鈴鹿の奥座敷〜イブネ・クラシへ個人山行

UPDATE 2021-12-07


【日 程】 2021/11/03(水)
【参加者】 3名
【コース】 杠葉尾登山口ー銚子ヶ口ー水舟の峰ー大峠の頭ークラシーイブネー銚子ー大峠の頭ー水舟の峰ー水舟の池ー銚子ヶ口ー登山口
【記 者】 moto kame


杠葉尾登山口を8時出発する。
マニアックなロングコースと聞き、少し不安もあったが、頂上で苔の庭園を見られる期待の方が大きい。

暫くは杉林の中で高度をあげていく。
銚子ヶ口東峰からは鈴鹿山脈を一望できる。そこから、小さなアップダウンはあるが西峰までは気持ちいい尾根歩きだ。
周りの山々の紅葉は見事で、まるで絵画の世界に入ったかのようだ。
その後も茂った木の間をすり抜け、道が不明瞭な箇所では地形と方向を確認し、痩せ尾根はスリルを楽しみつつ慎重に歩く。長い道のりだが、コースも景色も変化に富み、全く退屈しない。

頂きが近づくと突如、目の前一面に苔の庭園が広がる。何とも不思議な風景だ。青空に緑色の苔が映える。4時間かかって歩いて来た甲斐がある。

下山途中、銚子のピークと水舟の池に立ち寄り、先を急ぐ。
日暮れ時刻を考慮し、安全面から山道が短い林道に繋がる運搬用モノレールルートを選ぶ。
銚子ヶ口東峰から真っ直ぐ進み、モノレールの側の急斜面をジグザグに下り、長い林道を終点まで歩くと間もなくゴールだ。すっかり日も暮れ、9時間を超える歩行となったが、再び、訪れたい魅力的な場所である。

鈴鹿 日本コバ 934.1m例会山行

UPDATE 2021-12-05


【日 程】 2021/11/23(火)
【参加者】 6名
【コース】 奥永源寺渓流の里Ⓟ8:15-如来堂登山口8:35-岩屋10:35-日本コバ11:10~11:25-衣掛山12:05-政所13:15-Ⓟ13:35
【記 者】 KANGETU


 「日本コバ」という名前に惹かれ、一度登りたいと思っていた。

 登山口から階段を登ると登山届BOXがあり投函する。しばらく緩やかな樹林の中を歩く。藤川谷には三箇所の渡渉がある。前日の大雨の影響を懸念していたが、二箇所には橋が架かっており何の問題もない。対岸の斜面の紅葉と太陽の光、そして青い空のコントラストが美しい。徐々に高度を稼いで歩き続けると、登山道の両側に苔生す岩があちらこちらに点在しており、疲れを癒してくれる。post8/18辺り、『豹の穴』という看板があり立ち寄ると、大きな岩の穴が二つ。最近付けられた名前のようだ。赤や黄色の落ち葉を踏みしめて行くと、三回目の渡渉。水量は多いものの無事全員通過でホッとする。ここから、今日一番の急登となり一気に傾斜がきつくなる。ロープの張ってある岩場を登り切ると展望が開けた場所に出る。岩屋「奇人の窟」の看板に導かれ中に入ってみると、結構広く雨風をしのぐのに十分使える所である。政所分岐から南西に向きを変える。目印のテープが付いているので迷うことなく進める。最後の急登で頂上に立つ。周りの木々が伸び展望は望めない。下山は、分岐、衣掛山、政所へ向かった。落ち葉や紅葉と気持ちの良いルートであったが、長い九十九折れの急斜面には少々気が滅入ってしまった。

 晩秋の楽しい山歩きを終えて、さて、名前の由来のコバ(木場)=休憩所は、どこだったのだろうと振り返っている。