【日 程】 2025/05/24(土)
【参加者】 会員6名
【コース】 前山新道登山口ー前山ー銀杏峰ー極楽平ーブナの木ー前山新道登山口
【記 者】 カリメロ
土曜日に雨が続く週末、雨雲レーダーと睨めっこしつつ、午前中は降らないで~と、祈りながら京都を4時半過ぎに出発。
高速は天候が悪い為かトラックが走行しているくらいで、スイスイと3時間ほどで登山口に着いた。
天候を考慮し、秘密の新道から行く方がよいんちゃうか?と、Y師匠の提案で予定の登山開始位置をワープして新道まで車で上がり、
「さぁ!行く準備をしようか!」と、言うタイミングで雨雲レーダーのアナウンス。「あと50分で雨が降ります!」
えぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!と一同愕然とするも素早く準備を整え、いざ出発。
急登なところにはトラロープが随所あり、また登山道を示すテープもあるが、急登続きである。
急登の癒しはウグイスのさえずりとカタクリやタムシバなどの花々たち。「この花かわいいなぁ!」と言うと、T先輩が「これはカタクリやわ~」と、すかさず教えてくれた。
花の名前は全然覚えられないが、見る花すべて教えてくださった。
前山に到着するとまだ雨は降っていなかったが、白山も荒島岳の山頂付近も雲がかかっていて絶景を堪能することができず残念だった。
(また晴れた日にこよう♪)
風も強くなり銀杏峰へと足を速めたが、ちょうど50分経つ頃に雨が降り始め、すかさずレインウェアーを着用し銀杏峰へと急いだ。
銀杏峰山頂付近はガスで真っ白。そんな中、唐突にも雪渓が…ガスで周囲が見えない雪渓に吸い寄せられるように進むリーダーの私。
Y師匠が後ろから、「ルート違うんちゃうか!」と叫ばれたのでマップで確認すると大幅にずれている…。
「あぁ!この雪渓の斜面おりるのか…しまったぁ!」と、先頭3人そろりそろりと斜面を降りて戻ると、他の2人とY師匠は、違うなぁと気づき正規ルートを確認してくれていた。
道迷い、こういう風におこってしまうんだなと実感。
戻るとY師匠が待っていてくれて、先に3人は銀杏峰へと歩いているとのことで進むが、3名の姿全く見えず…。少し遅れて銀杏峰に到着。
「ガスの中では、常にルート確認をせなあかんぞ!分岐の所は、特にしっかり確認せんと。先頭の後ろ歩いていて、おかしいなと思ったら声かけなあかん。」 「先に行けと言うたけど、後が見える範囲で先頭を歩かなあかんやないか、パーティーが分散してしまったら、何んかあったときにお互いの位置が全然わからへんようになるから。」「見える範囲で先頭歩くようにせなあかんぞ!」とY師匠にご指導を受ける。
ガスで何も景色見えず、早々に極楽平からブナの木のルートを下山するも急下降が続く。急下降な上に雨で滑る滑る。ヒヤッとしていると滑って尻もちついてしまい、さらに気を引き締めて慎重に下る。
ここでもY師匠から「事故の97%は下りに起きている。急がなくていいからゆっくり下れよぉ~」と助言。
ゆっくりと慎重に急下降を下りながら、綺麗な花々を写真におさめつつ、無事に林道へと戻った。
こんな天候の日だと他の登山者に遭遇することもなく、水の滴るいい男女は、健康保養施設「あっ宝んど」でさらにいい男女になって京都へ帰りました。
今回は、ルートを2度間違えたりして、地図での現在地確認等の重要性を痛感しました。リーダーとして色々反省と学びも多く、今後の山行で活かして知識と経験を積んでいきたい。