【日 程】 2023/07/15(土)~2023/07/16(日)
【参加者】 3名
【コース】 瓶ヶ森女山〜男山・・・・土小屋〜天狗岳〜石鎚山
【記 者】 へっぴりゴシ
海の日三連休に山のことしか考えていない皆様、いかがお過ごしですか?
話は長くなりますが、三連休に”白峰三山!”って言い出しっぺの私へっぴりゴシがヘルニア腰にと、全く笑えない診断されてしまったので、行き先変更で北陸の”三ノ峰~別山フラワーパラダイス🌻周遊プラン”をY師匠より頂きましたが、ここ最近の北陸地方の天候不安定の影響を加味して、それなら反対側の南へ行こうとターゲットを四国の”剣山~三嶺”への縦走へ変更し、勇んでいつもの変らない三人衆で四国へ出発。
徳島県の見ノ越へは9時頃に到着しましたが、雨・・・まさかの雨( ꈨຶ ˙̫̮ ꈨຶ )少し様子を見ながら色んなコース取りのプランを考えたものの、あゝ無情⤵️。南西からの湿った空気が次々押し寄せ、高知県東部からの雨雲によるザァーザァー降りの雨。雨雲レーダーアプリは登山では役に立た無いことを実感。
雨雲の様子から四国の西部は雨が降ら無いことを確信し、行き先をオアシス石鎚山方面へと変更。高知高速道で北へ進むと見る見る晴れ間、道も乾いてる。3人の内の誰かが余程の悪事を犯したに違い有りません。まさか三連休に車で四国を縦断することになるとは…
昼過ぎにようやく西条市へ着きファミレスでお腹を満たし、いざUFOラインを通って瓶ヶ森へ。
そう、この日はもう遅いので、へっぴりゴシの提案で瓶ヶ森の避難小屋で一泊するのが目的。瓶ヶ森は駐車場からほぼ登りもなく徒歩2、30分で避難小屋やキャンプ場へ到着できる最高の宿泊地。しかも綺麗♡
車でUFOラインを走っていると途中、突然の大雨とガスでホワイトアウト寸前😓「これ大丈夫?しまなみ海道でも通ってもう京都へ帰るか!?」との意見も出ましたが、我々は山屋!海だけ見て帰ったら、今後は”海人(うみんちゅ)”Tシャツ着て山に行かなければ!って事で、Y師匠の巧みな運転で高度を上げていくと、瓶ヶ森へ近付くにつれ雨も止み、道も乾いているじゃあ~りませんか!どうやら瓶ヶ森まで高度を上げると降っていなかったようです。本日、やっと山が歩ける♬
前置きが非常に長くなってしまいましたが、17時前に山行開始。
広い駐車場からザックを背負って山道2、30分の歩行をし、避難小屋へ到着。綺麗に掃除されていて気持ちのいい避難小屋です。暖の取れる寝具類も常備されており、整備頂いている方には本当に感謝です。
キャンプ場から雲間にほんのわずかな夕陽を眺めつつ、天気図に照らし合わせ、こうやって雨雲が出来るのかを実感しながら、夕飯と少しばかりのお酒を頂いて1日目は無事終了。
2日目、明け方までに何度か目が覚めるような雨音に起こされながら、朝を迎える。一瞬、海人Tシャツが頭をよぎるも、準備が整った頃には晴れ間も見え始め、せっかく来たので、瓶ヶ森の女山と男山を周回。雲が沸き立つ石鎚連峰の山々を眺めながら、「山に登れてよかったぁ~!」っと3人は実感し、海人Tシャツは消えて行きました。女山は360度の大パノラマ、南は石鎚山、北は瀬戸内海、東は昨日の剣山がまだ雲の中、西は豊後水道。男山は眼下に切れたつ岩山。とにかく風が強い💦
瓶ヶ森を満喫し、この後は石鎚山のT稜へ・・・って、「へっ?装備無いけど」・・・「まぁ、大丈夫!これまで練習を積み重ねてるんだし」のY師匠の言葉を信じ8時半頃に土小屋から登山開始。3連休もあって既に多くの登山客。ゆっくり高度を上げ、昨日宿泊した緑輝く瓶ヶ森を眺めながら”ベンチ3”へ。ここからT稜に取り付き、急斜面の笹原を藪漕ぎでルートファインディングしながら、高度感を楽しみ天狗岳へ慎重に進みました。天狗岳は多くの人々。こんな所で大勢がワイワイしているのを見てるだけでお尻がムズムズするので、早々に石鎚神社へ。下山は汗ブルブルで登ってこられる皆さんへ「こんにちは!お疲れ様です」「頑張ってください」と声掛けしながら13時前に土小屋へ下山。頑張って登っている小さなお子さんを見ると元気がもらえます。そう思うヘルニアへっぴりゴシはもぉ、歳なのかなぁ?
帰りは、松山方面の石鎚スカイラインを使って帰路へ。なんとも見晴らしのいい快適な2車線道路で、こちらから見る三角形に天を刺す石鎚山の山容があまりにもカッコよく、感動しながら松山市へ。
帰路の途中は、お決まりのお風呂♨️「国民宿舎 古岩屋荘」で昭和レトロな雰囲気のある良いお湯で汗を流し、「道の駅 天空の郷・さんさん」で食いしん坊3人集は冷たいおうどんで小腹を満たしつつ、瀬戸大橋の与島SAで瀬戸内の眺めを堪能して京都へ
今回の山行では、天気を読み解く難しさと、雨雲のでき方。万一に備えての予備のプランニングが大切なことを学んだ2日間でした。
”白峰三山”、”三ノ峰〜別山”、”剣山〜三嶺”とリベンジ山行貯金が増えました。
また今度計画する時には皆さんもご参加を・・・
P.S. 地図の読図も大切ですが、天気図の読図を目の当たりにする山行も楽しいですよ。ただし、くれぐれも安全にです。