【日 程】 2024/07/26(金)~2024/07/28(日)
【参加者】 会員5名
【コース】 1日目 有峰ハウス泊
2日目 折立駐車場ー太郎平小屋ー薬師岳山荘ー薬師岳ー薬師岳山荘(泊)
3日目 往路を下山ー折立駐車場
【記 者】 Mt.Boku
7月末梅雨明けのはっきりしない北陸地方は天候が安定せずモヤモヤ😓下界は晴れ~曇でも上は怪しい天気が続き、山荘の女将もヘリが飛ばずモヤモヤ。そんな中、少し明るい兆しがありギリギリで決断。
1日目(7/26)有峰までの移動は快適ドライブ、折立🅿️の下見と現地情報を得て、宿泊先有峰ハウスへ。お風呂に入り夕食、食堂から夕日に染まる薬師岳を眺めながら明日登るんだとこの時はまだウキウキしながら夕食をしっかりとり、翌日のために早めに休むけどなかなか眠れないなぁ💦
2日目(7/27)朝弁当を宿で食べ、薬師岳山荘目指し折立5:30出発、太郎平までの長い登りをゆっくりと進む。樹林帯を抜け、三角点からは薬師様を眺めながら歩くが、常にその雄大な姿を見せ続け、歩けど歩けどその距離感は変わらず、なかなか近づけない😂かつ遮る物がないので日差しがキツく傘をさして歩いたり。ちなみに登山届は太郎平小屋である。そこまでは登山ちゃう言うことか😅
ゆっくり歩む私たちでも太郎平までほぼ標準タイムでクリア、ホッと休憩しているうちにガスが上がってきてあっという間にアルプスや黒部源流域の景色が見えなくなってしまった。さ~てもう一登りと気合を入れて出発。この後はたまにスーッとガスが切れると山たちが顔を出す感じ⛰️薬師平キャンプ場の水は心地よく、タオルを濡らすだけで体を冷やしてくれるのでありがたい。
沢沿いの岩場を抜けるとそこはお花畑、チングルマやハクサンイチゲ、ミヤマキンポウゲなどが迎えてくれる。登山道で砂浴び真っ最中の雷鳥の親子ともご対面、逃げないのでじっくりと雷鳥観察。曇天に助けられ長い行程も予定通りで薬師岳山荘到着。翌日の天気はさらに悪いので明朝の御来光登山は諦め、荷物をデポして薬師岳を目指したが、避難小屋跡を超えたあたりで風雨に見舞われ登頂は断念。山荘に戻り、名物のあんみつをいただき疲れを癒す。この後、小屋前にて薬師様がその姿を表し、さらに東〜南には今回最高の眺めとなった黒部源流域、三俣蓮華〜黒部五郎岳さらにその奥にアルプスの山々が姿を見せた。夕食後は眼下は雲に覆われてしまい、早々に部屋戻り翌朝の天気を確かめるがかなり悪そう😂
3日目(7/28)3時頃目覚めると外はガスと暴風、7時の出発に合わせ朝食を摂るが、雨風は収まらずザックを背負って様子を見る登山者もいる。急いでも仕方ないので「ゆっくりしたらええ」という女将の言葉に甘えて8:30まで小屋で待機。コーヒーをいただき女将と語り、偶然居合わせたS氏の同級生(亀岡出身)とも話がはずみ、そんなゆっくりした時間も小屋での楽しみ。
ここの女将さんほんと気さくで暖かくておもてなし上手🥰普段は忙しくてゆっくりは話せないだろうけど、出発を遅らせた分、素敵な女将さんや小屋番さん達とも話せて、ここまででも来る価値ありの山荘(にしては遠いが‥)。
小屋直下の稜線さえ過ぎれば西風だから風はあたらないという女将の助言で出発、女将の言う通り雨も風もない。そしてそこは雷鳥の楽園、お花畑の中にいるいる😍あちこちにひょこひょこ歩く可愛い姿や、警戒しているのかギャッギャッと鳴くオス、雷鳥の親子に先導されて歩いたり、天気が悪けりゃまた楽しみもあります。下りの難所と思われた雨に濡れた沢沿いの岩場は少々気を使ったが、難なくクリア、濡れた木道も尾瀬に比べれば滑らない。
太郎平からもガスガスの中、登りに見えた薬師様もそのお姿は二度と見せてはくれず、こんなに登って来たのかとうんざりするくらいひたすら黙々と下るのみで山行は終了。
薬師岳の雄大さや黒部源流域の奥深さに感動し、大雨に降られなかっただけマシかと自らを慰めつつ、ひと風呂浴びて帰路に着いた。
折立付近登山道で7時頃に熊目撃情報あり。
山荘付近はいつもなら10℃程度だが、この日は13℃と高く稜線のみが爆風で悪天候、下界富山市内は晴れ。
梅雨明け後の8月は灼熱地獄か?3000m級でも熱中症に注意⚠️