【日 程】 2025/09/03(水)
【参加者】 会員3名
【コース】 尾白川登山口ー七丈小屋ー甲斐駒ヶ岳ー七丈小屋ー尾白川登山口
【記 者】 S.S
亀岡を夕方に出発して、途中SAで休憩、仮眠をして、午前2時頃、尾白川の駐車場に到着。予定より少し早いが、ヘッドライトをつけて、登り始める。もちろん真っ暗で何も見えず、ただ前を見て黙々と歩いていく。2時間ほど経ち、ようやく東の空が明るくなり始め、木々の切れ間から日の出がきれいに見え、天気も良く、富士山、八ヶ岳、鳳凰三山も眺められ、今日一日が素晴らしいと予感させる。
五合目からは登り返しの急登で、ハシゴ、鎖場が多くなる。7時すぎに、ようやく七丈小屋に到着。休憩の後、山頂を目指す。これ以降、森林から花崗岩の白い岩場が多くなる。Kさんが雷鳥を見つけ、写真を撮ったり、山岳信仰の石碑石仏にお参りしながら、岩場を慎重に通過していく。8時間かかって、やっと登頂。ここまでの長い道のりを頑張って歩いてきたかと思うと、達成感は格別である。仙丈ヶ岳、鳳凰三山、北岳、塩見岳と南アルプスの山々を眺めながら、ゆっくりと写真を撮り、休息する。
下山の時、七丈小屋からがとても長かった。南アルプス特有の苔むした深い森に感じ入るのは、少しの間、見慣れてしまえば、感動は一歩一歩ごとに薄くなり、だんだん歩くのが嫌になり、一足一足前に出すことだけしか考えない。いつものごとくである。それでも歩いていれば、終わりがあるもので、5時前には駐車場に帰り着いた。それから、入浴、買い物、食事の後、帰路につく。長い長い一日でしたが、とても充実した一日でもありました。