「登っても登っても進んでいる気がしない」などと聞いたりしていたが 特に問題なくサクサクと進みました。
ゴロゴロと転がる落石や登山中も聞こえる落石の音に今自分が大自然の中にいることを肌で感じました。
こういう緊張感も好き。
時々ガスったり、また晴れたり そんなことを繰り返しながらも 目の前に青空があるから ずっと爽快感に包まれながら歩き続ける事が出来ました。雪渓も楽しく歩け なんかあっという間でした。

念願の白馬岳 大雪渓にチャレンジできた。天候は快晴で申し分ない条件であった。
栂池高原方面の麓から見た大雪渓の斜面の角度はきつく登れるの?と頭を横切る。
アイゼンを付けていざ登り始め右斜面の落石に注意をしながら進む。
意外とスイスイと登れた。中間地点位になると写真を撮ったり後ろを振り返り大雪渓を楽しんだ。
休憩もせず登り切ったが、少しもの足りなさを感じた。

【稜線歩き】
稜線上にはたくさんのお花が咲き乱れ、何度も足を止めては写真を撮って、なかなか前に進めませんでした。
振り返っては歩いてきた稜線や山並みに見惚れ、見る角度が変わると穏やかに見えたり険しく見えたり。全く飽きませんでした。
お天気が良くて気持ちよく歩けましたが、雷鳥が見れなかったのが悔やまれます。

白馬岳山頂からの稜線歩きは お花もあり素敵な景色あり メンバーとの写真撮影で心癒された

 

【その他】
初めての山小屋泊、まだ頭が興奮していたのもありますが、周りのイビキや寝言などが気になり、あまり寝られず。でも早朝の美しい景色や一面の雲海にはとても感動しました。

お花畑では、頭の中では「アルプスの少女ハイジ」の歌が鳴り続けていました。